【2023年】パンこね機おすすめ10選｜業務用・家庭用・人気機種は？【パンニーダー】

焼きたてのパンは、パン好きには何ともいえない幸せの香りです。自分でパンを焼けたら、好きな具材を入れて、大好きなパンを好きな時に食べられます。ですが、パンを作る時に一番面倒だなと感じるのは「こね」の作業ではありませんか？

パン生地をこねる作業は以外と腕力を使いますし、水分量の多い生地なら手にベタベタとついて手を洗うのが大変といった経験をした方も多いです。しかし、これから紹介する「パンこね機」を使えば、面倒に感じていた「こね」の作業から解放されパン作りが楽しいと思えるようになります。

業務用も家庭用も、材料をセットすれば、あとは機械にお任せで簡単にパン生地ができ上がるので、とても手軽です。休日の朝食にもぴったりな、家庭で本格的なパンを作れるパンこね機を紹介していきます。

今回紹介するパンこね機は、その名の通り「こねる」に重点をおいた機械です。パンを作る時、一番労力を使うのがこねの作業になります。パンこね機があれば簡単にパン生地を作れる上に、最大2.5kgほどの生地を一気にこねてくれるパンこね機もあります。

また、パンこね機はパン以外にうどんやそば・パスタなどの生地もこねられるため、パンこね機があれば料理の幅も広がります。

ちなみに、パンはこねる際は、手ごね・ホームベーカリーなどの方法が一般的です。パンこね機と手ごね・ホームベーカリーとの違いは以下のとおりです。

• 手ごね：手動で労力を使う
• ホームベーカリー：材料セットでこね・発酵・焼きの一連の作業が自動
• パンこね機：自動でパンをこねる／こねる機能のみ

パンニーダタイプは、こね作業に特化したこね専用の機械です。パンニーダタイプには、タイマー機能が付いているタイプもあり、こねすぎを防げます。材料をセットすれば、設定した時間まで気にせず他の作業に時間を使えるのもメリットです。

パンニーダタイプは小麦粉などの粉をこねるのにも特化しているため、パン生地に限らず、小麦粉を使って作るうどんやパスタの生地作りもできます。

ミキサータイプは、パン生地をこねる以外にも使えます。1台で3種類の機能が付いていてホイッパー・ビーダー・フックが付属されていて、ケーキ作りに必要な生クリームをホイップするなど幅広く使えるのがミキサータイプです。

ホイッパーで生クリームを泡立てる際に使用し、ビーダーはドレッシングを作る時に重宝します。また、フックはパン生地を作るときに使うなど、料理好きにおすすめはミキサータイプになります。

おうちで家族でパンを楽しみたい方や、少量でいい方には家庭用のパンこね機がおすすめです。家庭用のパンこね機は、最大粉量が600g程度で食パンだと2斤ほどの生地を一度にこねられます。

最低量が250g～300gなので、食パン1斤くつくれる計算です。少量だとこね時間も少なく、パン作り初心者でも簡単にパンを作れるのでおすすめします。

業務用のパンこね機は、自宅でパン教室を開いている方や小規模店舗などで使用されているタイプです。家庭用と違い、1kg以上のパン生地を一度にこねられます。

業務用のパンこね機は、家庭用パンこね機に比べやはり収納に場所を取るのが難点です。購入前に自分がどれだけの量を作るかを把握してから購入するようにしましょう。

パンこね機のポットには、内釜方式・外釜方式の2種類があります。内釜方式はパン生地を入れるポットが本体に直接導入されているため、場所を取らず使用できるのがメリットです。しかし、熱がこもりやすいといった点もあるため、生地に影響しないようにする必要があります。

外釜方式はポット部分が本体の外側にあるため、熱がこもる心配はありません。ですが、ポットが外に出ている分、内釜式と比べると使用場所や収納場所にスペースが必要になります。

プラスチック製のポットは、水分や油分が多い生地でも力強くこねられます。逆に水分量の少ないベーグルやうどん生地にも適しているので、パン生地以外のこねの作業が必要な料理にも使用可能です。

プラスチック製のポットは、軽量で中がエンボス加工されているものが多いので後片付けも楽で初心者さんにもおすすめします。

ステンレス製のポットは、プラスチックと違い丈夫なつくりになっています。毎日のようにパンを焼く方に特におすすめなのがステンレス製です。ステンレスは錆に強く頑丈で、洗って水分を拭き取るだけの簡単なお手入れで長く使えます。

