シリコンスチーマーおすすめ15選｜100均・ニトリ・無印にある？【蒸し器にも】

冷凍肉の解凍や野菜の下ごしらえは、電子レンジを使うとスピーディーですよね。しかし、「蒸し料理がベチャッとする」「隙間から噴き出す蒸気で火傷をしそう」など、不満を感じてはいませんか？

シリコンスチーマーは加熱調理したり蒸し器の代用として使えたりするだけでなく、余計な水分を飛ばしたり油を落としたりできる商品もあります。また、温野菜やパスタ・煮物・お菓子など日々の食事作りはもちろん、鍋より短時間でブロッコリーなどの野菜を柔らかく蒸す・茹でることができて離乳食作りにもおすすめです。

本記事ではシリコンスチーマーの選び方と2023年おすすめの商品をご紹介します。「ニトリや無印、100均に売ってる？」「タッパーとの違いは？」など、シリコンスチーマーの気になる疑問にもお答えするので、ぜひご参考ください。

シリコンスチーマーのメリットは以下の通りです。

• 調理時間が短縮できる
• スチーマーごと食卓に出せるため洗い物が減る
• ムラなく加熱できる
• 加熱しても本体が熱くなりすぎず、取り出しやすい
• 食洗機対応のものが多い

耐熱皿でも電子レンジ調理はできますが加熱ムラができやすく、皿まで高温になって取り出しにくいのが難点です。シリコンスチーマーなら美味しく仕上がり、本体の扱いも楽だと口コミでも評判です。

一方、次のようなデメリットもあります。

• 食品の色や匂いが移りやすい
• 油汚れが落ちにくい
• 柔らかい容器だと持ちにくい
• すき間から出る蒸気が熱く、素手では持てない場合も

色や匂い・油汚れが残りやすいのはシリコンの特性からくるものです。下の2つに関しては、蓋や持ち手の形状によっては気にならない場合もあります。「シリコンスチーマーの選び方」でも解説するので参考にしてください。

タッパーなどのプラスチック製保存容器を使って電子レンジ調理する方法もありまが、タッパーはあくまでも保存容器です。そのため加熱ムラもできやすく、耐熱温度も低いため繰り返し使うとプラスチックが変形したり溶けたりするケースもあります。

調理器具として作られたシリコンスチーマーなら、内部で蒸気が均等に対流しムラなく加熱できます。耐熱性も高く、繰り返し使用しても変形しません。

1人分の食事を作るなら容量が500ml前後のものをおすすめします。副菜など少量のメニューを作るときにもちょうどいい大きさです。シリコンスチーマーは食卓にそのまま出せるおしゃれなデザインのものが多く、料理を皿に移し替える手間省けます。洗い物も減るため一人暮らしの方に最適なアイテムです。

3～4人分のメイン料理を作りたい・一人暮らしだけど数日分まとめて作りたいとお考えなら、1000ml程度のシリコンスチーマーがおすすめです。大容量の商品を購入する際には電子レンジの庫内のサイズも確認してください。特にターンテーブル式の場合は回転しにくくなり、加熱具合にムラが生じやすくなります。

蓋付きタイプの特徴は以下の通りです。

• 食材の出し入れが楽にできる
• 茹でる・煮る・焼くといった調理も可能で幅広いメニューに使える
• 洗いやすく衛生的に使える

さまざまなメニューが作れるため、シリコンスチーマーをフル活用したい方におすすめです。蓋は本体との隙間がなくぴったり収まるものを選びましょう。本体に乗せるだけの簡易なものだと、加熱中に蓋がずれて電子レンジ庫内に蒸気が充満する場合があります。

一体型タイプには次のような特徴があります。

• コンパクトで収納場所を取らない
• 蓋を紛失する心配がない
• 蓋をお皿として活用できる

蓋付きと比べると高さがないため省スペースで収納できて、加熱中に蓋がずれる心配もありません。しかし蓋の接続部分に汚れがたまりやすいのが難点です。お手入れの際は蓋の周りを意識して洗いましょう。

持ち手が柔らかい・幅が狭いと持ちにくく、加熱後に取り出すのもひと苦労です。また、持ち上げた時に中身がこぼれてしまう場合もあります。持ち手は幅広く、しっかりした硬さがあって持ち上げやすいものを選んでください。

持ち上げやすさを重視するなら、本体の縁を金属補強したタイプがおすすめです。安定感があって液体を入れても難なく持ち上げられます。

シリコンスチーマーを選ぶ際には、幅広く活用できるよう耐熱・耐冷温度にも注目しましょう。耐熱温度200℃以上、耐冷温度-20℃がおすすめです。下ごしらえした食材をシリコンスチーマーに入れて冷凍し、食べるときにレンジ加熱すれば家事の時短も叶います。

水分を逃して加熱する「スチームトレイ」が付属していると、冷凍食材でもベチャッとせずに加熱可能です。また、食材の余分な油だけがトレイに落ちる「波型トレイ」が付いているとヘルシーに調理できます。

加えて、波型トレイは電子レンジのマイクロウエーブ波が食材に届きやすくなり、加熱ムラが軽減します。ただし溝についた汚れが落ちにくいので洗い残しには気をつけましょう。

