金魚用の砂利おすすめ10選｜黒い底砂も紹介【砂利の代わりになるものは？】

金魚を飼うためには、水槽や餌などのアイテムを買い揃える必要があります。その中でも重要なのが砂利や底砂です。砂利・底砂は飼育水の水質を変化させたり、安定させたりする効果があります。照明の照り返しによるストレスの軽減にも効果的です。

しかし、砂利を敷くとゴミや餌が溜まりやすくなり、定期的にお手入れをしないと逆に環境を悪くしてしまうので要注意です。また、成分が溶け出すような砂利を敷くと、極端に水質がアルカリ性になり、悪影響を及ぼす場合があります。

砂利には黒・白といった色や石の種類など、いろいろなタイプがあります。そこで今回は、金魚用の砂利の選び方やおすすめ製品をご紹介します。購入する際の参考にしてください。砂利の代わりに使えるものもお教えします。

大磯砂とは、神奈川県にある大磯海岸で採取した砂です。ただし、現在は採取禁止となっているため、東南アジア地域から輸入したものなど、大磯砂に似た砂利を大磯砂と呼んでいます。ただし、使い方などは同じなので、安心して使用できます。

この砂利は小粒から大粒まで種類が豊富ですが、金魚を飼う際は均一な大きさのほうが使いやすいです。その中でも、中粒サイズのものがベスト。流通量が多いサイズでバランスがいいので使いやすく、初心者の方にもおすすめです。さらに、水草も育てられます。

麦飯石とは、火成岩の1種です。古くから知られていて、中国では漢方薬の原料として使用されていました。マグネシウムやカリウムなどミネラルが豊富に含まれていて、水槽の水をきれいに保てます。また、飼育水中の汚れの原因となる物質を吸着する役割を果たすため、ろ過の効果も高く便利です。

さらに、バクテリアの活動を活発にし水質を安定させられます。この麦飯石はさまざまなメリットがあるので、メンテナンスのしやすさやきれいさを重視されたい方におすすめです。ただし、汚れやすくカビが生えやすいので、定期的にしっかりとお手入れを行なう必要があります。

新五色石とは、水槽を華やかにする砂利をいいます。インテリアとして金魚を飼いたい方におすすめです。色が付いているため、水槽をきれいで華やかに彩れるのが魅力。水槽の見栄えが良くなり、金魚鑑賞を楽しめます。

ただし、明るい砂利を敷いてしまうと金魚の体色が薄くなりやすいため、金魚にとってはあまり良くありません。そのため、長期に渡って使用するには不向きな砂利です。

ソイルとは、土を焼き固めて粒状にしたものです。土が原料で栄養分を含んでいる・水草が根を張りやすいため、水草を繁茂させたいときに適しています。人工物なので粒がそろっていて扱いやすく、さまざまな色やサイズがありお好みで選びやすいです。

ただ、水草が育ちやすい分、水草を植えない場合はコケが発生しやすくなります。また、ほかの砂利と違って洗浄は基本的にできない・長く使っていると粒が壊れて交換が必要になるなどのデメリットもあります。

砂利を敷くと水槽が引き締まって見え、金魚の色合いが際立つのでより見栄えが良くなります。特に、白・黒砂利であれば金魚がより美しく見えます。インテリアとして金魚を飼う場合は、砂利を活用するといいです。ただし、汚れが目立つのでしっかりと掃除を行う必要があります。

また、見栄えだけを考えで砂利を選んでしまうと、砂利によって水の性質を変えてしまう場合があります。たとえば、珊瑚砂であれば成分が溶けだしてしまうため急激にアルカリ性となり、金魚にとってはよくないので気を付けて選びましょう。

砂利は、ろ過フィルターとして使えます。専用のフィルターを用いて砂利の下にいれてエアーポンプを繋ぐと、フィルター代わり砂利でろ過されて水槽の水を綺麗に維持できます。

砂利がフィルターの役割も果たすのは、砂利の間にバクテリアが住み着き、砂利がすべてろ過材となってろ過効果を発揮できるためです。そのため、砂利を敷くと手軽に水槽の綺麗さを保てますよ。

砂利のサイズですが、あまり小さすぎると水換えホースで掃除がしにくいため、メンテナンスに手間がかかってしまいます。そのため、砂までいかないようなサイズが一番ベストです。

