【頻度は？】チワワにおすすめのシャンプー15選｜いつからできる？いい匂いの商品も

他の犬種に比べて身体が小さい「チワワ」は、ニオイも控えめであるうえ、室内飼いの場合は汚れが目立ちにくいです。そのため、ペットサロン以外のケアに悩む飼い主も少なくありません。かわいいチワワのケアは万全に行いたいですよね。

そんな悩める飼い主・チワワのために、昨今ではチワワ専用に作られたシャンプーも数多く販売されています。肌が弱い・ベタつきやすいなど愛犬の悩みやライフスタイルに合わせて使い分けできるのも魅力です。

しかし、チワワ用シャンプーをはじめとした犬用シャンプーは、配合成分・使用方法などさまざまな種類が販売されているため「どれがいいのかわからない」「シャンプーしない方がいい？」と悩む人も。今回はチワワ用シャンプーの選び方と、おすすめの商品をランキング形式で紹介します。

アトピーなどのアレルギーや皮膚疾患によるかゆみに悩まされているチワワのケアには「薬用タイプ」と呼ばれるシャンプーがおすすめです。抗菌性・抗真菌性・抗脂漏性などをはじめとした、皮膚の様子や状態に合わせたさまざまな特徴のものが存在しています。

なかでも人気の抗菌性・抗真菌性シャンプーは、細菌やカビ菌の対策に特化したものであり、クロルヘキシジンやミコナゾールなど殺菌・抗菌作用を持つ成分が含まれているのが特徴です。しかし、なかには皮膚への刺激が強い成分もありますので、心配な場合は獣医に相談しましょう。

日常的な被毛のケア・ツヤ出しなどを目的として使う場合には「美容タイプ」と呼ばれるチワワ用シャンプーがおすすめです。薬用シャンプーが主に疾患や皮膚のケアに対応しているのに対し、美容シャンプーは被毛の保湿・コーティングに特化しているのが特徴です。

適度に皮膚の汚れを落として毛にツヤを出すとともに、愛犬のニオイを予防・消臭してくれる点も魅力的です。また、昨今は人間用のものと同様、リンスやコンディショナーに当たるうるおい成分を配合した「コンディショニングシャンプー」なども展開されています。

歩行や移動が困難な老犬や、散歩から帰ってきた直後のケアにおすすめなのが「ドライタイプ」と呼ばれるチワワ用シャンプーです。一般的なチワワ用シャンプーは使う時に水が必要となりますが、ドライタイプは水で洗わない点が最大の魅力になります。

また、ドライタイプは泡・シート・スプレーなどといった、使用方法に合わせてさまざまなスタイルが販売されているため、シャワーが苦手なチワワや災害時のスキンケアにもおすすめです。

子犬や肌の弱いチワワのケアにおすすめしたいのが「パピー用」と書かれているチワワ用シャンプーです。特に子犬の肌や被毛は大変デリケートであり、成犬に比べて外部からの刺激に弱いので、シャンプーに含まれる洗浄成分は低刺激になっている傾向があります。

ヤシやパームなどといった植物由来の成分が中心になっているものだけでなく、被毛と同じアミノ酸系の成分を含んでいるものも多く、乾燥を防げるように保湿成分も豊富に配合されているシャンプーも人気です。

「愛犬に使うシャンプーはできるだけ安心できるものがいい」と思う飼い主におすすめなのが「オーガニック」と呼ばれるチワワ用シャンプーです。「無添加シャンプー」とも呼ばれており、肌への刺激が少ない天然の界面活性剤を使用しているのが最大の特徴です。

犬ならではのニオイを防ぐローズマリーやセージなどハーブはもちろん、被毛と同じアミノ酸を由来とした洗浄成分が含まれている点も人気を集めています。

屋外で犬を飼っている場合や、散歩に出かける頻度が多いチワワのケアにおすすめなのが「ダニ・ノミ取り」と書かれたチワワ用シャンプーです。

分泌された余分な皮脂を洗い流すとともに、フェノトリンをはじめとした、身体に付いた小さなダニやノミを気絶・殺虫する成分を配合しているのが特徴であり、ブラッシングなどと合せて使えば手軽に虫対策ができるようになっています。

