ロックで美味しいウイスキーおすすめ10選｜安い・スーパーやコンビニで買える銘柄も

ウイスキーとは一般的には「穀物を原料とした、糖化、発酵の後に蒸溜を行い、木製の樽に貯蔵し熟成させてできたお酒」を指します。特徴は、深い琥珀色をしている・ビールなどと比べて熟成期間が長い点です。

長い期間を経て飲めるウイスキーは大人の魅力にあふれており、飲み方によってアルコール度数を変えられるので自分の好きな飲み方ができるのも魅力です。その中でも定番の飲み方といえば、ロックですよね。しかし、ウイスキーにはさまざまな種類があるのでどれを選べばいいかわからないという方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、ロックで美味しいウイスキーの選び方やおすすめ商品をご紹介します。記事の最後にはロックが美味しいウイスキーの作り方や、安くて美味しいウイスキーも紹介しているのでぜひチェックして美味しいウイスキーを楽しみましょう。

ロックは、氷が溶けていくにつれ変化する味わいを楽しむ飲み方です。氷の溶け始めと溶け終わりでは、まったく味わいが異なります。ロックは、ウイスキーそのものの味わいを変えないので、合わない銘柄が少なく、冷たさでアルコール感が和らぎ口当たりがよくなるのがメリットです。

一方で、あまり氷が溶けすぎるとせっかくのウイスキーの味が薄まりすぎてしまったり、銘柄によっては渋みを感じやすいものもあります。ロックは、ウイスキーの芳醇な香りや繊細な甘みを感じにくくなる点がデメリットです。

世界中の中で、最も多くウイスキーを生産しているのがスコットランドです。スコットランドで作られたウイスキーをスコッチウイスキーといいます。スモーキーな香りが特徴のウイスキーで、ピートと呼ばれる泥炭を焚いて乾燥させるときに生じるものです。

スコットランドでは、スコッチウイスキーの製造について法律で細かく定めており、「スコットランドにおいて3年以上オーク樽で熟成させる」などの数々の条件をクリアしなければスコッチウイスキーを名乗れません。

スコッチウイスキーの中でも、モルトウイスキー・グレーンウイスキー・ブレンデッドウイスキーといった種類に分けられ、種類や産地でさまざまな風味や味わいがあります。多くのウイスキーを生み出すスコットランド産のウイスキーからぜひ好みのウイスキーを選んでみてはいかがですか。

カナダで作られているウイスキーをカナディアンウイスキーといいます。法律で規制が設けられており、「穀物のみを原料とし、カナダ国内で蒸溜し、さらに3年以上熟成期を経たウイスキー」のみカナディアンウイスキーを名乗れます。

カナディアンウイスキーは、麦の風味が豊かで他国のウイスキーと比べて刺激が少ないのが特徴です。ソフトな口当たりで、今までウイスキーを飲んだ経験のない人でも、飲みやすいと言われています。

値段も手ごろなものが多いため、よりウイスキー初心者にはおすすめです。これからウイスキーを覚えたい人は、ぜひカナディアンウイスキーから頼んでみてはいかがですか。

スコッチウイスキーと並んで長い歴史をもつアイルランド産のウイスキーをアイリッシュウイスキーといいます。スコッチウイスキーと違ってピートで焙煎しないため、独特なスモーキーな香りがなく、なめらかな口当たりで飲みやすいのが特徴です。

穀物を原料とし、麦芽の酵素で糖化・酵母の働きで発酵・蒸溜液はアルコール度数94.8％以下のものを使用する・木樽で3年以上熟成などの厳しい基準をクリアしたウイスキーのみアイリッシュウイスキーとして世に出せます。

アイリッシュウイスキーはサラッとしていてライトな口当たりのため、誰でも飲みやすいのが特徴でウイスキー初心者にもおすすめできるウイスキーです。

アメリカで作られているウイスキーをアメリカンウイスキーといいます。原料や製法で異なる細かく種類が定められているのが特徴です。一口にアメリカンウイスキーと言っても、さまざまな種類を楽しめます。

アメリカンウイスキーは、「原材料が穀物類であるか」「熟成にオーク樽が使われているか」「40％のアルコール度数であるか」といった基準を満たしたウイスキーを言います。アメリカンウイスキーを楽しみたい人はぜひ基準を満たしているか確認してくださいね。

