ヨガ本のおすすめ20選｜独学・初心者にもおすすめのランキング上位本【DVD付も】

在宅時間が増えて、運動不足や体型の崩れが気になる方にはヨガをおすすめします。ヨガを始めるならヨガアプリと考える方が多いようですが、初めての方には自分のペースで動きを習得できるヨガ本が最適です。

ヨガ本のメリットは、イラストや写真が豊富に掲載されているので独学しやすい点です。中にはじっくりアーサナ（ポーズ）を学べるDVDが付いた商品や、動きだけでなくヨガの精神や哲学を学べるヨガ哲学本なども展開されています。

今回は、そんなヨガ本の選び方や、おすすめ商品20選をランキング形式でご紹介していきます。他にも、男性におすすめのクンダリーニヨガや、有酸素運動につながるアシュタンガヨガについても解説しますので、ぜひ参考にしてください。

ヨガは3,000年を超える歴史をもつ健康法です。エクササイズとリラクゼーションの両方の作用を併せ持つのが最大のメリットで、世界中で年齢や性別を超えて幅広く愛されています。ヨガには8,400万を超えるポーズがあるとされ、そのひとつひとつを呼吸法とシンクロさせて行うのが特徴です。

普段使わない部位や鍛えたいパーツなどを意識してポーズを選んで行えば、シェイプアップや身体が硬い方の柔軟性の向上にも効果的。また、呼吸と連動させて有酸素運動にもなるので、体の内側から健康を手に入れたい方におすすめです。

ここからは、ヨガ本の選び方を解説します。目的・ヨガのタイプの2つに分けて解説していくので、ご自身にぴったりなヨガ本を選ぶ参考にしてください。

ヘルスケアのためにヨガを始めてみようと考える方には、DVD付きや写真・イラストが豊富に掲載されたヨガ本がおすすめです。わかりやすくポーズを確認できるタイプなので、基本的な動作や呼吸法をひと通り身につけられます。ヨガのポーズは正しく行えば効果が見え、誤れば怪我の元になるので、初心者にはお手本の見やすさが決め手です。

妊活中や妊娠中の心身の不調を整えたい方にはマタニティヨガの本がおすすめです。妊活中はなにかとストレスが増え、妊娠中にはホルモンバランスの崩れや運動不足が気になります。ヨガはむくみ解消や体重コントロールにも最適。妊娠中や妊活中には不向きなポーズもありますが、マタニティヨガなら安心して行えます。

自分の本質を知るのもヨガの目的です。ヨガ哲学本は、精神的なストレスが溜まって捌け口がないときに心の状態を整えるのに役立ちます。「瞑想」と聞くと難しそうですが、身体や心に集中するマインドフルネスにもつながるのです。また、ヨガの概念に興味がある方にも哲学本はおすすめで、多くのヨガインストラクターも読んでいます。

ダイエットや姿勢改善など、身体に関わる悩みをヨガで解消したい方には解剖学本が適しています。ポーズによってどの筋肉を使うのか、伸ばす・縮むなどどのように動いているのかを学ぶものです。これにより、引き締めたい部位や鍛えたい筋肉に最大限の効果を得られます。パフォーマンスアップのための体幹トレーニングにもおすすめです。

ハタヨガの名前は、ハ（太陽）とタ（月）が語源です。太陽と月のように対局としての存在を融合を目的としています。ヨガの基本を身につけられ、初心者でも簡単に取り組みやすいのがメリット。アーサナとプラーナヤーマを組み合わせたスタイルで、肉体と精神のバランスを整える作用が高く、ヘルスケア目的で始めたい方におすすめです。

ヴィンヤサヨガは、流れるような構成で連続してアーサナを行う「シークエンス」が特徴です。ヨガの中でももっとも有名な「太陽礼拝」が代表的なシークエンスで、運動量が他の種類と比較してとても多いのがポイント。のびやかなアーサナをつぎつぎに連続していくので、運動不足が気になる方や、ダイエットしたい方にもおすすめです。

