エアストーンおすすめ17選｜細かい泡を作ろう【エアレーションの補助に】

ふと見かけて思わず見入ってしまうもの、色とりどりのおしゃれな熱帯魚が優雅に泳ぐアクアリウムはいつも人を魅了してやみません。日々の癒しにおすすめなアクアリウムは、インテリアとしても根強いファンを持っています。

エアレーションは、水槽内の水に酸素を供給し環境を整えるために欠かせませんが、エアレーションを補助し、アクアリウムのオブジェとして景観を織りなすのがエアストーンです。細かい泡など、タイプによってさまざまな泡をつくり出すエアストーンは、アクアリウムの舞台セットともいえます。

この記事では、ピュアな水のゆらめきにのって泳ぎまわる宝石たち・自分だけのアクアガーデンを演出するエアストーンを詳しく見ていきます。タイプ別のエアストーンの選び方や、60cm水槽にも使えるエアストーンのおすすめ17選も紹介します。ぜひ参考にしてください。

エアレーションとは、ポンプを使って水槽の水に空気を送り込む働きです。ポンプにエアストーンを取りつけると細かい泡が発生し、水を循環させて水質の安定や水面の油膜防止にも役立ちます。

また透きとおった水に浮かび上がる泡は、目に心地よく心も安らぐといわれます。エアストーンはアクアリウムの景観を演出する重要なアイテムです。

フィルターを付けずに熱帯魚を飼育する場合は、ヒーター周辺のみ温まり、水温にバラつきが起こりがちです。そのため、エアーストーンなどエアレーションがあれば水が循環し、水温の差がなくなり適温を保てます。生体にとっても快適な環境となり、飼育管理がしやすくなります。

エアストーンは泡をつくり出すため、水面ではじけて水はねの原因になります。水槽のまわりにはねて濡れるのが気になるなら、なるべく細かい泡にして水はねを弱くしましょう。

ポンプの振動音が気になる方には、静音設計タイプがおすすめです。またエアストーンを購入する際、お手持ちのポンプに装着できるかも確認しましょう。

エアレーションは必ず必要なわけではありません。飼っているのが小数の小型の魚で餌の量もそれほど多くない場合や、水草が主役の水草水槽は、エアレーションを行うと植物に必要な二酸化炭素が逃げやすくなるので必要ありません。

しかし、一般的には、エアレーションの効果を認めて行っているアクアリウムが多数です。

小型水槽や金魚鉢には直径10～50mmの「丸型」タイプのエアストーンが適しています。小型なので水草・石などのオブジェに隠れて、アクアリウムの景観を妨げないのが利点です。

60cm以上の大きな水槽ならば、長さ100~500mmのバリエーションがある「円筒型」がおすすめです。細かい泡のカーテンで景観がグンと映えます。

【アクアリウムとエアストーンの対応目安】

細かい泡がつくれるほどエアストーンのクオリティは高いとされます。細かい泡は水中の酸素供給を助ける効率がよく、魚が健康に成長するのを助けるうえに、魚の動きを邪魔しません。泡がはじける音が気にならない、水ハネしにくいなどのメリットもあります。 

細かい泡の方が、見た目が美しいと感じられる魅力があります。細かさの数値として＃100が標準、細かい泡を求めるなら＃150以上がおすすめです。細かい泡を求めるなら、マイクロバブルと呼ばれる細かい気泡を出せる商品を選びましょう。

エアストーンの材質は石、セラミック、ラバーなどがメインです。安価で使いやすく人気なのはセラミック製。摩擦により型崩れしやすいのが特徴ですが、高温焼結されたものならより寿命が長くなります。

自由に曲げて好きな形をつくりたいならラバー製、木製はきめ細かい泡がつくれますが、天然素材のため寿命が短いのが難点です。

インテリアとしておしゃれさを求める方には「円盤型」のエアストーンがおすすめです。水槽の底にフィットさせて、わき上がる泡のムーブメントを楽しめます。また、円盤型のエアストーンはウーパールーパーの飼育にもおすすめです。

