【市販】ハイドロキノンクリームのおすすめ17選｜トレチノインとの併用も

「肌のクリーナー」などと評されるハイドロキノンは、紅茶・イチゴ・コーヒーなどに含まれている天然の成分です。メラニン色素の生成を抑えたりメラニン色素を作るメラノサイトそのものにアプローチしたりと、シミ*¹予防*³に効果がある注目の成分です。

ハイドロキノンが酸化することで、赤みやかぶれを起こすリスクが少なくともあることから、以前は皮膚科などの病院から処方してもらうしか入手方法がありませんでした。しかし、2001年の規制緩和により市販品としてハイドロキノンクリームが手に入れやすくなりました。

この記事では、そんなハイドロキノンクリームのおすすめ商品17選をランキング形式で紹介します。市販されたことで日本でも多くの方に使用されるようになったハイドロキノンでシミ*¹ケアを行いましょう。

*¹日焼けによる

*²メラニンの生成を抑え、シミやそばかすを防ぐ

*³メラニンの生成を抑える有効成分配合の医薬部外品のみ該当します

日本国内のドラッグストアなどで市販されているハイドロキノン商品はハイドロキノンの含有濃度が2％前後の商品が一般的です。含有濃度5％以上の高濃度商品は容量が少なかったり、価格が高買ったりします。病院で処方される含有濃度5％以上のものは、5gほどで1,300～3,300円です。

シミのもとは無色透明なアミノ酸（チロシン）です。 紫外線などの刺激でチロシンはシミになります。ハイドロキノンはチロシンのシミ化を抑制する作用があるので、チロシンが黒色メラニンに変化するのを防げます。

シミを作る「メラノサイト」は、紫外線などの刺激を受けると増えていきます。ハイドロキノンは、チロシナーゼを無力化してくれるだけではありません。「メラノサイト」を破壊してくれる効果もあるため、シミができにくくなります。

メラニンは、紫外線を浴びてチロシナーゼによって酸化し、黒色化します。ハイドロキノンには、メラニンの色を薄くしてくれる効果があります。

シミの種類によって対応方法は変わります。下記の表では、シミの種類と対応方法を紹介しています。ご自身の悩んでいるシミにハイドロキノンは合うのか、しっかり確認しましょう。
          

ハイドロキノンは皮膚科などで、老人性色素斑や、ニキビや炎症による炎症性色素沈着、肝斑の治療に使用されます。皮膚の深い部分、真皮にあるシミにはレーザー治療が必要です。また、そばかすや、茶あざ（扁平母斑）などもハイドロキノンでは治療が難しいとされています。

皮膚科などの病院で取り扱われていて規制などが厳しい効果の高いハイドロキノンだからこそ、メリットとデメリットはたくさんあります。

ここからは、ハイドロキノンクリームのメリットとデメリットをそれぞれ紹介します。メリットとデメリットをしっかりと把握したうえで使用するかどうか、どのハイドロキノンクリームを使用するのかを検討しましょう。

まずは、ハイドロキノンクリームのメリットをご紹介します。ハイドロキノンクリームは魅力的な商品ですが、ご自身の目的に合うかしっかり確認してください。

ハイドロキノンは、メラニン色素を作るメラノサイトそのものにアプローチできます。そのため美白*¹効果が高く、代表的なコウジ酸やアルブチンの数10～100倍の効果があると言われています。

*¹メラニンの生成を抑え、シミ、そばかすを防ぐ

美容外科などで受けられるピコレーザーではシミ*へのアプローチが可能ですが、施術後には肌にかさぶたができます。約1週間ほどでこのかさぶたは治まりますが、中にはかさぶたが茶色の色素沈着となって残る方もいます。

また、レーザーの刺激から逆にシミが増えてしまうリスクもあり、この予防に主に使用されるのがハイドロキノンです。そのため、初めからハイドロキノンを試した方がリスクが少ないと言われています。

