広島で眼瞼下垂手術ができる人気おすすめクリニック13院【2024年度最新版】

眼瞼下垂（がんけんかすい）とは、まぶたが下がり視野が狭くなる病状で、まぶたを上げる筋肉や筋が弱くなり発症します。加齢による原因が多く、視野が狭くなり見えにくくなるだけでなく、おでこや眉間の筋肉に負担がかかり頭痛や肩こりなどの症状も併発することがあります。

眼瞼下垂の治療は基本的には手術で行われ、眼科や形成外科、美容外科な症状や病状によって選択するのが一般的です。当記事では、広島で眼瞼下垂手術ができるおすすめのクリニック13院を紹介します。クリニックは「病状の進行度」や「健康保険の適用」「カウンセリングやアフターケア」「クリニックの信頼度」を基準にして紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

挙筋腱膜タッキング法は眼瞼下垂手術の中でも簡易的な術式で、軽度から中等度の症状に施術されます。瞼板という瞼の裏側にあるやや硬めの支持組織を、挙筋腱膜をたぐりよせることで固定させる術式です。

挙筋腱膜タッキング法は挙筋腱膜を切除しないのでダウンタイムが比較的短いです。デメリットとしては、重度の眼瞼下垂の症状には不向きで、大幅なタッキング（挙筋腱膜をたぐりよせること）を施術すると瞼板が浮いてしまうリスクがあります。

挙筋腱膜前転法は形成外科で広く施術されている一般的な術式で、軽度から中等度の症状に施術されます。瞼の裏にある瞼板と挙筋腱膜を剥離し、さらに挙筋腱膜とミュラー筋も剥離します。剥離された挙筋腱膜のみを前転させ再度、瞼板に固定させることで瞼の下垂を防ぐ術式です。

比較的に患者の負担が少なく回復の早い手術ですが、挙筋腱膜タッキングと同様に重度の眼瞼下垂の症状には不向きとされています。

ミュラー筋タッキング法は軽度から中等度の症状に効果的な術式で、国内でも多く施術されています。硬い挙筋腱膜と挙筋腱膜の補助的な役割をする軟らかいミュラー筋を剥離し、ミュラー筋のみを瞼板に固定させ、瞼の下垂を防ぎます。

ミュラー筋タッキング法は硬い挙筋腱膜を縫い縮みせずに、柔らかいミュラー筋をタッキングするため、比較的に自然なラインに仕上がる術式で、外見的な印象を気にする人にもおすすめです。

挙筋短縮術は重度の眼瞼下垂に効果的な術式で、瞼を開かせる眼瞼挙筋の機能が残されている場合に施術されます。挙筋腱膜とミュラー筋を腱膜から剥離し、剥離した2つの筋を瞼板に固定させ、瞼の下垂を防ぎます。

挙筋短縮術はミュラー筋を結膜から剥離するため、他の術式より少し時間がかかります。また、ダウンタイムも長く、術後に2週間ほど腫れが続くこともあり、負担の大きめな術式です。

前頭筋吊り上げ術は重度の眼瞼下垂で、瞼を開かせる眼瞼挙筋の機能が無かったり脆弱になった症状に効果的で、特に先天性の眼瞼下垂症に施術されるケースが多いです。おでこの筋肉の前頭筋と、瞼の裏側にある瞼板を筋膜で吊り上げる術式で、筋膜は人工素材や、患者本人の太ももの筋肉から採取した筋膜を移植することもできます。

前頭筋吊り上げ術は眼瞼下垂手術の中でも患者の負担が大きく、目立った腫れが引くのに1ヶ月、腫れが完全に引くには3ヶ月ほどかかります。前頭筋吊り上げ術を検討の際は、病院やクリニックは慎重に選び、カウンセリングも入念に行うことをおすすめします。

眼瞼下垂手術は主に「美容外科」「形成外科」「眼科」で受けられるので、症状の進行度によってクリニックを選択しましょう。以下は症状の進行度におすすめのクリニックを解説しているので参考にしてください。

眼瞼下垂が軽度の症状で、目元の印象や美容的観点を重視したい人は美容外科での施術をおすすめします。美容外科は二重や目を大きく見せるための施術に長けており、カウンセリングで希望する目元の印象を伝えれば、症状の改善のみでなく美容的観点からの施術も配慮してくれます。