演出こだわり派なら、LEDライト搭載のエアストーンに注目です。移り変わるライトの色に照らされたムード抜群のアクアガーデンには、誰もが目を奪われます。

重さが10g以下のエアストーンは、浮き上がってしまう心配があります。そんな時は吸盤の付いたものを選ぶようにしましょう。しっかりと固定して動きまわるのを防ぎます。

比較的に重さがあるセラミック製でも、水槽の側面に設置したい場合などは吸盤を利用するといいでしょう。特定の場所に固定させたい時に、吸盤は役立ちます。

ポンプの吐出量とエアストーンの大きさのバランスは重要です。ポンプに対して大きすぎるエアストーンだと、酸素の供給が追い付かなくなります。そうなると、水槽内の水質が悪くなるので、適切なサイズのものを選びましょう。

エアーストーンのなかには、泡が大きく水流が強いタイプやエアー量が多いものなどがあります。魚種によっては泳ぎが苦手・早い水流を嫌うので、飼育する魚に合わせたエアーの量を選ぶようにしましょう。また、水流の弱いシェルターや水草などを配置し、泳ぎ疲れた場合に休める場所を作ってあげましょう。

エアストーンは、さまざまなメーカーから販売され、メーカーにより機能・性能は異なります。中でも、特におすすめなエアストーンのメーカーを2つご紹介しますので、参考にしてください。

いぶきエアストーンは業務用も販売しているメーカーで、品質の高いエアストーンに定評があります。数あるエアストーンの中でも安定感があり、耐久性も高く、初心者にもおすすめのメーカーです。中でも、150シリーズは手軽にエアーカーテンを作れるため、多くのアクアリストに人気があります。

サイズや形状など種類も豊富で、ステンレスガード付いているものもあり、さまざまな用途で活躍します。

スドーは、型崩れしないエアストーンが人気のメーカーです。エアストーンの中には、型崩れしやすく水質を悪化させてしまうものもありますが、スドーのエアストーンは高温焼結タイプで型崩れしないのが特徴です。

スドーのエアストーンは、細かい泡が均等に出るため水槽内の見栄えが格段にアップします。サイズや形状も豊富なので、どのサイズの水槽にもぴったりの商品が見つかるはずです。型崩れしないぶん耐久性に優れ、長期間使えてコスパがいいため多くの愛用者がいます。

最も手軽な方法です。使い古しの歯ブラシを使ってもOK。ブラシを使う時のポイントとして、エアストーンによっては崩れてしまうものもあるため、柔らかめのブラシを使い、やさしく汚れを落としてください。

ブラシは表面の汚れは取れますが、細部の汚れ取りには難しさがあります。力加減を気にしながら行うようにしましょう。

2リットルの水にキャップ1杯のハイターを薄めた液に数時間～24時間漬けおきをする方法です。洗浄力は漂白剤を使うのが一番強力です。新品のようにきれいにできます。

ただし、ハイターの塩素が魚や生体へ影響するのを避けるため、界面活性剤が入っていないものを使用してください。すすぎは流水で念入りに行いましょう。

酢と水を1対1の割合で薄めた液に半日ほど漬けおきします。漂白剤より生体に安全ですが、洗浄力は弱くなります。汚れを落とすのが難しい箇所には、漂白剤を使う場合もあります。

耐久性があるとうたわれた製品でもやはりエアストーンは消耗品なので、手入れで汚れが落ちなくなったら買い替え時と考えましょう。

「好きな素材があるけれど、それを使ったエアストーンなんて見つからない」そんな方は自分でつくってみるのも一つの手です。

エアポンプがら伸びるシリコンホースの先に竹炭をはめ込んでみたり、スポンジで好みの泡をつくってみたり、この世界に一つだけのオリジナルエアストーンをつくってみましょう。ハマってシリーズでつくる方もいます。

水槽に底砂はアクアリウムのレイアウトや色調を左右するアイテムです。機能面では魚や水草の育成に重要な水質を安定させる調整効果があります。

底砂がざっくりした砂利ならば横長のエアストーンを埋めて隠し、泡を砂利の隙間からわき上がらせる演出もできます。ソイルはやわらかく隙間がないので、埋め込むのは避けましょう。

本記事ではさまざまなタイプのエアストーンをご紹介しました。アクアリウムの景観をさらによくするエアストーンは、実用性も兼ね揃えているためおすすめです。本記事を参考に、機能とインテリア性を兼ねた理想のエアストーンを見つけましょう。