和室カーテンおすすめ26選｜突っ張り棒で取り付ける方法もご紹介

和室にカーテンを取り入れるにはどんなことに気を付けたらいいのかピンとこない方は多いのではないでしょうか。今現在、和室にカーテンがついている方も、これからつけようと思っている方も、そのメリットやデメリットについて知っておくのがおすすめです。

和室に取りつけるカーテンは、お部屋の和の風味に沿うように自然の色に近づけると雰囲気が整います。また、遮光性や防音性などの機能性にも注目をして選ぶと快適な空間づくりが可能になります。

この記事では、和室に合うカーテンの選び方や機能性の取り入れ方、人気メーカーの特徴、おすすめ商品の情報など、和室のカーテンに関するあれこれをわかりやすくまとめてご紹介します！

和室といえば障子やふすまが適切で、カーテンはちょっとおかしいかもしれないと思いがちですが、物理的なメリットがあります。たとえば、カーテンの遮光性は障子よりも強く、障子では防げない畳焼けが防げます。障子のように張り替える必要がないため、実用性にも長けています。

また、現代では和室にも意外に多くの洋風の家具があるため、カーテンだとお部屋の雰囲気の調和が取れます。昔は選ばれなかった和室のカーテンにもさまざまなメリットがあるので、どうしても嫌という方でなければ、ぜひ取り入れてみてください。

和室に取り入れやすいカーテンを選ぶキーポイントは「色」「タイプ」「素材」「柄」「機能性」の5つあります。ひとつずつしっかり説明をしていきますのでぜひ役立ててください！

和室につけても違和感のない色を選ぶのがベストです。畳や木、紙などの自然や和式を感じさせる空間の中で、カーテンの色も合わせれば落ち着く和室になりやすくいのでおすすめです。

アースカラーと呼ばれるようなくすんだ色がおすすめです。畳に合わせてクリームがかったグリーンや、戸などの木材に合わせて薄めのブラウン、障子に合わせてベージュなどが王道で似合います。

ビビッドな赤やピンクは調和をとるのが難しく、居心地が悪さに繋がることがあるので避けた方がいいでしょう。

風水を気にする方や興味のある方なら、該当の色を少し薄めて使用するといいでしょう。金運には西の方角に黄色がいいといいますが、もし和室が西の方角にあるならカーテンは山吹色やシックな黄色を選ぶなどして、和室との兼ね合い図ると両方が成り立ちます。

もしくは、カーテンではなく小物や座布団、座椅子などで取り入れる方向性でもベターです。

カーテンのタイプはお部屋全体の印象を決めます。既存の家具や窓の大きさなどと合わせて上手に選んでください。「ドレープタイプ」「レースタイプ」「ロールタイプ・ブラインドタイプ」と大きく3つに分けてご説明をします。

お部屋に落ち着いた雰囲気を求める方は、ドレープカーテンがおすすめです。厚めの生地で外からの光を通しにくいため、畳焼けや紫外線を防ぎます。重めのカーテンになるので、和室を厳かなイメージのインテリアで保ちたい方にも向いています。

自然光が入ってこないのが嫌な方なら、デメリットにもなります。

うっすらと外が見える透け感のあるカーテンです。自然光が入ってくるため、和室が明るい雰囲気になりやすく、昼間ならお部屋の灯りは不要になる場合が多いです。和室の窓の向きによっては強い陽が差すこともあるので確認して購入してください。

お部屋全体の印象は軽くなり、柄や透け感の具合を考慮すれば障子と同様の雰囲気にもなります。

軽いカーテンの代わりにロールタイプやブラインドタイプのものがあります。ひらひらと生地が漂うことがないため、お部屋がすっきりと引き締まった印象になり、開け閉めも手軽に行えます。コンパクトな窓枠に合わせたサイズが必要になります。

カーテンレールがないお部屋では突っ張り棒などで工夫をしましょう。

カーテンの素材はメリットを優先してお好みのものを選びましょう。素材が変わるとメリットも出てきますがデメリットも出てきますので優先したい条件やポイントを吟味することが大切です。

ナチュラルで抵抗を感じにくい素材のカーテンには綿や麻で作られた商品があります。木枠や畳に合い、特別なインパクトはありませんが清潔感や柔らかいお部屋の雰囲気を演出できます。薄めで透過性が高いので畳焼けや机焼けはしやすくなります。

優しい和室のイメージにしたい方や柔らかいニュアンスが欲しいにおすすめです。

お手入れの簡単さを優先したい方は、ポリエステル製のカーテンがおすすめです。厚めの商品から薄めの商品まで多々バリエーションがあります。極薄めの商品であればとても柔らかく、綿のカーテンのように優しい印象のお部屋になります。

ポリエステル製のカーテンの気になるところは、静電気が生じやすいことです。

竹や木のブラインドを設置すると、お部屋の風流なインパクトのカーテンになります。和室との相性がとてもよく、自然の風合いが楽しめます。手軽な操作でお部屋に入る光を調整できます。ただ、重量があるため取り付けが少し大変です。

