チャーハンの素おすすめ15選｜アレンジ方法は？業務スーパーの人気商品も！

チャーハンの素は時短料理の代表格と言うべき調味料です。手軽に調理できる上、専門店さながらの味を再現できる優れもの。その歴史は古く、あみ印社による1958年発売の「チャーハンの素」にまで遡ります。

外出自粛に伴い自炊が多くなった方にとって日々の献立を考え、都度買い出しする行程は課題の1つでしょう。チャーハンの素は自炊のハードルを下げてくれる強い味方。価格が安いだけでなく、チャーハン以外の料理にも応用できるといったメリットも満載です。

以上を踏まえ、本記事ではチャーハンの素の選び方・おすすめメーカー・おすすめ商品15選をご紹介します。盛りだくさんの情報をまとめましたので、ぜひ最後までご覧ください。

粉末タイプは調味料・具材が粉末状に加工されたタイプです。商品によっては調味料のみ液体の場合もあります。行程は開封したらフライパンにふりかけるだけと、極めてシンプル。ただし風味の面ではペースト・液体タイプに及ばないため、とにかく時短を最優先したい方に適しています。

ペースト・チューブは半固形状に加工されたタイプです。操作感覚は歯磨き粉に近く、自分で抽出量を調節できるため分量をコントロールするのに適しています。具材の付いていない商品が多く汎用性が高いため、チャーハン以外にも野菜炒め・焼きそばといった幅広い用途におすすめです。

液体・ボトルタイプは調味に特化したタイプです。ペースト・チューブタイプと同様に具材が付かず汎用性に優れており、チャーハン以外の料理にも適しています。また粉末タイプと比べてより複雑な風味を表現しやすく、濃厚な味わいのものが多いです。

冷凍タイプは調理済みのチャーハンを冷凍した商品です。ほぼ完成品であるため、加熱すればすぐに食べられます。商品によっては電子レンジを使えるのもメリットの1つ。またアレンジの余地もあり、具材を加えて調理することで手軽にオリジナル料理を作れます。

粉末オールインワンタイプは調味料だけでなく、具材も合わせて粉末状に加工されたタイプです。開封作業が一度で済むため、調理の行程が少なく済むのが利点。特に時短を優先する方に適しています。その反面行程がシンプル過ぎるため、より本格的に調理したい方には不向きです。

セパレートタイプは、具材・調味料が別々に封入されたタイプ。主に具材はフリージング・調味料は液体といった組み合わせの商品に採用されています。粉末オールインワンタイプと比べて液体ダレの味付けが濃厚で、より本格的な味わいを求める方にぴったりです。

調味料タイプは味付けに特化したスタイルです。具材は自分で用意する必要があるため、手間がかかる一方でアレンジしやすい利点もあります。チャーハン以外にも汎用性が高く、野菜炒め・焼きそば・タンメンといった料理の調味にもおすすめです。

中華チャーハンはいわゆる「五目チャーハン」とほぼ同義です。チャーハン・焼き飯は具材がなくとも成立しますが、中華チャーハンでは金華ハム・鶏肉・ねぎ・人参といった具材を含むものがスタンダード。ただし、必ずしも5品目揃っている必要はありません。専門店さながらの本格的な味を求める方にぴったりです。

焼き豚風味は中華料理店の定番である黄金チャーハンのスタイルです。ラーメン用のチャーシューを活かす場合も多く、「焼豚のおいしい店はチャーハンも良質」とのセオリーも。専門店と同様に少量のラードを使って調理すれば、より濃厚でコク深い味わいになること請け合いです。

シーフード風味は、具材にえび・ホタテ・鮭・カニなどの海産物を取り入れたタイプです。チャーハンの素における定番はえびですが、専門店の本格シーフードチャーハンではホタテ・鮭も珍しくありません。そのため具材を追加するアレンジ料理にもおすすめ。レタスと組み合わせたヘルシーな食べ方とも相性抜群です。

ガーリックはにんにくをふんだんに投入したワイルドな風味です。各風味とも微量のにんにくを取り入れている場合は珍しくありませんが、ガーリックはより明確でパンチの効いた味わい。ちなみにテレワークによる自宅を中心としたライフスタイルの浸透に伴い、ガーリック風味の需要は増加傾向にあります。

内容量は1商品当たりの分量です。使い切るまでの使用回数や購入サイクルに関わるため、コスパを重視する場合は特に大事なポイントと言えます。特に小袋に分けられたタイプは使い切りが前提となるため、分量の微調整には不向きです。使い方と合わせて内容量もチェックするようにしましょう。

チャーハンの素には少なからず塩分が含まれます。極端な例として、仮に3食すべてチャーハンの素で調理した場合は塩分過剰になる可能性が高いです。特に塩分コントロールを心がけている方は、パッケージ裏に記載されている塩分量を参考にしましょう。

ちなみに成人の場合、1日あたり塩分摂取量の目安は男性7.5g未満・女性6.5g未満です。

チャーハンの素に採用されている原材料は風味・香りなどを左右します。多くの商品では主な原材料を開示しているため、味付けの目安に役立てましょう。また原材料の情報は健康志向の方にとって有用であるほか、アレルギー対策の手がかりとしても見逃せません。

