ヘッドレストモニターおすすめ16選｜2個セットやHDMIで繋ぐタイプも

カーナビでDVDを見ようと思っても、後部座席からでは画面が遠くて良く見えません。そんな時には後部座席でも映像を再生できるヘッドレストモニターがおすすめです。これを設置するだけで、退屈な移動時間が楽しい家族の時間に変わります。

ヘッドレストモニターの中にはHDMI接続できるタイプ・Bluetooth対応タイプなどもあり、機種によってはポータブルテレビに近い感覚で扱えます。ディスクドライブ内蔵タイプも人気ですが、ブルーレイ内蔵タイプがあるかどうか気をしている方も少なくありませんよね。

本記事ではヘッドレストモニターの選び方や2個セット・NAVISKAUTOなどのおすすめ商品をご紹介します。ブルーレイ内蔵タイプの有無・ヘッドレストモニターの取り付け方も紹介しますので、ぜひご覧ください。

ヘッドレストモニターとは、運転席・助手席のヘッドレスト後方に取り付けるタイプのモニターです。自動車の後部座席で視聴するのが前提であり、使用感は飛行機の客席に設置されたモニターとよく似ています。

最近ではタクシーにも標準搭載されている場合が多く、スペースの限られる車内でもTV・動画といった映像媒体を楽しめる点がメリットです。

ヘッドレストモニターを選ぶときにヘッドレストのシャフトのサイズは特に重要です。サイズを間違えてしまうと取り付けに手間がかかってしまったり、最悪取り付けられないこともありえます。

ヘッドレストのシャフトサイズは車種によってそれぞれ異なります。特に内蔵型ヘッドレストモニターは純正の取り付け穴を使うためシャフト径が合わないと取り付けられません。

サイズがあっていないヘッドレストモニターを無理に使うと走行中にガタついたり、外れてしまうなどの事故が起こりやすくなり非常に危険です。楽しいドライブを楽しむためにも、購入の際にはしっかり測ってから商品を選ぶように気を付けましょう。

納車前でサイズを直接測れない場合には対応幅が広く、多くののシャフト径に対応したアタッチメントが付いているフリーサイズのヘッドレストモニターを選ぶのがおすすめです。

最近ではある程度の範囲でサイズを調整できるものも増えているので、ぴったり同じサイズでなくとも取り付けられます。ただし、あまりにサイズが違うと対応可能範囲を超えてしまうので、大まかなサイズは把握しましょう。

モニターのサイズもヘッドレストモニターを選ぶ上で重要なポイントです。画面が近すぎたり、あるいは小さくて見えないようではせっかくヘッドレストモニターをつけた意味がありません。

ステップワゴン・プラド・フリード・セレナなど車内空間が広く、前後の座席間隔が広い車の場合には大型の10～11インチのヘッドレストモニターがおすすめです。大型のモニターを取り付けることで、迫力のある映像を楽しめます。

特に前後の間隔が広い場合にはモニターが小さいと画面が見づらいです。大型のモニターには単体でDVDを再生できるなどの機能がついているものもあるので、より快適に車内空間を楽しめます。

コンパクトカーや軽自動車など比較的小型の車の場合には圧迫感が少なく、車内移動の邪魔にもなりにくい7～9インチのヘッドレストモニターがおすすめです。

ヘッドレストとモニターが一体型になっているタイプのものであれば、シャフトに取り付けるタイプのモニターに比べてさらに空間を節約できるので特におすすめです。また、左右の座席間隔が狭い車の場合、アームを利用して中央に設置するタイプのモニターも候補になります。

きれいな画面を楽しみたいなら解像度にも注目してみましょう。小型のモニターではそれほど気になりませんが、大型のモニターでは低解像度だと画面の粗が気になってしまいます。

特に10インチ以上のモニターの場合にはWSVGA（1024×600）やWXGA（1280x800）などの高解像度対応のものがおすすめです。また、近年では高機能モデルとしてFULLHD（1920x1200）対応のものも出ています。

ヘッドレストモニターで映像を楽しむにはカーナビとの接続が必要なため配線をする必要があります。知識と技術が必要で個人で行うには大変な作業です。

ですが、大型のヘッドレストモニターには本体にDVDやブルーレイプレーヤ―を内蔵しているモデルも出ています。このタイプはカーナビと接続する必要がなく、単体で使えます。配線の必要もありませんので設置も非常に簡単です。

