【2025】カンジダ市販薬おすすめ12選｜男性にもおすすめ【どこに売ってる？】

カンジダ症は、女性・男性問わず発症する可能性がある病気です。痒みやおりものの異常によって自覚症状が現れるカンジダ症ですが、すぐに病院に行けない状況もありますよね。初めてカンジダになった場合には受診がおすすめですが、以前診断を受けた経験のある方は自覚症状で気付けたりします。

そのため、2度目以降の方は、手軽に使える市販薬に頼る選択肢もあります。しかし、多くのメーカーから販売されているカンジダ市販薬は、塗り薬や錠剤などさまざまな種類があるため、どれを選んだらいいのか迷ってしまうのも事実です。

そこで今回は、カンジダ市販薬の選び方やおすすめ商品を紹介していきます。購入を迷われている方はぜひ参考にしてみてください。

膣カンジダの代表的な症状は下記の通りです。膣・外陰部にかゆみが生じるほか、おりものにも変化が表われます。

• 腟・膣周辺のかゆみ
• 腟に熱感・ヒリヒリとした刺激が生じる
• 外陰部の発疹・発赤
• 多量のおりもの
• おりものが酒粕状に白く濁る
• 排尿・性交時に痛みを感じる

「膣カンジダ」は通称膣炎とも言われ、抵抗力が弱っている生理前や妊娠中に感染しやすいと言われています。抵抗力の低下により細菌のカンジダ菌が膣内に入ってしまい、炎症が起こります。もちろん、女性だけでなく男性でも感染する場合があります。

しかし、男性の場合は症状が出にくいため、気付かないケースが多いのも事実です。市販のカンジダ薬は再発の時のみ使用するように注意書きもされています。初めての方は、別の病気の可能性もあるため、医師に確認してもらう必要があるからです。

そのため、あくまでもカンジダ市販薬を使うのは、カンジダに1度でも感染した経験がある方のみと覚えておきましょう。

誰の体内にでもいる常在菌のカンジダ菌が、なぜ膣カンジダを発症してしまうのか、その原因を知って適切に対処しましょう。

普段は、他の膣内の常在菌とのバランスが取れているため、カンジダ菌の増殖はありません。しかし、妊娠中や授乳中などでホルモンバランスが崩れたり、ストレスやステロイド薬を使用したりする際には、免疫力が低下して常在菌のバランスが崩れてしまいます。

それにより、高温多湿の温度変化で膣内のpHが変わり、カンジダ菌が大増殖して膣カンジダ症を発症します。

どちらかがカンジダ症を患っている場合、その状態で性行為をしてしまうと相手にうつしてしまいます。また、特に男性は自覚症状に乏しい傾向があり、知らず知らずのうちに相手の女性に感染させてしまう場合もあります。

また、女性の場合には自覚症状が出やすいので、少しでも不安に感じる場合にはその時期の性行為は避けた方が無難です。不安を感じたら、すぐに婦人科を受診しましょう。相手にうつすリスクを自覚した行動が必要です。

デリケートゾーンのトラブルだからといって、人に相談できずに放置してしまうと炎症が酷くなる場合があります。発症後はなるべく早く対処しましょう。

初めてカンジダ症になった場合や再発でも、自分で判断が付かない場合には婦人科を受診するのがおすすめです。膣や外陰部の症状やおりものから、カンジダ症かどうかを判断してもらえます。

また、適切な薬の処方もしてもらえます。婦人科は時間が掛かるイメージをお持ちの方も多いと思いますので、受診の際には時間に余裕がある日に行きましょう。

膣カンジダ症を鎮めるには膣内を常に清潔に保つ必要があります。通気性を良くし、高温多湿にならないようにするのも大切です。多くの場合には抗真菌薬を患部に塗り、7～10日程継続して安静にしましょう。

なお、カンジダ菌は腸内にも存在します。トイレで用を足して患部を拭く場合は、腸内の菌をうつさないよう前から後ろに向けて優しく拭きましょう。入浴時の洗い過ぎにも要注意。石けん類で強く洗うと炎症がひどくなる場合があるため、ぬるま湯で優しく洗い流します。

カンジダ市販薬の対象年齢は、「15歳以上・60歳未満」です。対象年齢以外の場合は自己判断が難しいため、病院で診察を受けましょう。特に60歳以上の場合は他の菌・病気による複合感染のリスクが高いため、自己判断で市販薬に頼らないように注意してください。

カンジダ市販薬は、錠剤タイプのものからクリームなどの軟膏タイプまでさまざまなタイプから選べます。直接、膣内に挿入する物もあるため、症状に合わせたタイプの中から選ぶのが重要です。

塗り薬タイプの市販薬は、外陰部の痒みがつらい時におすすめです。患部に直接塗り込むので、痒みを抑える効果が期待できます。塗り薬タイプの主流はクリームタイプです。

使用する際は決められた用法・用量を守りましょう。しかし、ステロイド系のクリームは、カンジダが悪化してしまう懸念があるので併用は避けたほうがいいです。もし、市販のクリームでよくならない場合には、婦人科を受診しましょう。

カンジダの症状の1つに、おりものがカッテージチーズや酒粕のような白くポロポロとした状態になる症状があります。このような、おりものに特異的な症状が現れている場合には、膣剤を使用するのをおすすめします。

有効成分により、増殖したカンジダ菌の抑制をサポートします。また、錠剤にも2種類のタイプがあります。時間を掛けてゆっくり溶けるタイプと体内で素早く溶ける発泡タイプがあり、おりものがさほど気にならない場合には発泡タイプがおすすめです。