またブラインドの間にホコリがたまりやすく、お手入れは面倒になる可能性があります。

和室にぴったりのカーテンの柄は、植物系やクラシック柄です。派手であまり目を引く柄では悪目立ちをしてしまうので柔和な柄を選んでください。北欧系のソフトな柄も相性がいいのでチェックしてみましょう。

リビング続きの和室ならリビングのカーテンと統一性を持たせるとお部屋が広く感じ気持ちがよくなりやすいです。

カーテンの機能性は重要視しておきたいところです。カーテンの役割には「遮光性」「防音性」「遮熱性」「遮像性」などがあり、快適さに直接かかわるカテゴリーでもあります。

遮光性のあるカーテンを選ぶことで太陽光を遮り、畳焼けやお部屋に熱がこもるのを避けることができます。遮光性の度合いは幅広く、購入する際にはよく確認するのが大事です。和室の向きと相談しましょう。

UVカット加工がされている商品もたくさん販売されています。UVは窓もすり抜けますので、日焼けが心配な方におすすめです。

防音性に特化したカーテンは各メーカーから多々売られています。広い通りに面した和室や大きな公園が近いなどの場合には遮音性の高いカーテンが役立ちます。逆に、近所が閑静な場合は和室からの音を漏れにくくしてくれます。

話し声を聞こえにくくする程度のものから、ピアノの音まで遮断しやすいものまであります。

遮熱性のあるカーテンをつけると、電気代の節約に繋がる可能性があります。灼熱の窓際には熱がこもりやすく冷房の利きを妨げるため、カーテンで遮熱をすれば冷房効率がよくなりますのでその分、お得です。冬場は和室内の熱を外に逃がしやすく暖房効果が上がります。

多くの遮熱カーテンは遮光性やUVカット機能を兼ね備えています。

和室内の様子を外から見えないようにするには、遮像性のあるカーテンを選んでみてください。近年では昼も夜も透けにくいカーテンもあり、遮像性のあるカーテンの需要が高まっています。レースカーテンをつけたいけれど透けるのは困るという方にぴったりです。

和室が外から見えやすい位置にある方にもとてもおすすめです。

カーテンを選ぶ際に、人気のブランドから選ぶのもいい手段です。カーテンを真剣に選ぼうとすると複雑でなかなか決められないときもあるでしょう。そんなときは多くの方に支持されている人気ブランドで選んでみてください。

カーテンの種類が多いのはなんといってもニトリです。すべての商品が売り場にあるわけではなく一部は見本のみを置いているため、その日に使用できない場合もありますが、バリエーションが豊富な中からカーテンを選ぶことができます。

店員さんもカーテンに詳しい方が多く相談がしやすいので、なかなかカーテンを決められない方におすすめです。

シンプルで高機能な商品が多く販売されている無印では、カーテンも同様で、使い勝手がよくお部屋の雰囲気を壊さない商品を選ぶことができます。無印のカーテンはカラーもデザインも和室にとても調和します。

模様替えをしても、そのまま使い続けられるほどシンプルなので長く愛用できます。

イケアといえば、北欧系のデザインのインテリアがたくさんある楽しいお店です。北欧系と一口に言っても、さまざまなカラーやデザインがあります。イケアでは北欧系のレパートリーが豊富です。

かわいい柄でもくすみカラーのものを選べば、和室の雰囲気を壊しにくいです。

和室にカーテンをつける際に確認しておくべき注意点があります。まずカーテンレールがあるかどうかです。ほとんどの和室には、カーテンレールが設置されていません。その場合はカーテンレールを取り付ける必要があるので、窓のサイズもしっかり確認してください。

ただし、壁に穴を開けられない賃貸物件の場合は、突っ張り棒などを使います。カーテンの重さ次第では突っ張り棒ごと落ちてしまう可能性があるので、突っ張り棒の耐荷重とカーテンの重さをきちんとチェックしてください。

和室にはカーテンレールがない場合もあります。カーテンレールのない場所にカーテンを設置できなくて困っている方は、つっぱり棒を活用するのがおすすめです。壁と壁を突っ張り棒でつなぎ、カーテンを通します。

賃貸物件で実行する際は、はずした障子やふすまをきちんと保管して元に戻せるようにしておくことを忘れずに。

障子そのままの状態で、障子・カーテン両方つける場合は、多少工夫が必要です。まず障子の上にある「長押」と呼ばれる部分にカモイフックを2つかけて、そのフック部分にカーテンレールの代わりになる棒を渡しましょう。棒に通るサイズのカーテンフックを使えば、開閉のできるカーテンがつけられます。

フック・棒・カーテンフックはホームセンターや100均などで購入できます。棒はツッパリ棒などでも構いません。自分がカーテンをつけたい場所のサイズを確認して、最適なサイズを選んでください。

和室とカーテンの相性や選び方、人気ブランドの特徴、おすすめ商品の詳細をご紹介してきました。ぜひ記事を参考にして、和室と相性のいいカーテンを見つけて、快適なお部屋で落ち着く時間を過ごしてください。