手荒れしないゴム手袋のおすすめ21選｜手湿疹が気になる方・手に優しい商品も

ゴム手袋は手を保護するのにおすすめの手袋です。ゴム手袋といえば多くの人が、水仕事するときに手荒れ・手湿疹を防ぐために使われます。そのため、ゴム手袋は、手荒れしない・肌に優しいものを選びたいです。

肉を捏ねたり、魚をさばいたりなど料理の下処理にゴム手袋を使えば、衛生的でもあり汚れ・においから手を保護します。また庭仕事・掃除・製造の仕事でも使えます。洗い物に適したワークマンの手袋・使い捨て手袋など、用途によって使い分ける必要があります。

ゴム手袋と言っても種類は非常に多く、薬局・ホームセンター・100円ショップでも売られています。薄さ・長さ・デザインもさまざまあるゴム手袋を、家庭で使うのを基準に選び方のポイント・おすすめ人気ランキング21選を下記からご紹介しますので、参考にしてください。

ビニール手袋・プラスチック手袋とも呼ばれ、塩化ビニール素材で作られているゴム手袋です。PVC素材とも表記されています。油・薬品・漂白剤に強いといった特徴があります。

塩化ビニール素材は食品には使用ができないので、料理の下処理など直接食品にゴム手袋が触れないようにしなければなりません。比較的薄く、指先の感覚が分かりやすいので細かい作業をするときに便利です。

価格が比較的安く、強度・耐久性もあり、伸縮性のある素材のため、油汚れの酷いレンジ周りの掃除・ペンキを塗装するDIYの作業・ホームカラーリングなどで使うゴム手袋におすすめです。

ゴム手袋の素材の中でもっとも価格が安い素材が、ポリエチレン素材のゴム手袋です。伸縮性・柔軟性がないため伸び縮みしないので、手にピッタリとフィットはしません。これによりゴム手袋をはめたり、外したりがしやすい特徴があります。

手先の感覚は分かりにくいですし、強度はゴム手袋の中でもっとも弱いため細かい作業には向きません。食品の盛り付けなど短時間の使用で、指先の細かい作業がないときに使う使い捨てゴム手袋としておすすめです。

またポリエチレン素材のゴム手袋は、本記事で紹介しているゴム手袋の素材の中ではもっとも薬品に強い特徴もあります。手荒れの原因となるさまざまな洗剤を使う掃除にもおすすめのゴム手袋の素材です。

天然ゴム素材のゴム手袋は、伸縮性・柔軟性にもっとも優れています。そのため手先が動かしやすく、作業性の高いゴム手袋です。洗い物・掃除など長時間の水仕事をするときによく使われます。

食品に直接触れられるので、食品製造・加工などの仕事でも使われます。しかし天然ゴム素材のゴム手袋は油・薬品には弱いので、油・薬品・溶剤を使う作業には向いていません。

天然ゴム素材は、ゴム特有の臭いがあります。使い続けていれば気にならなくなりますが、苦手な人もいます。また天然ゴムが肌に合わない人もいますから、合わない人は天然ゴム素材のゴム手袋は避けましょう。

ニトリル素材は合成ゴムで、ゴム手袋の中ではもっとも強度が高く、油・薬品に強い素材です。食品に直接触れられるので、さまざまな作業で使われます。

手・指にピッタリとフィットするニトリル素材のゴム手袋は、素手に近い感覚で指が使えるので細かい作業にも向いています。価格は本記事で紹介しているゴム手袋の素材では、もっとも高いです。

天然ゴム素材のゴム手袋が肌に合わない人には、合成ゴムのニトリル素材のゴム手袋がおすすめです。またゴム手袋の内側に脱着しやすいように、細かなパウダーが付いているタイプもあります。

ゴム手袋を選ぶときは、ゴム手袋のサイズが自分の手のサイズに合っているかが大切です。メーカーにもよりますが、ゴム手袋はS・M・Lの3種類にサイズが分かれて販売されているものが多いです。

このS・M・Lのサイズであればどれも同じ大きさかといえばそうでもなく、メーカーによって若干大きさが異なっています。商品パッケージに大きさがcmで記載されていたりしますので、参考にしながら選んでください。

ゴム手袋はサイズが大きいと作業がしづらくなりとても不便です。また小さくても切れやすく、はめにくくなります。ピッタリ過ぎず適度にゆとりがあるゴム手袋が、脱着もしやすく使いやすいです。

ゴム手袋には大きく分けて2種類の長さがあります。もっとも多く販売され使われているゴム手袋の長さが、ショートタイプといわれる手首ほどの長さです。短いのではめたり、外したりがしやすくなります。

ショートタイプは手先のみを使うような作業に適しています。もう1つは肘まであるロングタイプのゴム手袋です。作業中に水・薬品・溶剤などが、洋服の袖・腕に直接かからないように保護できます。

ただし長いのでサッとはめたり、外したりはできません。どのような作業で使うゴム手袋で、洋服の袖・腕に水・薬品が飛んだり、かかったりしないかを考えてゴム手袋の長さを選ぶといいです。

ゴム手袋には、極薄・中厚・厚手などいろいろな厚みがあります。ゴム手袋の素材にもよりますが薄いタイプのゴム手袋は切れやすく、温度が手に伝わりやすいデメリットがあります。しかし素手に近い感覚で作業ができるメリットがあります。

逆に厚手のタイプのゴム手袋は切れにくく、温度が手に伝わりにくいのがメリットです。ですが素手に近い感覚で作業はできません。たとえば冬場に水仕事をするときは、厚手タイプのゴム手袋であれば水の冷たさを感じません。

