ミルクパンのおすすめ15選｜揚げ物や離乳食に！取っ手が取れるタイプも紹介

ミルクパンはミルクを温めるのに最適なサイズの小さな片手鍋のことです。小さいので飲み物の温めにしか使えないように感じますが、1～2人分の味噌汁や煮物を作りたいときにも役立ちます。

さらに揚げ物にも使えます。油の量が少なく済むので、お弁当用に少しだけ揚げ物をしたいときに便利です。離乳食作りにも活躍します。小さくてかわいいだけでなく、想像以上にさまざまなシーンで使えるため、あるとかなり重宝するおすすめのキッチンアイテムです。

本記事ではミルクパンの選び方を解説します。おすすめのミルクパンもピックアップしました。レトロなホーロー製やスタイリッシュなステンレス製など幅広く紹介するので、ぜひ最後までご覧ください。

ミルクパンの使い道はさまざまです。たとえば、ミルクパンを使用してロイヤルミルクティーを作ることができます。ミルクパンに水とティーバックを入れて加熱し、牛乳を加えて煮出すことで、濃厚な味わいのロイヤルミルクティーが楽しめます。砂糖を加えることもできます。

また、ミルクパンを使用してお味噌汁を作ることもできます。ミルクパンに出汁パックと水を入れて加熱し、具材と味噌を加えることで、おいしいお味噌汁が完成します。ミルクパンならば少量のお味噌汁を作るのにぴったりです。

ミルクパンと片手鍋は、取っ手がひとつしか付いていない共通点があります。ミルクパンは牛乳を温めるための鍋であり、注ぎ口が付いているため、液体を他の容器に移すことができます。一般的には小ぶりなサイズで、12cm〜15cmの小さなサイズのものを指します。

また、片手鍋は鍋の片側に取っ手が付いている総称であり、ミルクパンも片手鍋の一種です。行平鍋やソースパンも片手鍋に分類されます。ミルクパンや片手鍋は、取っ手がひとつしか付いていないため、使いやすさや取り回しのしやすさが特徴です。料理の際には、ミルクパンや片手鍋を活用して、おいしい料理を作ってみてください。

IHコンロの場合、まず自宅のコンロがどんな大きさや素材の鍋に対応しているか、仕様を確認してください。コンロによっては鍋底の直径が16cm未満の鍋だとセンサーが反応せず、IH対応のミルクパンでも使用できないことがあるからです。

また、IH非対応のミルクパンでもオールメタル対応のIHコンロだと使えることもあります。

ガスコンロではIH専用製品を除くすべての素材のミルクパンが使用可能です。しかし五徳のサイズに対して鍋底の直径が小さいと五徳に乗せた時に安定せず傾く恐れもあるため、五徳に安定して置けるサイズかを確認しましょう。

サイズを確認したにもかかわらず安定しないなら、「ミニ五徳」を別途購入するのも1つの手です。鍋のグラ付きを防いでくれます。

飲み物の温め用に使うなら、「250ml（カップ1杯分の量）×人数＋200ml」を目安に容量を検討してみてください。たとえば、2人分なら250ml×2人＋200ml＝700mlとなります。

ミルクパンのスペックに記載の容量は基本的に満水量なので、容量ぎりぎりまで入れると吹きこぼれてしまいます。したがって、必要量＋200mlほどのゆとりがあると安心です。

料理に使うなら1L以上入る大きめのミルクパンがおすすめです。味噌汁なら2～3人分作れます。インスタントラーメンを作ったり、冷凍めんをゆでたりする場合は鍋の直径もチェックしましょう。直径が15cmあると無理なく入ります。

直径が大きいと中身の出し入れもしやすいため、揚げ物や煮物を作るときにも便利です。

ホーローは鉄などの金属をガラスでコーティングした素材で、熱伝導がよく保温性にも優れています。さらに色や匂いが移りにくいため、飲み物の温め用と調理用の兼用も可能です。

