コミュニケーション本おすすめ26選｜意味ないって本当？会話術・コミュ力を上げる本

「コミュ力がなく、相手に自分の言いたい内容が伝わらない」「相手が何を考えているのかわからない」とコミュニケーションに関する悩みを抱える方は多いと思います。こうした方々におすすめなのが、本でコミュニケーション能力をアップさせる方法を学ぶことです。

本を読むだけでは意味ないと思われがちですが、コミュニケーションのプロによる解説で基礎を学べば、会話術・コミュニケーション力を鍛えるだけでなく、知識をうまく活用して信頼関係を築いたり、仕事においても売り上げを伸ばしたりできるようになります。

本記事では、さまざまなジャンルにおけるコミュニケーション本を全部で26冊紹介しています。場面ごとの本の選び方・心理学に特化したもの・おすすめのジャンル・ベストセラーの商品も解説していますのでぜひ参考にしてください。また、お子さんのコミュニケーション向けの本も紹介しています。

コミュニケーションスキルを高めると得られるメリットの1つとして、自分の意見・考えを適切に伝えられるようになる点が挙げられます。

意思疎通がうまくいかないと感じる方や会話に苦手意識を感じる方の場合は、コミュニケーションに関する勉強を行えば、スキルをブラッシュアップできます。

コミュニケーションにおいては自分の意思を伝えるだけでなく、相手の考えにフォーカスする点も大切になってきます。そこでコミュニケーション、特に「聴く力」「傾聴」に関する内容を学習して相手の考えを理解すれば、相手を尊重したコミュニケーションができるようになります。

コミュニケーションが円滑になるメリットは単に自分の話が伝わりやすくなる・相手の言いたい内容がわかるようになるだけにとどまりません。相手とのスムーズな対話が可能になり、お互いの意思を疎通できるようになるので、信頼関係の向上にも役立ちます。

逆に相手に発言で不快感を与えてしまったり、適切な意見交換ができなかったりすると、信頼関係を築くのが難しくなるので、こうした点からも勉強するメリットはあります。

コミュニケーションの学習は「信頼関係の向上につながる」と上述しました。これは仕事・ビジネスの場面でも同様です。

学習をすると、たとえば社内でのコミュニケーションが円滑にすすむようになったり、顧客との信頼関係を築けたりするなど、ビジネスにおける生産性の向上にも繋がります。

コミュニケーション能力が高い人の特徴は、傾聴できる人だと言われています。傾聴とは相手の話を適切に引き出し、耳を傾けることを指します。聴くだけではなく、タイミングをみて相槌をうったり質問したりできると、より会話が盛り上がります。

「会話が続かない」「何を話せばわからない」など、とにかくコミュニケーションに苦手意識を感じる方は初心者向けの本を選ぶようにしましょう。特に、掲載されている情報が簡単に取り入れやすく、かつ網羅性が高い本を選ぶのがおすすめです。

また、文章が少なめで絵や図による解説が豊富な本であれば、読むストレスも軽減できるため、なおいいですよ。

コミュニケーションを基礎から学びたい方は古典や名著を読むのがおすすめです。古くから受け入れられている考え方や多くの人が共感する内容に溢れているからです。ベストセラー・ロングセラーの本はもちろん、コミュニケーションや人間関係について哲学的な観点から検証している本もおすすめです。

基礎の基礎から学びたい方は、有名なタイトルの本から手に取ってみましょう。

コミュニケーションのテクニックは勉強したし一定の知識もあるが、まだ会話に不安があるという方もいかと思います。そうした方は会話が得意な人やコミュニケーションのプロのマインド・メンタルが学べる本で勉強するのがおすすめです。

自己肯定感や自信の観点から改善できるので、苦手意識に対する本質的な理解が可能です。なお、このジャンルの本はテクニックをまとめた本と併用して学習することもおすすめです。

コミュニケーションに関して解説している本として、心理学の観点からコツを紹介している本もあります。こうした本であれば信頼性や汎用性が高く、さまざまな人とのコミュニケーションで応用が可能です。

心理学的に円滑に話す方法・相手に不快感を与えないコツがわかるので、「相手とぶつかりやすい」「適切な言い方がわからない」という方はぜひ手に取ってみてください。

コミュニケーションのレベルを上げるためにはテクニックやマインドを学ぶのももちろん大切ですが、それと同時に「話せる話題を増やす」こともおすすめです。そこでおすすめなのが「雑学系」の本です。

ちょっとしたタイミングで話題を提供したり、相手と共通の話題で楽しめる可能性が上がるため、コミュニケーションの幅を広げたい人は積極的に導入したいジャンルです。

「より適切な言葉選びをしたい」「もっと深い議論を交わしたい」と考える方には語彙力に関する本がおすすめです。語彙を多く身につけたり、語彙力のつけ方を理解したりすれば、言いたいことが正確に伝えられるようになるのはもちろん、相手への誤解を減らし、より深い議論ができるようになります。

