【最強】バルサンのおすすめ17選｜掃除不要はある？効果や種類はどれがいいか解説

いくらキレイに掃除をしても、いつの間にか部屋に入り込んでいるゴキブリ・ハエなどの害虫に頭を抱えている方も多くいます。そんなときにおすすめなのが、害虫を駆除してくれる「バルサン」です。

バルサンは、ゴキブリやムカデなどの目に見える害虫だけでなく、ダニ・ノミなどの目には見えない虫の駆除もしてくれる点が特徴です。煙・カバー不要の水タイプ・煙なしの無煙タイプなどさまざまなタイプが販売されているため、一戸建てなどの住居タイプや部屋の広さ・使用スタイルに合わせて使えるのも魅力といえます。

そこで今回は、最強バルサンの種類や選び方、燻煙剤のバルサン・煙の出ないバルサン・効き目抜群なおすすめ商品をご紹介します。バルサンの使い方や「拭き取り不要のアイテムはある？」といった疑問点なども紹介していますので、こちらも確認して効果的に使いましょう。

一戸建てなら、昔ながらの「煙タイプ」のバルサンがおすすめです。強い噴出力・拡散力があり、1個で部屋に隠れた害虫を隅々まで駆除してくれます。大量の煙が放出されるため、火災報知器が反応してしまう場合があるため注意しましょう。

アパートやマンションなどで使用する際には、あらかじめ火災報知器にカバーをするなどの準備が必要になります。また、大量の煙が部屋中に充満し、臭いが残りやすいのもデメリットの1つです。そのため、臭いが気になる方は「霧タイプ」もおすすめです。しかし、煙タイプは1箱あたりの内容量も多く、効果としては最も期待できるタイプだといわれています。

「水タイプ」のバルサンは、容器の中に水を少量入れると煙が発生するのが特徴です。煙タイプに比べて煙の量は少なく、使用後は臭いが残りにくく、家電や植物にカバーをかけずに使用できるのが特徴です。

少ないとはいえ煙はしっかりと出るため、火災報知器が鳴らないように配慮する必要はあります。また、煙タイプと違い汚れないため、掃除不要と思う方もいますが、バルサンを使用した後は虫の死骸出る場合があるため必ず掃除をしてください。

少ない煙でも、しっかりと部屋の中に煙が拡散してくれるので、臭いが気になる方やマンション・アパートなどでの害虫駆除におすすめです。

「ノンスモーク（煙なし）タイプ」は、数あるバルサンの商品のなかでも、煙の出ないバルサンとして新しいタイプの駆除剤です。本体にあるスイッチを押すだけで薬剤が放出される仕組みになっており、扱い方が簡単な点が魅力といえます。

使用時に煙が出ない無煙タイプのため、火災報知器が反応しにくく、一軒家ではなくマンションやアパートでも気軽に使用できるのがおすすめのポイントです。

煙が充満しないため、他の種類に比べて臭いが残りにくく、臭いに敏感な方でも使いやすい点も魅力といえます。強力さは煙タイプや水タイプには負けてしまうようですが、それでもしっかりと害虫は駆除できるため人気です。

「設置タイプ」は、薬剤のカートリッジを挿し込んだ本体を、気になる場所に設置すると、害虫駆除・虫よけができる商品です。煙・臭いが発生せず、設置するだけで使えるため、一人暮らしの方や集合住宅での使用にもおすすめします。

また、インテリアのようなデザインを採用しているものも多いため、おしゃれに飾りながら害虫駆除ができる点もポイントといえます。生活感を出したくない方にもぴったりなタイプです。

「スプレータイプ」は他の種類のバルサンとは違い、発見した害虫に直接噴射して駆除する使い方が特徴です。煙を部屋全体に充満させる必要がなく、吹き付けるだけでいいため、使い方が簡単な点も魅力といえます。