アメリカンウイスキーの中では、バーボンウイスキー・コーンウイスキー・モルトウイスキーなどといった種類などが挙げられます。香りが強く、深いコクがあるのが特徴です。

日本で作られているウイスキーをジャパニーズウイスキーといいます。竹鶴政孝氏がスコットランドで蒸留技術を学び、日本で蒸留を始めたのが始まりといわれています。今では世界中で高い評価を受けているウイスキーです。

他の国のウイスキーに比べると歴史は浅いですが、スコッチウイスキーをベースに独自に進化を遂げ、日本ならではのジャパニーズウイスキーを作り上げています。

穏やかで繊細な味わいが特徴で、スコッチウイスキーの特徴であるピートを使ったスモーキーな味わいのウイスキーもあれば、ピートを使わずに日本人の口に合わせたウイスキーもあります。さまざまな味わいのウイスキーを楽しめます。

ウイスキーは、それぞれ種類によって熟成年度が異なります。また国によって一定期間以上熟成させなければならない基準があります。どのくらいの熟成年度かを見てウイスキーを決めるのもウイスキーを楽しむポイントです。中には記載がないものもあります。

熟成年数が長ければ長いほどおいしいウイスキーであると思われがちですが、近年では熟成年数が浅くても質のいいウイスキーがたくさんあります。

ウイスキーは、熟成年数が長ければ長いほどまろやかになるといわれていますので、クセのあるウイスキーが飲みたい人は、ぜひ熟成年数が浅いウイスキーを楽しんでみてください。

また、バーボンといった熟成するスピードが速い種類のウイスキーもあります。バーボンは新樽を使っており、95％のバーボンが作られているアメリカのケンタッキー州は気温差が大きいため、バーボンの熟成を速めています。

ウイスキーは熟成させればさせるほど味わいが変化していきます。その変化を楽しむのもウイスキーの醍醐味です。

ウイスキーは熟成させればさせるほどまろやかな口当たりになるので、クセのないウイスキーが飲みたい人はぜひ熟成年数が長いウイスキーを飲んでみてください。

ウイスキーは熟成年数の違いによって歴史を感じられるお酒ですので、自分の好みに合った年数のウイスキーを探すのもウイスキーを楽しむポイントの1つです。

ウイスキーの価格は同じ銘柄のウイスキーでも熟成年数に異なり、かなり幅が広いです。どのような価格帯のウイスキーを楽しむかもウイスキーを選ぶ上で大切なポイントです。千円以下で手に入るものもあれば数十万円するものもあるので、自分にあった価格を選びましょう。

数千円以下で手に入り、質のいいウイスキーもたくさんあります。手に入れやすいのが特徴であり魅力です。また、同じ価格帯のウイスキーを数種類用意して、それぞれのウイスキーの違いを楽しむのもいいですね。

コンビニやスーパーなどでも簡単に手に入るので、ウイスキーを気軽に楽しみたい人や、ウイスキーをこれから楽しんでいきたい方は、低価格のウイスキーから始めてみてはいかがでしょうか。

ウイスキーの中には、プレミアがついて高い値段で取引されるものもあります。滅多に飲めないウイスキーを特別な日に楽しんだり、ウイスキー好きな人にプレゼントしてみてはいかがでしょうか。

1つのウイスキーをロックはもちろん、さまざまな飲み方で楽しんでみるのもウイスキーを楽しむポイントです。なかなか手が出しにくいからこそ、とことん1つのウイスキーを楽しんでみてください。

ウイスキー選びに迷った際には、人気メーカーの商品を購入するのもおすすめです。ここではとくに有名な3社を紹介します。ぜひ参考にしてください。

• サントリー
  日本を代表する老舗メーカー。世界的にも評価される山崎・白州・響などがとくに有名。角瓶はリーズナブルなため日常使いに最適。
• キリン
  ビールで有名だが、実はウイスキーも販売している。日本人の口に合いやすいため、初心者にもおすすめ。有名銘柄は富士・陸などがある。
• バランタイン
  スコットランドの老舗メーカー。スコッチウイスキーを試してみたい場合は、日本でも手に入りやすいバランタインがおすすめ。本格的な味わいが楽しめる。

ウイスキーをあまり飲んだ経験がない方には、「ピート臭」が少ない商品がおすすめです。ピート臭とは、ウイスキーの原料の大麦麦芽を乾燥させる際に、ピートと呼ばれる泥炭を焚いた時にでるスモーキーな匂いをいいます。初心者の方はこのピート臭が苦手な方も多いので、フルーティなものから始めてみましょう。

