サイドオーニングの自作方法5つ紹介！カーサイドタープとの違い・ロールスクリーン利用方法

キャンプのシーズンになると、休日を利用してキャンプに出かける人が増えてきます。キャンプ場で宿泊する人も多いため、現地では多くのテントが設営されているのが目立ちます。なかには、テントの代わりに車を利用している人もいます。

車中泊を行っている人のなかには、車とサイドオーニングを連結して利用している人もいます。日差しや雨対策にもなるため、最近ではカーサイドタープやカーサイドオーニングを家で自作して使う人もいます。しかし、自分で自作するにしても作り方が分からないとできません。

そこで今回は、サイドオーニングの自作方法を5つ紹介します。ロールスクリーンを使った方法などもあり初心者でも簡単に始められるので、ぜひチェックしてください。

サイドオーニングとは車の屋根に設置することで日よけや雨よけに役立つキャンプの定番アイテムです。オーニング（Awning）とは日よけや雨覆いを意味する英単語です。

一度取り付けてしまえばいつでも簡単に設営・収納することができるので、サイドオーニングを張った下に机や椅子を設置すれば、いつでも気軽にキャンプなどアウトドアアクティビティを楽しむことができます。

サイドオーニングと似たようなアイテムでカーサイドタープが挙げられます。両方とも強い日差しや雨対策として利用されるため、同じものだと思っている人は多いです。しかし、実際は似て非なる部分もあります。

まず、設営はサイドオーニングのほうが簡単であり、初心者にとっては便利です。しかし、値段のほうはサイドオーニングよりカーサイドタープのほうが比較的安いです。設営の仕方も、サイドオーニングはポールを立てる必要があります。

一方でカーサイドタープのほうは、タープの一部を車に固定して使用するため、車が支柱代わりになっています。通常ならサイドオーニングは常設された状態ですが、自作の場合は使用時に取り付けるため、その点はあまり大差ありません。

サイドオーニングを利用したいと考えている人は多いですが、使用者によって持っている車の種類も当然異なります。車の種類も豊富なため、自分の車ではサイドオーニングを利用できないと思っている人もいます。

しかし、サイドオーニングが利用できない車は特に存在しません。ハイエースやキャラバン、ジムニーや軽自動車など、どのタイプの車でも利用可能です。場所さえ確保できれば問題ないため、どの車であっても安心して使えます。

サイドオーニングの自作に必要な素材は、家にある身近なもので問題なく作れます。サイドオーニングを車と連結して使用するには、立てかけるための棒が必要です。自宅にある洗濯用の竿であれば、サイドオーニングに差し込んで立てかけるのに使えます。

差し込む際は、生地の先端に差し込み、洗濯竿が伸びきるまで伸ばします。伸ばしきった棒を安定して立たせるために、ペグや石などでしっかり固定すれば問題ないです。しっかり固定できれば、安心して過ごせます。

サイドオーニングのタープ部分には、テント生地を使うのをおすすめします。自作のサイドオーニングのため、自分好みのテント生地を使えるのが嬉しい点です。シンプルなタイプからおしゃれなものまで、好きな生地を選びましょう。

生地を決めたら棒を差し込む穴を開ける必要がありますが、穴の数も自由に開けて問題ありません。大きさのほうも好きなサイズにできるため、連結する車に合わせて自作するのもベストです。すべてにおいて自分好みに仕上げられます。

自分で自作するサイドオーニングのため、見た目のデザインや大きさなどは自由に決めて問題ないです。しかし、強度のほうは非常に重要であり、強度の弱いサイドオーニングだとすぐに劣化して使えなくなります。

強度を高めるためにも、使用するポールはスチール製を使うのがおすすめです。また、使用する生地はナイロン製が丈夫で強度も強いです。サイドオーニングを自作する際には、見た目や大きさだけでなく、強度にも気を付けて行うのが重要です。

キャンプで定期的に使用するため、なるべくは上質な素材で自作するのが理想です。しかし、コスト面を考慮して低価格で自作したいと考えている人も多いです。少しでもコストを抑えるために100均のアイテムを使うのもおすすめです。

100均で販売している素材であれば、少々太い棒やロープ、ボルトやナットなどの取り付けに使う材料も100均で揃えられます。タープの生地は100均で揃えるのは厳しいですが、それ以外のものを低コストに抑えるのは十分可能です。

サイドオーニングの自作には、自宅や職場の窓に取り付けられているロールスクリーンを使っても問題なく行えます。ロールスクリーンは、強い日差しの対策にも向いており、サイドオーニングの素材に利用してもその効果を発揮します。

見た目のデザインもシンプルなものからおしゃれなものまで数多く揃っており、自分好みのデザインが見つかりやすいのも魅力です。日除けとして非常に優秀な役割を果たすため、ロールスクリーンを使って自作するのもおすすめです。

オーニングの下で焚き火やバーベキューなどのを行うと、火の粉などが生地に飛んで燃える恐れがあります。最悪な場合、周辺が火事になってしまう危険性もあり、オーニングの下で火を扱うのはおすすめしません。火の使用時は、離れた場所で行うのが安全です。

サイドオーニングのデメリットとして、風に弱い点が挙げられます。そのため、風の強い日に使うのは危険なためおすすめしません。キャンプを楽しく過ごすためにも、風の強い日での使用は控えて車内で過ごすのが安全です。

サイドオーニングは消耗品であるため、長期間使うのは難しいです。メーカーや材質によっても使える期間が異なり、穴などが開いている場合は使えなくなります。使用前や使用後には、点検を欠かさずに行うのをおすすめします。

自作したサイドオーニングは自分好みのオリジナルにアレンジできるため、使用時は快適に過ごせます。おしゃれなデザインに仕上げたら、周囲からも注目を浴びて人気を集めます。サイドオーニングを自作して楽しいキャンプに出かけましょう！