その反面、殺虫成分・薬剤が家具に付着しやすく、赤ちゃん・ペットがいる家庭では使いにくい傾向にあります。その場合は、害虫を凍結させて動かなくさせるタイプのスプレーを使うのもおすすめです。

「6～8畳タイプ」は寝室・子ども部屋などといった、比較的小さな部屋での使用に適しているサイズです。特に煙タイプ・水タイプの種類が多く、部屋ごとにバルサンを使う場合にも適しています。

寝室に使用する際はベッドに薬剤がかからないように、布団や枕などのインテリアを部屋の外に運び出しておきましょう。ベッド自体はビニールを掛けるなど、対策すると使用後にも部屋をすぐに利用できるのでおすすめです。

寝室よりも広い部屋で使用する場合や、クローゼットと部屋を一気に害虫駆除するなら「6～10畳タイプ」のバルサンがおすすめです。

広い部屋での害虫駆除に適し、手軽に扱えるサイズのため、ダイニングキッチンなどにも活用しやすいサイズになっています。展開されている種類はノンスモークタイプが中心であり、一人暮らしからファミリーまでさまざまな層から人気のサイズです。

広い空間に使うなら「12～16畳タイプ」のバルサンがぴったりです。扉を開けておけば、別の部屋・フロアまで煙を届けられるため、家全体に潜む害虫を一気に駆除したい場合にもおすすめです。

煙タイプ・水タイプを中心に展開しており、1個で複数の部屋に薬剤を充満させられるため、他の種類に比べてコストパフォーマンスがいい傾向にあります。

広い空間で一気に害虫駆除したい場合には「12～20畳タイプ」もぴったりです。「家庭用」に分類されるバルサンのなかでも特に薬剤の量が多く、リビング・ダイニングなどでの使用におすすめです。

ノンスモークタイプを中心に展開しており、火災報知器に反応しにくく作られているものも多いため、二階建ての家でも活用できます。

バルサンのなかでも屈指の内容量を誇る「24～32畳タイプ」は、「業務用」として販売されているものが多く、オフィス・店舗内の害虫駆除にもぴったりです。ゴキブリなどの害虫を除去する通常のバルサンのほかにも、ハエなどの害虫を駆除してくれる商品も展開されています。

新しいオフィスで使用する場合はそのまま使えますが、機械を多く搬入している場合は布を被せたり、危険なものは外に出しておいたりするなど対策が必要です。

バルサンのなかでも特に有名なのが、黒バルサンをはじめとした「ゴキブリ用」の商品です。煙タイプ・ノンスモークタイプをはじめ、さまざまな薬剤タイプのものが展開されており、ゴキブリ以外にもダニ・ノミなどといった、さまざまな害虫の駆除にも使えます。

薬剤には殺虫成分に加えて、撹乱効果を持つ成分を配合している商品も多く、害虫を這い出させて駆除してくれるため、部屋に隠れたゴキブリも逃さず駆除しやすい点が魅力です。

トイレやキッチンなどで飛び交うハエ・コバエを駆除したい場合には「コバエ用」のバルサンがおすすめです。スプレータイプや設置タイプを中心に展開されているため、他の種類に比べて気になったときに手軽に害虫駆除ができます。

設置タイプのものは、コバエの習性・特徴を研究して生み出した本体デザイン・薬剤を採用しているものが多い点が特徴です。

害虫を一気に駆除したい場合は「いや～な虫用」の商品がおすすめです。バルサンには、ゴキブリなどの不快害虫に合わせたものだけでなく、ムカデやヤスデなどといった、人を噛んだり臭いを発したりする害虫の駆除に特化した商品も展開されています。

どんな害虫に対応しているかは、各商品のパッケージに記載されているため、駆除したい虫の種類に対応しているかどうかを確認してから購入しましょう。

バルサンには他にも特徴的な商品が販売されています。少しですがここで紹介しますので、自分の環境にピッタリだと感じたら購入するのもおすすめです。

バルサンの中には「無臭・微香性」と呼ばれる商品もあります。無臭性は、煙タイプなどを使用した後も臭いが残らず、臭いに敏感な方にも使いやすい特徴があります。

微香性は、特に設置タイプ・スプレータイプに多く採用されており、使用時は薬品の強い臭いではなく、ハーブや果物をイメージした香りが広がるのが特徴です。そのため、薬剤の臭いが苦手な方におすすめです。