業務スーパーは自宅用チャーハンの素の大定番ブランドです。チャーハンの素・冷凍チャーハンの2形態を提供しており、チャーハンの素はフレークタイプで汎用性に優れています。

ご飯に合わせるだけでなく野菜炒めほかの具材としても使えるため、アレンジ料理用としてもおすすめ。非常にコスパが良く、ネット上で話題に挙がることもしばしばです。

あみ印は日本で初めてチャーハンの素を商品化した、業界のパイオニアです。販売開始は1958年に遡り、レトロ感あふれるパッケージは当時のデザインをほぼ変えずに受け継いでいます。

2012年には上位ラインである「炒飯の素プレミアム」を発表。通常ラインとは味付けを大きく変えた仕様で、ラインナップの差別化に成功しています。

イートアンドフーズは大手中華チェーン店、大阪王将とのコラボ商品を提供するメーカーです。大阪王将の直火チャーハンを再現しており、ベーシックな醤油ベースにねぎ油・ごま油の香りがプラスされたクセになる味わい。専門店の味を自宅で楽しめる点も魅力的です。

永谷園はお茶漬け・ふりかけなどで全国的に有名な、ご飯のお供のスペシャリストです。チャーハンの素を発売したのは1988年からで、現在は五目・焼豚・かに・黒胡椒ガーリックの4風味を展開しています。4風味の袋を詰め合わせたお得なパック商品も非常に好評です。

【材料（2人分）】

• ワンタンの皮・・・1/4袋
• 豚ミンチ・・・25g
• こしょう・・・少々
• 片栗粉・・・少々
• ナンプラー・・・小さじ1
• 砂糖・・・小さじ1/4
• 青ネギ・・・少々
• 揚げねぎ・・・小さじ1/2
• 水・・・500ml
• 料理酒・・・少々
• 炒飯の素・・・1袋の半分程度（7g）

【調理手順】

1. ワンタンの皮は1枚を6等分して細切りにする ー A
2. 豚ミンチにこしょう・料理酒・片栗粉を加えて混ぜる ー B
3. 鍋に水と炒飯の素を加えて火にかける。温まってきたらBを加えてほぐし、アクを取りながら煮込む
4. 火が通ったらAとナンプラー・砂糖・青ネギを加える
5. 揚げねぎを油ごと加えて完成

【材料（1人分）】

• 豚モモ肉・・・50g
• 木綿豆腐・・・75g
• 干ししいたけ・・・1.5枚
• たけのこ（水煮）・・・25g
• 長ネギ・・・1/4本
• 卵・・・1個
• あらびき黒胡椒・・・適量
• 中華麺・・・1玉
• 水・・・500ml
• 酢・・・大さじ1
• 辣油・・・少々
• 料理酒・・・大さじ1/2
• 醤油・・・大さじ1
• 炒飯の素・・・1袋の半分程度（7g）
• 片栗粉・・・大さじ1/2に対し、水大さじ1

【調理手順】

1. 干ししいたけは水で戻す豆腐はざるにあげて水気を切る
2. 長ネギはせん切りし、水にさらして白髪ネギにアレンジ
3. 豚モモ肉・たけのこ・干ししいたけ・豆腐は細切りにする
4. 鍋に水を入れて沸かし、豚モモ肉・たけのこ・干ししいたけ、炒飯の素を入れてアレを取りながら煮込む
5. 具材に火が通ったら豆腐を加えて煮込む
6. 再び煮立ったら料理酒・醤油・あらびき黒胡椒を加えて味を整える
7. 水溶き片栗粉でとろみをつける
8. 卵を割りほぐし、全体にまわしかける。酢を加え、さっと混ぜる ーA
9. 別の鍋で中華麺をゆでて湯切りし、Aに加える
10. 白髪ねぎを盛り、辣油を加えて完成

チャーハンの素を使ってもまずい仕上がりになる場合、多くは調理法に原因があります。原材料に苦手な食材・香りが含まれていない限り、味そのものに問題があることは少ないです。調理法におけるミスの代表例としては下記のようなものがあります。

• 最初に溶き卵を焼いていない
• 各材料の分量が不適切
• 予熱・火力不足
• ご飯の水分量が不適切（固すぎ・柔らかすぎはNG。冷凍ご飯も非推奨）

なおご飯のまとまりと風味・コクを生むには、少量のラードを投入するのがおすすめです。

チャーハンの素 を使う場合、卵とご飯があれは必要条件が揃います。とはいえ、せっかくチャーハンを作るなら、もう少し具材を入れたい方も多いでしょう。そんな場合は手間をかけず、手軽にちょい足しできるものがおすすめ。ちょい足し用調味料・食材の例は下記の通りです。

• 薬味：刻みねぎ・ごま・にんにく
• 食材：キムチ・ハム

ポイントとしては包丁を使わず、ひと掴みで簡単に投入できるものが適しています。

チャーハンの素は、味付けの難しいチャーハンづくりを簡単にしてくれる優れものです。インスタント食品と比べて調味・アレンジの幅も広く、タイプによってはチャーハン以外の料理でも活躍します。本記事を参考に、ぜひ手軽なチャーハンの素で本格中華を楽しみましょう。