和室や畳に合うベッドのおすすめ5選｜ニトリにある？凹み防止・湿気対策も！

ベッドといえば洋室のイメージが強いですが、実は和モダンの流行からも分かるように、コルクマットや畳タイプなど和室で使うことをイメージした和室に合うベッドが人気となっています。

畳にベッド置いて傷つかないか不安、カビが生えないかなど衛生的な心配、そもそも本当に和室とベッドは合うのか、手入れやレイアウトの方法など疑問や不安を抱く方も多いようです。和室で使用している畳は柔らかくデリケートな素材のため、凹み防止の対策を知っておくときれいな和室を保てます。

「部屋が畳だから、賃貸で和室しかないから」と諦めている方へ向けて、ここでは快適な和室の寝室をつくるために、和モダンを基調としたインテリアで素敵なベッドルームを実現させるポイントをご紹介いたします。ニトリ・無印のベッドについても必見です。ぜひ最後までご覧いただき、和室とベッドの融合された空間を楽しんでみましょう。

畳にベッドを置くなら、和室ならではの低い視線が保てるタイプが適しています。床に座るスタイルに合わせると、モダンな雰囲気の空間が作れるからです。また、装飾が少なくシンプルなデザインのものを選べば、畳への影響も抑えられて賃貸にお住まいの方も気兼ねなく使用できます。

和室にぴったりなベッドの種類は以下のようなタイプがあるので、ライフスタイルやお好みで選んでください。

• ローベッド・フロアベッド：脚がなくソファよりも低いため和室に最適
• すのこベッド：畳に湿気がこもらずカビの発生を低減
• 折りたたみベッド：折りたためばベッドマットや布団をそのまま干せて衛生的
• たたみベッド：和のイメージはそのままに、布団やマットなしでごろ寝できる

和室になじむベッドならば、無機質なスチール製よりも自然素材の木製がおすすめです。また、重圧感のあるレザー製よりも、布製のファブリックテイストが合います。

また、床板がすのこになっている天然の素材のベッドは、余分な湿気を吸ってくれるのでカビ対策もなります。床板が畳で出来た畳ベッドも、い草と和室との相性が抜群です。

派手な色や鮮やかな色は、落ち着いた和室の雰囲気には合いません。デザイン性の高い空間づくりのためには、和室になじむ色をチョイスするのが大切です。具体的には、

• 土や樹の色となる自然の「茶色」
• 畳の原料のい草をイメージさせる「緑色」
• 和モダンに調和する優しい「ベージュ」
• 漆喰の「白」
• シンプルで清潔感のある「黒」

具体的には上記のようなカラーのものがおすすめです。

天井や鴨居が低い和室の作りには、床から床板までの高さが30cm以下の低いロータイプがおすすめです。ベッドを低くして圧迫感を感じさせずに、さらに布団感覚で使用できます。

ベッド下を収納スペースにすると空間を有効に使えます。その際は床板までの高さが40cm以上あるとたっぷり収納できるのでおすすめです。

畳への影響を考慮するならば、脚のないタイプのベッドを選びましょう。ほとんどが4～8本の脚でベッド全体の重さを支えています。細い脚や、脚の数の少ないものは、脚の部分に強い負荷がかかってしまい、畳の傷みの原因になります。

脚のないタイプを選んでおけば、ベッドの負荷が底全面に分散されて畳が凹みにくくなります。

ヘッドボードとは、ヘッドの頭側に付属している板をさします。ヘッドボードがある製品とない製品では、インテリアの雰囲気以上に使い勝手が異なる場合もあるので、それぞれのメリットとデメリットを確認してぴったりなアイテムを選びましょう。

【ヘッドボードのメリット】

• 小物やランプなどちょっとした収納に使える
• 読書やリラックスタイムの背もたれにもなる
• コンセントの差し込み口があるタイプならスマホなどの充電も可能

【ヘッドボードのデメリット】

• 部屋に圧迫感が生じる
• ホコリが溜まりやすい
• 壁との間に空間があると枕が落ちる

これまでの販売実績や商品の特徴からお気に入りのブランドやメーカーを見つけ、そこから購入するのも1つの方法です。以下は和室に合うベッドを展開しているおすすめのメーカーです。