反対に大きすぎる場合は、隙間にゴミが溜まりやすく水の交換を行なう回数や、メンテナンスの頻度が多くなります。場合に応じて、小さいサイズと大きいサイズを一緒に使用するのもおすすめです。

砂利を敷くとバクテリアが住み着き、水中の悪い物質を増えすぎないように抑えてくれるので、砂利を敷くだけでもお手入れがしやすくなります。砂利の間には金魚のフンや食べ残しのエサが入り込むため、沈下性のエサを避けるなど工夫して使用すれば、メンテナンスもしやすいです。

また、底面フィルターを使うと砂利がろ過フィルターとなるため、ゴミが溜まりやすくなります。そのまま放置してしまうと、病気の原因になり水槽をきれいに保てません。なので、2週間に1回など定期的にお手入れが必要です。

ジェックスとは、さまざまなペットグッズを取り揃えているメーカーです。また、グッドデザイン賞など多数の賞を受賞しています。いろいろなイベントなども行ない、消費者が使いやすく機能性が高い商品を目指して日々開発しています。

また、モニターなどを定期的に集め、実際に使用者の意見を取り入れるなど工夫しながらさまざまな商品を作っています。さらに、無料交換や点検などアフターサービスも充実しているため、信頼性が高くおすすめのメーカーです。金魚などの飼育用品も多数販売しています。

寿工芸とは、金魚や熱帯魚などのアクアリウム製品を多数扱っています。魚の製品のみを取り扱っているため、魚に特化した商品を購入できます。また、全国に店舗を設けており安心して使える商品が多いです。

砂利以外にも、水槽や餌など一式揃えられます。さらに、金魚や熱帯魚などの飼い方も動画で説明しているなど、初めて飼われる方にとって参考になるメーカーでもあります。専門店からペットショップまで幅広い店舗で商品を取り扱っているので、比較的手に入れやすくおすすめです。

金魚用の砂利は100均でも購入できます。ダイソーにはガラスストーンがあり、貝殻や石も入っているので装飾に便利です。オーソドックスな底石や白玉石、カラーつきの水槽用ストーンもあります。

セリアでは水質の改善に役立つ麦飯石やゼオライトが購入可能です。いずれのショップもエサや酸素発生剤など、ほかの飼育アイテムも取り扱っているため、専門店に行かなくても必要なものがそろえられます。

砂利を水槽に入れるときには、水槽に金魚がいるかいないかで方法が変わります。水槽に金魚がいない場合は一気に砂利を入れると水槽を傷つける恐れがあるため、軽量カップなどを使って少しずつ入れましょう。

金魚がすでに水槽にいる場合は砂利を入れると金魚が驚いてしまうため、金魚をバケツなどに水槽の水と一緒に移動するのがおすすめです。また、金魚がいる状態で砂利を入れたいときには、ろうとを使って少しずつ砂利を入れる方法もあります。

金魚には底砂をつつく習性があります。金魚が小さいうちはつつくだけですが、大きく成長すると砂利を吸い込んで残った餌を探しはじめます。吸い込んだときに小さな石を飲み込んでしまったり、石の大きさ次第では口に詰まってしまったりするため注意が必要です。

そのような事態にならないためにも、砂利は金魚の口よりも大きいものを選ぶようにしましょう。大きい石や砂利であれば金魚の口に石が詰まってしまう心配がありません。金魚が砂利を吸い込む動きは見られなくなりますが、金魚の口に石が詰まって苦しい思いをさせずに済みますね。

水槽に砂利や底砂を入れるのは見た目・水質の維持などでメリットがある一方で、いらないと考えている人もいます。それは以下のような砂利を入れないメリットもあるからです。

• 水槽のメンテナンスが楽
• 金魚のフンの状態をチェックしやすい
• 水質の維持にはこまめな水換えの方が重要

入れる・入れないではそれぞれにメリットがあるので、自分のスタイルによって合う方を選びましょう。

砂利・底砂の代わりとして、ビー玉を使う方法もあります。カラフルできれいなビー玉を使えば、水槽がいっそうおしゃれです。ただし、砂利よりも粒が大きいため隙間が増え、餌のカスやフンがたまりやすくなります。砂利のようなろ過効果も期待できないため、見栄え重視の方法と考えておきましょう。

今回は、おすすめの金魚用の砂利をご紹介しました。砂利といってもどれでもいいわけではなく、機能性などが変わってくるためしっかりと考えて購入する必要があります。金魚に適した砂利を選び、住みやすい環境を作ってあげてください。