レクタタープの張り方9種類！おすすめのアレンジ方法も【初心者も】

タープが欲しいけど張り方が分からずに購入するのを足踏みしている方もいますよね。タープなしでもキャンプはできますが、タープはあったほうが快適です。事前にタープを張るコツを覚えて、快適にキャンプを過ごしましょう。

キャンプ初心者やソロの方には、簡単に張れるシンプルな構造のタープがおすすめです。長方形のレクタタープは、もっともシンプルでオーソドックスな構造のタープで簡単に設営可能です。またテントとタープを連結させる小川張りやメインポール1本で設営できるシェルター張りなど、さまざまなアレンジ方法もあります。

本記事では、レクタタープの張り方のコツを解説します。初心者向けの基本的な設営方法や簡単に綺麗に張るコツについても説明するので、参考にしてみてください。

レクタタープは、ポールの使い方によっていろいろなアレンジができるのが魅力のひとつです。形状は長方形でグロメットと呼ばれるハトメが8箇所にあるので、自由自在に好きな形に設営できます。

またタープの中でもっともシンプルな形で、綺麗に素早く畳めて撤収もラクにできるため初心者でも簡単に設営可能です。さらにいろいろな形にアレンジでき、本格的なキャンパーにも人気があります。

もっともオーソドックスなレクタタープの張り方が2本のメインポールと4本のサイドポールを使ったスタイルです。高さを出せるため、サイトの空間を広く使い方におすすめです。

メインポール1本につきガイロープを2本使い、タープの中央にメインポールを立てます。ガイロープのテンションをしっかり張って立ち上げましょう。メインポールが立ったら、タープの四隅のサイドポールを立てて完成です。

横からの雨風や西日を避けたい時は、メインポール2本とガイロープのみで角度をつけたスタイルがおすすめです。サイドポールの高さの分、タープが低くなるので、傾斜がついて雨風を防げます。

メインポール1本につきガイロープを2本使い、タープの中央にメインポールを立てます。ガイロープのテンションをしっかり張って立ち上げましょう。メインポールを立てたら、タープの四隅にガイロープを結びテンションを掛けてペグダウンして完成です。

風が強い日やプライベート空間を作りたい時は、片側をペグダウンする張り方がおすすめです。風上側や隣のキャンプサイト側をペグダウンして、タープを壁のように設置します。

その①で設置したタープをアレンジします。風上のサイドポールを2本外して、タープを地面にペグダウンします。しっかりとテンションを掛けて張ると、強度の高いタープを設置できます。風下側のポールは、好みの高さでメインポールかサイドポールを選びましょう。

状況に合わせて張り方をアレンジできるのがレクサタープの魅力です。雨の日には、雨がタープにたまり、倒壊しないように雨水の通り道を作りましょう。

その①の張り方をアレンジします。タープの出口側にガイロープを通し、しっかりテンションを掛けてペグダウンします。ここに角度をつけると、雨がたまらずスムーズに流れ落ちてくれます。ちょっとした工夫で、雨の日でも快適にキャンプを楽しめます。

もっとも人気があるレクタタープの張り方のコツをいくつか紹介します。

1. 短い辺の側を風上に向ける。
2. メインポールの位置をしっかりと定める。メインポールを取り付けるグロメットからメインポール1本分の距離を測り、印を付けます。その印からポールを右回りに45度回したところにペグを打ちます。左側も同様にペグを打ちます。この2箇所がメインポールとガイロープを結ぶペグです。
3. サイドポールは、ロープとペグが同一線状にまっすぐ並ぶように打つのがコツです。

小川張りは、テントとタープを連結するコンパクトで、おしゃれな張り方です。テントとタープの隙間がないので、雨の日でも快適にキャンプを楽しめます。

テント後方にメインポールを設置し、そこから専用のセッティングテープを使って、テントとタープの隙間をなくすように張ります。狭い区画サイトでも設置でき、見た目もかっこいいので、非常に人気がある張り方です。

雨天時には4辺の中央にポールを設置するとタープの4隅が下がり、雨水をサイドに流してくれます。さらにコンパクトになり、タープの高さが低くなるので、濃い日陰を作れます。また、防風性が高まり、強度が上がります。

4辺の中央にポールを立て、タープを立ち上げます。四隅は、ガイロープでしっかりテンションを掛けてペグダウンします。短い辺を風上に向けて、風の抵抗を受けにくくします。

大きなリビングスペースを作りたい方は、同じ高さのポールを4本立てて、平面屋根スタイルのタープ張りがおすすめです。レクサタープの面積を最大限に生かせるので、大人数のキャンプでも快適に過ごせます。

設営は至ってシンプルで簡単です。四隅にポールを立てて、ガイロープにテンションをしっかり掛けてペグダウンするだけです。風の抵抗を大きく受けるので、強風の日は、おすすめできません。

大人数のグループキャンプでは、テント2つの全室をレクタタープで繋いで、共同リビングを作る張り方がおすすめです。テント同士をタープで繋ぐので、サイトに一体感が生まれ、大人数で楽しく快適に過ごせます。

設営も非常に簡単にでき、タープも1つだけでいいので、時短と荷物の縮小を同時に叶えてくれます。寝室スペースが2つ必要なキャンプにおすすめです。

大人数でキャンプする時は、2つのタープを連結するスタイルがおすすめです。レクタタープは、長方形なので、タープ 同士を簡単に連結できます。

連結したい部分のグロメットを重ねて、そこにポールを挿入するだけです。2枚タープがあれば、幅広いアレンジができるので、臨機応変に人数や天候にアジャストできます。また、連結する2枚のタープが同じものなら、見た目の統一感が出て素敵なキャンプサイトが作れますよ。

簡単に張れて、いろいろなアレンジができるレクタタープ。何種類か張り方を覚えるだけで、天候などの変化に臨機応変に対応できます。自分のキャンプスタイルに合ったレクサタープの張り方を覚えて、より快適で楽しいキャンプを楽しみましょう。