【小学生も】ピアノ教本おすすめ15選｜子供や大人向けも【難易度・順番】

近年、おうち時間を活用してピアノを始める方が、年齢問わず増えています。ピアノを練習するには、独学したり音楽教室に通ったりする方法がありますが、どちらの方法でもピアノ教本は欠かせないアイテムです。

ピアノ教本は、子供向けや基礎本など初心者向けの本も充実しています。また、コードが学習できたり有名な曲が豊富に収録されていたりと、中級者以上でもやりがいのある本も多いので、教本はどんなレベルの方にも役立ちます。

しかし、ピアノ教本はさまざまなレベル・内容があるため、どんな教本を選べばいいかわからない方も多いですよね。本記事では、ピアノ教本の選び方やおすすめ15選をご紹介します。効率のいい練習方法も解説するのでぜひ参考にしてください。

「ピアノって本当に独学できるの？」と思う方も多いですが、自分に合ったピアノ教本を使えば独学できます。独学でピアノを弾けるようになりたいなら、独学でつまづきやすいポイントを知っておくのが大切です。

• 指の動かし方がわからない

最近は、DVDやWeb上の動画などの映像で指の動きを見て学べる教本も多いです。目で動きを見られる環境が整っているため、独学でも指の動きをしっかりマスターできます。

• 練習の仕方がわからない

独学でピアノを練習していると、本当に自分の練習方法が合っているのか、上達しているのかなどの悩みが出てきます。しかし、最近はスマホで簡単に演奏を録音できるので、自分の演奏を客観的に確認できます。

【こんな方におすすめ】

• 基本的な弾き方を習得している方
• 独学で練習方法を人に聞けない方

練習の進め方や指のトレーニング方法が収録されている本は、基本的な弾き方を習得している独学の方におすすめです。初心者向けのものから上級者向けのものまでラインナップが充実しています。

また、ピアノを続けていくための心構えについて書かれている本もあります。モチベーションが下がりやすい方に最適です。

【こんな方におすすめ】

• 独学中の初心者・経験者
• 指をどのように使えばいいかわからない方

独学中だと、指の運び方や弾き方がわからないところが多々あります。変な癖がついたまま練習を進めると後から矯正するのが難しいので、教本の内容をしっかり確認して正しい指使いを身につけるのが大切です。

ただし、指使いや弾き方が詳しく紹介されているものは初心者向けの教本が多いです。中・上級者は物足りなく感じる場合があります。

【こんな方におすすめ】

• スクールの教本と併用したい方
• 基本的な弾き方をマスターしている方
• 練習フレーズの反復だと飽きる方

スクールに通っている方や基本的なピアノの弾き方が身についている方は、曲を弾いて練習する教本がおすすめです。本来は難しい曲でも、初心者向けに音を省いている教本もあります。曲が弾けるようになるとモチベーションアップにもつながるので、好きな曲が収録されている本を持っておきましょう。

楽しく続けられるように、年齢に合わせた教本を選ぶのも大切です。年代に合わせた教本のポイントをご紹介します。

【特徴】

• 音階がわからない子どもでもピアノが弾ける
• 指番号が書かれていて指使いがわかりやすい

幼児用教本は、初めてピアノを弾く子どもにおすすめです。楽譜の読み方や指の使い方などの基礎から解説されているので、音階がわからない子どもでもピアノを弾けるようになります。収録されている曲も童謡のような子どもが聞いた経験のある曲が多く、楽しみながら練習できます。

小学校低学年は、初心者でも経験者でも練習が楽しくなる教本を選びましょう。教本の内容は、初心者と経験者では大きく違います。しかし、ピアノを好きでもっと練習したくなるような内容が適当であるのは同じです。

• 初心者

　　　みんなのオルガン・ピアノの本 ワークブック

　　　トンプソン はじめてのピアノ教本

• 経験者　

　　　ふよみとテクニックをたのしく アキ ピアノ教本

　　　アルフレッド・ピアノライブラリー レベルB

初心者は、とにかく読みやすさが重要です。簡単な曲であっても、自分で読んで弾けたと達成感を感じられる内容のものを選びましょう。経験者であれば、少し背伸びしたテクニックを学べる教本がおすすめです。

小学校高学年は、基本の内容やテクニックなどをバランスよく学べる教本がおすすめです。教本それぞれに強みの個性があるため、併用して練習を進める場合も珍しくありません。おすすめのの教本をご紹介します。

• バーナム

　　初心者向けのミニブックと両手弾きの導入書がある

　　曲の表現方法がわかりやすい

• バスティン

　　基本とテクニックの両方が学べる

　　大人向けのタイプもある

• バイエル

　　子どもの練習本の定番

　　譜読みや指の使い方などが身につけやすい

内容で選ぶのがおすすめですが、自分にとって譜読みがしやすいかなどの練習の進めやすさも考慮して選びましょう。

大人になってからピアノを始める場合は、子どもと同じ初心者用の教本ではなく大人用に書かれたものを選びましょう。楽器屋さんでは、大人の初心者向けの教本もたくさん並んでいます。

