【最強】軽量な登山・山岳テントおすすめ15選｜ソロテント・1kg以下の超軽量も

山登りにおいてテントの軽量化は疲労感を軽減するためにも重要で、近年では1kg以下の超軽量テントも登場しています。軽量化だけでなく、テントの中の快適性も疲労回復に大きく関係するので重要視しているメーカーも多いです。

しかし、山岳テントは各メーカー多くのシリーズ・モデルが用意してあり、ダブルウォール・シングルウォールなどテントの種類や、耐久性や快適性に関係する生地などどれを選べばいいか迷ってしまう方も多いはずです。

そこで、この記事では登山テントの選び方や、最強と言われるテントを販売する各メーカーの特徴、軽量テントの2023年おすすめ商品などを紹介します。記事の最後には1kg以下の検量テントも紹介するので、ぜひ最後までご覧ください。

安さを売りにしている軽量テントでも、登山テントとして使用可能なものはあります。安いものでは1万円以下から揃いますし、機能性を求めても2万円以内で揃うのが嬉しいポイントです。ただし、安い軽量テントを登山に使用する際は留意点もあります。

• パッキングのしやすさ
• 居住性（前室・インナーテントの有無）
• 耐水性（ファスナーやつなぎ目も）
• ベンチレーションの有無や位置
• 設置に必要なスペース
• 風に強い形状か

安い軽量テントは登山での使用を前提にしていないものもあります。選ぶ際は、上記のようにコスパだけでなく登山ならではのシチュエーションも想定して選んでください。

シングルウォールは1枚の生地でできている軽いタイプです。設営・撤収が簡単にできますが、その分結露しやすく、天候の変化に対応できる中・上級者向けのテントです。

ダブルウォールはインナーテントの上にフライシートをかぶせる二重構造のテントです。耐久性や耐風性に優れ、結露しにくく前室ができるメリットもあるので快適に過ごせます。登山に慣れていない初心者におすすめのタイプです。ただ、シングルより重量が重くなるのがデメリットです。

テントにはペグやロープを使う非自立式と、ポールのみで自立してくれるのが自立式があります。自立式の方が設営が簡単で初心者の方にもおすすめです。ペグ打ちなど面倒な作業なく設営できるますし、岩場などペグの打てない場所でも設営が可能なのがメリットです。

非自立式は自立式より軽量である場合が多いです。ペグ打ちは面倒ですが、荷物を減らす点では優秀です。しっかり設営すれば耐久性が高いのもメリットです。

夏用テントの場合は、通気性や防水性に優れたものが多いです。逆に冬用テントは外気の侵入を防ぐ設計で、雪や風が入らないようにスノーフライなどを設置する必要があります。使用する季節によってテントを選ぶと快適に過ごせます。

夏を中心に使用する場合は3シーズンモデルがおすすめで、防虫ネットが付いているタイプも便利です。冬も使用したい場合は、スノーフライをオプションで付属する4シーズンモデルもあります。

山は平地より天候が変わりやすく、耐久性の高さも重要です。生地の素材によって耐久性が異なります。登山テントに使われている素材は、ポリエステルとナイロンの2種類です。

ポリエステルは防水性に優れており、価格が比較的安いのが特徴で、初心者におすすめの素材です。一方ナイロンは摩耗性や耐火性に優れ軽いのが特徴ですが、高価なものが多いです。

テントには1人用・2人用など推奨する使用人数が記されています。実際に使用するときは、荷物の置き場所も含め、実際の人数＋1人分のスペースで考えてるのがベターです。大きすぎると設営・撤収・重量に問題が起きてしまうので注意しましょう。

今まで紹介してきたようなテントの特徴の中で、自分が何を重視しているか分からない場合もあります。特に初心者の場合は値段に注目し、安く・コストパフォーマンスのいいテントを購入してみましょう。次第に自分のテントに対するこだわりやスタイルが見えてきます。

種類が多く幅広いユーザーから支持を集めているのが「モンベル」です。高コスパで設営もしやすいので、初めて登山用テントを購入する方におすすめです。

日本の山岳気候に合わせて設計されており、独自の構造や耐久性が魅力です。シンプル構造なので設営も簡単で、薄くて軽くて丈夫な素材でできているので耐久性も十分です。アフターサポートも特徴で、手軽に修理依頼ができます。少しの破れであればリペアキットで簡単に修繕もできます。

ヘリテイジは社員全員が登山家であり、登山家目線での商品開発・商品改良が特徴です。実際に登山で使用し、妥協せず改良を繰り返しているのでユーザーが本当に求めているテントが手に入ります。

体力の回復をはかるためのテントは、命に関わる重要なギアなので高品質・高耐久にこだわっています。軽く、居住性のいいテントは一部のプロ登山家からも絶大な支持を得ています。また、ヘリテイジの修理は専門スタッフが行っており、対応が丁寧なのも嬉しいポイントです。

日本の職人が自らの手で作り出しているのがアライテントです。国産ならではの丁寧な作りで登山家からの信頼も厚いメーカーです。設営が簡単で初心者にもおすすめなテントです。

アライテントのテントはほとんどが2kg以下で軽く、状況の変わりやすい山でも耐えられる丈夫な生地にもこだわっています。前室が広めなテントなど、機能性・快適性が良く使いやすい設計なのも嬉しいポイントです。

とにかく軽い最強軽量テントを求める方には、ヘリテイジの「HI-REVO（ハイレヴォ）」をおすすめします。ダブルウォールテントでありながら、1人用では960gと1kg以下の軽さを実現。2人用でも1,100gです。

本体・グランドシート・レインフライトシート・ペグ・ポールがセットになっていますが、パーツの重量にもこだわっています。また、オプションでグランドシートの追加も可能です。価格は高めですが、スリーシーズン使えて設営・撤収も簡単なので、気になる方はぜひチェックしてみてください。

テントを使用した後には、しっかりとメンテナンスをしてください。お手入れをすることで次も清潔に使用でき、長持ちします。ここではお手入れのポイントを紹介するので、参考にしてください。

1. 乾燥させる
   テントは朝露・結露などで濡れている場合があるため、使用後はしっかり乾燥させてカビを防ぐ。できれば、現地で撤収する2時間前を目安に乾燥を始めるのがおすすめ
2. 汚れを落とす
   葉っぱなどは乾燥後に取り除く。落ちにくい泥は雑巾に中性洗剤を染みこませてやさしくふき取る
3. 小物のメンテナンス
   ポール・ペグも土を落とし乾燥させる。ジョイント部分の汚れが気になる場合は、ブラシなどでゴミを取り除く

登山用の軽量テントは、快適性や機能性がしっかりしたものを選ぶと休息の質がアップし次の日の疲労感が変わってきます。種類が多くて迷ったときは、この記事で紹介した選び方やおすすめ商品を参考にしながら、自分にあった山岳用テントを選び、安全に登山を楽しみましょう。