ロングコートチワワを飼っている人におすすめしたいのが「ノンシリコン」のシャンプーです。一般的な犬用シャンプーに比べ、洗っている時の泡立ち・泡切れがよく、スピーディーにシャンプーできる点が魅力です。

ロングコートチワワの場合、シャンプー・ブラッシング時に被毛が絡みやすいうえ、乾かす時間が長くなってしまう傾向にあります。しかし、ノンシリコンのシャンプーは、毛の絡みを抑えてくれるうえ、水切れのよさからドライヤーの時間も短縮できますよ。

昨今、愛犬家の間で注目されているのが「ティーツリーオイル入り」のチワワ用シャンプーです。原産国であるオーストラリアでは、強い抗菌力を持つため抗菌剤として愛されてきた植物であり、ハーブを思わせる爽やかな香りがします。

ペット用品では主に蚊・ダニなどといった虫除け効果が期待できるとして配合している場合が多いため、外での散歩が多い愛犬におすすめです。

愛犬を洗ってあげるシャンプーは、いい匂いのするものをチェックしてみましょう。香りが持続するアロマシャンプーやプロ用のシャンプーなども販売されています。体臭をなるべく消したい場合は、脱臭タイプを選ぶのもおすすめです。

また、リンスインシャンプーは手軽ですが、香りを長持ちさせるならシャンプーとリンスは別々のものを用意してあげるのがベストです。

人間と同様、チワワにもライフスタイルによってさまざまな肌質があります。愛犬それぞれの肌質に合わないシャンプーを使っていると、乾燥・かゆみなどの皮膚トラブルを引き起こしてしまう可能性もあるため、肌質ごとの特徴はしっかりおさえておきましょう。

愛犬の地肌がカサついている・最近フケが目立つなどといった特徴がある肌は、一般的に「乾燥肌」と呼ばれています。乾燥肌が酷くなると被毛が絡まりやすくなったり、かゆみ・切れ毛が起こってしまう場合もあります。

そのため、補修・保湿系成分を含んだシャンプーを選び、皮膚のバリア機能を高めながら乾燥対策ができます。必要に応じて、犬用のコンディショナーと合せて使うのもいいですね。

被毛全体にテカリがある・べたついているなどの特徴がある場合は「オイリー肌」と呼ばれる肌質とされています。オイリー肌の愛犬のケアをする時には、抗脂漏性の薬用シャンプーをはじめ、余分な皮脂をすっきり洗い流してくれる成分が入っているかどうかチェックしましょう。

また、シャンプー後の犬の身体は乾燥しやすく、そのままにしておくとさらに皮脂の分泌を促してしまい、ベタつきの原因となる場合もあるため、汚れや皮脂を落とす洗浄成分はもちろん「保湿」に関する成分・効果があるかどうかも確認しておくのがおすすめです。

「薬用シャンプー」とはいっても、愛犬が抱えている皮膚トラブルに合わないものを使っていると、かえって肌・被毛のダメージになってしまう場合もあるのです。そのため、それぞれの薬用シャンプーの特徴をあらかじめチェックしておきましょう。

フケが増えてきた愛犬のケアには「角質溶解性シャンプー」がおすすめです。サリチル酸などの角質溶解成分を配合しているのが特徴であり、皮膚の角質層を柔らかくして過剰な皮脂分泌によるフケを予防してくれるとされています。

しかし、角質溶解性シャンプーのなかには、刺激が強い成分を配合しているものもあるため、乾燥肌の犬に使う場合には皮膚の乾燥をふせぐために、コンディショナーなどで保湿しておくのがおすすめです。

愛犬がずっと身体を掻いている場合には、「止痒性シャンプー」がおすすめです。アロエやオートミールなどといった、乾燥による皮膚のかゆみに特化している成分を含んでいるものが多く、皮膚・被毛を保湿すればかゆみを抑えてくれるとされています。

