軽量アウトドアテーブルの自作方法｜100均のすのこで高さ調節できるものも作れる！

アウトドアテーブルは各ブランドから様々な種類のものが販売されています。しかし、自分たちの用途にピッタリのテーブルは見つからないと思っていませんか？それなら、アウトドアテーブルを思い切って自分で作りましょう。

しかし「作るって難しいんじゃないの？」と思う方も多いのではないでしょうか。そこで、この記事ではアウトドアテーブルを自作するポイントや、軽量のテーブルを自作する方法をご紹介します。購入するより安価で自分好みのアウトドアテーブルを手に入れることが出来ます。

また、100均のすのこでテーブルを作る方法もご紹介します。安く簡単にアウトドアテーブルを自作してみたい方は本記事を参考にしてみて下さい。

テーブルに限らず、キャンプに使う自作DIYにおいては、軽量化する設計図を作ることをおすすめします。キャンプは荷物が多いので、持ち運ぶ時に重いと大変です。軽量なテーブルであれば運搬時のストレスが軽減し、キャンプもより楽しめます。

また、設計図を作成すると材料の調達で買い忘れを防ぎ、アイデアを形にすることが出来ます。設計図を作ることで様々な利点がありますので、テーブル作りは設計図を作成するところから始めましょう。

アウトドアテーブルを自作するメリットの一つが安価で手に入ることです。小さなテーブルを自作したい方は、100均で十分クオリティーの高い材料が揃えられます。すのこからテーブルも作れるので、数百円でテーブルの自作が可能です。

大きなテーブルを自作する場合、ホームセンターで必要な部品を購入します。そこで材料費を安く済ませるコツは、設計図に必要なものを記して無駄な物を買わないことです。必要な物を明確にしておくことが材料費を安く済ませるコツです。

アウトドアテーブルは、持ち運びやすいコンパクトで実用的なものが重宝されます。キャンプではテーブルを持ち運ぶ場面が沢山あります。デザインや素材にこだわって、使いにくいテーブルを作ってしまっても、キャンプで使えなかったら意味がありません。

天板と脚を分解できたり、脚部分を折り畳むことができたりすると、コンパクトで持ち運びやすいです。また、少々難しいですが、細長い木材を並べて組み立て式のロールアップテーブルにするとさらにコンパクトにすることも出来ます。

テーブル作りは簡単に作れるものにすることをおすすめします。もし作るとなれば、あれもしたい、これもしたいとやりたいことが増えてきてどんどん複雑になってきます。しかしそうなると作るのに時間もかかってしまいますし、材料費もかさんできます。

材料はシンプルに木材のみで揃えた方が簡単に作れます。ホームセンター等で販売されている木材を組み合わせて作りましょう。脚の部分は折り畳む仕組みにするとシンプルで作りやすいです。

キャンプテーブルの自作で一番楽しく感じるのは、デザインを考えることです。自分好みのキャンプを楽しみたいなら、自分の好きなデザイン・色合いに仕上げましょう。きっと愛着が湧いて、使うのが楽しくなります。

リメイクシートを使えば、貼り付けるだけでオシャレなデザインに出来ます。また、ワトコオイルやニスなどで塗装して艶出しすると、味のある天板が出来ます。さまざまな方法で、自分にピッタリの世界で一つしかないテーブルをデザインしましょう。

キャンプテーブルは基本的に屋外で使用するので、屋外に適した木材を選びましょう。また、耐久性を高めるためにも防腐剤を塗ることをおすすめします。

以下にキャンプにおすすめの木材を箇条書きしたので参考にして下さい。

• SPF材　　軽い・安価・屋外にも適しているので、使いやすい素材です。
• 竹集成材　強度が高く硬いので傷つきにくいというメリットがあります。
• パイン材　安価で柔らかく、加工しやすいのが特徴です。屋外には弱いです。

ソロキャンプ用で使える、軽いテーブルの自作方法をご紹介します。ソロキャンプ用ですので、大きさは300×180×50mm、重さが150g程度、予算500円程度で設定して自作します。

