メガネの曇り止めおすすめ人気20選｜ドラッグストアや薬局で買える市販品も

メガネが生活の必需品である方にとって、メガネの曇りは本当に困るものです。目の前がクリアに見えないストレスは、メガネの曇り止めの使用で解消できます。

メガネ屋・薬局・ドラッグストアなどさまざまな場所で販売されている曇り止めですが、種類が多いため自分に適したメガネの曇り止めを選ぶのが難しそうと思う方も多いです。しかし、コツがわかれば簡単です。

この記事では、メガネが曇る原因・メガネの曇り止めを選ぶポイント・上手な使い方・おすすめ商品20選などを丁寧にご紹介していきます。ダイソーなどの100均の曇り止めについてもチェックしているので、ぜひ本記事をご覧いただき快適な視界を手に入れてください。

メガネの曇り止めを選ぶにあたって、レンズが曇る原因を知っておくのはとても有用です。その原因に合わせた商品を選びやすくなりますし、対処の方向性がはっきりするからです。詳しくご説明します。

生活の中で気温の寒暖差があるときに、メガネのレンズの結露が起こりやすくなります。

暖かい部屋から肌寒い屋外へ出たら急にメガネが曇った経験がありませんか。温度差で生じた結露がメガネを曇らせているのです。マスクを着用している際にも、自分の息がマスクのすきまから鼻の上のほうに漏れていって水蒸気が発生してメガネが曇ってしまいます。

ふとメガネを触ってしまったときの指のほか、汗やまつ毛のスレなどで自分の皮脂がレンズに付着して曇ってしまいます。

また大気中のほこりの付着も、よくあるメガネの曇り要因のひとつです。さらに、汚れのついたレンズには雨なども含めた水滴がつきやすくなるため、その水滴でもレンズが曇ってしまいます。

曇り止めもいろいろな種類があり、どれが自分に合った最強の曇り止めか迷う方も多いのではないでしょうか？まずは、仕事場・家・車中など自分が曇り止めを使用する場所を想定すると、どのタイプがいいか決めやすくなります。メガネがよく曇るのはどんな時かを思い出してみてください。

ここでは、曇り止めのタイプごとの特徴を紹介します。どの曇り止めのタイプが自分にとって最強か知りたい方はぜひ参考にしてみてください。

シートタイプは、メガネ拭きのような感覚で使用できるタイプです。二度拭きの必要がなく手軽です。シートに曇り止めの成分が入っており、その成分がレンズをコーティングするイメージです。何度も繰り返し使えるクロスタイプに比べると1回当たりのコストが上がる一方、毎回新品を使えるので、衛生面を重視する方におすすめです。

シートタイプと同じく、使い方に手間がいらず、手軽に使えるのがクロスタイプです。薬局やドラッグストアで手に入れられます。レンズの両面を拭くだけなので、お出かけの際の使用にもおすすめです。拭くだけなので、薬液が周囲に飛び散ったり、手についたりする心配がないため、どんな場所でも使いやすいです。

シートタイプは、クロスタイプに比べて、コストパフォーマンスが高い点がメリットです。クロスは使用可能回数が1枚あたり約300回なのでシートよりも多く、使用1回あたりの価格が安いです。価格を抑えたい方はクロスタイプを選ぶと経済的です。

クロスやシートタイプは気軽に使える反面、持続力の低さに懸念点がある場合が多いです。しかし、最近ではその傾向を覆すような効果の持続力が高いクロス・シートタイプも販売されています。自分に合ったものを見つけるのが大切です。

曇り止め成分の入った液体のボトルからレンズに適量を塗り、ティッシュなどで軽く拭き取るタイプです。ボトルはコンパクトで持ち歩きやすいものが多く販売されています。液剤はとろみがあるなど出すぎない工夫がされているので、垂れてその場を汚す心配はありません。