広い範囲でゴキブリなどの害虫駆除をするなら「業務用のバルサン」がおすすめです。業務用のバルサンは大容量のため、大きな倉庫や事業所など広い面積を有する場所に適しています。ゴキブリの駆除・対策はもちろん、ハエや蚊の駆除まで、さまざまな用途に合わせた商品が展開されています。

家庭用のバルサンと業務用のバルサンは容量の大きさが異なるだけで、成分に関しては特に違いがありません。そのため、二階建て・部屋が広い家では「家庭用」としての使用も可能です。

引っ越し先でバルサンを焚くのであれば「入居前・引っ越し直後」がベストタイミングです。荷物を搬入する前で、家の中に家具がない状態が特にいいとされています。害虫が隠れる場所が少ない上、バルサンの煙で故障しやすい家電製品がないため、より効果的に駆除が可能です。

そのため、これから引っ越しを検討している方は、家具を運び込む前にバルサンを焚きましょう。スケジュールの関係で荷物を運び入れる前に、引っ越し先に行けない場合は、荷解きをする前のバルサンの使用をおすすめします。

ゴキブリを撃退したい場合は、バルサンを「夜」に利用するのがおすすめです。ゴキブリは夜行性で暗い場所で活発に行動する習性があるため、暗い夜にバルサンを利用すると、部屋に隠れたゴキブリを一気に駆除できます。

寝室やリビングなど、人が集まりやすい場所で夜に使用する場合は、寝る場所を移したり、1泊ホテルに泊まるなど、事前に準備しておく必要があります。手間こそかかりますが、昼に使用する時と比べて、格段に効果が上がるのでおすすめです。

冬シーズンは春・夏に比べるとゴキブリの活動が目立たなくなるため「バルサンを焚いても意味がない」と感じる人も多くいます。しかしゴキブリは、繁殖力・生命力が高いため、寒い冬の時期も家のあちこちに潜んで生き続けています。

そのため、徹底的に害虫駆除をしたい場合には春・夏だけでなく、冬シーズンにもバルサンを使用するようにしましょう。特にダンボール・洋服タンスなどの隙間に入っている場合が多いため、煙タイプ・水タイプなどの広範囲に使えるタイプのバルサンの使用をおすすめします。

ゴキブリの巣は主に台所・浴室・床下・本棚の裏などに存在する可能性が高いです。暗くてジメジメした場所を好むため、自宅内で死角を作らないようにするのを心掛けましょう。ゴキブリの繁殖スピードは早いため、清潔に保つことが大事です。

害虫駆除用の殺虫剤はバルサンの他にアースレッドも有名です。どちらもくん煙・くん蒸殺虫剤が発売されていますが、それぞれのブランドに大きな違いはありません。

ただ、バルサンには業務用と家庭用、香料あり・なしなどさまざまなタイプがあります。対してアースレッドは適応害虫の種類が細分化されており、ゴキブリ用・アリ用・ネズミ用などがあります。

どちらのブランドも種類が豊富なので、自分にあったタイプを選んでみてください。

バルサンを使用する際は、まず最初に窓や喚起口を含め部屋を閉め切り、空気が可能な限り逃げない空間を作るようにします。部屋を閉め切った状態にしておかないと、バルサンの薬剤が行き渡らず最大限の効果が出なくなるためです。

また、害虫が逃げ込んでしまったり中にいる害虫を外に出すために、戸棚や引き出し・押し入れなどを解放しておくと、部屋の隅々まで煙や薬剤を届けられます。

次に、精密機器や家電製品をビニール袋などでカバーしましょう。バルサンの煙や霧は機械の中に入り込むと、故障の原因につながる場合があります。また食器などの口を付けるものも、薬剤が付着すると後の掃除が大変なため、事前に新聞紙などで覆ってください。