ウイスキーオンザロックの作り方は至ってシンプルです。用意するものはグラス・ウイスキー、大きめの氷とマドラーです。氷はコンビニエンスストアで売っている氷がおすすめですが、家で作る場合は大きめの製氷皿にミネラルウォーターで作りましょう。

水道水だとニオイが気になる場合があります。グラスに氷を入れたらウイスキーを30ml前後だけ入れるのが最適です。量を入れすぎると冷えるまでに時間がかかり味のバランスが崩れてしまいます。最後にマドラーで軽くまぜたら完成です。

ウイスキーの飲み方を知っていれば、今よりもっとウイスキーを美味しく楽しめます。ウイスキーは香りも素晴らしいので、ゆっくりと味だけでなく香りから味わうのがおすすめです。チェイサーを用意するのも忘れないでくださいね。

チェイサーは水、または炭酸水やソーダが最適です。ウイスキーと交互に飲むと口をリセットできます。香りも楽しむなら少量ずつをゆっくりと飲むのがベストです。ウイスキーを楽しむ際は、ぜひチェイサーも一緒に用意しておきましょう。

ウイスキーと一緒におつまみもあれば、最高に美味しくウイスキーを楽しめます。ウイスキーの香りをもっと楽しみたいなら、燻製系のおつまみがベスト。ソーセージやチーズなど、燻製された食品とウイスキーの香りがマッチします。

ドライフルーツも香りのいいウイスキーとの相性が抜群です。味や香りが薄くなってきた頃合いに最適なのが、ナッツ系です。最後を締めるおつまみとしておすすめです。意外な組み合わせとしては、おでんなどの和食もウイスキーとマッチするので試してみてください。

ウイスキーをオンザロックで飲む場合は、飲み口が広く背の低いグラスが適しています。ロックグラスを扱うブランドは、高級感のあるバカラやカガミクリスタルなどさまざまなブランドがあります。また、ロックグラスでウイスキーを飲む場合グラスは、あらかじめ冷蔵庫で冷やしておくのがおすすめです。

下記の記事でウイスキー用のロックグラスを紹介しています。容量・重さ・飲み口・耐久性・透明度・ブランドをチェックして、お気に入りのグラスを選んでみましょう。

お酒にはさまざまな種類がありますが、その中でもウイスキーはアルコール度数が非常に高いです。一般的なウイスキーのアルコール度数は40〜43前後とされています。よく飲まれているビールは度数が5前後なため、40〜43度は非常に高いですよね。

これは、製造過程による違いが非常に大きいです。素材をそのまま発行させて作る醸造酒は、基本的にアルコール度数が低いです。ビールやワイン、日本酒などが仲間です。

ウイスキーは蒸留酒と呼ばれる仲間で、焼酎と同じ分類です。これはアルコールを凝縮させる方法で作られるので、とてもアルコール度数が高いです。

ウイスキーの飲み方の種類である「ロック」と「ストレート」は、どちらも何かで割らずにそのまま飲む方法です。では何が違うのでしょうか。

実は、2つの違いは「氷があるかないか」だけです。ボトルからそのままグラスに注ぐのが「ストレート」、ストレートに氷を入れると「ロック」になります。ロックの場合、時間が経つにつれて氷が溶けるので水割りのようになる特徴もあります。

ストレートで飲む場合はロックと違い溶けた氷で薄まらないので、アルコールに弱い方は注意しましょう。

ロックで飲むのがきついと感じる理由は、主に3つあります。1つめは、ウイスキーのアルコール度数が高いからです。そもそもウイスキーはアルコール度数が高めで、ロックだと飲み始めのアルコール度数がかなり高く、ウイスキーを飲み慣れない人にはきつく感じられます。

2つめは、アルコール度数の高いお酒の刺激に慣れていないからです。また、3つめは、飲む量が多かったり、飲むペースが早かったりが挙げられます。ウイスキーは、少量を時間をかけてゆっくり味わうことで、芳醇な香りや甘さが引き立ちます。

ウイスキーの種類や選び方、実際の商品をご紹介してきました。ウイスキーは種類も豊富でここでご紹介できなかった種類もたくさんあります。ぜひさまざまなウイスキーを試して自分の好みのウイスキーを見つけてください。