真空保存容器（真空タッパー）おすすめ14選｜ニトリや100均で買える？【密閉容器】

作り置きのお惣菜や食べきれなかったおかずを、タッパーに入れて冷蔵庫で保存していたらいつの間にか傷んでいた…。こんな経験はありませんか？冷蔵庫に入れておけば日持ちするように思えますが、意外に早く傷む場合もあるのです。

とはいえ、忙しい毎日を送っていると毎回食べ切れる分だけ料理を作るのも難しい人も多いはずです。そんなときに便利なのが「真空保存容器」です。食材が傷む酸化の原因になる酸素をカットして真空状態で保存すれば、日持ちしにくい食材も長く保存できます。

手動や電動など種類が多いと何を基準に選べばいいか迷ってしまいがちです。そこで、この記事では真空保存容器の選び方とおすすめ商品を紹介します。記事の最後には耳寄りな情報も紹介するので、ぜひ最後まで読んで生活に役立ててください。

真空保存容器のメリットは、料理を作りたての美味しい状態で長く保存できる点です。料理以外にも何を入れることができるかというと小麦粉・コーヒー豆・パスタ・ペットフードなど湿気に弱い物の保存にも適しています。食べきれないスナック菓子も、湿気ずにパリパリのまま保存できるのもメリットです。

離れて暮らす家族に手作り料理を送りたい場合、気温が高い季節は届くまでに料理が傷んでしまう場合もあります。そんなときも、真空保存容器は酸化による劣化や腐敗を防げるので数日であれば、美味しく新鮮な状態で届けられます。

真空保存容器に入れたものがどの程度日持ちするかは気になるポイントです。実際のところ、容器の形状・素材はもちろん、中に入れる食材によって異なるので、一概に何日持つとはいえません。

真空保存容器に入れても食材が腐らないわけでなく、空気を完全に無菌状態でシャットアウトする真空パックにするものと異なり、真空保存容器に入れても2～30％程度は空気が入ってしまいます。あくまでも食材の劣化を遅らせるものだと認識しておくのが大切です。

電動タイプは蓋にポンプをセットしてボタンを押すだけで、後は自動で脱気し真空状態にしてくれます。力も不要ですし、真空状態になると自動でストップするので手間いらずです。大量におかずを作り置き・保存したいときも、電動であればスムーズに作業が進みます。ただし、価格が高めな点、電気代や電池代がかかる点を留意しましょう。

手動タイプはポンプやボタンを押して脱気します。多少力は必要ですが、しっかり脱気したいときは手動がおすすめです。また、軽めに脱気するなど、脱気加減の調節もできます。電動に比べて価格が安く購入しやすいのはメリットです。直感的操作ができて電源不要なため、好きな場所でいつでも使いたい人に向いています。

プラスチックは軽くて扱いやすく、電子レンジで温め直しできるのもメリットです。価格も手頃で購入しやすいため、とりあえず真空保存容器を試したい人、コスパ重視で選びたい人にも向いています。サイズ展開も豊富なので、用途に合わせて使い分けたいときにもおすすめです。

ステンレスは耐久性・耐腐食性が高く、ニオイ移りや色移りしにくのがメリットです。冷蔵庫で保存する際は、素早く冷えるので鮮度を保ちたい食材の保存に向いています。カレーやトマトソースなど香りの強いものや色が濃いソースなどの保存にもおすすめです。

ガラスは透明で中身を一目で確認できるのがメリットです。コーヒー豆やペットフードなど、残量を確認したいときはガラスが適しています。また、ガラスはニオイや色移りもしにくく、洗って清潔に保てるのもポイントです。サイズや形を統一して、おしゃれに保存したい人はガラスを選ぶとのがおすすめです。

ホーローはレトロな雰囲気がありながら、直火やオーブンで温め直せるのが最大のメリットです。ホーローの真空保存容器で調理すれば、そのまま蓋をして真空保存もできます。鍋を使わないため洗い物が減るのもメリットです。ただし、強い衝撃を加えると割れたり欠けたりするので、扱いには注意してください。

用途に合わせて、電子レンジで温めたり、湯煎にかけたり、オーブンで加熱したりと使い分けたいときは、シリコンがおすすめです。落としても割れませんし、丸洗いできるので清潔に使いたい人にも向いています。耐熱性に優れた素材は、温め直し前提で選びたいときにもおすすめです。

真空保存容器のサイズは、容量に合わせるのがおすすめです。食べきれないおかずの保存には小型・作り置きのお惣菜を保存したいときには大容量のものを選ぶのがおすすめです。また、パンの保存には高さと幅のあるもの・パスタの保存に適した縦長のものもあります。用途に合った容量や形状を見極めるのも大切です。

