レンジフードフィルターおすすめ13選｜つけない方がいい？整流板はいらない？

料理の度に換気扇の汚れが気になっていても、面倒だからと掃除を後回しにしていませんか？ベッタリとこびりついた油汚れは掃除が大変ですし、長い間放置していると料理中に油が垂れ落ちてきます。

そうなる前に、レンジフードフィルター（換気扇フィルター）を使うのがおすすめです。レンジフードフィルターはいらないと思う方もいますが、つけるとレンジフードフィルターが油汚れを吸収するので、掃除がグンと楽になります。しかし、換気扇の種類もいろいろあるので、自宅の換気扇に合ったものを選ばなければならず、何を基準に選べばいいかわからないと困ってしまいます。

そこで、この記事ではレンジフードフィルターの選び方やおすすめ商品を紹介します。リーズナブルな100均商品もピックアップしています。さらに「レンジフードフィルターは必要か？つけない方がいいの？」「整流板はいらない？」などの疑問に答えるべくレンジフードフィルターのメリット・デメリットも見ていきます。ぜひ最後まで読んで日々の生活に役立ててください。

「レンジフードフィルターはつけない方がいいのでは？」と疑問を抱く方もいます。スタンダードなレンジフードはプロペラファンです。プロペラファンのレンジフードには、いくつか種類があり形状に合わせてレンジフードフィルターを選ばなければなりません。しかし、元々、レンジフードにはフィルターがついているものがほとんどです。

レンジフードを開けた際に、プロペラファンの手前に網状の金属の板が取り付けられているのが分かります。これが純正のレンジフードフィルターで、汚れた場合には中性洗剤で丸洗いできます。

フィルターを付けるとどうしても吸気効率が下がるため、定期的にお手入れできる環境ならいらないと感じる方もおられます。ですが、フィルターの交換頻度に注意して使用すれば換気扇への汚れを効果的に防止できるので、ご自分の生活サイクルに合わせて使用するかを決めましょう。

レンジフードフィルターをつけるメリットは、掃除が楽に点です。レンジフードフィルターなしでは、換気扇フィルターに油汚れがこびりつき掃除に時間と手間がかかります。レンジフードフィルターがあれば、換気扇フィルターに油汚れがつくのを防げるだけでなく、換気扇内部が汚れるのを防ぐのもメリットです。

レンジフードフィルターのデメリットとしては、定期的な交換が必要なためランニングコストがかかる点です。また、換気扇の種類によっては、レンジフードフィルターを取り付けると吸引力が落ちる場合があります。メリットだけでなくデメリットも理解した上で、レンジフードフィルターの導入を検討しましょう。

換気扇にはブーツ型・浅型・プロペラ型・整流板付きなど種類があり、種類によってレンジフードの形状が異なります。レンジフードフィルターを選ぶ際は、レンジフードの種類に合ったものを選ぶのが大切です。レンジフードの種類別におすすめのタイプを紹介します。

手軽さを重視して選びたい場合は、磁石やテープで貼るだけのタイプがおすすめです。スチールのレンジフードは磁石がつくので、ヨレにくく楽に交換できます。スチールではないレンジフードには、テープで貼るだけのタイプを選びます。ただし、油汚れが残っているとテープが付かないケースがあるので注意してください。

プロペラ式の換気扇には、枠にかぶせるタイプがおすすめです。汚れも確認しやすく、女性でも簡単に交換できます。ただし、サイズが合っていないと、プロペラにレンジフードフィルターが巻き込まれる可能性があるので注意してください。選ぶ際は枠のサイズをしっかり測っておきましょう。

フィルター枠に取り付けて使いたいのであれば、丁度いいサイズにカットできるものを選びましょう。枠に合わせてジャストサイズにカットできるので、ヨレにくく見た目にもスッキリなのもポイントです。大容量タイプを選べばコスパもよく、サイズに合わせて事前に何枚かカットしておけば交換の度にカットする手間を省けます。

不織布のレンジフードフィルターは、使い捨てなので手軽に使えるのがメリットです。手頃な価格で購入しやすく、カットして使うものや被せるだけのものまで、種類も豊富に揃っています。交換頻度は1ヶ月～2ヶ月程度ですが、安価なのでランニングコストを抑えたい人にもおすすめです。

