夏キャンプは暑い？寝るときの暑さ対策や注意点・持っていきたい必需品も

夏こそキャンプに出かけたいけれど、暑くて辛いのでは？と心配な方も多いでしょう。また、実際に夏場のキャンプで暑苦しさを感じたことがある人も多いはず。夏には、暑さ対策をしてキャンプをしましょう。快適に過ごす方法を知って実践すれば、のびのびとキャンプを楽しめます。

夏のキャンプは、キャンプ場やテントの種類、涼しくするアイテムなどをチェックして、あらかじめ準備をしておくのが重要です。テントを設営する場所にもポイントがあるため、意識して設置しましょう。

こちらの記事では、夏キャンプの楽しみ方や夏のキャンプ場の選び方、おすすめのテントの種類などをご紹介します。涼しく過ごすためのアイテムについても紹介するので、夏のキャンプを満喫したい方はぜひご覧ください。

最も気を配るべきなのは、キャンプ場の選び方です。テントに熱がこもらないようにするには、高原のキャンプ場が適します。標高が高いほど外気温は低くなるため、夏にも涼しく過ごせます。標高が高い軽井沢などでは、寝苦しさも感じにくくなります。

反対に、海辺は標高が低い分気温も高く、砂浜からの照り返しでテントが熱を持つため、夏のキャンプには向いていません。夜も寝苦しさを感じるため、避けるのがおすすめです。

メッシュが多いテントを選ぶと、涼しく過ごせます。メッシュ生地は空気の通り道となり、テントの内側に熱がこもらないようにしてくれるためです。特に、全面にメッシュ生地を採用した製品であれば涼しい外気をスムーズに取り込めます。

設営は日陰をチョイスして行うことも大切です。木陰など、日が直接当たりづらい場所を意識して選ぶと、日差しによる暑さを解消できます。木陰が見当たらない時に備えて、テントのサイズに合ったタープを活用するのもおすすめです。

夏場は通常時と異なり、テントになるべく日差しが当たらないよう、夕暮れ時を狙って設営すると夜も快適に過ごせます。8月は18時台に日が暮れることが多いので、16時頃から設営を始めましょう。

オープンタープの下にインナーテントだけを設営し、フライシートは使わないといった手もあります。フライシートはインナーテントを雨風から守る役割がありますが、空気を通しづらいため暑さの原因になることが多いです。インナーテントと密着しないオープンタープであれば、通気性を保ちつつ雨風をしのげます。

夏キャンプに合った涼しく過ごせる服装でキャンプを楽しむこともおすすめです。寝間着には、リネン生地や冷感加工が施された製品が適します。リネンは吸湿性と通気性が高く、暑さ解消に適した素材です。

しかし、半袖半ズボンで一日中過ごすことは避けましょう。虫刺されを防ぐためには、肌を出しすぎないことが重要です。楽に過ごせるボトムスを選ぶなら、生地が厚すぎないレギンスなどもおすすめとなります。

扇風機は、キャンプでも手軽に使える冷房として活躍する必需品です。特にクリップ式で好きな場所に設置できる小型扇風機は、日中涼しく過ごすアイテムとしても役立ちます。スポンジで水を吸い上げて涼しい風を楽しめるアイテムもあるため工夫して活用します。

夜でも暑くて眠れない場合は、扇風機やサーキュレーターで換気をして、テント内の室温を下げるのがおすすめです。テントにベンチレーション機能がついていても、テントの窓は開けて空気の循環をすると熱がこもりにくくなります。メッシュ窓を活用して虫対策も忘れないようにしてください。

窓を開けて寝るのが心配な方は、就寝の1時間くらい前から、あらかじめ換気しておく方法もありです。

テント内にはクーラーを設置できませんが、同じような働きをするグッズはあります。それはポータブルクーラーで、電源さえ確保できれば室外機がなくても涼しく過ごせます。サイズはコンパクトで持ち運びしやすく、キャンプ以外に車中泊にもおすすめです。

ポータブルクーラーは熱中症・脱水症対策になり、素早く冷やせるため急な体調の変化にも対応できます。また、食材をクーラーボックスに保存していても、真夏の炎天下では温度が上がり食中毒になりかねません。ポータブルクーラーで冷やしておけば、食中毒のリスクも下げられます。

ひんやり気持ちよく過ごせる機能付きのマットは、夏の寝具におすすめです。製品によっては、マットに水道水を入れることで涼しさを感じられるタイプもあります。使用時にのみ水を入れるため、収納時はコンパクトに活用可能です。

保冷剤は寝る時にタオルでくるんで抱き枕として活用可能です。食材の保存などに使う保冷剤のうち、大き目サイズのタイプを1人1つ持っていけば、手軽に涼しく過ごせます。保冷時間が長い製品を選ぶのがおすすめてす。

ハイコットは地面から離れた高さで眠れるキャンプ用品です。地面の熱が寝具に伝わらないよう対策できるだけでなく、汚れ対策もできるといった強みがあります。ハイコットを選ぶ時には、耐荷重や製品の重量をチェックしましょう。

夏キャンプで夜になっても暑い理由としては、テントが外気温と日差しの影響で熱を持つことと、熱を逃がしにくい作りになっていることが挙げられます。

テントは基本的に雨水の浸透を防ぐため、密閉された構造に仕立てられていることが多いです。また、屋外に設営する分気温や日差しの暑さを直に受けてしまいます。テント泊は熱を外に逃がしにくいため、夜でも寝苦しさを感じることがあります。

夏の季節に焚き火をしたい時には、早朝の時間帯に行うのがおすすめです。暑い季節でも、日が昇る前の時間は気温が低くなるため、焚き火を快適に楽しめます。涼しい季節には時間を選ばず楽しめる焚き火も、夏の日中では暑さを増幅させるため避けることが大切です。

しかし、早朝に焚き火をする場合、なるべく静かに行いましょう。早朝寝ている方を起こさないよう、マナーを守ることが重要です。

夏の虫対策としては、以下の5つのポイントを押さえておくことが大切です。

• 長袖と長ズボンに靴下で肌を出さない
• 肌が出る足首などには虫よけスプレーを使う
• 朝と夕方から夜の時間帯に虫よけスプレーを使いなおす
• 蚊取り線香は1人1個使う
• ブヨ対策もできる虫よけスプレーを使う

朝と夕方から夜の時間帯には蚊やブヨが活発になるため、長袖長ズボンの服装に着替えたり、汗をかいたタイミングで虫よけスプレーを塗布しなおすのがおすすめとなります。また、蚊取り線香は真ん中にペグを入れてペグダウンすることで、手軽に設置可能です。

暑さ対策をすれば、夏キャンプも思いきり楽しめます。具体的には、キャンプ地やテント選びにこだわったり、服装や涼しく過ごすためのアイテムをチェックしたりすることで、暑さ対策が可能です。暑さを緩和させつつ、夏場も楽しくキャンプを満喫しましょう。