防犯ブザーのおすすめ11選│子供向けのスマホ連動やGPS付き防犯ブザーも

防犯ブザーは、身の危険にさらされたとき周囲に危険を知らせ助けを求めるものです。咄嗟のとき思うように声が出せないケースも考えられます。そんなとき防犯ブザーを持っていれば、大きな音を鳴らして危険な目にあっていると周囲に知らせる効果があります。

とはいえ、防犯ブザーにも種類がありそれぞれに使い方が異なります。防犯ブザーを持っていても、必要なときに使いこなせないと役目を果たせません。子供が持つのか大人が持つのかによっても選択肢は変わるので、しっかりと見極めるのが大切です。

この記事では防犯ブザーの選び方とおすすめ商品を紹介します。親なら小さい子供に持たせたいGPS付き防犯ブザーや便利なスマホ連動機能搭載の緊急ブザーもピックアップしています。記事の最後には耳寄りな情報も紹介するので、ぜひ最後まで読んで役立ててください。

防犯ブザーは周囲に危険を知らせ助けを求める以外にも、いくつかのメリットがあります。一つは、大きな音がでるため相手が驚き、怯んだ隙に逃げるチャンスを作ります。また、ランドセルやバッグなど、見えるところに付けておけば犯罪抑制効果も期待できます。

恐怖で声が出せないときも、防犯ブザーの音で周囲に助けを求められます。防犯ブザーは子供はもちろん、女性や高齢者にもおすすめです。

防犯ブザーを持っていても、音が小さいと気づいてもらえない可能性があります。音は大きいほどいいですが、目安はdB（デシベル）の単位である程度は予測可能です。警視庁では防犯ブザーの性能基準の一つとして、1m以上離れた場所で85dB以上の音量が測定されるとしています。85dB以上を選ぶのがおすすめです。

防犯ブザー本体に付いている紐を引っ張るだけのタイプは、紐が長めに作られているためランドセルに取り付けるのに適しています。緊急時すぐに手が届く位置に取り付けておけば、子供でも使いやすいのがメリットです。目立つ位置に取り付けておけば、犯罪抑制効果も期待できます。

ピンを引き抜くタイプは、ピンを抜いたとたんブザー音が鳴り響き、ピンを戻すまで音が鳴り続けるのが特徴です。電池が切れるかピンを戻すまで音は鳴り止みません。音が鳴り続けるため、犯人が諦めて逃げ出す可能性があります。

ただし、ピンを紛失すると使用できません。ピンの紛失を防ぎたい場合は、本体から完全にピンが外れないタイプを選ぶのがおすすめです。操作はシンプルなので使いやすさで選びたい人に向いています。

ボタンを押すだけでブザー音が鳴るタイプは、子供や高齢者にも使いやすいのでおすすめです。ただし、指を離すと音が止むタイプは、指の力が入らないと意味がありません。押し続けるのが難しい場合は、2度押しで止まるタイプをおすすめします。操作は簡単ですが、誤って押すとブザー音が鳴るので注意しましょう。

防犯ブザーを使わなくても電池は少しずつ消耗しますので、必要なときに電池切れにならないよう常に電池残量は確認しましょう。電池交換のしやすさでは乾電池がおすすめです。

ボタン電池を使用するものはコンパクトで持ち歩きに便利ですが、電池の番号があるので控えておくと安心です。USB充電式は電池交換不要ですが、充電切れにならないようにしてください。

安心できる防犯ブザーを選びたいのであれば、全国防犯協会連合会が推奨している「優良防犯ブザー」を選ぶのをおすすめします。優良防犯ブザー表示がある商品は、推薦基準を満たしている証なので安心です。推奨シールが貼られているかも確認しておきます。

暗い夜道を歩く際は防犯ブザーを持っていても不安に感じます。子供や女性で夜道を歩くのが不安なときは、ライト機能を搭載した防犯ブザーがおすすめです。暗い場所でも足元を照らせますし、車通りの多い道では存在を認識させられます。災害時には懐中電灯代わりになります。