精密機械は覆うだけで問題ありませんが、食器や子供のおもちゃなどはバルサンを焚いた後で一度水洗いすると安心です。

煙タイプと水タイプのバルサンを使用する際には、火災報知器にカバーを付けましょう。火災報知器は煙に反応するため、使用する際はビニールで覆ったり一時的に取り外しておかないと、火事と勘違いしてブザーが鳴ってしまい、近所迷惑につながる場合があります。

また、煙タイプは大量に煙が出るので、一軒家の場合でも事前に近隣に知らせておくと、誤解を与えません。バルサンを使用する前には、事前準備を怠らないようにしましょう。

準備が終わったら、バルサンを開封します。部屋の床にバルサンを置いて煙がで始めたら部屋の外に出て、数時間放置し部屋を閉め切った状態にしておきます。

2～3時間程度放置した後は煙が部屋に残らないように、1時間以上は部屋の換気をしてください。また、バルサンによって出てきた害虫の死骸が落ちている場合は、掃除機やホウキなどで掃除するようにしましょう。

市販で購入できる「バルサン」のなかでは、黒・赤などといった特定の色の名前で呼ばれるものがあります。一見どちらも同じように見えますが、実は色によって駆除できる害虫の種類が少しずつ違っているため、それぞれの色が得意とする害虫の種類の理解が大切です。

黒のバルサンは、ゴキブリの駆除を得意としており、ゴキブリの卵や「抵抗性ゴキブリ」と呼ばれるチャバネゴキブリなどにも効果的です。赤のバルサンの場合は、黒のバルサンに比べて汎用性が高く、ダニ・ノミなどといった幅広い種類に対応できます。

駆除が可能な害虫の具体的な種類は、商品ごとに異なるため、購入前に自分が駆除したい害虫の種類に対応しているかを確認しないと、逆効果になってしまいます。

バルサンの煙の中には、フェノトリンといった殺虫成分が含まれており、毒性は低いものの、赤ちゃんやペットのおもちゃ・食器などに付着すると、口に入れたり、触れたりした時に危険です。

そのため、赤ちゃんやペットが直接触れる可能性があるものには、必ずカバーをかけておくようにしましょう。もし誤ってベビー用品やペット用グッズに煙がかかってしまった場合は、濡れたタオルなどでふき取ったり、一度洗濯をしたりなどをして、薬剤を落としてください。

バルサンを焚いた後の部屋には、薬剤の殺虫成分によって駆除されたダニ・ゴキブリなどの死骸やフンが落ちている状態です。後処理・掃除不要の商品もありますが、バルサンの後は必ず掃除機をかけてください。虫の死骸・フンはアレルギーの原因にもなりやすいためです。

部屋の床だけでなく、布団・ソファーなどの家具に付着している場合もあるため、特にバルサン使用後のファブリック雑貨は、しっかりとした掃除・洗濯が大切です。直接口に触れる食器類も、薬剤が付着している可能性があるため、念のために一度水洗いをしましょう。

害虫駆除に便利なアイテムを紹介してきましたが、その後の害虫対策には日頃の掃除が大切です。以下でおすすめの掃除機も紹介しているので、そちらもぜひチェックしてください。

万が一バルサンの煙を吸った場合、頭痛や喉の痛みに襲われる恐れがあります。少しでも体調が悪い時は、すぐに病院で診てもらいましょう。バルサンの煙は吸わないように、2～3時間後に入室したり換気を良くする必要があります。

今回は、バルサンの選び方と人気おすすめアイテムを紹介しました。バルサンを使う場所や退治したい害虫によって、バルサンを使い分けるとより高い効果を発揮できます。引っ越しを考えている方や、害虫に悩みを抱えている方は参考にしてください。