多くのモデルでレジューム再生（続きから再生）にも対応しているので、一度再生を止めてもまた途中から見られます。AC電源に対応しているモデルなら、取り外せば家の中でもポータブルプレーヤーとして使えます。

最近ではスマホでYouTubeや動画配信サービスを利用されている方も多くいます。iPhoneやandroidなどスマホを接続したいならHDMI端子を搭載したモデルを選びましょう。

HDMI端子を搭載しているヘッドレストモニターであればスマホやタブレットの画面をミラーリングして大画面で楽しめます。ただし、スマホなどをHDMI端子に接続するには別途変換ケーブルが必要になりますのでその点だけ気を付けましょう。

自宅で録画したテレビ番組やビデオカメラで撮った映像を流したいのならSD/USBスロットがあるヘッドレストモニターを選びましょう。

SD/USBスロットがついているヘッドレストモニターであれば対応する記録媒体にデータを保管しておけば車内でも楽しめます。機種によって何GBまで対応しているかで対応する拡張子が変わるので、SDやUSBを接続する場合にはしっかり確認しておきましょう。

ヘッドレストモニターは、前方の席のヘッドレストに取り付けることが多く、助手席や運転席に座っていると音が気になってしまうこともあります。そこでおすすめなのが、Bluetooth対応モデルです。

これならワイヤレスのイヤホンやヘッドホンを接続できるので、音が気にならず、さらに有線イヤホンのように「コードが短い」「ちょっとした衝撃で線が抜ける」と悩む必要もありません。

現在市販されているディスクドライブ内蔵ヘッドレストモニターの大半は、DVD対応タイプです。ブルーレイ内蔵のヘッドレストモニターは一時期流通していたものの、現在はほとんど販売されていません。ブルーレイ内蔵を優先事項にすると非常に見つけにくいため、他の条件を優先する方が現実的です。

内蔵カメラが搭載されたナビ連動のヘッドレストモニターなら、運転席のカーナビと連動して、小さいお子様のいる後部座席の様子を振り返らずに確認できます。運転中でも後ろの様子がわかるため、子連れでの移動が多い方におすすめです。

ただし、ナビ連動のモニターをカーナビと連動させるにはケーブルでつなぐ必要があるので、座席下などの目立たない位置にコードを配線するなど配線に工夫が必要です。

ヘッドレストモニターの価格は、10インチ前後でDVDプレーヤーを搭載しているモデルならば概ね13,000円～20,000円前後が主流です。サイズや機能によっても価格が変わってきます。

ヘッドレストモニターを頻繁に使う場合、長距離のドライブで使用したい場合などは品質のいい、高解像度のものを選びましょう。最新の高級モデルでは13.3インチの大画面や4K映像に対応したモデルも出ていますので、画質にこだわりたい方にはワンランク上の商品もおすすめです。

MAXWIN（マックスウィン）は車載モニターやドライブモニターといった自動車電装機器を中心に製造・販売を行っている大阪のメーカーです。電装系を中心に取り扱っている専門メーカーで、ヘッドレストモニターにも力を入れています。

専門性を活かした安価で高品質なラインナップが特徴です。アジア圏を中心に輸入製品の卸売りも行っていますので、ラインナップは非常に幅広くなっています。

carrozzeria（カロッツェリア）はPioneer（パイオニア）が展開するカーAVのブランドです。パイオニアは元々「スピーカーのパイオニア」と言われるなどAV機器全般に強みを持つ企業です。

ヘッドレストモニターをはじめとするカーAV機器でも他社へのOEM（商品供給）を行うなど、現在でも強い存在感を示しています。carrozzeria（カロッツェリア）のヘッドレストモニターはやや高価ではありますが、長年培われた確かな技術と高い信頼性があります。

パナソニック（Panasonic）は言わずもがな、日本が誇る大企業です。パナソニックといえば白物家電が有名ですが、カーナビをはじめとする自動車電装機器でも複数のブランドを展開しています。

高い品質の日本製ですから、安心して使えます。モニターだけではなく配線コードなども単品で取り扱っているので、配線を延長するために追加購入する際にも特におすすめできるメーカーです。