• ピアノの教科書

　　　カラー写真で弾き方の解説やQRコードで演奏が聴ける

　　　初心者の基礎が学べる

• ピアノアドヴェンチャー

　　　すべて英語での解説

　　　クラシック演奏やコードの習得もできる

　　　アプリでの解説動画などテキスト以外のサポートが充実

• バスティン おとなのピアノ教本

　　　理論もテクニックも学べる

　　　音源が聴けるCD付き

• 大人のためのバイエル

　　　100年以上の歴史があり信頼度が高い

　　　内容も曲もシンプル

　　　クラシックの基礎が学べる

大人は、独学で始める方も多いです。自分でも練習を進められる教本を選びましょう。

シニアの方がピアノ教本を選ぶなら、知っている曲がある方が耳でも音の確認ができるためおすすめです。教本は大人用のものであれば向いていますが、短い曲が多いタイプを選ぶと練習しやすいです。

• おとなのためのピアノ教本

　　　気分の上がるポップな曲がメイン

　　　学ぶよりも感覚で楽しく弾ける

• シニア・ピアノ教本

　　1曲が短くゆったり進められる

　　少しづつレベルが上がる構成になっているので無理なく練習ができる

シニア用は、気分で選んでも楽しめる内容になっています。

【特徴】

• ピアノの弾き方を基礎から習得できる
• 写真・動画で確認できる教本が多い
• 効率よくピアノを上達できる

基礎的な技術を磨ける本は、ピアノ初心者におすすめです。ピアノを弾くために必要な技術を学べるので、独学・初心者でも変な癖がつきにくく効率よくピアノの練習ができます。写真や動画が多用されている本が多く、視覚的にもわかりやすいです。

【特徴】

• 表現力を高めるためのテクニックを習得できる
• 紹介されているテクニックは教本によって違う

テクニックを練習できる本は、基礎的な技術を身につけた中級者以上の方におすすめです。さまざまなテクニックに磨きをかけて、表現力を高められます。テクニックの内容は教本によって違うのでしっかり確認しましょう。どんな演奏をしたいのか、どんな技術を身につけたいのか考えて教本を選ぶのが大切です。

【特徴】

• ポップスを弾くために必須のコードを勉強できる
• 作曲をするときも役立つ
• アレンジできる

コードを学習できる本は、さまざまな曲を弾いてみたい方におすすめです。コードが理解できれば、アレンジもできるようになって楽しみ方の幅が広がります。ピアノの弾き方が解説されている本は少ないので、中級者以上の方におすすめです。また、知識を得るのが目的の本が多いので、ピアノを弾くよりも勉強が中心になります。

【特徴】

• 曲を弾きながら練習できる
• 練習のモチベーションが上がる
• レパートリーを増やせる

曲が充実している本は、基礎的なテクニックが身についている方におすすめです。レパートリーを増やせるので、リクエストにも応えられるようになります。さまざまな曲が収録されている本があるので、自分の弾きたい曲が収録されている本を選びましょう。また、参考音源があるとイメージをつかみやすいです。

ピアノ教本は初心者向けから上級者向けまでレベルに応じて本が分かれているため、上達に合わせて教本を変えていく必要があります。毎回教本を選ぶのが嫌な方は、シリーズになっている練習本がおすすめです。

シリーズ本なら1冊終わらせたら順番通りに次の本に取りかかればいいので、教本選びの手間を減らせます。また、同じシリーズのものなら説明の文体も共通しているため、自分に合ったシリーズを見つけられればスムーズに練習できます。

• 独学でも、しっかりリズムをとれる

独学の場合、リズムがズレているのを指摘してくれる人がいません。簡単なところはテンポが早く、難しいところは遅くなりがちなので、メトロノームがあればリズムを一定に保てます。

• 拍を細かく刻むのがおすすめ

一般的に四分音符を1拍で鳴らす方が多いですが、細かく拍を刻んだ方がリズムをとりやすくなります。特に、十六分音符が多い曲やフレーズを弾く場合は、八分音符を1拍としてメトロノームを鳴らす方がリズムがズレにくいです。

【撮影・録音のメリット】

• リズムのズレに気付きやすい
• 音量のバラつきを感じやすい
• 演奏中の姿勢を見直せる
• 観客の視点に立って自分の演奏を見られる

自宅で練習をするときは、できるだけ自分の演奏を撮影・録音しましょう。録音は専用の高価な機材を使う必要はなく、スマホの機能で十分です。自分がピアノを弾いている映像を撮影すれば、フォームも見直せます。

ピアノの技術はアプリでも学べます。特に有名なアプリと特徴をご紹介します。

• flowkey

レッスン動画を見て基礎技術を身につけたり、曲を弾いて練習したりできます。楽譜と演奏時の指の動きを確認できるので、正しい指使いを学びたい方にもおすすめです。また、アプリが音を感知してフィードバックをくれるので、実際に教室に通っているような感覚で練習できます。

• Piano Academy

洋楽が好きな方におすすめのアプリです。初心者向けのレッスンもあるので基礎から学びたい方にも適しています。

わかりやすいピアノ教本を使えば、独学でもしっかり演奏できます。楽しく練習できる教本もたくさんあるので、続けられるか心配な方でも安心です。本記事を参考に、自分に合ったピアノ教本を見つけて、ピアノの練習を楽しみましょう。