美容外科での眼瞼下垂手術は健康保険の適用ができないクリニックが多いので、事前に公式サイトやカウンセリングなどで確認しておきましょう。

眼瞼下垂の症状が中等度から重度の症状であれば、形成外科での手術をおすすめします。形成外科では、日常の生活に支障をきたす症状であれば健康保険が適用でき、保険診療で手術が受けられることが多いです。

「眼瞼下垂症」の診断は各クリニックや医師の判断によって委ねられているので、カウンセリングなどで確認をしておきましょう。

眼の神経疾患によって眼瞼下垂の症状がある場合は、眼科の受診をおすすめします。神経疾患による眼瞼下垂症は、加齢や先天性よるものと治療が異なり、眼の神経麻痺による原因を判定するため、眼科で診療や治療を行いましょう。

眼瞼下垂手術は、「まぶたが重い」「まぶたをあげるのに疲れる」「視野が狭く見えにく」「眼瞼下垂による頭痛や肩こり」など、日常の生活に支障をきたすほどの症状には健康保険が適用されます。

眼瞼下垂症の診断はクリニックや医師の判断に委ねられているので、カウンセリングや受診などで確認しておきましょう。形成外科や眼科での手術は健康保険が適用されやすいですが、美容外科や美容皮膚科などでの手術は、美容目的の治療に該当するため健康保険が適用されない場合があります。

クリニックによってはカウンセリングやアフターケアなどを無料で行っているところもあります。特に美容外科などではサポート体制が充実しており、カウンセリングや術後の問診が無料であったり、保証制度を設けているところもあります。

眼瞼下垂手術にも一定のリスクは伴うので、もしもの場合に備えて保証の充実したクリニックも検討してみましょう。

　【無料カウンセリングでチェックするポイント】

眼瞼下垂手術を受ける上で、クリニックや医師の信頼度をチェックすることも大切です。クリニックのホームページなどで、クリニックの理念や医師のプロフィール、治療症例などの実績を掲載しているところもあります。治療症例は個人差があるので、参考程度の情報として確認しておきましょう。

クリニックの信頼度を確認するためには、カウンセリングや問診で直接コミュニケーションを取ることも有効な手段です。特に美容クリニックでは初回のカウンセリングが無料のところが多いので、複数のクリニックでカウンセリングを受けて、より信頼のもてるところを選択するのもおすすめです。

眼瞼下垂症は直接まぶたの痛みを感じにくい症状なので、自分が眼瞼下垂症かが判断しにくい病気です。ここからは、自分が眼瞼下垂症かどうかを判断する症状やセルフチェックの方法を解説します。

ここから紹介するいくつかの条件に当てはまったら眼瞼下垂症かもしれません。「まぶたが重く目が開けづらく感じる」「顔の表情が眠たそうな印象になる」「視野がせまく感じる」「頭痛や肩こりを誘発する」の眼瞼下垂の症状を解説しているので、気になる方は確認してみましょう。

まぶたを開けるときに重く感じる方は眼瞼下垂症の可能性があります。加齢によりまぶたの筋肉が弱まったり、まぶたの負担が日常的に大きい人が特に誘発してしまいます。まぶたの開閉に違和感を感じる方は、クリニックでのカウンセリング、問診をおすすめします。

顔の表情が、寝起きのような眠たそうな表情の方は眼瞼下垂症の可能性があります。眼瞼下垂症はまぶたが下がってくる病気なので、眼が開ききれずに眠たそうな印象になってしまします。友人や家族から「眠たいの？」などとよく言われる方は要注意です。

眼瞼下垂症になるとまぶたが下がってきて上方の視野がせまく感じることがあります。特に先天性の方や重度の症状の方に多く見られる症状なので注意しましょう。

眼瞼下垂症はまぶたの眼瞼挙筋が弱まっているため、額にある前頭筋や後頭筋、また上眼瞼挙筋を使ってまぶたを上げようとするため、頭痛や肩こりを誘発することがあります。原因不明の頭痛や肩こりを患っている方は眼瞼下垂の可能性もあるので、クリニックで診断することをおすすめします。

「もしかしたら眼瞼下垂かも？」と思った方は簡単にできるセルフチェックをしてみましょう。以下、眼瞼下垂症のセルフチェックの方法を2つ紹介しますので、参考にしてください。