しかし、体質・健康状態によってはアロエなどの成分にアレルギー反応が出てしまう場合もあるため、使用前に獣医からアレルギーの有無を聞いておくとともに、使用中にかゆみが出てきたら、すぐに使用をやめるようにしましょう。

シャンプー前の犬の身体には、抜け毛や毛玉・ほこりなどが付着している状態であるため、先にブラッシングをしておけば、シャンプー中に抜け毛で排水溝が詰まってしまうのを防げます。

また、ブラッシングをしている時には、同時に愛犬の被毛や皮膚の状態をチェックしておくのがおすすめです。

皮膚に傷・湿疹がある、かさぶたが出来ているなどといった皮膚の状態は、被毛の上からではわかりにくく、あらかじめチェックせずにシャンプーを始めてしまうと皮膚トラブルを悪化させてしまう場合もあります。

チワワ用シャンプーで愛犬のケアをはじめる時は、あらかじめシャンプー液を泡立てておくとともに、指の腹を使って洗いましょう。また、シャンプー中の愛犬のストレスを考慮し、できるだけ手早く終わらせてください。

初めて犬のシャンプーをする飼い主のなかには「シャンプー用の台に乗せる」人も多いですが、チワワは他の犬種に比べて骨が細くてもろいため、転落によるケガ防止のためにも、バスルームの床に置いた洗面器の中で洗う方法がおすすめです。

シャンプーで身体を洗ったら、シャワーでしっかり洗い流していきます。人間の場合、強めの水圧で少し離してシャワーを浴びますが、犬の場合は強すぎるシャワーはストレスに感じてシャワー嫌いになってしまう場合もあります。

そのため、シャワーでシャンプーをすすぐ時には、弱めの水量・水圧にし、身体にぴったりくっつけるようにして洗い流していきましょう。

また、すすぐ順番は頭・耳・顔・背中と、身体の高い位置からはじめれば水しぶきやシャンプーが周囲に飛び散らずにスピーディーに洗い流せます。

チワワの子犬を飼い始めた人のなかには「いつからお風呂に入れていいのか分からない」と思う人も多いですよね。チワワは他の犬種に比べると体力が少ないため、一般的にチワワの子犬のシャンプーは生後4ヶ月以上経ってから行うのがいいとされています。

また、ワクチンを接種した直後の子犬は、体内が病原菌と闘っている状態であるため、シャンプーで余計な体力を消耗させ、体調を崩してしまう場合もあります。そのため、ワクチン接種後の子犬をシャンプーする時は接種後1週間以上経ってからにしましょう。

チワワ用シャンプーは、ドッグフードやおやつとは違い、アイテムによっては明確な使用期限が設けられていないものも少なくありません。一般的には正しい保管・保存方法を行えば、製造後3年程度は使用できるとされています。

しかし健康の観点から、保存料・防腐剤が含まれていないシャンプーも多いため、開封後はできるだけ早く使い切るようにしましょう。

初めてチワワを飼う人のなかには、「どれくらいの頻度でシャンプーすればいいのか分からない」と思う人も少なくありません。

チワワは体臭が控えめな犬種でもあるため、こまめなシャンプーは被毛・皮膚を傷付けてしまったり、体力を大きく消耗させてしまったりするため、月1～2回程度にしましょう。また、ワクチン接種後は体力を消耗させないように、ドライシャンプーを使うのがおすすめです。

チワワのトリミング・シャンプー料金はサロンによって異なりますが、平均のシャンプー料金は2,500～3,500円です。年に数回はプロにカット・シャンプーしてもらうのもおすすめですよ。

• ロングコート（長毛）のカット料金：4,000～5,000円
• スムースコート（短毛）のカット料金：短いのでカットを受付けていないサロンが多い

身体が小さくてケアが難しいイメージのあるチワワには最適な犬用シャンプーがおすすめです。「最近愛犬のチワワの毛がパサついている」と思う飼い主の人は、ぜひ愛犬のライフスタイル・体質に合ったチワワ用シャンプーを使ってみましょう。