ジェルタイプは液体よりも垂れにくいため、比較的使用しやすいタイプの曇り止めです。液をティッシュなどで塗り込むまければならないので。シートタイプ・クロスタイプよりは手間がかかりますが、液が飛び散らないため周囲を汚す心配なく、しっかりと曇り止め対策ができます。

また、コンパクトで持ち運びしやすいのもジェルタイプの特徴です。出先でもカバンに忍び込ませていると、すぐに使えます。本体の多いさは小さめで嵩張らないため、ポーチなどに入れて、気になった際に使えうるようにしておくのもおすすめです。

ジェルタイプは価格が少し高いと思われる方もいますが、日焼け止めの使用可能回数は40～50回のため、1日1回の使用で考えると1か月以上はもつため、意外とリーズナブルです。メガネの曇りにくさはメーカーによって良し悪しが分かれますが、丁寧に塗布すれば、日焼け止めレンズに塗り込んだり、レンズをティッシュで拭いたりする手間があるのは惜しいポイントです。

曇り止め成分をレンズに向けてスプレー散布をするタイプのものです。スプレーなので、広範囲を1回でカバーできます。泡状の商品ならレンズの汚れに対しきめ細かく作用します。急ぎでレンズをきれいにしたい際に手早く拭ける点がメリットです。

スプレータイプと同じように、曇り止め成分の液をメガネのレンズに散布して使用するのがムースタイプです。ムースタイプは他のスプレータイプやクロスタイプなどに比べて商品数が少なく、ややめずらしい形状の曇り止めと言えます。

ムースタイプは小泡状で出てくるため、液が垂れにくいのが特徴です。スプレータイプのような使い方をしたいが、液垂れをしてしまいなかなか上手く扱えないといった方は、使用しやすいムースタイプを選ぶといいです。

使い方としては、レンズから数センチ離して両面に適量を散布します。その後スプレータイプ同様に、ティッシュ等でレンズ全体に広げがるように軽く伸ばし、液が乾いてから拭いて仕上げます。この際、レンズ全体にすり込む様にして拭きあげるといいです。

レンズの汚れの種類に合わせて商品を選ぶのも大事ですが、それと同時に自分の活用シーンを考慮して選ぶための情報も自身にあった最強の曇り止めを選ぶためには必須です。ここでは曇り止め商品のタイプや効果時間、プラス効果などの情報をご紹介していきます。

自分がメガネのケアができる時間を想像すると、曇り止めの持続時間を考慮して商品を選べます。たとえば長い時間運転をする予定があるのなら、長時間効果が続くものを選べばクリアな視界のまま運転ができます。

こまめにケアする休憩時間などがとれる状況なら、短時間タイプのものでもこまめに丁寧に拭き直しができます。

曇り止めの効果にプラス効果がついている商品もあります。たとえばクリーナー機能・撥水機能・除菌機能といったものが挙げられます。曇り止め成分を塗りながらレンズをきれいにできます。また、撥水ができれば雨の日もOKです。

さらに、メガネは手で触れる機会が多いので、除菌効果が期待できる曇り止めもおすすめです。

メガネを購入したときから、あらかじめレンズに曇り止めコーティングがしてある場合があります。その場合、市販の曇り止めは使えないケースが多いのでレンズに付随するコーティングをよく確認しましょう。

また、鏡面加工や偏光レンズのような特殊加工が施されたレンズには使えない曇り止め商品もあります。

ダイソーの曇り止めも話題です。安価に入手できるのも魅力ですが、効果やタイプも評判がいいです。最近は従来のシートタイプに加え、ペンタイプも販売されています。レンズの汚れを拭き取ったあと、レンズの両面にペン先をあてて成分を塗るようにつけるものです。ペンタイプは30秒ほどで液が乾くので、眼鏡拭きで拭けばケアが完了します。

