タイプ別おすすめのお香18選｜選び方や無印・ドンキで買えるかも解説！

お香は、お部屋を一瞬で好みの香りに変えられるアイテムです。生活臭の消臭はもちろん、空気の清浄やリラックス効果があるなど、さまざまな場面で役立ちます。最近では、男女問わずお香をルームフレグランスのように使う人も増えています。

しかし、お香は形状・燃焼時間・香りなど種類が多く、どれを選べばいいのか分かりにくいですよね。販売しているブランドも多く、自分に合ったお香を探すのは難しいでしょう。

そこで本記事では、お香の選び方・おすすめメーカー・商品について詳しくご紹介します。また、お香はどこで買えるのか、どこに置いたらいいのかについても解説していますので、お香が気になっている方はぜひ参考にしてください。

お香は以前に比べて身近になってきたこともあり、通販以外でも入手しやすくなっています。利用しやすいところでいうとコンビニ・スーパー・ドラッグストアが挙げられます。

また、無印良品やニトリ、ドン・キホーテでも購入可能です。インテリア系雑貨を扱うお店なら、香立ても同時に買えるので一式を揃えたい場合におすすめです。

ノートとは香りの揮発速度や持続性を表したもので、

・トップノート

・ミドルノート

・ベースノート

の3種類があります。お香も香水やアロマテラピーのオイルなどと同じように種類の異なるノートを配合して、香りの変化や持続性を調整しているのが特徴です。以下に、それぞれのノートの特徴をまとめましたので、チェックしてください。

蚊取り線香のような渦巻状のものを渦巻タイプと言います。今回紹介するタイプの中では燃焼時間が約1～2時間と最も長く、長時間香りを楽しめるのが特徴です。最近では、防虫効果のあるタイプもあるので、蚊取り線香代わりに使うこともできます。

サイズが大きいものが多いので、設置スペースが広く取れる方におすすめです。

お香としては最もスタンダードな形状で、線香のような棒状の形をしているものをスティックタイプといいます。商品によって前後しますが、燃焼時間は約30分。比較的煙が少ないため、煙が気になる方におすすめです。

使用する際にはお香立てが必要になります。スティックタイプのお香立ては種類が豊富で、おしゃれなものも多いのでインテリアとしても活用できます。

円錐状の形をしたものをコーンタイプといいます。コーンタイプは燃焼時間が約10分と短いですが、素早く香りを広げたいときに便利です。小さいながらも、時間が経つごとに香りが強くなるので、変化を楽しみたい方におすすめです。

スティックタイプと違って燃えた後の灰が飛び散りにくく、人の動きや風がある場所でも使いやすいのが魅力です。小皿や灰皿などで灰を受けるので、後片付けが楽なのもポイントです。

紙を燃やすことで香りを広げるタイプのものをペーパータイプといいます。燃焼時間が約1～2分と非常に短く、煙も炎もほとんど上がりません。短時間で香りを広げたいときや家事などの合間にリフレッシュしたいときに便利です。

火を付けて使うだけでなく、財布やパスケースなどに入れて匂い袋のような使い方や、そのまま部屋においてルームフレグランスとして利用する使い方もできます。

本格的なお香を楽しみたいなら空薫（そらだき）がおすすめです。空薫には香炉・灰・炭・火箸・お香の5種類が必要で、やや手順が複雑なため、火をつければ香りを楽しめる他のタイプとは勝手が異なります。

最近では、灰や炭を使わずに空薫が楽しめる電気香炉という気軽かつ後片付けも楽な商品も出ているので、天然の香りを楽しみたいけれど後片付けは簡単なものがいい方はそちらをチェックしてみましょう。

干菓子のようにいろいろな形や色合いのものを印香といいます。印香は基本的に空薫で使うものですが、最近では、コーンやスティックタイプのように直接火をつけて使うものもあります。お香初心者の方には火をつけて使う印香がおすすめです。

おしゃれでかわいらしい見た目のものが多いので、お部屋のインテリアとして取り入れてもいいかもしれません。

液体の香料が入った容器にスティックを挿して使うタイプのリードデュフューザー。人気のハーブ・フローラル系に加えて、白檀や沈香など香木系の香りなど種類が豊富です。

デザインはシンプルながら、おしゃれに見えるものも多く、インテリアのアクセントとしても使えます。火を使わないだけでなく、設置も簡単なのが魅力です。

香木や漢方薬に使われている原料を細かいパウダー状にしたお香を塗香と言います。お香は基本的にどこかに置いて使うのが一般的ですが、塗香は香水のように体に塗って使うのが特徴です。

元々は、山寺などの手水がない場所で手を清めるために使われていましたが、最近では写経前や香りのファッションアイテムとして使われることも多くなりました。塗香そのものの香りはインパクトがありますが、香水と同じように時間が経つと香りが変化します。

印香と似たような見た目のお香ですが、火を使わずただ置いておくだけでいい香りを広げてくれる置き香もあります。容器の蓋を開けて使うものや、付属のオイルを数滴垂らして使うものなど、メーカーによってさまざまな種類があります。手軽に使えて後片付けも楽なお香を探している方には置き香がおすすめです。

香料を袋に詰めて、いつでも好きな香りをそばに置いておける匂い袋。以前は持ち歩き用の商品が多く展開されていましたが、最近では、防虫効果のあるタンス用や部屋に飾っておける匂い袋も増えています。