NAVISKAUTOは、車載用のヘッドレスモニターを多く販売するメーカーです。ほかのメーカーよりも、価格が安く機能性が高いのが魅力です。電源不要のワイヤレスタイプが多く、2台セットで別々の動画を流せるのが魅力です。電源不要で使えるタイプを求めるならおすすめです。

アルパインは自動車用の音響機器・情報通信機器を取り扱うメーカーです。ヘッドレスモニターの分野では、前部座席・後部座席で別々のコンテンツを視聴できる「ダブルゾーン機能」が有名。ダブルゾーン機能を利用するには、アルパイン製のカーナビと連動させる必要があります。

山善は、調理家電や家具家電など幅広く生活に寄り添う商品を販売する国内メーカーです。山善からもヘッドレスモニターが販売されており、しっかりとした保証が付いているのが特徴です。お買い上げ日より1年間保証がつきますし、国内メーカーなので説明書も日本語で読めます。

ヘッドレストモニターには2個セットで販売しているものも多くあります。運転席・助手席の両方に取り付けが可能になっています。それぞれの座席でモニターを使えるので疲れにくくなります。

2つのモニターで別の映像も流せますので、Bluetoothやイヤホンジャックが使えるモデルであればそれぞれ好きなものを見られます。逆に、車内があまり広くない場合には邪魔になってしまうこともありますので、どのように使いたいかで選びましょう。

ヘッドレストモニターにはヘッドレスト一体型タイプと固定用アダプターを利用して取り付けるタイプがあり、現在はアダプターを利用して後付けするものが主流です。固定用アダプターをヘッドレストに取り付ける方法は商品によって違いますが、少しの力では動かないようガッチリと固定しましょう。

アダプターを固定したらモニターを取り付けます。角度や取付位置を調整したらこちらもしっかり固定して動かないようしましょう。一体型の場合には純正品と交換すれば完了です。

「後方座席の子どもが平等に映像を楽しめるように、ヘッドレストモニターを真ん中に設置したい」このような場合はヘッドレスト用のホルダーを活用しましょう。ホルダーの角度を調整することでモニターを真ん中に設置できます。

同じく真ん中に設置できるフリップダウンモニターと比べると見た目がすっきりしないというデメリットはありますが、簡単に取り付けできるので非常に便利です。

ヘッドレストモニターの配線はできるだけ隠すようにしましょう。見た目が悪いだけでなく、配線に引っかかってしまうなど、思わぬ事故につながる可能性もあります。一体型モニターの場合には取り付け穴の中に配線を通し、シートカバーの裏から引き出します。

そこからカーナビなどにつなげるようにします。固定用アダプターを使う場合もシートカバーの裏を通すようにしましょう。配線が前側シートのスライド部分に巻き込まれないようにしてください。

カーナビとヘッドレストモニターを繋げて使う場合、カーナビ部分を外して配線をハンダなどでつなぐ作業が必要になります。自動車電装の知識がある方であればDIYもできますが、基本的にはカー用品店や整備工場など、専門家に行ってもらいましょう。

費用は業者によって違いますが、10,000円から15,000円ほどのところが多いようです。オートバックスなどのカー用品店では安い価格で行ってくれます。DVDプレーヤー搭載型をカーナビとつながずに使う場合などであれば、電源さえ確保できればいいので工賃はかかりません。

残念ながらほとんどのヘッドレストモニターは車検対応ではありません。過去には問題なかったのですが、現在では基準が厳しくなったため基本的にヘッドレストモニターを装着した状態では車検に通りません。

ですので、車検時にはヘッドレストモニターを取り外す必要があります。アダプター式のものは取り付けるときとは逆の手順で本体部分を取り外します。アダプター部分はそのままでも大丈夫だとは思われますが、念のため整備工場の方に確認しましょう。

一体型モニターの場合には純正品のヘッドレストに戻します。間違って処分しないようにしましょう。いずれの場合にも配線そのものは問題ないようですので、モニター本体があると車検には通らない、と覚えておきましょう。

今回は、車に取り付けられるヘッドレスモニターの選び方と人気おすすめ商品を紹介しました。ヘッドレストモニターは車検の際など、気を付けることも多いですが、車で過ごす家族の時間を確実に楽しくしてくれます。迷っている方は、参考にしてみてください。