また、医療レーザーは費用が高額なので、まず今ある肌悩みやシミ*などの予防をしたいという方にハイドロカノンはおすすめです。

*¹日焼けによる

次に、ハイドロキノンクリームのデメリットを紹介します。かぶれるなど思わぬ肌トラブルが起きる場合もありますので、デメリットもしっかりと把握しましょう。

ハイドロキノンクリームにはハイドロキノンの濃度があり、この濃度が高ければ高いほど美白*¹効果は高くなるのが特徴です。しかし、一方ではリスクの報告もあり、刺激が強く感じられる・赤みが出る・かぶれるなどの症状が出ることがあります。

効果が見られないからといって、長期にわたり使用すると白斑の出現リスクが高くなったり、効果がさらに出にくくなることもあります。万が一、3ヶ月間使用しても効果が感じられない場合には、使用を控えてレーザー治療などの他の方法を検討しましょう。

*¹メラニンの生成を抑え、シミやそばかすを防ぐ

ハイドロキノンは濃度が高くなるほど刺激が強くなる成分なので、ニキビのある肌に使用するとかぶれてしまうリスクがあります。ニキビやニキビ跡をケアしたいという方は、ニキビ防ぐ有効成分であるトラネキサム酸が配合されているクリームを使用するのがおすすめです。

ハイドロキノンは美容効果が高い反面、肌質や使い方によっては肌トラブルを起こしてしまう可能性もあります。間違いなく使うために選ぶ際のポイントをご紹介します。

ハイドロキノンクリームを購入する際には、濃度に注目することが大切です。濃度が高いものほど効果がある反面、肌への負担も高くなります。

現在、国内の市販製品の多くがハイドロキノン1～2％の濃度の商品です。現在、厚生労働省が市販品に認めているハイドロキノンの濃度は2%までであるためです。肌への健康面でのリスクが少ないタイプと言えます。顔全体からシミの集中ケアまで幅広く使用できるのでおすすめです。

日本で認められているハイドロキノンの濃度は2％までとされていて、濃度が3%以上のハイドロキノンクリームは、基本的には病院での処方が必要となります。国産の商品で2%を超えている製品もありますが、その多くは皮膚科監修のもとでつくられているドクターズコスメです。

しかし、海外のハイドロキノンクリームなら濃度が高い製品もあります。集中的にケアしたい場合は濃度が3%以上のクリームを使ってみるのもいいかもしれません。ただし、肌に深刻なトラブルが起きた事例もありますので、医師に相談してから使用するなどしっかり調べてから購入しましょう。

ハイドロキノンクリームは、自分の肌悩みのタイプに合ったものを選ぶのがおすすめです。よりシミ*¹ケアなどの美肌効果を得るために、その点にも注目して選ぶようにしましょう。

*¹日焼けによる

紫外線の浴び過ぎによってできたシミはスポット使いが効果的です。スポット使いするなら、美容液タイプでスキンケアのプラスアルファとして取り入れるのもおすすめします。

ただ、乾燥肌や敏感になっている肌に使用する場合には注意が必要です。できてしまったシミにピンポイントで効果を出してくれるハイドロキノンは、濃度が高いほど効果が期待できます。しかし、誤った使い方をすると肌にダメージを与える危険性もあります。

顔全体の美白*¹をしたい場合には、乳液のような使いやすいテクスチャに配合されているものもおすすめです。クリームなので、べたつきが気になる場合には軽めのテクスチャを選ぶと、ストレスが少なく美白*¹ケアすることができます。

*¹メラニンの生成を抑え、シミ、そばかすを防ぐ

「純ハイドロキノン」は、皮膚科で処方されたり、一般的な化粧品などにも使われています。医学的にも実証があり、アルブチンやビタミンCよりも美白*効果に優れていると言われています。

*メラニンの生成を抑え、シミやそばかすを防ぐ

「安定型ハイドロキノン」は、外的刺激に弱く劣化しやすいハイドロキノンをBCDACという物質で包んで安定させたタイプのハイドロキノンです。肌への刺激が少なく、近年市販の化粧品に配合されることが多くなっています。