ランドセルやバッグに防犯ブザーを取り付ける場合、雨の日は濡れる可能性があります。天気を気にせず使用できるよう、防水機能も確認しましょう。ただし、防水規格が低いと雨に濡れて使えなくなる可能性があります。防水規格はIPX4（水の飛まつに対して保護）以上がおすすめです。

子供の登下校や、遊びに行ったり塾に行ったりする際防犯ブザーを持たせていても不安に思う親御さんは多いです。GPS機能があれば、子供の現在地がわかりますし、万一のときは保護者にメールで知らせる機能を搭載したものもあります。万全な対策を取りたいときは、GPS機能もチェックしましょう。

防犯ブザーを持っていても、操作できない状況に置かれる可能性もあります。万一に備えしっかり対策しておきたいのであれば、あらゆるシーンを想定して赤外線センサー搭載モデルを選ぶのも手です。操作できなくても、不審な動きがあった場合にそれを感知して自動でブザーを鳴らします。

防犯ブザーはスマホ連動しているとさらに安心感がアップします。たとえば、ホイッスル型の「みまもりホイッスル」はホイッスルを鳴らすかボタンを押すと、緊急メッセージを発信できる仕組みです。あらかじめ登録しておいたSMS・メール・LINE・電話など最大10カ所に緊急メッセージが送れます。

さらに、スマホに触れなくてもリモート制御できるのが「ビビーコン」です。専用アプリをダウンロードすれば、アプリを起動しなくても動作可能です。スマホから半径20mの範囲内であればSOSを送信できます。防犯だけでなく、急病や事故、災害時に役立ちます。

防犯ブザーは子供向けのものばかりではありません。夜間の女性の一人歩きは大変危険です。通勤時や外出時に防犯ブザーを携帯するのがおすすめです。大人向けに作られた防犯ブザーはたくさん販売されており、アクセサリー感覚で身に着けられます。バッグにつけておくだけで、抑止力の役目もしてくれます。

逆に、シンプルで目立ちにくいデザインのものや、防犯ブザーに見えないおしゃれなバッグチャームのようなデザインまで豊富にナインナップしているため好みで選んでください。また、雨の日にも対応できる生活防水など必要な機能から選ぶのもひとつの方法です。

防犯ブザーは使い方を間違えると逆効果になる可能性があるので注意しましょう。必要なときに使えないと意味がありません。使い方は親子や家族で一緒にチェックして、可能であれば練習しておくと安心です。

防犯ブザーは出番がない方がいいですが、長く放置すると電池切れで肝心なときに使えない可能性があります。定期的に電池チェッカーで残量を確認するなど、こまめにチェックしてください。

防犯ブザーは手が届きやすいところにつけるのがポイントです。子供の場合は、ランドセルや通学カバンのベルトがおすすめです。リュック型の場合は利き手とは反対の肩ベルトがいいでしょう。しかし、個人差もあるため実際につけてみてどの位置がいいか調整してください。

首から下げるのは、防犯ブザーを奪われた際に首がしまる可能性があるため避けてください。

防犯ブザーだけでは心配な時は、セコムのセキュリティ専用端末「ココセコム」を持たせる選択肢もあります。利用料がかかりますが、緊急時にボタンを押すとセコムに通報と、オペレーターと会話できるサービスも追加可能です。GPSも搭載されていますし、もしものときはセコムの緊急対応員が駆けつけてくれます。

防犯ブザーを持ち歩くのが難しい場合や、咄嗟のときうまく使いこなせる自信がない場合は、防犯ブザーになるスマホアプリを検討しましょう。無料で利用できるものもたくさんありますし、スマホを振るだけでブザー音を鳴らしたり、家族や友人に位置情報を知らせたりする機能を搭載したアプリもあります。

防犯ブザーにもいろいろな種類があります。大切なのは、必要なとき確実に使えるものを選ぶのがポイントです。ブザー音や使い方を比較して、自分にとって使いやすいと思える防犯ブザーを選んでください。セコムやアプリといった選択肢もあるので、必要に応じて検討するのがおすすめです。