シヴァナンダヨガは、西洋医学の医師により体系化されたものです。スピリチュアルと科学を融合で、肉体と精神の状態を整える作用が期待できるのが魅力。12種類の基本的なアーサナとプラーナヤーマの他にも、適切な食事や瞑想などをバランスよく行います。ネガティブ思考を改善したい方や、身体の柔軟性を身につけたい方におすすめです。

アメリカ生まれのアグレッシブなアーサナが特徴のパワーヨガ。筋肉を効果的に鍛えるトレーニング要素が高いのが特徴で、立位のポーズがメインで中級者以上に適しています。他の種類のヨガと比較してカロリー消費量が多く、静と動の抑揚のあるアーサナで構成されたシークエンスが魅力。運動が苦手でも身体を動かす習慣を身につけたい方におすすめです。

アシュタンガヨガは、ヨガの教典であるヨーガ・スートラの「八支則（サンスクリット語でアシュタンガ）」を元にしてポーズを連続して行います。6つのレベルに分かれたアーサナを順にこなしていくのが特徴。鼻から吸って鼻から吐き出す胸式の「ウジャイ呼吸」と連動するため、身体に多く酸素を取り込んで血行促進や内臓の活性化が期待できます。

身体だけでなく、精神の深部にまで働きかけるのが陰ヨガです。ひとつのポーズに5分程度の時間をかけて行うもので、呼吸が深くなりリラックスさせる作用があります。陰ヨガは中国の「陰陽五行思想」がルーツで、日常生活で強くなった陽のエネルギーを陰のエネルギーで整えるもの。身体のコリが気になる方や、頭を空っぽにしたい方におすすめです。

ヨガ初心者やご高齢の方には「リストラティブヨガ」がおすすめです。リストラティブヨガは体の力を抜きながら、心と体のリラックスを促すのが特徴で、ハードな運動に抵抗のある方にも適した種類となっています。疲れを感じている方や、心を落ち着かせたい方はぜひ試してみてください。

ヨガに慣れていない男性の方や、ご年配の方には「クンダリーニヨガ」をおすすめします。クンダリーニヨガはインド生まれのスタイルで、精神面の健康に役立ちやすいのが特徴です。呼吸法が軸となるヨガなので、体の硬さに心配のある方にもピッタリのヨガスタイルとなっています。

より伝統的なヨガを楽しみたい方には、古代インドにおいて4大ヨガとされている、「カルマヨガ」「バクティヨガ」「ジニャーニャヨガ」「ラージャヨガ」がおすすめです。どれもインドでは長く親しまれているスタイルで、それぞれの名称には献身や知識といった意味が込められてます。

中でもラジャーヨガは多くのヨガスタイルの根源となるスタイルで、ヨガの基本を学びたい方におすすめです。その他のカルマ・ジニャーニャ・バクティは、ヨガといって想像するようなスタイルではなく、日常の中で奉仕活動や哲学の学習を行うことを意味します。

ヨガ本を読みながらの独学でも、ヨガインストラクターになれます。ヨガインストラクターの資格としてもっとも有名なものに、全米ヨガアライアンス認定があります。しかし、その資格を持たなければインストラクターになれないわけではありません。

ヨガインストラクターの定義は「ヨガを教える技術や知識を有する人」です。ヨガの哲学や倫理・アーサナやプラーナヤーマ（呼吸）などの技術を習得して、人に教えられるのが大前提。一般的にはヨガスクールに通いますが、独学でも十分なスキルを身につけるのは可能です。

ヨガ本はDVD付きや動画閲覧のおまけつきなど、さまざまな種類がラインナップされています。「もっと心身ともにリラックスしたい」「身体の歪みを治したい」「ダイエットしたい」など、自分の目的に合わせて選んで、行いやすいと感じられる本を手にしてください。