外反母趾用シューズ・靴のおすすめ12選｜ ひどい外反母趾にも！人気ブランドも紹介

外反母趾とは、足の親指が内側へ曲がって変形している状態です。歩き方の癖や、合わないシューズを履いている、筋力の低下などさまざまな原因が考えられます。くの字に曲がっている親指の付け根と靴が当たり、痛みを伴う場合も少なくありません。

おしゃれなだけでなく履きやすく、健康面でも安心できるシューズこそいい靴です。実は現在、外反母趾でも履きやすいシューズが登場しています。スニーカー・ローファーに抵抗のある方に相応しいレディースパンプスタイプはもちろん、メンズ用スニーカーもあり、選択肢は豊富です。

以上を踏まえ、本記事では外反母趾に悩む方に適したおすすめブランドのほか、おすすめ商品12選をご紹介します。魅力ある商品をピックアップしましたので、ぜひご覧ください。

最初に、そもそも外反母趾とはどのようなものであるかを解説します。チェック方法も合わせて紹介しますので、ご参照ください。

外反母趾は足の親指が小指側に曲がる一方、親指の付け根・関節部分が外側にせり出す状態です。足幅・つま先の細い靴を履き続けると起こりやすく、パンプスを常用する女性によく見られます。特にヒールの高いパンプスはつま先側にかかる負担が大きいため、いっそう変形を促す傾向が強いです。

外反母趾の主なチェック方法・目安としては、以下のものが挙げられます。

• 親指の付け根が靴内部のインナーに擦れる
• 素足でも親指が小指方向を向いている
• 足裏の指の付け根周辺にタコができやすい
• 靴を脱ぐと親指・小指の外側が擦れている

なお、上記はあくまでセルフチェックの方法です。不安を感じる場合・精密な検査を受けたい場合は、医療機関に相談しましょう。

外反母趾にいい靴は、母趾に負担をかけない靴です。下記のような靴がおすすめですので、靴を選ぶ際は参考にしてください。

• つま先部分が余裕のある靴
• 横アーチをサポートしてくれる靴
• 4cm以下のローヒール靴

多くの女性が仕事でパンプスを使用しています。つま先が細いタイプのパンプスは、外反母趾の原因になったり、外反母趾の方は足が痛くなってしまいます。そのため、外反母趾の方はつま先が細くないタイプのパンプスを選ぶようにしましょう。

具体的には、スクウェアトゥやラウンドトゥといったつま先が四角になっていたり丸くなっていたりして、細くないタイプの靴をおすすめします。よりつま先の部分が広いため、外反母趾の方でも負担なく履けます。

また、つま先の形だけでなく、安定感のあるパンプスを選ぶのも大切です。ヒールの部分が高すぎなく、ピンヒールのような細いヒールではない、低めで太いヒールのパンプスを選ぶとより歩いているときも足の負担が少なくなります。

男性が仕事の時に履く場合が多いのが革靴です。革靴も先が細いタイプのものもありますので、外反母趾の方にはとても負担になります。歩き方に問題がある場合もありますので、歩きやすい靴を履くのが大切です。

だからといって、足を圧迫しない広い靴をただ選んだらいいわけではありません。中に余裕がありすぎる靴を履くと、中で足がずれてしまいかえって足を圧迫してしまう場合もあります。

そのため、外反母趾の方はフィッティングをしっかりと行ってください。自分に合ったサイズの靴を履くとより足に負担のない状態にできます。

ローファーはヨーロッパ発祥の靴で、ヨーロッパの石畳を歩くため靴の底がとても硬く作られているものがほとんどです。また、見た目の美しさを重要視しているため靴の底だけでなく、皮革も硬い場合が多くなっています。

ローファーは学生靴としてもよく使用されており、毎日欠かさず履いている方も多いです。毎日足の痛みを我慢していると、学生であれば勉学への集中力も低下してしまうかもしれません。そういった点からも、自分の足にあったものを身につける必要があります。

硬いものが多いローファーでは、できるだけ柔らかくて履き心地のいいものを探すといいです。快適に歩くためには、靴と足の間の偏った箇所に隙間ができず、地面を蹴る際にもしっかり自分の足にフィットするものを選んでください。

