ヘキサタープの張り方6種類を紹介｜シェルター張り・1本張り・アレンジも！ソロは？

ヘキサタープをご存知ですか？六角形のタープで、張り方にさまざまなアレンジ方法があり大変便利なアイテムとして人気があります。四角いタープなら想像ができるけど、六角形の布の張り方が分からない、またわざわざヘキサタープを選ぶメリットがあるのか疑問に思う方もたくさんいます。

またヘキサタープは特別な形をしているので、設営が難しそうにも見えます。しかし実はヘキサタープの設営はそれほど難しくありません。コツを抑えればソロキャンプでも初心者でも簡単にヘキサタープを張れます。

そこで今回はヘキサタープの魅力と共に、シェルター張りや1本張り、小川張りなどさまざまな種類の張り方を一覧にしてご紹介します。ぜひ最後までご覧いただき、自分のキャンプスタイルに合う張り方を見つけてください。

タープを張るとキャンプの空間が広がり、暑い日差しや雨濡れを防いで屋外でも快適に過ごせます。特にヘキサタープを張った場合は、見た目がテントのようなスクリーンタープとは違って、天井が高く開放感のある空間が特徴的です。

ヘキサタープは六角形の布を自由にアレンジして機能の異なるタープ空間を作れます。必要な状況に合わせた形のタープを張れるので大変役に立つアイテムです。作業もさほど難しくないので、天候がいい日はひとりで設営できます。天候別におすすめの張り方を紹介しますので、チェックしてください。

• 日差しが強いとき：太陽の動きに合わせて張るのがポイント。とくに西に傾けると、夕日を避けられるのでおすすめ
• 風が強いとき：ポールを2本にすると浮きにくくなる。ロープもたるみないように張るのがポイント
• 雨が降りそうなとき：テントと連結させておくと、急な雨でも安心

ここではヘキサタープとレクタタープの違いについて、解説していきます。ヘキサタープの魅力はいろいろなアレンジができる点で、レクタタープは広い居住スペースが作れます。利用シーンに合わせて、適したタイプを選んでください。

タープは風に弱いです。そのため風が抜けるように設置する必要があります。強風が直接タープに当たると、その衝撃で崩れてしまう恐れもあるので、必ずヘキサタープを張る際は、風上と風下を確認しておきましょう。

タープを日差し除けに使う場合は、設営時に太陽の位置を確認しておきましょう。日差しの向きは、数時間後は変わっています。時間の経過とともに西側に動いていく日差しの向きを考えてタープを設営すれば、あとからやり直す必要もありません。

丈夫なタープを張るには、しっかりした地面を選びましょう。石ころなどの障害物が多い場所や水気のある地面はペグを思った場所に打ち込めません。平たんな場所ならペグを打ち込みやすくしっかり固定できます。

タープの設営を避けたい場所は屋外での活動が危険な場所です。崖下は上からの落石の可能性があるため危険が伴いますし、川沿いにタープを建てる場合は増水の可能性のある場所には行かないようにしましょう。

平場でも木が1本しか立っていないところは落雷の危険が、枯れ木や古木の下も枝の落下が予想されるので避けた方が無難です。草木が生い茂っている場所は、足元が見えず危険な生き物が潜んでいるかもしれないのでやめましょう。

アレンジによって機能が変わるヘキサタープ。ここではさまざまな機能性を発揮する便利な張り方をご紹介します。スタンダードな張り方から人気の小川張りなどさまざまな方法を取得して、キャンプに活かしましょう。

2本のポールを使ったベーシックな設営方法です。まずタープを設置したい場所に広げておき、組み立てた2本のポールを中央に挟むようにして立てます。タープとポールをロープで結び付け、自立させたら、4隅のロープを引っ張り、地面にペグで固定して完成です。

一番簡単なタープの立て方です。もちろん大人数でやれば簡単に設営できますが、風の穏やかな日ならひとりでも簡単に立てられるのでぜひ覚えておきましょう。

ロースタイルは目隠し効果の高い張り方です。設営方法はベーシックスタイルと同じですが、片側のポールを短くして地面に近い位置に設置するので背後の視線をシャットアウトできます。

視線だけではなく雨風もしのげるので、天候の悪い日のキャンプでも活躍してくれます。タープの高さに合わせて、椅子やテーブルなどもロータイプに揃えましょう。子供の目線に合わせてのんびり過ごせるので家族キャンプにもおすすめです。

アウトドアブランド「ogawa」が販売したシステムタープを、あるキャンパーがロープやセッティングテープを使って真似たのが始まりで人気が出た設営方法を小川張りといいます。テントの上にタープを被せるように設置する方法で、前室部分が広く使えて雨キャンプにも便利です。

手順はまず上部にセッティングテープを繋げたポール1本をテント後方に自立させます。そしてセッティングテープをテント上に通してヘキサタープと繋げましょう。最後にテント前にヘキサタープをたてれば完成です。

センターポールを1本しか使わなくてもヘキサタープは設置可能です。1本張りはロースタイルにやや近い張り方ですが、後方にポールをたてない分更に低く背面からの視線をブロックできます。

まずタープを地面に広げて前方に立てたポールと繋げます。そしてタープに付いているロープを引っ張り、ペグダウンすれば完成です。ひとりでも簡単に設営でき、目隠し効果や風除け・雨除けが期待できます。

ポールを4本使って設営すれば、スクリーンタープのように視界が開けて自然の景色を堪能できます。まずヘキサタープを地面に広げて、タープを挟んで前後左右に2本ずつポールを立てましょう。ポールとタープをロープで繋げて、最後にペグダウンすれば完成です。

中央ポールの片側にもう2本追加してポールを立てれば、背後を壁のようにして設営ができます。タープがL字型になるので後方からの雨風や視線防止に便利です。

6角形すべての角にポールを設置して天井の高い開放感のある屋根を作りましょう。タープの大きさを最大限に広げて使えるので、BBQやグループキャンプのリビングとして活躍してくれます。

まずメインポール2本の位置を決めて、地面に広げたタープと繋げます。ポールを立てたらロープ2本でしっかりとペグダウンして固定しましょう。残った4角に同じようにポールを繋げて立てていきます。雨が降ると水が溜まるのでその都度水を落として使いましょう。

ソロキャンパーの方を中心に人気の、ハーフサイズのシェルター張りをご存知ですか？これはタープを半分に折って設置し、テントのように使えるためこのように呼ばれています。

少し狭さを感じる方もいるかもしれません。その際は、デイユースとして利用してください。もちろんシェルター張りで宿泊している方もいますので、気になる方はぜひ挑戦してみてください。

ソロキャンプは自分1人でタープを張らなければいけません。1人で上手くタープを張るには、ポールを立てる前にロープをペグで固定しておくのがコツです。

ロープを先に地面に固定するとポールを立てた際にロープが自然と引っ張られて倒れにくくなる仕組みです。ソロキャンプでもタープを使いたいと考えている方や実際やっているけど苦労している方などタープ設営が楽になるので試してみてください。

それでは基本のヘキサタープの張り方を紹介します。キャンプ初心者の方は、まずはこちらの張り方からチャレンジしてみてください。慣れたらポールの長さを変えて角度をつけてみるのもおすすめです。

1. 場所を決める　
2. メインポールを立てる　
3. タープをたるまないように張る　
4. サイドの張り紐をペグダウンして固定する　

ヘキサタープを使ったさまざまな設営方法をご紹介しました。自分の求めている状況に見合った張り方はありましたか。ヘキサタープの張り方は覚えておくと大変便利ですので、ぜひ設営方法をマスターしてキャンプを快適にしてください。