外陰部の痒みだけでなく、おりものの症状も出ている場合には、錠剤とクリームの併用がおすすめです。しかし、成分が同じでなければ、薬の組み合わせが悪く、逆効果となってしまう場合もあります。

クリームと錠剤を組み合わせて使う場合には、成分表示に注意しながら、同じ成分のものを使うようにしましょう。

カンジダ菌に優れた効果を発揮する成分として、イソコナゾール・オキシコナゾール・クロトリマゾール・ナイスタチン・ミコナゾールといった成分が使われます。カンジダ市販薬を購入する場合、以前受診した際に処方された薬の成分と同じ成分の薬を選びましょう。

近年、デリケートゾーンの痒みに効果を発揮するクリームが多く販売されていますが、カンジダなどの病気に特化したものではなく、あくまでもデリケートゾーンが蒸れて痒い時に使うものとして販売されているものが大半です。

そのため、成分表示に注目して、しっかりカンジダに対しての効果を発揮してくれる薬かどうかの確認が大事なポイントです。

直接、膣内に挿入するタイプの錠剤を使用する際には、ネイルをしていたり、挿入に慣れていないと、挿入しにくいと感じる場合もあります。そんな時には、アプリケーター付きの市販薬が重宝します。

膣錠を挿入する際には清潔な手で使用するのが前提ですが、アプリケーター付きであれば直接体内に指を挿入する必要がないため、衛生面でもいいです。また、簡単に正しい位置に挿入できるため、膣錠を使用する場合にはアプリケーター付きの物を選びましょう。

激しいかゆみや痛みがある場合は、一刻も早く治したいですよね。それぞれの薬の定められた用法・用量を守るのはもちろん、使用方法にも十分確認をし、早く良くなるように気を付けて暮らしましょう。

錠剤タイプのカンジダ市販薬は、就寝前に使うと膣からの漏れを防げます。もし、寝返りを打った時などに膣から出てきてしまった場合には、雑菌による感染リスクがあるため、再挿入は避けましょう。

また、錠剤が溶けた状態で出てきた場合には当日はそのままにし、次の日から引き続き使用するようにしてください。生理中は経血により膣剤が流されてしまう懸念があるため、膣剤を挿入する際には生理が終わってから行いましょう。

カンジダ市販薬にはアプリケーター付きの物でない限り、指を使って塗ったり、挿入したりする必要があります。そのため使用する前には、しっかり手洗いしてから行うようにしましょう。

また、カンジダはうつるものです。そのため、患部に触れた指は感染リスクもあります。そういう意味でも挿入後にはしっかり手洗いを行い、清潔な状態を心掛けましょう。

カンジダは女性によくみられる感染症の1つであり、男性の発症率は低いとされています。ただし、パートナーの女性が感染していると、接触によって感染する場合があります。

カンジダ症は、何も女性だけの感染症ではありません。そのため、性行為などを通じて男性にもうつります。男性がカンジダ症になると、亀頭や包皮に発赤や赤み・びらん・白苔などの症状が生じます。

これらの自覚症状がある場合には、女性同様に薬で治す必要があります。しかし、自覚症状がない場合には検査や治療の必要性はないと言われています。

パートナーの女性が繰り返しカンジダ症を患っているにもかかわらず、男性側には自覚症状が出ていない場合には、男性が女性にうつしている可能性も否定できません。そのため、女性が繰り返しカンジダ症を発症する場合には、一度検査してみましょう。

検査すると何が原因かを特定できるので、女性にとってもメリットです。また、今は症状が出ていなくても、時間と共に症状が出てくる可能性もあります。そうなる前に、早めに対処しておくのも大切です。

カンジダ薬を使っても治らない、痒みが強くなったなどの症状が見られた場合は、使用を中止して病院を受診するのをおすすめします。症状が悪化する前に専門医に診てもらいましょう。

カンジダ市販薬は、スギ薬局やウエルシア、マツモトキヨシ、ツルハ薬局などのドラッグストアで購入できます。ただし、薬剤師から使用状況の確認や使い方の説明を受ける必要があるため、事前に電話などで薬剤師がいるか問い合わせましょう。

また、Amazon・楽天などのネットショップでも購入可能です。その場合は、使用者の状態確認のため、サイト内の質問フォームに回答する必要があります。なお、薬剤師の確認が終了するまでは注文が確定しないので、お届け日時が変更される場合があります。お急ぎの場合はその点も考慮して実店舗での購入も検討してみてください。

薬局やドラッグストアで市販薬を買う場合、薬によっては処方箋が必要なのではないかと気になりますよね。一般的に、市販薬については、薬剤師のいる薬局では処方箋なしで購入できます。チェックシートの質問に答え、薬剤師の説明をよく聞いて、購入するようにしましょう。

ただし、自己判断で市販薬を買う場合でも、類似の症状がある他の病気の可能性や、他の基礎疾患を合併している可能性もあります。少しでも不安を感じる場合は、病院を受診して医師の診察を受けてください。

カンジダは妊娠中でも発症するため、妊婦さんを悩ませる症状の1つです。妊娠中の病気は赤ちゃんへの影響が気になり、すぐに治したいと考えますよね。ただし、妊娠中は市販薬の服用はできないので必ず避けるように注意してください。

妊娠中に症状がでたら、婦人科を受診しましょう。診察の上で、必要な処置と、医師の判断によっては薬を処方してもらえる場合があります。

今回は、手軽にカンジダ治療ができる市販のカンジダ薬をタイプ別に紹介しました。初めてカンジダ症になった場合には婦人科の受診が鉄則ですが、2回目以降の場合には市販薬で治療する選択肢もあります。婦人科は待ち時間も長いため、仕事や育児などで行く時間が取れない場合には市販薬の使用も検討しましょう。