1. 設計図を作成する
2. A3の大きさのシナベニアパネルを用意する
3. ホームセンターの工作室で作業する
4. A3サイズを天板300mm×6mmが3枚、脚18mm×5mmが2枚に加工する
5. 天板は3枚に穴を開けて、紐で繋げる
6. 天板と脚に凹凸ができるように加工する
7. 天板と脚を組み立てる

以上の工程でテーブルを作成します。持ち運びやすい軽いテーブルが安価で手に入ります。自作すると愛着も出てきます。軽量のキャンプ用テーブルは販売されていますが、費用も高くので費用を抑えたい方は自作をおすすめします。

木製の軽量折りたたみテーブルの自作方法をご紹介します。木材を一本のみ購入して、必要なパーツを加工していきます。そうすることで費用を安くすることが出来ます。もう少ししっかりしたテーブルを作りたいならば、厚めの木材を使用しましょう。

1. 設計図を作成する
2. 木材（幅30mm　厚さ10mm　長さ1800mm）を必要なパーツに切断して加工する
3. 切断した木材にヤスリをかける
4. 天板用の枠を組み立てる
5. 枠の上に、すのこ状に木材を乗せビス止めして、天板を作成する
6. ボルトで脚を取り付ける
7. 最後にニスを塗って仕上げをする

以上の工程で木製の折りたたみテーブルを作成します。仕上げのニスは薄く何度も重ね塗りをすると、綺麗に仕上がります。

今回作るテーブルに使用する脚の部分は、レジャー椅子にある脚の部分を使用します。ですから、座る部分の布やストッパーを取り外します。

座る部分はハサミを使ってカットします。また、ストッパーの部分はネジで固定されているものもありますので、プラスドライバーを使用して外します。

続いて天板には桐すのこを使います。桐すのこはスカスカで、そのままでは天板には使えません。そのため、分解して隙間を埋めます。

分解するには、ハンマーやカナヅチを使って平板を外します。折れないように気をつけて外しましょう。隠し釘で固定されているため、ペンチを使って抜きます。平板を繋いでいる細い角棒も使用するので、壊さないように外して下さい。

外した平板を再び隙間を埋めるように取り付けます。木工用ボンドを使用して接着します。

天板の裏に高さを調整するためのストッパーを取り付けます。すのこから取り外した角棒を半分に切り取って、木工用ボンドを使って天板の裏に取り付けます。この角棒をストッパーとして使用します。

続いて、450cm×10cm×21cmの角棒を先ほどの角棒と同じ長さで2本、のこぎりを使用して切り出します。この2本の角棒も木工用ボンドを使って、天板中央付近の裏に取り付けます。この角棒もストッパーとして使用します。

天板のストッパーに引っ掛かるように、脚を取り付けて完成です。しかし、このままだと脚と天板が外れやすいので、すのこの余った平板があれば、平板を4つに切り、ストッパーの上に被せる様に取り付けます。そうすると、脚と天板が外れにくくなります。

このテーブルは、4箇所にストッパーがあるので高さの調整が可能です。このままでは寂しいと思う方は、色を塗ったり、ニスを塗ったりしてより自分にあうテーブルにしてみて下さい。木工用ボンドで取り付けているので、重い物を置くとストッパーが外れるので注意して下さい。

自作キットは、カット済み木材と組み立てに必要な部品がセットになっており、木材は無塗装で届きます。DIYキットは職人が手作業でカット・面取りしているため、組み立てながら木の香りを楽しむことができます。また、無塗装木材ならではの楽しみの一つは、自分好みの塗料やハケを用意して塗装することです。好きな色にカラーリングすれば、一点ものの完成品になります。

自作で軽量のアウトドアテーブルを作る方法をご紹介しました。アイデア次第で、さらに素敵なアウトドアテーブルが自作できます。材料はホームセンターや100均で揃う物ばかりなので、ぜひ本記事を参考に作ってみて下さい。