サッカーボールのおすすめ13選｜蹴りやすい5号サイズや検定級も

サッカーボールなんて全部同じと思っている方も多いはずです。確かに見た目は似ていますが、練習用・公式球・観賞用・リフティング練習用・ビーチサッカー用など用途ごとに適したさまざまな種類のサッカーボールがあります。

1号球・2号球・3号球・4号球・5号球などのサイズがあり、いろいろな素材で作らているのが特徴です。アディダス・モルテン・ミカサなどのブランドさまざまなブランドのサッカーボールがあり、初心者の方はどれを選んだらいいか迷ってしまいがち。

そこで今回は蹴りやすいサッカーボールの選び方とおすすめ商品を紹介します。購入を迷われている方はぜひ参考にしてください。サッカーボールの空気の入れ方についてもご紹介します。

5号球は周囲が68～70cm・直径22cm・重量410～450gとなっている一番大きいサイズのサッカーボールです。これはプロアマ、国を問わず一般的に大人が使うサイズとしても定められています。

本格的にサッカーに取り組みたいと考えている方は5号球を買うのがおすすめ。ですがサッカーボールの大きさは骨格や筋肉の発達具合によって正確に決められているため、小さい子供が使う場合にはおすすめできません。怪我をする原因になる場合もありますので、原則としては年齢に合ったサイズのサッカーボールを使いましょう。

4号球は周囲63.5～66cn・直径20.5cm・重量350～390gとなっており、5号球よりもひと回り小さいサイズとなっています。年齢としては小学校高学年向きです。小学生の大会ではこの大きさのものが多く使われています。

4号球は軽量のため、5号球を蹴った時と感覚が大きく異なります。中学以降もサッカーを続ける場合は、新たに5号球を購入するのがおすすめです。

3号球は周囲58~60cm・直径19cm・重量300～320gとなっており、小学校低学年や幼稚園児などのキッズ年代が使用する場合におすすめです。本格的な作りのサッカーボールから、柔らかく軽量なサッカーボールなども多いサイズになっています。

柔らかく軽量なタイプは本格的なサッカーをするには向いていませんが、初めてボールをける場合やボールが苦手なお子さんにはおすすめです。本格的な試合用と同じ作りの3号球も販売されています。

幼児が使用する場合や観賞用には、1号球か2号球サイズのサッカーボールがおすすめです。1号球は直径が約13～15cm、2号球は直径約14.5～18cmのコンパクトサイズです。3号球も未就学児用に販売されていますが、大きすぎる場合は1号球～2号球を選びましょう。

サインボールや観賞用として部屋に飾る場合は、3号球以上のサイズだと意外にスペースが必要になります。1号球・2号球ならコンパクトで、場所を取らないので観賞用に適したサイズです。

サッカーボールには「JFA検定球」と「FIFA国際公認球」の2種類の試合用サッカーボールがあります。JFA検定球は日本サッカー協会の定める規格に合格し、検定を取得したサッカーボールです。日本国内の公式サッカーではこのタイプの使用が義務付けられています。

FIFA国際公認球とは国際サッカー連盟（FIFA）の定める規格に合格したサッカーボールです。FIFAが定める重量・円周・丸さ・バウンド・吸水性・空気漏れ・耐久性の7項目をクリアしないと合格できません。値段が高めな商品が多いのが特徴です。

サッカーボールには「練習用」と呼ばれるものも存在します。しかし、跳ね方や耐久力など検定球に劣る場合が多く、使い勝手も違ってきます。基本的には、練習の場合にも検定球を使うのがおすすめです。

レプリカは公式試合球とデザインは一緒ですが、製法や表面の革などの品質が違います。値段も格段に安いものが多く、鑑賞用として手に入れやすいです。ほとんどの場合実践での使用には向いていませんが、JAF検定球として作られているレプリカもあります。

検定球の場合は、試合や練習にも使えます。レプリカ以外にも大会出場の記念や贈り物として名前やメッセージが書き込める「サインボール」「記念ボール」といった商品があります。思い出をいつまでも残しておきたい場合にピッタリです。

リフティングの練習をしたい場合は、普通のサッカーボールではなくリフティングボールがおすすめです。リフティングボールは、一般的なサイズと比べてコンパクトサイズになっています。リフティングボールで練習すれば、普通のボールを使ったリフティングも上手くなります。

リフティングボールを使うとボールの芯が捉えられるようになるので、キック精度やボールコントロール技術も向上します。リフティング以外の技術向上にも、おすすめのサッカーボールです。

砂浜で裸足で行うビーチサッカーをするなら、ビーチサッカー用のボールを使いましょう。砂浜は細かな砂が多いので、ボールの中に砂が入りやすいです。また、ビーチサッカーは裸足で行うので、普通のサッカーボールを蹴ると足を痛める可能性もあります。

ビーチサッカー用のボールは、バルブから砂が入りにくくなっています。また、クッション性も高いので、裸足で蹴っても足がダメージを受けません。ビーチサッカーを快適に行うためにも、専用のビーチサッカー用のボールがおすすめです。