• LOWYA（ロウヤ）：
  北欧デザイン×和を取り入れた木目の美しさが際立つおしゃれなローベッドを多数展開
• タンスのゲン：
  多彩な品ぞろえが魅力！特に折りたたみ式のベッドの種類が豊富
• タタミ工房こうひん：
  創業100年超の老舗畳メーカーが自社工房製作！寝心地の良さと収納力がポイント
• 家具レンジャー：
  これまで培ってきた確かな技術と豊富な経験で、永く使える安心の畳ベッドを展開

ベッドとマットレスの両方手に入れなくても、マットレスに脚だけついたタイプのベッドもあります。ヘッドボードなど余計なものがついておらず、シンプルですっきりとしたデザインです。畳に接する面は脚だけなので、和室との相性もgoodです。

和室に合うベッドは、お馴染みのニトリや無印でも取り揃えられています。ニトリや無印は、比較的リーズナブルでデザイン性も機能性もよく、安心して購入できる商品です。

ニトリでは、い草タイプと和紙畳タイプの2種類の畳ベッドが販売されています。収納スペース付きなので衣類の整理ができます。

無印のシンプルかつナチュラルな木製ベッドは、和の雰囲気にピッタリです。賃貸にもおすすめできるデザインですが、脚付きのベッドは畳の負荷を考えて購入しましょう。

畳の凹み対策として、圧がかかるのを最小限に抑えるためベッドの脚の下に厚みのあるコルクやフェルトを敷いてワンクッション挟むのがおすすめです。

コルクマットは弾力性があり、色や素材が自然のい草とマッチするので和室にも適しています。フェルト生地も柔らかな印象を与える素材なので、落ち着いた和空間に最適です。

畳の上にベッドを置く場合は、あらかじめ凹み対策をするのがおすすめです。ここでは凹み対策ができるベッドの選び方・敷物について解説しますので、参考にしてください。

ベッドは重いので、なるべく太脚やフレーム全体で支えるタイプの商品を選んでください。細い脚やフレームの一部で支えるタイプだと、その部分に負荷がたくさんかかって畳の凹みにつながります。なるべく負荷を分散させるのがポイントです。

ベッドの下全面にカーペットやマットを敷くと畳の凹みだけでなく傷防止にもなります。その際におすすめ素材はウッドやコルクです。これらは表面にダニが発生しづらい材質でおすすめです。

また、ベッドを移動させるときは2人以上で持ち上げるようにして動かしてください。どうしても1人で動かさなければいけない場合は、畳の目に沿って動かせば畳へのダメージが抑えられます。

ベッドの下は、湿気がこもりがちになり、カビやダニの繁殖しやすい空間です。そのため湿気対策の一つとして、湿気を抑えてくれる湿気吸収シートや、ダニ除けシートを敷くと、カビやダニの繁殖を抑えられます。

防カビや防ダニ効果のあるシートはその用途に特化した素材で作られているので活用してみてください。

ベッドを設置するときにあらかじめ壁との間に少しの隙間をつくるのも、湿気対策に大切なポイントです。空気の通り道をつくれば湿気が逃げやすいからです。

また、ベッドと壁の間に適度な隙間があれば、ベッドを移動させずにシーツ交換や掃除機をかけられます。畳を傷つけにくくメリットの多い対策の一つなのでぜひ試してください。

ベッドのマットレスは湿気が溜まりやすくカビやダニが繁殖しやすいため、常に乾燥した状態にしておくのが重要です。定期的にマットレスを持ち上げて風に当てたり、折り畳みベッドに立てかけて湿気を逃したり、部屋全体を換気すると湿気対策になります。カビやダニが畳まで増殖するのを防ぐためにも効果的な対策です。

ベッドの下にクッションを敷いていても、同じ場所に設置したまま毎日寝ていれば凹みや日焼けができてしまうものです。模様替えの際などにできる、凹み・日焼け対処法をご紹介します。

【凹み対処法】

• 畳に霧吹きして5分ほど置く（濡れたタオルでも可）
• 乾いたタオルを当てて中温のアイロンをかける

【日焼け対処法】

• 日焼け部分と周囲を乾拭きして汚れを落とす
• 80℃程度のお湯と食酢を2：1で混ぜて吹きかける
• よく乾燥させる

和室にベッドを置くだけで落ち着いた和モダンの雰囲気が味わえます。和室に融合させたベッド選びが快適な寝室のカギとなるのと同時に、傷つきやすい畳や床を守るための工夫や予防もしなければいけません。この記事を参考にして、和室の魅力を最大限に生かした素敵な空間で、快適な睡眠を手に入れましょう。