歯にいいガムおすすめ12選｜勉強や仕事中のお供に！コンビニで買える商品も

口寂しいときや小腹が減ったときなど、ガムはさまざまシーンで活躍してくれます。ひとことにガムと言っても、見た目や味、効果の種類も豊富にあるため、どの商品を購入しようか実際に店頭で迷ってしまうこともしばしばあります。

お菓子と同じカテゴリとして考えている人も多いかもしれませんが、実はガムは歯や口内環境にいい影響を与えるものとして昨今、注目され続けています。

そこで今回は歯に嬉しい成分が入ったガムを厳選し、12選ご紹介します。また選び方やガムを嚙むタイミングなどについても解説します。歯科専用ガムについても解説しているのでぜひ最後までチェックしてみてください。

ガムを飴やお菓子などの代わりに口に入れる趣向品としてだけでなく、歯や口内環境を保つために嚙む人が増えています。趣向品としての一般的なガムと「歯にいいガム」は配合成分が違います。

その代表的な成分が甘味炭水化物の一種キシリトールで、自然界の野菜や果物にも含まれています。キシリトールは糖アルコールという甘味炭水化物の一種で、唾液分泌の促進や歯の再石灰化作用などの目的で配合されています。

その他、歯垢の酸を中和促進する成分・ミュータンス菌の代謝の阻害などを目的とした成分を含んでいるガムも注目されています。

甘味料の代わりとして使われるキシリトールは、砂糖成分ではありませんが甘い味がします。また甘味料代わりとして以外に、虫歯を予防する成分としても知られています。キシリトールは虫歯細菌が糖代謝を行いにくくする特徴があります。

また、食事をすることで酸性に傾いた口の中で歯の再石灰化も促し、虫歯を予防します。キシリトールは50%以上の含有量であると更に虫歯予防の効果が期待できるとされています。

口の中の臭いが気になるときや予防として、食後にガムを嚙む人も多くいます。また、ガムを食後に嚙むことでリフレッシュしたいときにも、ミント味やフルーツ味などのガムがおすすめです。クロロフィル(銅葉緑素)やミント入りのガムは口臭の予防になります。

クロロフィルは口の中の臭いの元の成分に直接働きかけます。即効性があるのでランチを食べてすぐにサッとガムを嚙んで臭いを消したいときにも便利です。

歯にいいガムを選ぶときに注意したいのが、糖類やクエン酸・果汁などの酸性物が無配合かどうかです。せっかくガムにキシリトール・フッ素などの初期虫歯を防ぐ成分が入っていても、糖類・酸性物も含まれていると虫歯になることもあります。

糖分類が含まれるかどうかについては成分表示を確認しましょう。ソルビトール・マルチトールなどの甘味料であれば、キシリトールと似た成分で虫歯になりにくいです。

歯にいい成分はキシリトール以外にもあります。その代表的なものが牛乳由来の天然成分の「リカルデント(CPP-ACP)」です。歯は食事のたびに表面のエナメル質が傷つきます。これを脱灰と言い初期虫歯の原因になります。

リカルデント(CPP-ACP)はエナメル質の再石灰化を促進してくれます。また、緑茶などにも含まれるフッ素も虫歯菌を弱めたり歯のエナメル質を修復・強化し、初期虫歯程度なら修復してくれます。

ボトルタイプのガムは、筒状のボトル型のプラスチックケースに入った商品です。蓋を開けるとガムが直接入っていて、一般的に捨てるときに使う紙もボトルの中に一緒にまとめて入っています。スティックタイプよりも量が多くコスパの良さが魅力です。

普段自宅や車を運転するときにガムをカム習慣がある人におすすめです。大量に入っているためガムを買う時間を省くこともできます。

スティックタイプのガムは、紙で包装してあり個々のガムは銀紙などの紙に包まれている商品です。昔からあるタイプで、ガムと言えばこのタイプを思い浮かべる人も多いと思います。

スティックタイプのガムは種類が多く、ボトルタイプより量が少ないためさまざまな商品をお試ししたいときに便利です。外出用のガムとしてカバンやポケットに入れて移動時ガムを嚙みたい人にもおすすめです。

