ロータイプ食器棚おすすめ15選｜無印やおしゃれな北欧タイプ・スライド引き出しも

食器棚を使っていると「使いづらい」「手が届かない」など不満に思う場合は、食器棚の中でも背の低いタイプのロータイプであれば、使い勝手が変わります。近年では、無印のシンプルなデザインやIKEAの北欧タイプなど、おしゃれでリーズナブルな低めに作られた食器棚が人気です。

背の高い食器棚は収納力がありますが、一人暮らしやミニマリストの方にはかえって使いづらいことがあります。そこで、食器の数や身長に合わせてロータイプの食器棚を選んでみるのはおすすめです。

本記事ではロータイプの食器棚の特徴・メリット・種類を解説します。さらに、ロータイプの食器棚を選ぶ際のポイントに加えて、部屋の広さや食器棚の使い方もご紹介します。ロータイプの食器棚のおすすめ商品15選もピックアップしたので、ぜひ参考にしてください。

引き戸タイプの食器棚は、扉が横にスライドするため省スペースにも設置しやすいデザインが特徴です。ダイニングのスペースに余裕がないお部屋や、設置する場所と他の家具に距離が取れない場合でも、扉の開閉が楽にできます。

そのため、ワンルームマンションにお住まいの方や、ダイニングが狭いご家庭におすすめの種類です。

開き戸の食器棚は、ワンアクションでぱっと扉が全開するので、中のものが確認しやすいのが特徴です。また、食器棚の中全体が見えるので整理がしやすく比較的掃除も楽にでき、大きなお皿も入れやすいデザインになっています。

そのため、手持ちの食器に大皿やかさばるものが多い方におすすめの種類です。

まずは、使い勝手がいいとされる食器棚のメリットとデメリットをそれぞれ見ていきましょう。

背の高い家具は視線に抜けがないため、遠くが見えづらく部屋に圧迫感を与えてしまい窮屈さを感じます。対してロータイプの食器棚ような低い家具は、視線に抜けができ奥まで見渡せるので圧迫感を失くし部屋を広く見せる効果があります。

低い家具を使った部屋を広く見せる方法は、インテリアコーディネートでもよく使われる手法です。

狭いキッチンでは作業スペースが足りないといった悩みが多いですよね。ロータイプの食器棚は上部の天板がポイントで、作業スペースが増やせるのがメリットです。また、電子レンジを置いたり、炊飯器を置いたりとハイタイプの食器棚と同じようにキッチン家電が収まります。

キッチンとリビングが繋がっているお部屋では、ロータイプの食器棚を設置すれば間仕切りとして使用可能です。キッチンカウンターを買わなくても、食器棚とキッチンカウンターの二つの役目を果たします。背が低いのでキッチンからリビングが見渡せ、生活空間の役割を食器棚ひとつで簡単に分けられます。

ロータイプの食器棚のデメリットは収納にあり、収納力を重視するとやはりサイズの大きい食器棚になってしまいます。しかし、たくさんの食器が必要ない、一人暮らしで物が多くない方にとっては十分な大きさです。もう少し収納が欲しいと考えるなら、奥行きや横幅のサイズを少し大きめにするのもおすすめです。

次に、ロータイプの食器棚を選ぶ際に、チャックしておきたいポイントをいくつか解説していきます。

まずは、サイズです。設置したい場所を計測してサイズを決めます。キッチンカウンターにするなら動線確保も必要です。

ロータイプの食器棚で人気のサイズ感は、横幅が120cmのものです。120cmなら小さすぎず大きすぎず、適度なサイズで収納力もそこそこあります。ロータイプで収納力が心配な方は、120cm以上を選べば問題ありません。

120cmの食器棚は、収納力がありながら大きすぎずに圧迫感のない見た目がポイント。上の天板もジャストサイズで作業しやすいのがメリットと言えます。

食器棚を作業台として使う予定の方は、作業しやすい高さかどうかチェックしてください。高さは身長によって使いやすさが変わるので、無理なく作業できるかどうかを確認しておきましょう。レンジや炊飯器を上に置きたい場合は、家電の高さも考慮するのがおすすめです。

低すぎる場合は、コンパクトな棚を追加して置く方法もあります。

キッチンの幅が狭いお部屋では、奥行きのサイズが重要になるので購入前には確認しておきましょう。キッチンが狭いからと横幅ばかりを気にして、いざ設置してみたら食器棚が前に飛び出て通りにくいといったケースも稀にあります。