油を吸収したレンジフードフィルターは、調理中に引火する可能性があります。引火のリスクを軽減したい場合は、燃えにくいガラス繊維を使用したフィルターを選びましょう。油の吸収力が高く目詰まりしづらいのもメリットです。不織布に比べると価格は高めですが、交換頻度が少なく済みます。安全性を重視したいのであれば、ガラス繊維がおすすめです。

純正金属フィルターは、汚れても洗って繰り返し使えるのがメリットです。価格は高めですが、使い捨てではないためランニングコストを抑えられます。ただし、金属の目に油が入り込むと掃除が大変なので、こまめなお手入れが必要です。掃除を楽にしたいのであれば、金属フィルターに磁石やテープで貼るだけのレンジフードフィルターを使うのも手です。

「換気扇掃除を楽にしたい」目的でレンジフードフィルターを取り入れるのであれば、汚れたら捨てて新しいものと交換するだけの使い捨てをおすすめします。ただし、レンジフードフィルターを装着していても若干の油汚れは付きますので、交換時にはキッチンクリーナーシートで拭き取っておきます。

レンジフードフィルターは油をキャッチするので、ニオイが気になります。また、換気扇の下でタバコを吸う場合は、タバコのニオイも染み付いてしまいます。ニオイが気になるときは、防臭効果のあるレンジフードフィルターを選びます。価格は少し高めですが、嫌なニオイを気にせずに済みます。

レンジフードフィルターを付けていても、多少内部にも油汚れがつきます。特に揚げ物をする頻度が多い家庭は、フィルターが汚れやすいので内部にまで汚れが入り込む可能性があるので注意します。

内部の汚れを防ぎたいときは、厚手のレンジフードフィルターがおすすめです。厚手のフィルターは吸収力に優れていますが、こまめに交換すればきれいな状態を維持できます。

レンジフードフィルターをこまめに交換するれば、フィルターや換気扇内に汚れがこびりつきにくくなります。とはいえ、交換頻度が上がればコストが気になる人も多いです。そんなときは100均のレンジフードフィルターをおすすめします。

ダイソーには100円+税で購入できるレンジフードフィルターのラインナップが豊富です。安いのでランニングコストを抑えられます。

フィルター不要の換気扇とは、フィルターの代わりに整流板を使用したフィルターレスレンジフードです。網目状のフィルターがないので掃除が楽に思えますが、フィルターがない代わりに整流板やオイルキャッチャーが汚れます。

お手入れを怠るとたまった油がたれてきますし、整流板はネジで固定されているため、掃除の度にネジを外す必要があり手間がかかるので注意します。フィルターレスレンジフードにも、レンジフードフィルターを使った方が掃除が楽になります。

キッチンコンロの上にあるレンジフードの真下についている金属製の板が整流板です。「整流板は換気扇の入り口を塞いでいるようでいらないのでは」と思っていませんか？整流板にはレンジフードの吸引力を上げる大事な役割があります。

コンロから出た煙や匂いは換気扇で吸い上げられます。その時、空気の通り道が狭い方が、吸引する力が高くなるのです。つまり、整流板によって吸い込み口をあえて狭くし、効率よく換気しています。整流板もレンジフードと同じで定期的な掃除がおすすめです。掃除の手順を見ていきます。

1. レンジフードの電源を切り整流板を取り外す
2. セスキ炭酸ソーダ水など油汚れに効く洗剤を整流板に吹きかける
3. しばらく置いてから浮いた油汚れを水で洗い流す、または布などで拭き取る
4. 乾いた布でしっかり水気を拭き取る

整流板を外す際は、製品の取扱説明書を見て正しい方法で外してください。レンジフードにぶら下げた状態では落下の恐れがありますので、きちんと外して掃除するのがおすすめです。

キッチンの使用頻度や作る料理にもよりますが、揚げ物や油を使う料理が多い家庭は1ヶ月に1度を目安にしてください。ほとんど料理をしない場合や、揚げものや油を使う料理が少ない場合は、汚れが見えるようになったときが交換目安です。汚れたままのフィルターを使い続けると、吸い込む力が落ちてしまいます。

レンジフードフィルターを取り入れれば、換気扇フィルターの汚れや換気扇内に汚れが入り込むのを防げるので掃除が楽になります。種類はいろいろありますが、換気扇の形状に合ったものを選ぶのが大切です。今回紹介した選び方やおすすめ商品を参考にしながら、最適なレンジフードフィルターを見つけてください。