ラテックスチューブは、天然ゴムなので衝撃に対して優れた伸縮性を持っているのが特徴。良く跳ねて反発力が高いのが魅力です。ですが、土グラウンドで使用すると逆に跳ねすぎてしまい扱いづらいです。

空気も抜けやすいので怪我や破損の原因になる場合もあります。また高価な場合が多く、量販店ではなかなか手に入らない場合が多いです。

ブチルラテックスチューブは、合成ゴムです。しっかり蹴っても飛びにくく反発力があまりありません。そのため硬い土やアスファルトで練習する場合におすすめ。強い衝撃でも跳ねすぎる心配がないので扱いやすいです。

空気も抜けずらいといった長所もあるので、空気圧をあまり気にする必要がありません。比較的安価なものが多く、入手しやすいです。

サッカーボールには以下の4つの製法があります。レベルや練習量によって選びましょう。

熱接合のボールは真球性が高く劣化しにくいのが特徴です。中学生以上になると練習が激しくなるので、メンテナンスがしやすい熱接合のボールが特におすすめです。

手縫いのボールはもっともポピュラーで、練習用から試合用まで幅広く使われます。ハイブリッドは機械縫いと熱接合が組み合わされた製法で、機械縫いよりも強度が高いです。機械縫いは細い糸で細かく縫われていて、耐久性は劣りますが安価なのでレジャー向きです。

サッカーボール以外にも、バスケットボールやバレーボールなどの検定球を世に送り出している有名メーカーです。そのため、検定球と言えば「モルテン」といった印象が強い方も多いはずです。

2017年で100周年を迎えており、歴史がある老舗企業。そんな世界的なメーカーのモルテンですが、なんと本社工場が広島にある国産企業なのです。モルテンは多くの高校や中学の練習用のサッカーボールとしても活用されており、幅広いサイズ展開もしています。

特にモルテンの中でも人気なのは「ペレーダ」のモデルです。1991年に発売以降ずっと改良が続けられているモデルで、おすすめの一品となっています。

ミカサと聞くとバレーボールのイメージがあります。実はそれ以外にもサッカーボール・バスケットボール・ハンドボール・ドッジボール・水球とさまざまな球技用ボールを扱っている国内メーカーです。

5～4号球と豊富なサイズがラインナップされているので、年齢に合わせて選べます。金額もリーズナブルなものが多いので、手に入れやすいです。サッカー界での知名度はそれほどないですが、モルテンと同じように検定球のサッカーボールも多いのでおすすめです。

アメリカ発祥のスポーツブランド「ナイキ」。色とりどりのデザインのサッカーボールが多いので、他人と差をつけたい方におすすめ。他のサッカーボールと混じっても探しやすく、ナイターでも視認性がいいので扱いやすいです。

検定球の記載はありませんが、値段も手頃なので手に入れやすいのが魅力。デザインを重視したい方におすすめのブランドです。

ドイツ発祥の会社で、多くの方に馴染みがあるブランドです。ワールドカップのサッカーボールを提供しており、ヨーロッパ最強クラブチームを決めるチャンピオンズリーグもアディダスが提供しています。世界的に見てもかなり格式の高いブランドです。

世界的ブランドのアディダスですが、値段が少し高めな商品が多いのが特徴。チャンピオンズリーグで使用されたサッカーボールだと2万円近い価格のようです。選びやすい価格帯の商品もありますので、予算内のサッカーボールを選びましょう。

サッカーボールは、コンプレッサーなどの空気入れを使って空気を入れていきます。正しい入れ方で空気を入れないと、バルブが傷ついて空気の抜けが早くなる危険があります。正しい空気の入れ方を守れば、ボールを長く使用できます。

石けん水や潤滑油で、空気針を濡らしてからボールのバルブに空気針を差し込みます。また、空気針を垂直に差し込んで、ゆっくりと空気を入れましょう。空気針を濡らさないとバルブが傷つきやすく、垂直に差し込まないとバルブの傷や空気針が折れる原因になります。

空気の入れすぎもボールの変形や破裂の原因になります。圧力計を使って、適正な空気圧になっているか確認するのが大切です。

サッカーボールは外で使う機会が多く、繰り返し蹴るため消耗品になります。また、使用頻度や空気の入れ方によってもサッカーボールの寿命は左右されますが、小学校6年間で1～2回買い替える程度です。

また、濡れたまま放置しない・適切な空気圧で使うなど、日々のメンテナンスが長持ちさせるコツになります。ロングユースができるアイテムなので、ぜひ用途に合ったお気に入りのサッカーボールを選んでください。

サッカーボールは見た目はほとんど一緒ですが、商品によって使いやすさや軽さ、サイズが全く違います。使う年齢によっても大きさが変わってくるので、年齢に合ったサッカーボールを選びましょう。ぜひ自分にピッタリ合う商品を購入し、素敵なサッカーライフを楽しんでください。