カウンターとして上部に何か置くなら、設置できる奥行きかどうかもチェックします。さらに、食器棚の前を行き来する方は、生活動線がスムーズかどうかも見ておきましょう。

ロータイプの食器棚のおすすめの設置場所は、キッチンのなかでも隙間・狭い場所・キッチンカウンターの下などです。キッチンが狭くても、ロータイプなので圧迫感を感じにくいのが魅力です。また食器棚の上も電子レンジ・電気ポットなどを置けます。

一人暮らしの方はコンパクトですっきりしたものがおすすめです。食器類があまりなくても常温保存の食材やストックの調味料を置いたりもできます。また、二人以上で住んでいる方や家族が増える可能性がある方は稼働棚がおすすめです。IKEAや無印良品など、他の家具とあわせて購入すると見せる収納にもなります。

大家族の場合は大容量の食器棚が必要ですが、食器棚の多くは棚板1枚に対しての耐荷重が記載されていません。たくさんの食器を入れるなら軽めの素材に変えるなど工夫が必要です。

次に、扉のタイプを見ていきます。扉は2タイプありそれぞれ特徴が異なるので、好みの扉タイプを選びましょう。

襖のように左右に扉が開くのはスライドタイプです。スライドタイプは扉を開ける際に、前のスペースが必要ありません。そのため、幅の狭いキッチンでも設置可能です。また、地震の時に扉が不意に開いてしまう危険性が低くなります。

ただし、左右のどちからをあけている時一方は開けられなりので、大きいお皿を収納するのには向いていません。下部に左右開きの収納スペースが別にあれば問題ありません。

引き戸タイプは扉を開ける際に、扉分のスペースが必要です。引き戸タイプのメリットは食器の取り出しやすさです。扉が大きく開くので一目で確認できます。大きなサイズの食器でも、スライドタイプより取り出しやすいです。衝撃があった際に食器類が飛び出さないように、扉ストッパーを取り付けておくとより安心です。

キッチンの作業効率が上がるのはオープンタイプの食器棚です。扉を開け閉めする必要がなく、取り出しがスピーディに行えます。扉がない分、価格も安い傾向にあります。おしゃれな食器が多いなら、あえて見せる収納にするのもひとつの方法です。

オープンスタイルは目に入りやすい分、食器を入れ過ぎると雑然とした雰囲気になります。ホコリなどつきやすいため、こまめな清掃も必要です。また、地震などが起こると食器が破損する恐れもあるため、収納量や配置場所にも配慮してください。

次に、さまざまな機能を紹介します。必要な機能がついているものをチョイスすれば、キッチンでの作業が捗ります。

食器棚にコンセントがあれば、電子レンジや炊飯器などが収納できるので料理がしやすい配置になります。また、コンセントはいくつ必要か、どの場所についているかをチェックしておくと、キッチン家電が使いやすくなります。

設置場所によってコンセントが不要といった場合もあるので、周囲のコンセントも確認しておくのがおすすめです。

大型の食器棚にない機能といえばキャスターです。ロータイプの食器棚はコンパクトなものも多く、中にはキャスターがついているものがあります。キャスターがあれば移動がしやすく掃除も楽ちんです。模様替えしたい時にも、キャスターがあれば食器が入ったまま移動ができます。

引き出しストッパーが付いていれば、引き出しを出し過ぎても落ちないので小さな子どもが引き出しを引いてしまっても安心です。また、いっぱいまで引いてしまった場合でも、落下して中のものが散乱する事態を防止してくれます。

また、ペットがいたずらするのも防止できるので、安全対策が必要な方は確認してください。

スライドトレーは、手前に引いて使用すると作業スペースが広がる機能です。炊飯器や湯沸かしポットなどを使用する際には、引き出しておくと蒸気が食器棚に当たるのを防げます。また、ちょっとしたスペースが欲しいときにも、引き出せば作業スペースや物置として使えます。

不要なときはトレーを収納しておけるので通常の作業台のようにスペースを取りません。

モイス機能とは、炊飯器や電子レンジを使用した際に発生する蒸気を逃してくれる機能です。空気孔がついているので、蒸気が籠るのを防止します。湿気がたまると、木製の食器棚の場合腐食する原因になってしまうので、キッチン家電と一緒に収納するならチェックしておきたい機能です。

人気なのがゴミ箱を置くスペースのある食器棚です。ゴミ箱はキッチンに置くとスペースを取ってしまいます。食器棚に収まればキッチンの有効スペースが広がります。横幅のあるロータイプの食器棚なら、ゴミ箱が置けるスペースを設けているものがあります。見た目もすっきりするのでおすすめです。