曇り止めアイテムをわざわざ使うのが面倒な方や、コストがかかってもいい方は、メガネブランド「JINS」の、曇り止めレンズを使用したメガネもおすすめです。吸水性ウレタン樹脂層により、水分を吸収させて水分の結露を防ぎ、高いくもり防止効果を実現しています。

標準レンズと比較して、かなり曇りにくい構造のレンズになっているため、料理中の湯気・マスクの着用中・温かいごはんを食べるときなど、日常生活の曇ってしまうさまざまな場面で、くもりを抑えて良好な視界を確保してくれます。

また、表面に撥水層があるため汚れがつきにくく、専用の薬品を使用せずとも、一般的なメガネ拭きでお手入れできます。新たにお手入れ用品を購入する必要ないため、嬉しいポイントのひとつです。曇り止めレンズを使用する際には、曇り止め商品との併用を禁止している可能性もあるため、使い方を確認してください。

曇り止めを使用前は、必ずレンズに付いた汚れやホコリなどを取り除いてから使用しましょう。汚れやホコリが付いたままだと、レンズを傷つけてしまう可能性があります。また、汚れを水で流す際は、水分が残っているとく曇り止めをレンズにうまく塗れない事があるため、レンズに付いた水分をきれいに拭き取りましょう。

全体的に滞りなく曇り止めを塗った後は、半乾きになるまで乾かしましょう。全く乾いていない状態だと、くもり止めをきれいに拭き取るのが難しくなります。しかしながら完全に乾いた状態になると、拭き取りにくくなってしまうため加減してください。

曇り止めが半乾きになった後はティッシュを使って拭き上げます。眼鏡拭きを使用すると曇り止め効果まで拭き取ってしまう可能性があるためティッシュを使って抜き取るようにしましょう。拭き終わったらレンズに息を吹きかけ、レンズが曇るかチェックしてみましょう。少しでも曇るようであれば、もう一度曇り止めを使用してください。

クロスタイプのくもり止めの場合はクロスでレンズを拭くだけなので、ティッシュで拭きあげる必要はありません。

意外と知られていない曇り止めに関するヒントをまとめました。知っておくとより効果的に曇り止めを使用できるので、ぜひご覧ください。

• 曇り止めを使う前に流水で表面のよごれを落としておくといい
• 曇り止めは2度塗るつもりで！1度目は塗り込み、2度目は拭き取り
• 曇り止めのコーティングは吸水性ではなく親和性の界面活性剤なので湿気に弱い

基本的には代用を使うのは、レンズやフレームを痛める可能性があるためおすすめはできません。しかし、どうしても急場しのぎをしなければならないときは、以下の方法で行なってみてください。

• 中性洗剤を薄く溶かした液にレンズをくぐらせる
• 指にハンドソープをつけ優しくレンズを拭く
• シャンプー・リンスを薄く溶かした液にレンズをさらす
• 研磨剤の入ってない歯磨き粉を指にとり拭く
• シェービングクリームを指で塗る

マスクが手放せない生活の中で、マスクのせいでメガネが曇ってしまった経験がある方は多いです。ですが、外出の際にいつもメガネの曇り止めを持ち歩いている方は少なく、使いたいときに手元にない場合も多々あります。

曇り止め以外にマスクによる曇りを対処するには、ノーズワイヤーを自分の鼻にフィットする形に折ってマスクをつけるのがおすすめです。こうするとマスクの上部の隙間から息が漏れ出すのを最小限にできるため、曇るのを抑えられます。

また、マスクの上部を約1cm外側に折って、鼻の形に沿うようにワイヤーを折り、その上からメガネでマスクを押さえるようにして装着するのもいいです。これらの方法でマスクによる曇を完全になくすのは難しいですが、最小限にできるためぜひ試してみてください。

メガネの曇り止めについて詳しくご紹介しました。用途に合った商品を選ぶと、より長く確実に曇り止めの効果を実感できます。メガネが曇る心配が減れば生活上のストレスが減ります。クリアな視界をキープして、毎日を明るく健やかに過ごしてください。