薄いタイプのゴム手袋を選ぶなら、ニトリル素材など強い素材のゴム手袋を選ぶと切れにくくなります。ゴム手袋の厚さは使う人の好み・季節・作業内容によって、使い勝手のいい厚さを選ぶといいです。

ゴム手袋の素材だけでなく、ゴム手袋内側の加工にも注目して選びましょう。ゴム手袋の内側には、裏布・裏毛といった加工が施されているものがあります。これにより、ゴム手袋の使い勝手も大きく変わってくるため、自分にあったものを選ぶといいです。

ゴム手袋内部に裏布が付いていると、その分ゴム手袋に厚みが出るので耐久性が高まります。裏布とは違い裏毛加工の場合は、ゴム手袋内部にふわふわとした柔らかい繊維が付いており、これにより着脱がスムーズに行えます。

どちらの加工も厚みが出るので、フィット感・素手のような感覚は損なわれてしまいますが、指先の感覚を重要視しない作業で使ったり、洗い物・洗濯・掃除などで使うゴム手袋にはおすすめの加工です。

ゴム手袋には、商品やメーカーによっていろいろな機能が付いているものも多く販売されています。ゴム手袋の使用用途に応じて、便利な機能が付いているものを選ぶとより使い勝手がよく、快適に使えます。

掃除・洗い物などをしていると意外に破れてしまうゴム手袋の指先を2重にし強度を高くした「指先強化」や、ゴム手袋内部の嫌な臭い・雑菌を予防し衛生的に使える「抗菌・防臭」は、毎日ゴム手袋を使う主婦の人におすすめの機能です。

その他にも「滑り止め加工」や油・熱に強い「耐熱・耐油」、ロングタイプのゴム手袋におすすめな「ズリ落ち防止」などの機能が付いたゴム手袋もあります。作業・使用用途に応じて必要な機能が付いているゴム手袋を選びましょう。

ゴム手袋で逆に手荒れ・手湿疹が出る方は、パウダーフリー・ラテックスフリータイプを検討してみるといいです。ゴム手袋には着脱のためにパウダーが塗布されているタイプがあります。人によっては、これが原因でかぶれを引き起こす可能性があります。

ゴム手袋の成分であるラテックス蛋白・ゴムの硬化剤・ゴムの老化防止剤などの添加物にアレルギー反応を起こし、手がかぶれてしまう場合もあります。こういった経験がある方はパウダーフリー・ラテックスフリーのニトリル手袋の使用がおすすめです。

100ショップや雑貨屋さんなどへ行くと、デザインの凝ったおしゃれなゴム手袋がたくさん売られています。従来の無地でシンプルなゴム手袋より、デザインがおしゃれなゴム手袋は女性・主婦の人を中心に人気です。

同じゴム手袋でも、デザインがおしゃれだと洗い物・掃除などの家事も楽しくなります。従来の無地のゴム手袋は生活感がどうしても出てしまいますが、おしゃれなゴム手袋であれば、そんな生活感も気になりません。

女性らしい花柄・チェック・ポップなドット柄などデザインはいろいろです。無地は無地でもカラフルな色のゴム手袋も増えていますので、インテリアに合わせてデザインでゴム手袋を選ぶのもおすすめです。

使い捨てではないゴム手袋を使用した後、どこに置けばいいのか迷ってしまう方もいると思います。基本的に、毎回同じところに置くようにしましょう。決まった場所に置けば紛失を防げます。

キッチンの周りなどの作業スペース近くに置き場を作ると非常に便利です。置き場は100均・無印良品のアイテムを活用して自作する方も多いです。ぶら下げたりひっかけたりなど、ゴム手袋の大きさ・置けるスペースを十分に確認した上で検討してみてください。

ワークマンではさまざまな種類の作業用ゴム手袋を販売しています。使い捨てタイプのものやそうでないもの、素材・価格についても幅広く取り扱っているお店です。

特に、ワークマンの「匠の手シリーズ」は、低価格でありながら特有の臭いも抑えられたいい素材を用いています。日本人の手の形にフィットしやすいように設計されており、柔らかくしなやかな生地となっています。

ゴム手袋の他に、破れないキッチングローブを使うのもいいです。ぬめりがあるものが掴みやすい・怪我をしにくい・手荒れを防ぐなどのメリットがあります。「カサベラ」・「マリーゴールド」・「seriaのキッチングローブ」などがおすすめです。

ゴム手袋をしたまま洗い物をすると、洗い残しがある場合があります。ゴム手袋・ブラシを一体化させた3COINSの「シリコンブラシ手袋」など、洗い残しを防ぐための手袋もあるので、上手く活用しましょう。

手湿疹・手荒れで悩んでいる方は、先ほど紹介したパウダーフリー・ラテックスフリーのゴム手袋と一緒にハンドクリームを購入しての保湿も検討してみましょう。ダメージを強く受けている手を守るためには、ハンドクリームを使ってこまめに保湿するのが大切です。

手の皮膚をすこやかな状態に保つ油分・保湿成分があるハンドクリームなら、手の保湿ケアに効果的です。ただし、あまりにも症状がひどい場合は皮膚科を受診してみてください。

ゴム手袋ならどれも同じと思っていた人も多いと思います。ゴム手袋にはさまざまな特徴があり、用途に応じて適切に選ぶのが大切です。ゴム手袋を使っていた人もこれから使う人も、記事を参考にしながら改めてゴム手袋を選んでみてください。