ステンレスは摩擦でポットが熱くなる特徴もありますが、付属の保冷剤を使用しながら温度調整を行いパン生地をこねるケースもあるため、初心者さんより日ごろからパンを焼いている方向けです。

タイマー機能が付いているか付いていないかもパンこね機を買う上で要チェックポイントといえます。タイマー機能が付いていれば、こね・発酵の時間をタイマーでセットすることが可能です。

タイマーには、つまみを回す昔ながらのアナログ式と、画面に時間が表示されるデジタル式があります。タイマーは機種によって30分・60分と分かれているので、自分に合った方を選びましょう。

パンこね機は、ポットの下にある羽根を回転させて生地をこねます。この羽根にもさまざまな種類があり、パンをこねる際に使用する羽根以外にも、メレンゲや生クリームなどを作れる羽根もあるのが特徴です。パン生地をこねる以外の用途でも使用したい方には、ぜひチェックしてほしいポイントといえます。

パン以外にもさまざまな調理をしたい方は、付属の羽根の種類も確認しておきましょう。また、羽根は取り外しのしやすさや、洗いやすさなどで選ぶのも大切です。

作るものによってこねるスピードを調整できる速度調整機能がついている機種もあります。パン生地なら最初はゆっくりとこね、粉の飛び散りを抑え生地がまとまってきたら速度を早くする方法が有効です。

生クリームなら、徐々にスピードをあげ高速回転でホイップがおすすめになります。速度調整機能が付いていれば、作るものや状況に応じて調整できるので、幅広い使い方が可能です。

大正電機は、まだまだ家庭でパンを作る考えがなかった1975年代に、自社オリジナル「レディースニーダー」を開発しました。手軽に家庭でもパンが食べられるよう、パンこね機・電子発酵機などを研究し数々の製品を販売しているのが特徴です。

パン作りだけでなく、お菓子作りやうどん・餅まで作れるパンこね機は、簡単でシンプルな操作なので、1台あると多彩に活躍する調理器具といえます。

パナソニックはホームベーカリーを販売していますが、こねの機能だけを使うのも可能です。パナソニックのホームベーカリーは、乃が美が監修したプロの技法を取り入れた「3D匠ねり」技法でしっかりとグルテンを生成します。

ホームベーカリーでここまで本格的なパン生地を作れるパナソニックのホームベーカリーは、パン作り初心者におすすめです。

日本ニーダ―は、機能がシンプルで初心者にも使いやすいパンこね機を販売しています。日本ニーダ―のパンニーダーは特許取得のこね羽根を採用しており、キメが細かく更になめらかな生地作りが可能です。

家庭で使うのにおすすめなコンパクト設計で、軽量かつ音も静かなつくりになっています。家庭用と本格的な業務用の2種類の展開があるのが特徴です。

キッチンエイドは、プロも愛用するほど人気があり多機能で、どんな料理にも使えるスタンドミキサーを中心に販売しています。スタンドミキサーは大きいイメージがありますが、家庭用のコンパクトサイズも展開しているのが特徴です。

クラシックなデザインも魅力的で、機能性も抜群で見た目もオシャレなキッチンエイドの製品は、本格的なパン作りにおすすめします。

パン生地を作るのに、必ずしも専用のパンこね機が必要なわけではありません。たまにしかパンは作らない方には、パンこね機の代用になる調理器具でも十分に美味しいパンが作れます。

最近では、パン生地を作れるフードプロセッサーも販売している場合が多いです。また、ホームベーカリーのこねの機能だけを使い、好きな形に成形するといった方法もおすすめします。

お餅が作れるパンこね機もあり、パンもお餅も両方作りたい方におすすめです。1種類の羽根でパンにも餅にも使えるタイプと、餅専用の羽根と付け替えるタイプがあります。使い方や水加減などは、製品やもち米の種類などによって変わるため、作る前に確認しておきましょう。

「パンこね機を試してみたいけれど、あまりお金はかけたくない」と考えている方は、中古品を安く購入するのも1つの方法です。リサイクルショップなどを探してみましょう。

大正電機の「こね丸くん」など、人気モデルは多く売られている場合があります。ただし、中古品は商品の状態など、購入前のチェックが重要です。

パンこね機は、一番労力を使う「こね」の作業に特化した調理器具です。どのメーカーも、生地作りに着目し商品の開発を行っているため、どのメーカーもおすすめできます。ご自身の使う頻度や、欲しい機能などを比べて一番自分に合ったパンこね機を購入しパン作りを楽しみましょう。