スニーカーはヒールがなくクッション性があるため、より外反母趾の方でも足に負担なく歩けるためおすすめです。仕事中でも通勤時だけはスニーカーを履いている方もいます。

歩きやすいスニーカーですが、スニーカーならば何でもいいわけではありません。自分に合うサイズのスニーカーをしっかりと選ぶのが大切です。スニーカーの中にも先が細めのタイプのものがあるので、そういったスニーカーを選ばないよう気をつけてください。

外反母趾の方は、より足の負担を軽くするためスニーカーを選ぶ場合も多くあります。そのため、しっかりと自分に合ったスニーカーを選んでくださいね。

ウォーキングシューズとは、名前の通り歩く際に使用する目的でつくられた靴を指します。長い距離を歩いてもできるだけ足に負担がかからないよう、スニーカーに比べてかかと部分のクッション性が高いのが特徴です。

快適に歩くために作られているウォーキングシューズは、他の靴より外反母趾の方でも履きやすいと言えます。その中でもよりストレスなく履けるものを探すといいです。つま先部分にゆとりがあるものだと、長く歩いても締め付けや痛みを感じにくいです。

また、横アーチをサポートする機能がついているものは、歩行時の足裏への負担を軽減し、開張足を補正してくれるためおすすめです。ヒールの高さは2.5〜3cmくらいが最も負担が少なく、楽に歩けます。最近では、外反母趾に特化したウォーキングシューズも売られているため要チェックです。

夏になると、サンダルを履く方も増えてきます。サンダルは、一見足のつま先が覆われていないため、開放的でつま先の負担も少なく感じてしまいます。しかし、サンダルのタイプによってはかかと部分が安定していないものもあるため注意が必要です。

女性用のサンダルとなると、つま先が細いものだったり、ヒールがあるものも多いです。そのため、パンプスを選ぶときと同様つま先が細くなく、ヒールが高すぎず細くないものを選んでください。

スリッポンとは、靴紐やバックルなどの金具がない、靴全体の形状だけで足に固定させる靴を指します。スリッポンは季節を問わずに履けるうえに、靴紐を結ぶといった履く際の手間がないため、カジュアル靴の定番として男女問わず人気が高いです。

スリッポンは靴紐などで大きさや締め付けの調節ができないため、靴自体の構造やサイズ感が重要になります。ある程度ストレッチが効いていて、足にフィットするものがおすすめです。つま先部分は幅広に設計されているものを選ぶと窮屈感がなくて快適です。

どのようなインソールが使用されているかも大事なポイントです。歩行時に靴の中で足が滑らないよう、前滑りや横滑りを防止するものや、衝撃をしっかり吸収できるクッション性が高いインソールを選ぶといいです。スリッポンは本体が軽いものが多いため、自分に合うものを選べばとても快適に履ける靴と言えます。

ギリシャ型とは、親指よりも人差し指の方が長い足の形です。日本人の約25％がギリシャ型といわれています。ギリシャ型の方がシューズを選ぶときに大切なのが、人差し指が長いため、少し長めのシューズを選ぶ点です。

人差し指に負担がかからないよう気をつけなくてはいけませんが、あまりにシューズが長く余裕がありすぎると、シューズの中で足が動くため足の指に負担がかかってしまいます。

足の指に負担がかかると外反母趾になりやすいので、ギリシャ型の方は少し長めのサイズで適度な余裕があるシューズが理想です。

親指が最も長く、小指にかけてなだらかなカーブを描くような足の形をエジプト型といいます。日本人の70％がエジプト型で最も多い足の形です。実は、エジプト型は外反母趾になりやすいといわれています。

その原因が、足の重心が外側に傾きやすい点にあります。そのため、エジプト型で特につま先が細いタイプのシューズを履く方は、特に外反母趾になる可能性があるため注意してくださいね。

外反母趾になった親指ばかりに目を向けがちで、より幅の広いシューズを選んでしまう場合も多くあります。幅の広さばかりにこだわると、結果的に自分の足に合っていないシューズを選んでしまいがちです。そのため、親指以外の足の指にも目を向けてください。