匂い袋の香りの続く期間は使い方や環境で前後しますが、持ち歩き用で約3ヶ月、部屋用で6ヶ月、タンス用で約1年が目安です。

気分をリフレッシュさせたいときにおすすめなのが、ミントやレモングラスなどのハーブ系です。スーッとした香りには清涼感があり、頭をスッキリさせる効果が期待ができるので、目覚めの悪い方は取り入れてみるといいかもしれません。また、作業に集中したいときにもおすすめです。

刺激的な香りをお好みの方には、シナモンリーフやジンジャーなどのスパイス系がおすすめです。香辛料から抽出された香りは、ハーブ系と同じように集中力を高めてくれます。スパイス系の香りは感覚を研ぎ澄ます効果があると言われているので、行き詰まっている時はこの香りでお部屋を満たしてみるといいでしょう。

リラックス効果を求めているなら、ローズウッドやユーカリなどのウッディ系がおすすめです。ウッディ系は森林浴をしているかのような香りで包んでくれるので、気分転換にも最適です。白檀と呼ばれるサンダルウッドは、寺院などでも定番の香りで空気の浄化にも役立ちます。

気持ちを落ち着かせたいときにおすすめなのが、ラベンダーやローズなどの花から抽出されたフローラル系。上品で少し甘さのあるフローラル系は、幸福感も感じられるとして特に女性から人気が高い香りです。お香初心者の方は、種類が多く、さまざまな香りが試せるフローラル系から始めてみるのもいいでしょう。

さまざまな果実の匂いを再現しているフルーツ系も人気です。レモンやグレープフルーツなど柑橘系の香りならリフレッシュ効果、マンゴーなどの甘い香りならフローラル系のような幸福感を感じることができます。同じフルーツでもメーカーや商品によって香りが異なるので、自分の好みの香りを探してみましょう。

エキゾチックな雰囲気を楽しみたいなら、イランイランやムスクなどのアジアン系がおすすめです。基本的に甘い香りが楽しめますが、フルーツ系・フローラル系とはまた違った甘さなので、一風変わった雰囲気作りができます。アジアン雑貨を扱うお店で使われていることが多く、アジアン雑貨がお好きな方にはおすすめです。

どのタイプを使うかによって必要かどうかは変わってきますが、火を使うタイプのものならお香立てが必要になります。お香立てはフラット型・ボックス型・香皿など種類があり、使うお香によって選びましょう。

お香は自分で使うだけでなく、プレゼント用としても人気のアイテムです。プレゼントの場合は、すぐに使えるお香立て付きの商品がおすすめです。

創業300年という長い歴史を持つ老舗ブランド・松栄堂。宗教用の薫香をはじめ、茶の湯の席やお座敷用のお香、匂い袋まで幅広く扱っています。香づくりの伝統技法を重んじながら、最新鋭の技術を取り入れ、最後の封まで心を込めて作っているメーカーです。

440年受け継がれてきた秘伝の技を基に、香りを作り続けている日本香堂。伝統技術を守りながら最先端のトレンドも柔軟に取り入れ、馴染み深い香木系から香水のような香りまで幅広く扱っています。定期的に世界基準の安全性調査を行っているので、安心して使えるものをお探しの方にはこちらのメーカーがおすすめです。

お香といえばヘムと言われるくらい世界中で愛されているメーカーです。1983年に設立されてから現在までに200を超える種類のお香を世に送り出しています。種類が豊富なので、自分好みの香りを探しやすいのがメリットです。好きな香りが特に決まってない方は、まずヘムで探してみるのがいいでしょう。

1885年に設立されたフランスのお香ブランド・パピエダルメニイです。スティックやコーンタイプのお香が多い中、こちらのメーカーはペーパータイプのお香をメインで取り扱っています。燃焼時間は短いですが、香りが半日から3日間ほど続き、室内の空気の浄化や消臭効果に期待ができるとして人気です。比較的安価なので、お試しで購入してみるのもいいかもしれません。

ドン・キホーテはお香の専用コーナーが設けられているところが多く、種類が豊富なので、いろいろな香りのお香を試したみたいときに便利です。実際にどんな香りがするかは使ってみるまで分かりませんが、封がされていても香りの雰囲気がわかるので、好みの香りを探しやすいのがポイントです。

通販ではレビューや情報を見ることしかできませんが、実店舗なら香りを直接確かめることができるので、実店舗での購入がおすすめです。

お香はどんな場所においても、素敵な香りで満たしてくれますが、使う場所によって種類を変えるのがおすすめです。リビングや自分の部屋などの滞在時間が長い場所は持ちがいいスティックタイプやコーンタイプ、たまにしか行かない洗面所やトイレは置き香やリードデュフューザーがいいでしょう。

玄関は家の印象が決まる場所なので、火を使わないリードデュフューザーやおしゃれな置き香がおすすめです。また、帰宅後にお香の香りを嗅ぐとすぐにリラックスモードに入れます。

外出先でもお香を楽しみたいなら、塗香や匂い袋がおすすめです。どちらも種類が豊富なので日によって使い分けることもできます。

最近では、さまざまな香りのお香が出ており、ルームフレグランスやファッションアイテムとしての認知度も上がってきています。自分好みの香りを見つけて、お香のある生活を楽しみましょう。