安定型ハイドロキノンは、純粋なハイドロキノンに他の美容成分が混ざった構成となっています。ハイドロキノンをカプセルに包みこむことで浸透*¹しやすくなり、ハイドロキノンが空気に触れて酸化しベンゾキノンという刺激の強い成分になるリスクが減らせるのが魅力です。

その反面、純ハイドロキノンが持つメラニンへの作用を弱めるというデメリットもあります。すぐに効果が表れるものではなく、継続して使用することで効果が期待できるといえます。

*¹角質層まで

「ハイドロキノン誘導体」とは、承認された美白*¹成分「アルブチン」に人工的にブドウ糖を転移させて作られた「αアルブチン」のことです。天然の「βアルブチン」に対して、約10倍もの美白*¹効果があるとされています。

今あるシミ*²や肝斑に効果が期待できるほか、メラニンを生成する酵素のはたらきを阻止する性質があるので、シミ*²、そばかすの予防*³にも効果が期待できます。

*¹メラニンの生成を抑え、シミやそばかすを防ぐ

*²日焼けによる

*³メラニンの生成を抑える有効成分配合の医薬部外品のみ該当します

ハイドロキノンクリームは、高価な商品だと5,000円を越えていることもあります。一方、含まれている成分や内容量が異なり効果には差がありますが、プチプラ商品は1,000～2,000円程度で購入が可能です。

プチプラ商品のなかでも評価が高い商品が、濃厚本舗のホワイトクリームです。楽天ランキングで4冠を達成しており、純ハイドロキノンを2.0%含んでいます。口コミでも高評価で、効果を感じている方や1本で3カ月ほど使用できるのでコスパのよさを評価している方もいました。

BIHAKUENのハイドロキノンソープも、高コスパな点が評価されています。試しにプチプラの製品をお求めの方は2,000円程度の商品を選ぶといいですが、医師に相談してから使用しましょう。

「旭研」のマークがポイントの旭研究所のハイドロキノンは、以前は業務用向けで市販はされていませんでした。しかし薬事法改正後、業務用ではありますが一般販売が可能となり、ドラッグストアでも購入できます。

旭研究所のハイドロキノンは、皮膚科用として開発された品質の高さが魅力です。 保湿剤・増粘剤・香料などの成分は入っていません。Amazonなどでも購入できるため、気になる方はまずは検索してみてください。

濃度が高いハイドロキノンは赤みが出たりかぶれやすいので、初めて使用する際は必ずパッチテストをしましょう。二の腕などの目立たない部分に塗り、数日経ってもかぶれていないことを確認してから使用してください。敏感肌・デリケート肌・乾燥肌など皮膚の弱い方は、特にしっかりパッチテストを行いましょう。

ハイドロキノンクリームのパッチテストのやり方をチェック

1. 二の腕の皮膚に油性マーカーで目印をつける
2. 目印の近くにハイドロキノンを塗布する
3. 1～2分後に洗い流す
4. 1~3を数日間繰り返し、肌の状態をチェック

ハイドロキノンクリームは1日2回、シミ*¹や小じわに塗布します。トレチノインクリームを併用している方は、同時に使用しましょう。まずは洗顔です。低刺激の石鹸をしっかりと泡立てて、洗い流す際も強くこすらず、ぬるま湯をパシャパシャと顔にかけるように洗い流しましょう。

洗顔直後は、角質層が水分を含んでいるため、薬剤の浸透力*²が上がります。そのため、化粧水や乳液は、浸透力*²が高まっている洗顔直後に使用するのが一般的です。しかし、ハイドロキノンクリームは、効果が大きすぎて肌にダメージを与えてしまう可能性もあるため、20分ほど待ってから使用しましょう。

*¹日焼けによる　*²角質層まで

ハイドロキノンクリームの使用後は、強い紫外線を避ける必要があります。強い紫外線を浴びると、逆にシミ*が濃くなってしまう場合があるので気を付けてください。日中、短時間でも外出する際は、SPF20以上の日焼け止めを使用してください。