カラフルでおしゃれなデザインのものが多いのも特色の1つです。きれいな色のミルクパンは小さくても存在感があり、キッチンが華やかになります。

ステンレスには耐久性があり錆びにくいという特色があります。さらに軽くて価格も安価です。デザインはシンプルなものが多く、どんなテイストのキッチンともよく合います。コスパに優れており日常使いに最適です。

おすすめはテフロン加工を施してあるものです。焦げ付きにくく汚れも落としやすいため、さまざまな料理に活躍します。

アルミのメリットは、軽くて扱いやすいことです。熱伝導もいいので、お弁当のおかずや離乳食などサッと調理したいときに役立ちます。

アルミ製のミルクパンを選ぶなら、外層がステンレス・内層がアルミの多重構造のものをおすすめします。焦げ付きやすい・傷がつきやすいというアルミのデメリットがカバーされており使いやすいです。

今回取り上げた4つの素材の中で最も高い熱伝導率を誇ります。短時間でムラなく加熱できるため、調理用にもおすすめです。

経年による色や質感の変化を楽しめるのも魅力です。しかし塩分や酸で変色したり、錆びやすかったりと扱いは楽ではありません。価格も高価です。丁寧に手入れしながら長く使いたい方に向いています。

煮物やスープを作るなら蓋付きを選びましょう。ミルクパンは火の通りが早いので、気が付くと水分が蒸発し焦げ付いてしまうこともあるからです。蓋付きなら水分を逃がさず、じっくり加熱できます。

また、蓋があればお湯を沸かす時間も短くなります。時短調理ができると電気代・ガス代の節約にもつながり一石二鳥です。

離乳食作りに使うなら、目盛り付きのミルクパンを選んでみてください。計量の手間が省けて手早く準備できます。100ml単位で目盛りが入っているものが使いやすくおすすめです。

目盛り付きはカップめんやカップスープ用のお湯を沸かすときにも重宝します。注ぎ口がついていれば、お湯をこぼさず注げて便利です。

取っ手の長いミルクパンだと、取っ手が引っ掛かって収納しにくいことも。収納スペースが限られているなら取っ手が取れるタイプがおすすめです。かなりコンパクトになるので他の鍋と重ねることもできます。

取っ手を内側に折り曲げられるものや、取っ手に金具が付いていて引っ掛け収納できるものも収納場所を取りません。

70年も前からホーロー製品を製造・販売している老舗メーカーです。ホーローの持つレトロな雰囲気を活かしながら、時代にマッチしたデザインのミルクパンを扱っています。

さまざまなメーカーやキャラクターとのコラボ商品も多く手掛けています。使いやすさや耐久性も優秀です。長く愛用できるホーローのミルクパンが見つかります。

ステンレス製のミルクパンをお探しの方におすすめなのが、柳宗理のミルクパンです。世界的な工業デザイナーである柳宗理が設計したミルクパンはシンプルで美しく、洗練されています。

さらに持ち手の角度や注ぎ口の形状など細かい部分まで使いやすさを追求して作られており、実用的です。高価ですが使ってみると価格相応の価値があることが実感できます。

ダンスクは「スカンジナビアンモダンアート」をコンセプトに掲げるキッチンブランドです。北欧らしいあたたかみのあるデザインで人気があります。ミルクパンとして使用できるのは、鍋底径9.5cmのバターウォーマーと13cmの片手鍋です。

厚みのあるホーローを使っており、小さいながらも重くて安定感があります。蓋は裏返して鍋敷きとして使用可能です。

ニトリで販売しているのはアルミ製とホーロー製のミルクパンです。アルミ製はフッ素樹脂加工で使いやすいのに約500円という低価格で手に入ります。

無印ではアルミ層をステンレスで挟んだ3層鋼のミルクパンを扱っています。持ち手もステンレス製なので、オーブンでも使用可能です。同じシリーズの鍋と入れ子にして収納できます。

小さくて用途が少なそうに見えるミルクパンですが、小さいからこそ便利な面もたくさんあります。1人暮らしの方はもちろん、お弁当や離乳食を作るパパ・ママにもおすすめです。本記事を参考に自分にぴったりなミルクパンを選んで、料理をもっと楽しみましょう。購入前にはご自宅のコンロで使えるか確認してください。