コミュニケーションでは伝えたい内容を相手に正確に伝える技術も大切ですが、同時に相手の話を聴く・相手の考えを理解しようと努めることも非常に重要です。これは相手の考えに耳を傾けることで、より深く議論したり信頼関係を築いたりすることができるようになるからです。

こうした「聴く力」を身に着けたい人は、聴くことに重きをおいた本を選ぶのがおすすめです。

コミュニケーションに関して「より楽しく話したい」「ユーモアで笑ってほしい」と考える方もいるでしょう。こうした方はテクニックをまとめた本・自己啓発本よりもユーモア・楽しい雑談のコツに特化した本を選ぶのがおすすめです。

面白い話ができるのは先天的なセンスによるものだと考える方もいると思いますが、こうした会話にもある程度定石はあるので、学ぶ価値は充分にあります。

ビジネスにおける基礎的なコミュニケーション術を知りたい・上司や取引先との信頼関係を築きたい方はビジネスコミュニケーションに関する本を選びましょう。

コミュニケーションの取り方に関する説明が詳しいだけでなく敬語やメール・文書のマナーまでわかる本であれば、一般常識的な部分に関しても学習が可能です。新社会人や大学生で、コミュニケーション術を学びたい方にもこうしたジャンルの本がおすすめです。

自分の商品をもっと売りたい・商談をまとめたい方は「営業」「セールス」に関するコミュニケーション本を読むのがおすすめです。こうした本は、顧客や取引先と円滑なコミュニケーションを取るコツや、そこから信頼関係を築きビジネスの成功をもたらすヒントを得ることが可能です。

売り上げがなかなか上がらないなど、ビジネスに関する悩みがある方はぜひ検討してみてください。

管理職・リーダー職の方は社内での報連相や意思の疎通を円滑にする秘訣を解説したコミュニケーション本を選ぶのがおすすめです。

社内での伝達事項を確実に伝えるコツや部下との適切な対話に関する書籍はもちろん、近年では「テレワーク」向けにオンライン上でのコミュニケーションを解説した本も販売されています。ビジネスシーンに合わせて、必要な情報をまとめた本を選ぶようにしましょう。

お子さん(特に小学生)の学校でのコミュニケーションを円滑にしたい・友達との関係を良好に保ちたい方は、子ども向けにコミュニケーションのポイントや秘訣を解説している本を選びましょう。マンガやイラストが多めの本であれば、お子さんが楽しんで読めるのはもちろん、親子で一緒に読んで話し合えるのでおすすめです。

高校生や大学生には、これから社会に出ていく上で必要な語彙力やマナーも学べるコミュニケーション本がおすすめです。自分の気持ちを伝えやすくする豊富な語彙力を身に付けておけば、人間関係だけでなく就職活動にも活用できます。学生のうちにたくさん読んでおきましょう。

患者さんとの意思疎通が大切な看護のお仕事にも、コミュニケーション本は役立ちます。『対人援助の現場で使える 言葉〈以外〉で伝える技術 便利帖』（大谷佳子）は、看護師・介護士・カウンセラーなど、幅広い仕事で役立つ非言語コミュニケーションが分かりやすく学べます。

また『医者と患者のコミュニケーション論』（里見精一）は医師が執筆した本です。現場で役立つ実践的な方法が書かれています。

本を読むのはめんどくさい・本を置く場所を節約したい方はマンガ版の本や電子書籍がおすすめです。たとえば、マンガ版の本であれば、文章を読むのが苦手・本を読む時間がない人でも内容を吸収しやすいです。

最近では無料のお試し期間がある電子書籍のサブスクサービスもあるため、気軽に使用感を確かめやすいのも魅力です。

また、電子書籍の場合は重たい本を持ち歩く必要がないので、通勤時や出張先での読書が楽になるだけでなく、本棚の本を増やさずに済むので選択肢の1つとしておすすめです。

初めてコミュニケーション本を読む方・どのジャンルの本を読めばいいのかわからない方は、古典のものやベストセラーの本を選んでみましょう。基礎から学びたい方は、昔から受け継がれている考え方を解説している古典のものがおすすめです。また、ベストセラーは多くの方からの共感・支持があるため、初心者の方にとっても共感しやすい内容になっている場合が多いです。

「コミュニケーション本は、いくら読んでも意味がない」という人もいます。確かに対人スキルは実践が大切で、読んだだけでは無意味です。しかし、コミュニケーションが苦手な人にとって、基本的なノウハウを学べる本は大きな助けになります。本でしっかり学び、自信がついたら実践で活用していきましょう。

ここまでおすすめのコミュニケーションに関する本を26冊紹介してきました。こうした本の内容をきちんと理解するのはもちろん大切ですが、何より重要なのは内容の「実践」です。ただ、本を読むだけでなく、トライアンドエラーを繰り返しながら、コミュニケーションスキルを磨くようにしましょう。