歯にいいガムは小さい子供には誤飲などの危険性を考えると食べさせられない…と考える親御さんにおすすめなのがタレットタイプです。キシリトールなどの歯にいい成分を含み、口の中にタブレットを含ませてゆっくりと舐めて成分を口全体にいき渡らせます。

タブレットが大きくて慣れない子供には、粒を小さく砕いたものをあげるのがおすすめです。

ロッテはガムを製造・販売する会社として、まず最初に思い浮かべる人も多いくらい馴染みがある菓子製造メーカーです。ロッテのガムは種類が豊富で、歯にいいキシリトールガムが特に有名です。

キシリトールガムはフィンランドの歯科医師会と日本歯科医師会が推薦している商品です。キシリトールガムはフレーバーの種類も豊富で、毎日の気分で使い分けができます。

モンデリーズ・ジャパンはミントガムの定番商品の「クロレッツ」で有名な菓子メーカーです。クロレッツは食後の口の臭いや普段の口臭が気になる人におすすめのガムです。クロレッツには特許成分が入っていて嚙むことで息がスッキリとし爽やかな状態が長続きします。

歯にいい成分のキシリトールを含み爽やかなミント味のため、気分転換したいときや運転中の眠気覚まし用ガムとしてもおすすめです。

江崎グリコは日本の老舗菓子メーカーです。グリコではトクホに指定された「初期虫歯対策ガム」や「歯科専用ガム」などのガムも取り扱っています。また、世界7ヶ国において特許を取得した「唾液に溶けやすいカルシウム素材を配合したガム」なども販売しています。

歯科専用ガムには水溶性カルシウム(POs-Ca)やフッ素・緑茶エキスなどの歯のエナメル質を強化する成分が配合されています。

XYLISH（アクアクール・ライムクール）は、新感覚のリフレッシュガムです。口から喉元まで澄み渡る清涼感を提供し、吐く息だけでなく吸う息まで気持ち良くなります。従来品と比べて清涼感がアップしており、爽快感も長続きします。さらに、噛むことで集中力を高めることができます。また、XYLISH（アクアクール・ライムクール）の清涼感で気分をリフレッシュすることもできます。

このように、XYLISH（アクアクール・ライムクール）は口の中を爽やかに保ち、集中力を高めることができるリフレッシュガムです。忙しい勉強や仕事中にぜひお試しください。

歯にいいガムの成分の効果をより出すためには、いつどのようなタイミングでガムを嚙んだらいいのでしょうか。歯にいいガムは、一気にたくさんの量を取らずに1日につき3～4回摂取するといいです。

また、食後に歯にいいガムを嚙むと食べ物で酸性に傾いた口の中に唾液を満たし、歯のエナメル質が傷ついたり、小さな穴が空いた箇所の再石灰化を促進します。ガムは食後や就寝前など複数回に分けて嚙み、毎回約5～15分嚙むと唾液の分泌を促します。

歯にいいガムの理想的な摂取量は、商品に含まれる成分量を目安にして摂る量を決めましょう。虫歯予防を目的にガムを嚙むときには、1日に必要なキシリトールの量は約5～10gなので、商品の成分表をチェックして量を調節してください。

歯科専用ガムはキシリトールが1粒に約1.3ｇ含まれていますので、一般的に1日4～8粒が理想的な量となります。

歯にいいガムはドラッグストアやコンビニなどで販売されているだけでなく、歯科専用のガムもあります。「歯科専用ガムと市販のガムの違いと、どこで手に入るかが分からない…」という人も多いのではないでしょうか。

歯科専用ガムとは、歯科医や専門家の声を元に作られてた歯科医推薦のガムで、歯科医院専売の商品です。実際に歯医者に出向いて購入するのが一般的です。キシリトールやリカルデント(CPP-ACP)などの有効成分が一般商品より2倍以上含まれています。

各メーカーから多く販売されている「歯にいいガム」を日常的に嚙む習慣を持つと、初期虫歯の予防や口臭予防・口内環境の改善などさまざまなメリットがあります。毎日歯磨きするだけでなく、意識的に健康ガムを嚙む生活スタイルにすることで、より清潔で丈夫な歯と口内環境を保つことができます。ぜひ健康ガムを積極的に取り入れてみましょう。