*日焼けによる

ハイドロキノンクリームは長期間保存できません。ハイドロキノンは長く使用していると酸化して刺激の強い成分に変化してしまう恐れがあるので、1か月から1か月半を目安に使い切るようにしましょう。

ハイドロキノンクリームで、顔全体の美白*¹効果は感じられたけど肝心のシミが消えない、という方もいるのではないでしょうか。ハイドロキノンは皮膚の浅いところにあるシミ*²には効果を発揮しますが、深い部分のシミ*²には効果があまり発揮されません。

そんな方には、ハイドロキノンと一緒にトレチノインというビタミンAの誘導体との併用が必要になってきます。このトレチノインは、表皮の深い層にあるメラニン色素を外に出してしまう働きを持っています。しかし、現状では、トレチノインは医療機関でしか購入できません。

数ヶ月間ハイドロキノンクリームを使ってみても、シミ*²が消えない場合もあります。その際は、ハイドロキノンの濃度をあげるのではなく、皮膚科でハイドロキノン軟膏とトレチノインゲルの外用薬を併用する治療を受けることをおすすめします。

*¹メラニンの生成を抑え、シミ、そばかすを防ぐ

*²日焼けによる

すでにできてしまったシミ*¹を隠すなら、カバー力の高いコンシーラーを使うことをおすすめします。密着感が高いものや、ウォータープルーフタイプ・ロングラスティング処方・皮脂吸着パウダーなど、崩れの原因になる要素を防ぐタイプのコンシーラーを選ぶとカバーしやすいです。

以下の記事では、シミやクマをきれいに隠せるコンシーラーを紹介しています。ベースメイクだけではシミが隠れない方は参考にしてみてください。

*¹日焼けによる

純ハイドロキノンは、正しく使えばとても美白*³効果が高いですが、トラブルも起こりやすいです。不安な方はドラッグストアなどで購入できる日本の正規流通品や、クリニックでの処方がおすすめです。

*³メラニンの生成を抑える有効成分配合の医薬部外品のみ該当します

ハイドロキノンは浸透性*があまり高くない成分なので、ビタミンCが配合されているアイテムを合わせて使用するとより成分が浸透*して効果が高まります。

ビーグレンの「7 day Special Set」では、ハイドロキノンの弱点である浸透力*をカバーできるビタミンCを配合した美容液がセットでついてきます。同時に使用することでさらにハイドロキノンが浸透*し効果を発揮できるためおすすめです。

*角質層まで

皮膚にハイドロキノンを塗ることでの発がん性は確認されていません。ハイドロキノンに発がん性があると噂されている原因は、アメリカ食品医薬品局（FDA）でラットに高濃度のハイドロキノンを口から摂取させたところ、発がん性が認められたという研究結果が報告されているためです。

人間が使用してがんを発症したというケースは報告されていないので、発がん性について心配する必要はほとんどありません。

ランテルノの紫外線対策サプリ「White Drop」がおすすめです。口から服用することで内側から肌を守るもので、日焼け止めクリームと併用することでさらに効果が期待できます。ビタミンB3・ビタミンC・L-シスチン・ポリフェエノールなど18もの成分が贅沢に詰まったアイテムとなっています。

こちらは市販品として売り出されているため、ツルハやマツキヨなどのドラッグストアで気軽に購入できます。

ハイドロキノンクリームは、シミ*¹予防*³やシミ*¹ケア、美白*²効果が大いに期待できるアイテムです。ただ、使い方を誤ったり肌に合わなかったりすると重大な肌ダメージを起こす危険性もあるので、医師と相談するなど注意しながら使用していきましょう。

*¹日焼けによる

*²メラニンの生成を抑え、シミやそばかすを防ぐ

*³メラニンの生成を抑える有効成分配合の医薬部外品のみ該当します

シミ*¹ケアは、ハイドロキノンの商品のほかにもさまざまな商品が販売されています。シミ*¹やそばかすを防ぐための美白*²基礎化粧品やシミ取りの商品を紹介しているので合わせて参考にしてみてください。

*¹日焼けによる

*²メラニンの生成を抑え、シミやそばかすを防ぐ