Check.1

1. 鏡の前で眼を軽く閉じる。
2. 力を抜いて眼を開いて、まぶたと目の位置を観察する。

眼が十分に開いておらず、まぶたが瞳孔の中心部分にかぶり、まぶたの開き方や眉毛の位置に左右差があれば、眼瞼下垂症の可能性があります。

Check.2

1. 両目を閉じてから眉毛の上部を軽く指で押さえる。
2. 1の状態のままから目を開ける。

眉毛の上部を押さえると眼を開けられず、目を開けるとおでこの筋肉の前頭筋に力が入ると眼瞼下垂症の可能性があります。

眼瞼下垂症は加齢による筋力の衰えが主な原因ですが、日常の生活スタイルなどから症状を誘発してしまうこともあります。この項目では眼瞼下垂症になりやすい人の特徴を解説します。

目をこする行為はまぶたに大きな負担がかかり、眼瞼下垂を誘発してしまう恐れがあります。目をこする癖がついていたり、花粉症やアレルギーなどで目をかいてしまうなど日常的に繰り返さないように心がけましょう。

過度なアイメイクやまつ毛のエクステはまぶたに負担がかかり眼瞼下垂症を誘発してしまう恐れがあります。アイメイクやまつ毛のエクステを付けるだけでなく、ゴシゴシこすってメイクを落とす行為もまぶたに負担かかるので要注意です。

女性にとってメイクは大切な習慣ですが、まぶたに負担のかからない程度のメイクを心がけましょう。

日常的にコンタクトレンズを使用している人も眼瞼下垂症に注意が必要です。コンタクトレンズの装着、取り外しは思った以上にまぶたへの負担が大きいです。薄いソフトレンズを使用していれば、さほど大きな負担はありませんが、ハードコンタクトを使用している人は特に注意しましょう。

近年ではパソコンやスマートフォンの使用は欠かせませんが、あまり長時間使用するとパソコンやスマートフォン光により目に負担がかかってしまいます。眼瞼下垂症だけでなく、眼精疲労やドライアイ、視力の低下の原因にもなるので、使用する際は、ディスプレイの輝度を下げたり、ブルーライトカット使用するなどの対策をおすすめします。

眼瞼下垂症の予防としては、「まぶたのトレーニング」「まぶたの負担を減らす」などが上げられます。この項目では眼瞼下垂症の2つの予防方法を解説します。

眼瞼下垂はまぶたの筋力低下によって誘発されます。まぶたの筋肉（眼瞼挙筋）は簡単なトレーニングで鍛えられるので、眼瞼下垂が気になる方は「まぶたのトレーニング」を日々のルーティーンに取り入れることをおすすめします。

【まぶたのトレーニングの仕方】

眼瞼下垂の予防はまぶたの負担を軽減することも大切です。日常生活の中でまぶたに負担をかかる習慣を見直すことをおすすめします。ここでは特に目に負担がかかりやすい習慣である「アイメイクやまつ毛のエクステ」「コンタクトレンズ」「パソコンやスマートフォンの長時間の使用」について解説しますので参考にしてください。

過度なアイメイクやまつ毛のエクステはまぶたに負担がかかり眼瞼下垂症の原因になります。女性にとってメイクは大切な習慣ですが、眼瞼下垂が気になる方は過度なアイメイクやまつ毛のエクステは避け、ナチュラルなメイクにしてまぶたの負担を避けましょう。

コンタクトレンズの日常的な使用もまぶたへの負担がかかり、眼瞼下垂の原因になります。特にハードレンズはまぶたの負担が大きい傾向にあるのでソフトレンズに変更したり、週に数日は眼鏡を使用するなどして、まぶたを休ませましょう。

パソコンやスマートフォンの長時間の使用は眼やまぶたへの負担が大きくかかります。現代の日常生活ではパソコンやスマートフォンの使用は不可避なので、目の負担が軽減できる対策をしましょう。使用する際は、ディスプレイの輝度を下げたり、画面モードをダークにしたり、ブルーライトカット使用するなどの対策をおすすめします。

ここまで広島で眼瞼下垂手術を行っているおすすめのクリニックを紹介しましたが、参考になりましたか？眼瞼下垂手術は美容外科や形成外科、眼科でも行っているので、自分の症状の程度にあったクリニックを選択することが大切です。

クリニックによって手術方法も異なるので、自分の症状や悩みにあった手術方法を行なっているクリニックを確認してみてください。気になるクリニックや病院があれば、まずはカウンセリングや問診で医師に相談してみましょう。