真空保存容器は、密閉性が低いと長期保存できない可能性があります。密閉性を高めるにはパッキンが重要です。パッキン付きであればしっかり密閉できるので、長期保存が可能になります。真空保存容器・密閉容器を選ぶ際は、パッキンの有無を確認しましょう。長期保存を前提に選ぶのであればパッキンは必須です。

しっかり密閉された方が日持ちしますが、蓋が開けづらいと毎回ストレスになり使わなくなる可能性があります。蓋を外す際に力任せにして中身がこぼれたり、素材によっては容器が割れたりするかもしれません。蓋は力を入れず簡単に外れるものがおすすめです。開閉のしやすさもしっかりと確認しましょう。

真空保存容器を複数個購入して使う際や、使わないときの収納を考えた場合、重ねられる構造がおすすめです。冷蔵庫に保存するときは空間を有効活用できますし、収納時にはスペースを塞がずスッキリ収納できます。複数個の購入を検討している人は、重ねられるかどうかもチェックしておくと安心です。

真空保存容器はお手入れのしやすさも重要です。洗う際は奥まで手が届くか、溝に汚れが使っても簡単に洗い流せるかを確認しましょう。また、パッキンは汚れが付着しやすいので、外して洗える方が清潔に使用できます。真空保存容器を選ぶ際は、お手入れのしやすさもしっかりとチェックしましょう。

通販でおなじみのフォーサは、鮮やかなライトグリーンが印象的なスペインのブランドです。さまざまなタイプの保存容器があり、ワンタッチで空気を簡単に抜けるもの・積み重ねて収納しやすいものなど使い勝手にこだわっています。

またコーヒーや茶葉に最適なUVブロックのシリーズもあるので、食材に合わせて選びやすいのも特徴です。

お手頃価格で生活雑貨・キッチン用品などが揃うニトリからも、真空保存容器が販売されています。「Easy レバーキャニスター」の名前で販売されていて、サイズも豊富。レバーを倒すだけでロックができ、ケース自体も透明なので中身が見やすく扱いが簡単です。499円からといったリーズナブルさも魅力です。

双子マークで知られるツヴィリングは、290年以上続く世界で最も古いブランドの1つです。無駄を除いたシンプルかつスタイリッシュなデザインは、並んでいてもスッキリとした印象と高級感が演出できます。

ハンディタイプの真空ポンプがあり、ボタンを押すだけで簡単に真空状態が作れます。ポンプとセットになったスターターセットなどもおすすめです。

圧力なべやフライパンといったキッチン用品でおなじみのアサヒ軽金属からも、真空保存容器が販売されています。珍しいステンレス製で、保冷効果が高く冷蔵保存に最適です。蓋の部分はクリアタイプになっているので、中に何を入れているかも一目で確認できます。熱々のお料理をすぐに容器に移し替えられるのも大きなメリットです。

マイヤーは現在はアメリカに拠点を置いている香港生まれの調理器具メーカーです。シンプルなデザインでスタイリッシュにキッチンまわりをまとめたい人におすすめできます。クリアタイプで重ねての収納もしやすく、ボタンの押しやすさなど扱いやすさを意識した作りで人気を集めています。

100均・無印・カインズ・コストコなどでも真空保存容器を購入できます。とにかく安いものがほしいなら100均がおすすめです。100均には真空になるタッパータイプはありませんが、チャック付きビニール袋と圧縮ポンプのセットがあります。

複数のサイズの真空保存容器を揃えたいなら無印がぴったりです。6サイズから選べるので食材や料理に合わせて保管する場合に適しています。ホームセンターのカインズは片手で開けられる保存容器が人気です。真空ではないですが調理中でも片手で開けらるので人気があります。

家族が多く冷蔵庫が大きい方はコストコのコストコの真空パックタッパーのセットがおすすめです。ツヴィリングの「フレッシュ&セーブ スターター17点セット」は、鮮度が通常の5倍長持ちする容器・ランチボックス・ビニール袋などがセットにになっていて、注目を浴びています。

真空保存容器は、真空を利用して煮玉子・肉の下味付け・ピクルス・漬物・果実酒作りなどにも活用できます。いずれも真空状態が浸透を早めるので、時短になるのもメリットです。普通の状態で漬けるよりもしっかり漬かります。

また、空気に触れないため食材の乾燥や酸化を防げて、鮮度を保ちながら長く保存できるのもメリットです。冷凍保存でありがちな食材の乾燥を防ぎたいときにも活躍します。

真空保存容器があれば、食材の鮮度を保ちながら長く保存できるようになります。多めに作ったおかずや常備菜など保存期間が伸びるので、美味しく保存できるだけでなくフードロスを防げるのもメリットです。まだ使った経験がない人は、ぜひこの機会に真空保存容器の購入を検討しましょう。