親指から小指までの長さが同じで、ほぼ平行な足の形をスクウェア型といいます。日本人の5％がこのスクウェア型といわれていてあまり多くないのが特徴です。

スクウェア型の方がシューズを選ぶ際に注意が必要なのは、指の長さがほぼ同じのためつま先の細いタイプのシューズを履くと外反母趾になりやすい点です。親指が圧迫されてしまうので、足に負担がかかってしまいます。

スクウェア型の方は、足の形に合わせてつま先の部分がフラットになっているタイプのシューズを選んでください。

足を固定してくれる靴紐やマジックテープといった留め具の付いたシューズは、外反母趾の方にもおすすめです。特に長時間歩く方は、スリッポンなどの留め具がないシューズよりも留め具があるシューズを選ぶようにしてください。

靴紐の良さは、自分の足に合わせて細かい調整ができる点です。足の大きさは左右によっても違いますし、足がむくむため朝と夕方でも大きさが異なってきます。その時の足の大きさに合わせたシューズに調整できるのが魅力的です。

自分に合ったサイズの靴を履くと足が固定され、靴の中で足が動きません。外反母趾の方はより幅の広い余裕のある靴を選びがちなので、中で足が動いてしまいかえって外反母趾にはよくない状況を作ってしまいます。

細かく調節したい方は、ぜひ靴紐があるタイプのシューズを選んでください。

靴紐だとすぐにほどけてしまうため、結びなおすのが大変だったり履くときに時間がかかるのが嫌な方におすすめなのが、マジックテープがついているタイプのシューズです。

マジックテープがあるシューズのよさは、簡単にシューズのサイズを調節できて固定できる点です。また、紐を結ばないため歩いている途中でほどける心配もなく、安心して長時間外歩けます。

シューズを履くときも、靴紐とは違って時間がかからずすぐに履けるため、朝は忙しいからなるべく手間を減らしたい方にもおすすめです。

靴を選ぶ際は、履き心地だけではなくブランドにもこだわりたいですよね。以下の記事でおすすめブランド2社をご紹介しますので、ぜひチェックしてください。

fitfitは、外反母趾でも痛みを感じにくく見た目も美しい、そんな機能性とデザイン性を兼ね備えた靴で人気のブランドです。人間工学に基づいた靴づくりに定評があるメーカーと組み、何十もの試作を重ねた末に誕生したソールには定評があります。

また、親指を開放するオリジナルの木型・独自のつま先設計・履き心地を追求した3in1ソールは、足への優しさをを徹底的に追及しているのが伺えます。外反母趾の方、そうでない方にもおすすめのブランドです。

アシックスは、一度は耳にした方が多くいるほど有名なブランドです。取り扱い店舗が多く、オンライン販売も充実しているため、気軽に手に取れるのが嬉しいですよね。

通気性のいいメッシュ素材やクッション性の高いソール、さまざまなカラーバリエーションなど、お気に入りがいくつもできるほど品揃えが充実しています。また、お値段が気になる方でも、公式サイトでセールやアウトレット品も購入できるので、気になる方はぜひチェックしてください。

ここからは、外反母趾の方におすすめのシューズをご紹介します。さまざまなシーンで使えるシューズが数多く発売されていますので、自分の使用目的や足の形に合わせたシューズを選んでください。

外反母趾用の靴が実際にどこで売られているのか疑問に思う方も多いです。イオンなどでも売られている場合がありますが、自分の足に合った靴を見つけるのはとても大切であるといった点から、基本的には専門店での購入がおすすめです。

専門店では幅広いサイズ展開やデザイン、より多くのタイプに合う靴が置かれています。また、専門店の販売員は外反母趾や靴に関する知識も豊富で、実際に履いているところを見てもらい、適切な靴を選んでもらるので安心です。

普段感じている歩行時の痛みや、どのようなときに外反母趾が痛むのかも相談でき、快適な靴選びが可能です。今少しでも外反母趾に悩んでいる方や外反母趾用のシューズを買いたいとお考えの方は、まず専門店に行くのをおすすめします。

外反母趾の方でも、長時間履いていても足が痛くならないシューズをご紹介しました。足に大きな負担のかからないシューズのため、外反母趾以外の方にもおすすめです。ぜひご紹介したシューズを履いて、より快適に過ごしてくださいね。