乾電池式モバイルバッテリーおすすめ10選｜使えないときは？どれくらい充電？

近年人気が高くなっている乾電池式のモバイルバッテリーです。普段使いから災害時まで、さまざまなシーンで活躍が見込める便利アイテムとして注目を集めています。大きなメリットとして、手軽に用意できる点が挙げられます。

乾電池はコンビニやスーパーなど、多くの場所で購入可能です。電気が必要な充電式とは異なり、予備の乾電池をストックしておけば電池が空になった際にすぐ交換して使い続けられます。乾電池で動くため、電源プラグの種類が違う国や電源供給が難しい災害時でも活躍します。

この記事ではおすすめの商品ランキングだけでなく、乾電池式モバイルバッテリーの選び方や乾電池式充電器はどれくらい充電できるのかなどの疑問を解説。また、充電器が使えないときの対処方についても紹介しています。購入を迷われてる方はぜひ参考にしてください。

電池には一般的なアルカリ電池の他に、マンガンやリチウム、ニッケルなどの種類があります。アルカリ電池は容量とパワーが大きく、乾電池式モバイルバッテリーの多くがアルカリ電池に対応しています。保存期間が長く、備蓄用の乾電池としても人気が高い乾電池です。

マンガン電池は時間を置くと、電圧が復活します。そのため、常時使用する機器ではなくリモコンなどのスイッチがあるような機器に使用するのが最適です。

ニッケル水素電池の特徴は、充電して繰り返し使用できる点です。パワーが強く、モバイルバッテリーとしての電池として十分使えます。

エネループやニッケル水素電池など、何度も充電して使用する乾電池を使用する場合は、充電機能が搭載されているかチェックしましょう。充電機能により、何度も同じ電池を繰り返し使用できるため、ランニングコストを抑えられます。

また、有事の際を想定するのであれば、充電機能の有無はとても重要なポイントの1つです。電力の供給が難しい、新しい乾電池を購入できないシーンでも、本体に充電機能が搭載されていればモバイルバッテリーとしての役割を果たせます。災害時では、電力があるだけでも安心材料になります。

乾電池式モバイルバッテリーの中には、本体に非常用ライトが付いているものもあります。スマホにライト機能が付く場合がほとんどですが、そのスマホの充電が少ない、あるいはないときに便利です。

足元や目の前を照らせるため、懐中電灯を持っていない時も安心です。災害時以外にも、アウトドアなどで屋外を散策する時にも役立つ機能です。乾電池式モバイルバッテリーの中には、電池残量が少ない場合でも、ライト機能は使えるタイプがあります。

海外に行く機会が多い方は、海外電圧に対応しているかもチェックしましょう。日本の電圧は100Vで、アメリカが120V、中国が220Vである点をふまえると電圧は低いです。乾電池式モバイルバッテリーの中には、別売りのアダプターを購入するだけで海外での使用が可能になる機能を備えているものもあります。

海外用の乾電池式モバイルバッテリーを持っていない方は、電圧調整のアダプターを選ぶのがおすすめです。オプション品の購入は、海外用に新しく買うより安く済みます。

乾電池式モバイルバッテリーは、容量で選ぶのが手っ取り早いです。一般的に、モバイルバッテリーに表記されている容量に対してスマホは8割程度充電できます。そのため、はじめから災害時や緊急時のために購入するのであれば大容量を選ぶのがおすすめです。

android系のスマホは、iPhoneに比べると容量が大きく、1回フル充電するにはだいたい3000mAh近くの容量が必要です。使っているスマホの機種の容量も目安にしながら選べば、いざ使う時に十分な充電ができないと焦らず済みます。

1回の充電がどれくらいかかるか、時間で選ぶのもおすすめです。乾電池式モバイルバッテリーは、使用する電池の種類や本数によって充電完了までの時間が異なります。短くて1時間半、長くて8時間といったバラつきがあるため、急速充電を求める方は、特に気を付けたいポイントです。

電池種類や本数以外にも、乾電池式モバイルバッテリーの性能の部分で時間に大きな差がつくのは言うまでもありません。価格帯も1,000円から5,000円と幅広いため、自身の経済状況にあわせて選びましょう。

USBポートの数や、付属のケーブルの種類で選ぶのもおすすめです。USBポートの数が多ければ、一度に複数台の充電ができます。またiPhoneを使っている方はLightningケーブル、Androidを使っている方はType-C（古い機種の方はType-B）が付いているものだと、別途購入しなくとも使えるためお得です。