食器棚を設置するならキッチンのトータルコーディネートも考えてみましょう。既存の家具や好みのスタイルに合わせれば、部屋に統一感が出ておしゃれになります。

人気の北欧スタイルにするなら、木製の食器棚がおすすめです。さらに、脚付きならますます北欧スタイルに近づきます。中でも、淡いカラーの色かホワイトカラーでシンプルなデザインがおすすめです。北欧スタイルの食器棚の周りの照明やキッチンマットも合わせてコーデすると、グッと憧れのスタイルにできます。

キッチンをスタイリッシュにするなら、メタル系の食器棚がおすすめです。すべての素材が木製だと、柔らかい雰囲気が出てしまいます。木製でも引き出しのハンドルなど金属がミックスされていると、甘めなスタイルが軽減されスタイリッシュな雰囲気になります。

アイアンの照明を取り入れるなど、トータルでコーディネートするのがおすすめです。

レトロチックなスタイルにするなら、アンティークな食器棚がおすすめです。年代物の食器棚は高くて手が出ない方でも、アンティーク風ならおしゃれでレトロな雰囲気が楽しめます。昔風のすりガラスをはめ込んだ食器棚や、わざと古めかしいデザインを施したものなど、リーズナブルで手に入る食器棚もあります。

市販されている多くのロータイプ食器棚は、完成品か組み立て品の2タイプになります。ここでは、それぞれの特徴やいい点・悪い点などを中心に紹介します。

完成品はどうしてもサイズが大きくなるので、組立て家具より輸送費が高くなってしまいます。組み立てに関する費用もプラスされるため、全体的に価格が高くなりがちです。

しかし、完成品はプロが作り上げるため造りがしっかりとして、きれいな仕上がりです。後でネジが緩んでくる、扉がきっちり閉まらないなどといった心配はありません。到着したらすぐに使えるのもメリットです。

組み立て品は自分で完成させなければならず、時間と労力がかかりますが、価格は完成品より安くなる商品が多いのが特徴です。家具の組み立てが苦手な方にとっては、難しい作業と思われる場合もありますが、完成した時の達成感や組み立てる楽しみがあります。

さらに、完成品より選ぶ選択肢が広くなり、梱包もコンパクトなのでワンルームマンションなどでも容易に運べます。

エア・リゾームはフラップ扉でおしゃれを楽しめるロータイプの食器棚が人気です。扉がついているので、生活感を感じにくく使いやすいのも魅力です。また扉を収納すればオープン棚としても使用も可能なので、好み・シーンによって使い分けてみてください。

ロウヤはデザインが豊富な点が魅力です。なかなかお気に入りの食器棚が見つからない方は、ぜひ一度ロウヤで探してみてください。デザインがおしゃれな商品がたくさんそろっているので、キッチンのインテリアの主役にもなります。また完成した状態で届くので、組み立てに自信がない方にもおすすめです。

シンプルなデザインが人気の無印良品ですが、食器棚の多くはハイタイプになります。ロータイプのデザインでは、木製のキャビネットなどを食器棚の代わりに選択するのがおすすめです。合わせやすいカラーが揃っているので、リビングにおいてもしっくりくる落ち着いたデザインです。

他の家具や家電とも合わせやすくなり、まとまりのあるインテリアが実現できます。

ikeaのロータイプの食器棚は豊富なラインナップです。北欧スタイルらしいシンプルなのにおしゃれなデザイン性。カラフルなカラーも揃っているため、好みのコーディネートが叶います。モダンやナチュラル、インダストリアルなどスタイルの多さがメリットです。

ニトリは家具のサイズが豊富にあり、中でもコンパクトな食器棚が充実しているので、初めての一人暮らしにもおすすめのブランドです。また、リーズナブルで丈夫な点もメリットのひとつと言えます。さらに、好きなように組み合わせができたり、機能が充実しているところも人気の理由です。

ロータイプの食器棚をおしゃれにコーディネートしたいなら、自分流にアレンジしてみましょう。ハイタイプの食器棚は設置するだけで場所を取るので、なかなかアレンジは難しいですね。対してロータイプの食器棚は、上にあるスペースを有効利用でき、好きなようにコーディネートできます。

お気に入りのオブジェを飾る、キッチンカウンターにしてカフェスペースにするなど、食器棚にとらわれない活用方法にすると居心地のいい空間になります。おしゃれなインスタグラムやツイッターの画像を参考にすると、イメージが湧きやすくなるのでおすすめです。

圧迫感のないロータイプの食器棚は、すっきり暮らしたい方にぴったりです。余計なものを持たず、お気に入りの食器やキッチン家電だけで暮らすと、逆に生活が豊かになります。部屋も広々使えて、心とキッチンスペースにゆとりが生まれます。ぜひ本記事を参考に、素敵なロータイプ食器棚を選んでくださいね。