チェストベッドのおすすめ4選｜ニトリ・無印などの人気メーカーや選び方も紹介

家具の中では大きい部類に入るベッド。快適な睡眠環境を作るために欠かせないものですが、ベッドを置いたら部屋が狭くなり洋服タンスが置けないとお悩みではありませんか？洋服タンスを置くスペースはあっても、圧迫感が出るのが気になる人もいますよね。

そんなとき、チェストベッドを選べばベッドのスペースで、寝床と収納を兼用できます。ニトリやアイリスオーヤマでも販売されていますが、チェストベッドにも種類があるため、用途に合わせて選ぶことが大切です。

何を基準に選べばいいかわからず適当に選んで後悔しても、簡単に買い直せません。そこで、この記事では、購入前に知っておきたいチェストベッドのメリット・デメリットや選び方を紹介します。

チェストベッドはベッドの下に引き出しが付いていて、シーツや毛布などの寝具や衣類を収納できるベッドです。収納ベッドとも呼ばれています。引き出しの数で収納力も変わってきますので、用途に合ったタイプを選ぶことが大切です。

チェストベッドにはさまざまなメリットがある一方で、デメリットも存在します。購入してから後悔しないために、メリットとデメリットの両方を理解しておくことが大切です。

チェストベッドのメリットは、場所を取るベッドの場所に収納スペースを確保できることです。ベッドにタンスの機能が付いたことで、デッドスペースを有効活用できます。大容量タイプであれば、タンスを買わずに済むので経済的です。

また、ベッド下に収納スペースを設けたことで高さが出て、ベッドからの座り立ちがしやすくなり身体への負担を軽減できます。ベッドと一体化したデザインは、見た目もスッキリとしておしゃれに見え、生活感が出にくいのもメリットです。

チェストベッドはベッド下の通気性が悪くなるため、湿気でカビが生えやすいのがデメリットです。チェストベッドを選ぶのでれば、湿気対策・カビ対策は欠かせません。床板に除湿シートを敷くか、引き出しの中に除湿剤を入れるなどの工夫をプラスしましょう。

また、定期的にマットを上げたり、引き出しを出したりして風を通すことも大切です。その際、扇風機で風を当てる、エアコンの除湿を使う、部屋を換気するなども取り入れましょう。

一人暮らしやあまり収納したい荷物が多くないのであれば、引き出しが1段のスタンダードタイプがおすすめです。メーカーや製品によって1段でも引き出しの数やサイズは異なります。荷物に合わせて最適な容量を見極めてください。

スタンダードタイプはさほど高さが出ないため、圧迫感を抑えたいときにもおすすめです。

収納したい荷物が多い場合は、引き出しが2段の大容量タイプをおすすめします。さらに、大容量にこだわりたいのであれば、引き出しに加えて床下収納があるかも確認しましょう。長いものや引き出しに入らないものなども収納しておけます。

チェストベッドを1人で組み立てるのに不安がある場合は、引き出し部分が完成した状態のBOXタイプをおすすめします。フレームは組み立てが必要ですが、引き出しよりも構造がシンプルなので、取り扱い説明書を見ながらであれば1人でも組み立てられます。

引き出しの向きは間取りに合わせて決めるのがおすすめです。確認せずに購入すると、引き出しが出せない可能性があります。チェストベッドを設置する場所に合わせて、引き出しの向きもしっかりと確認しましょう。

模様替えや引っ越しを前提に選びたいのであれば、左右の入れ替えができるタイプが便利です。

チェストベッドの床板は主に、パネル床とすのこ板に分かれています。床板によって寝心地が変わるので、用途に合わせて選びましょう。

耐久性を重視して選びたい場合は、パネル床がおすすめです。支える面積が広いため耐荷重も100kg～200kg前後のものが多く、体格がいい人にも向いています。

ただし、通気性が悪いため敷き布団で使用したい人には不向きです。床板の表面がツルツルしていると、マットレスが滑りやすいことも留意しましょう。

通気性を重視したいのであれば、すのこ床がおすすめです。製品による違いもありますが、敷き布団で使用できるものもあります。ただし、通気性がいい反面耐久性は高くありません。

また、通気性がいい=湿気が下に逃げることも留意しましょう。収納スペースに入れた衣類や寝具が湿気らないよう、除湿剤・除湿シートを入れておくと安心です。

ヘッドレスタイプは、見た目がスッキリしていて圧迫感が出にくいのがメリットです。スペースが限られる部屋でも、ヘッドボードがないだけでだいぶスッキリして見えます。ベッド周りに小物を置けませんが、空間を広く見せたいときにおすすめです。

枕元にスマホ・目覚まし時計・メガネ・腕時計など、小物を置くスペースが欲しいときは宮付きを選びましょう。手が届く範囲に必要な小物を置いておけるので、朝起きてすぐに必要なときにも安心です。

ただし、宮付きは圧迫感が出やすいので、高さなども考慮して選ぶといいです。収納力を求めるのであれば、ヘッドボードのサイドに隠し扉や引き出しが付いているかも確認してください。

寝る前に本を読みたい、枕元に間接照明が欲しい、スマホやタブレットを充電したいときなどは、ヘッドボードにコンセントやUSBポートがあるものを選びましょう。ベッド周りを快適な空間にしたいときにもおすすめです。

チェストベッドを選ぶ際は、耐荷重の確認も欠かせません。確認する場合は、寝る人の体重にマットレスや布団の重さもプラスしてください。

また、製品に表示されている耐荷重は、静止状態を想定したものです。ベッドの上で飛んだり跳ねたり、人や寝具以外のものを乗せないでください。

マットレスは厚さ20cm以下のものがバランスよく、おすすめです。20cm以上の厚みのあるマットレスだとベッドに高さが出過ぎてしまい、立ち座りがしにくくなってしまいます。そのため、厚さ20cm以下のマットレスを選ぶと失敗しにくいです。

ニトリには、スタンダード・大容量、シングル～キングまでチェストベッドの種類が豊富です。ヘッドボードの有無やカラーなど、用途や好みに合わせて選びたい人に向いています。機能性にも優れているのに、手頃な価格で購入できるのも魅力です。

ラインナップの豊富さでは、アイリスオーヤマもおすすめです。チェストベッドのサイズはシングル・セミダブル・ダブルの3種類ですが、スタンダード・大容量まで選択肢が豊富に揃います。リーズナブルな価格でも高見えするデザインが豊富なのもポイントです。

無印良品はチェストベッドの選択肢は少ないものの、既存のベッドに合わせてベッド下収納をプラスできます。収納スペースが欲しいけど、ベッドの買い替えが難しい人におすすめです。キャスター付きなので、スムーズな出し入れを可能にします。

ニトリのチェストベッドには「アザン」と「ジオ」の2種類があります。2つのベッドの違いは、ジオはチェストタイプのみなのに対して、アザンは浅引タイプとチェストタイプの2つとなっています。

また、アザンはライトとコンセントが2口付いているのに対し、ジオはコンセントが一口のみです。価格もジオの方が1万円ほど安く販売されています。

チェストベッドを選べば、ベッドのスペースで衣類や寝具の収納も可能になります。部屋が狭く、ベッドを置くと洋服タンスが置けないときは、チェストベットを検討しましょう。迷ったときは、この記事で紹介した選び方を参考に、最適なチェストベッドを見つけてください。