乾電池の残量は目に見えないためわかりにくく、いつ交換したらいいか迷ってしまいますよね。モバイルバッテリーに残量表示があると、電池の交換時期がわかるので便利です。まだ使えるからとずっと入れっぱなしにしていると電池も劣化するので、定期的に入れ替えて使いましょう。

乾電池式モバイルバッテリーであると便利なのがプラグです。プラグが付いていると、コンセントに差し込めばUSB出力ポートを介してスマホを充電できます。防災グッズ以外にも、外出先や旅行先での充電器として役立ちます。

ACアダプターとモバイルバッテリーが1つになっているため、荷物を減らせて移動時も楽です。また、スマホの充電以外にもデジカメやタブレットも充電できます。

出張や旅行で飛行機を利用する機会が多い方は、機内に持ち込める乾電池式モバイルバッテリーを選ぶのがおすすめです。リチウム電池規制のある飛行機に、大出力の充電式モバイルバッテリーは持ち込めません。

フライト中にスマホの充電が切れそうな時も、乾電池式モバイルバッテリーを所持していれば、すぐに充電を始められます。災害時や緊急時を想定して、乾電池式のモバイルバッテリーを持ち歩いている方はチェックしておきましょう。

パナソニックからは、豊富な乾電池式モバイルバッテリーが販売されています。多機能な商品が多く、急速充電に対応している商品は特に人気があります。さまざまな電池の種類にも対応しているため、とても使い勝手がいいです。

シンプルな形状の商品が多く、どんな場所でも使いやすい点も人気のポイントになります。価格は2,000円前後の商品から販売しており、手軽に購入がしやすく、品質もいいので、とても人気の高いおすすめのメーカーです。

とくにおすすめなのが、「単3形・単4形 USB入出力急速充電器」。電気の残量がチェックでき、使い勝手抜群です。

今回はAmazonで発売されている乾電池式モバイルバッテリーを中心にご紹介しましたが、最近では100均でも乾電池モバイルバッテリーを購入できます。それが、ダイソーの電池式モバイルバッテリーです。

使用するのは単三電池2本。パッケージにはiPhoneに約30％充電可能と記載してあります。フル充電はできないため、基本的に緊急用としておすすめの充電器です。ケーブルは付いてません。ダイソーで販売していますが、在庫状況は店舗によって異なります。

実はコンビニにもモバイルバッテリーは販売されています。外出先や旅行先で急にモバイルバッテリーが必要になった場合は、コンビニに行ってください。24時間購入できる点も魅力です。電池・USBなどの電子機器のコーナーに陳列されている場合が多いので、探してみてください。

モバイルバッテリーは常時使用するものではないため、故障の発見が遅れ気味になります。ここでは、モバイルバッテリーの故障の原因や、対処方法について紹介します。

モバイルバッテリーが充電出来ない時の原因はさまざまですが、はじめにケーブルが奥まで差し込まれているか、ケーブルが断線していないか確認しましょう。断線は、ケーブルを違う機器と接続して確かめられます。

他には、ACアダプターも考えられます。それでも無ければモバイルバッテリー本体に原因がある可能性が高いです。乾電池式は、電池の残量があるかも確認しておきましょう。主な原因はこの3点なので、充電されない場合はチェックしてみてください。

ケーブルやACアダプター、乾電池に問題があって充電できない場合は、新しいケーブルや乾電池を使用するだけで解決します。しかし、本体に問題がある場合では、適切な対処法が見つけにくく、自分で修理するのは難しいです。

保証期間内ならば、店舗で直してもらうのが確実で早いです。また、対処法ではありませんが、安い製品はそれだけ故障するリスクが高くなります。信頼できるメーカー、価格の商品から選ぶようにしましょう。

乾電池式のモバイルバッテリーは、iPhone・Androidなどのスマホをどれくらい充電できるのか気になりますよね。普及率の高い単三乾電池4本入りでは、40%～50％ほどの充電量です。フル充電はできません。

乾電池式のモバイルバッテリーにアルカリ、またはマンガン電池を入れる際は、緊急用として使いましょう。出張先やレジャーに持っていくといった長時間使用には向いていません。

長時間使用や普段使いをメインにしたい場合は、乾電池式のバッテリーにリチウムイオン乾電池を入れる、または充電式のモバイルバッテリーを使ったほうが、ランニングコストを下げられてお得になります。

乾電池式充電器の寿命が気になっている方も多いでしょう。繰り返し使える回数は、500回が目安と言われています。商品・使用方法・環境などによって異なりますので、気になる方はメーカーに問い合わせてみてください。

今回は、乾電池式モバイルバッテリーの選び方と人気商品を10選紹介しました。乾電池式は災害時や緊急時にスマホの充電に一役買います。購入を迷っている方は、ぜひ参考にしてください。