蓋付きタイプのシリコンスチーマーの中には折りたためるものもあります。キッチンの収納スペースが限られているご家庭でも、折りたたんでコンパクトになれば省スペースで収納可能です。また、折りたたんで高さを調節できるため、食材の出し入れもしやすくなります。

シリコンスチーマーにはIH対応の製品もあります。電子レンジ調理はもちろん、調理鍋と同じように使えてメニューが広がります。シリコンスチーマーはガスコンロやグリル、オーブントースターでは使用できませんが、IHコンロで使えればさらに使えるシーンが増えますね。

「サイズや形状だけでは決めきれない！」と考えるならデザインで選ぶのもおすすめです。見ているだけでも気分が上がるデザインの方が、調理もはかどり長く愛用できます。また、おしゃれなデザインのシリコンスチーマーならそのまま食卓に出しても手抜き感が出ないのもいいですね。

カラフルなものからシックなモノトーンまで多彩なデザインがあります。さらに、おしゃれなシリコンスチーマーは引っ越し祝いや結婚祝いにも最適です。

イオンでは複数メーカーのシリコンスチーマーを扱っており、気になる商品をその場で比較検討しながら選べるのがメリットです。カインズのシリコンスチーマーも人気で、角型・丸型・タジン型とさまざまな形状のものが揃っています。店舗に在庫がある商品ならネットで注文し、店舗で受け取れるのも魅力です。

シリコンスチーマーは100均でも販売されています。ダイソーのシリコンスチーマーは、丸型・角形やサイズ違いなどいくつか種類があり、作る料理や家族の人数によって使い分けができます。使わないときはコンパクトに折りたたんでしまっておけるのもポイントです。

キャンドゥではシリコンフリーザーバッグを販売しています。フリーザーバッグはシリコンスチーマーではありませんが、電子レンジの使用が可能で、電子レンジで蒸し料理を作った後、そのまま冷凍保存ができるアイテムです。

シリコンスチーマーの人気を牽引したニトリや無印では、残念ながら現在は取り扱いがないようです。特に無印では落ち着いた色味とシンプルなデザインが、他とは異なる一線を画した魅力を放っていました。最寄りの店舗に行く機会があれば、探してみる価値はありますね。

ニトリにシリコンスチーマーではないですが、電子レンジで調理ができる「シリコーン調理袋」というものは出ています。洗って何度も使えて衛生的なので興味ある方はチェックしてみてください。

3coinsではシリコンスチーマーの取り扱いはありませんが、電子レンジで温野菜が作れる「温野菜メーカー」が手に入ります。中子（ザル）が付いていて余分な水分が下に落ちるため、野菜を美味しく蒸せると人気を集めています。ポリプロピレン製なのでシリコンほどの耐熱性はなく、オーブンでの使用はできません。

温野菜にするために根菜や芋類を蒸すときは、少量の水を加えてください。目安はジャガイモ1個につき大さじ2程度です。根菜は素材に含まれる水分が少ない上に加熱時間も長いため乾燥して焦げたり、素材から水分が抜けたりして食感が悪くなります。

一方、葉物野菜やもやしなどは洗って軽く水気を切った程度の水分でも美味しく仕上がります。

食材によって大きさがまちまちだと加熱ムラの原因になります。ニンジンと玉ねぎなど複数の食材を一緒に入れるときは、火の通りにくいニンジンは少し小さめに、火の通りやすい玉ねぎは大きめにと、食材の特性によって大きさを変えると上手くいきます。

火の通っていない食材だけ取り出して加熱し直す手間を省くためにも、食材の大きさを揃えましょう。

シリコンスチーマーに記載されている加熱時間はあくまでも目安で、使用する電子レンジのワット数が違うと「計算の方法がわからず失敗する」との声もあります。一般的な製品の加熱時間の基準は600Wなので、お手持ちの電子レンジのワット数に合わせる計算方法をご紹介します。

• 500W：表示の加熱時間×1.2
• 700W：表示の加熱時間×0.8
• 1000W：表示の加熱時間×0.5

加熱が足りないと感じたら一気に長く加熱するのではなく、10〜30秒と少しずつ加熱するとうまくいきますよ。

油分の多い食材は加熱するとかなりの高温になります。シリコンスチーマーに負担がかかるため、加熱時間は短めに設定してください。油を加熱しすぎると耐熱温度を超えて、本体が溶けたり発火したりする恐れもあります。特に多量の油を入れての調理は危険です。説明書をよく読んで注意事項を理解した上で使用しましょう。

ここではおすすめのレシピとして「塩鮭とキャベツ蒸し」を紹介します。1人前を作るのに、塩鮭1切れを一口大のそぎ切りにしてお酒をまぶします。キャベツは100g程度をざく切りにしましょう。シリコンスチーマーにキャベツを入れ味の素を3ふりほどかけます。そのあと、もやしを50gのせて鮭をのせてショウガを散らします。600Wのレンジで7分加熱すると完成です。

簡単に美味しい料理が作れるおすすめのシリコンスチーマーをご紹介しました。電子レンジで調理している間に洗い物をしたり、もう1品作ったりと時間を有効に使えるので忙しい方にこそ最適なアイテムです。お気に入りのシリコンスチーマーで、時短調理を楽しんでください。