ゆず酒おすすめ17選｜美味しい割り方・飲み方やアレンジも【さらりとしたゆず酒】

強いお酒が苦手、お酒を普段あまり飲まない方でも飲みやすいお酒として挙げられるのが、フルーツを使ったリキュールです。多数のフルーツリキュールの中でも、柑橘の味わいが爽やかなゆず酒は高い人気があります。

「ゆず酒」はさまざまなお酒をベースとしてゆずの果汁や果肉、ピールを加えたお酒です。多数のメーカーから販売されており、甘くて飲みやすくアルコール度数がさほど高くないものも多いため、比較的気軽に飲めます。

そこで今回は、ゆず酒の特徴や購入の際に押さえておきたいポイントに加えて、おすすめのゆず酒17選やおいしい割り方・飲み方やアレンジレシピを紹介します。さらりとしたゆず酒や柚子小町などの人気ゆず酒も紹介しますので、ゆず酒が気になる方やおいしいフルーツリキュールを探している方は、ぜひチェックしてください。

ゆず酒は、ゆずの果汁を加えたリキュールです。アルコール度数が低いタイプが多く、ゆずのさっぱりとした風味とさわやかな香りで飲みやすい味わいで、甘めのタイプが多いのでお酒が苦手な方で飲みやすいのが特徴です。

同じゆず酒でも、ゆずの種類・加工方法・ベースとなるお酒の種類などによりまったく異なる味わいが楽しめます。中には他のフルーツと組み合わせたお酒もあるので、さまざまな飲み口が味わえるのもゆず酒の特徴です。

日本酒ベースのゆず酒は、コクを感じられるまろやかな味わいと日本酒独特の甘み、酸味が楽しめます。日本酒が苦手な方でもゆずの風味と香りで日本酒の香りが抑えられるので、比較的飲みやすいのが特徴です。

日本酒ベースのゆず酒は一般的な日本酒よりもアルコール度数が低いタイプが多いのも、飲みやすいポイントといえます。

ゆずと同じように、ぶどうやりんごなどのフルーツを原料に作られるブランデーも、ゆず酒のベースに使用されるお酒です。ブランデーそのもののフルーツの香りにゆずの香りも加わるので、風味豊かな上にブランデーよりも飲みやすい口当たりです。

ただし、ブランデーは元のアルコール度数が高いため、ブランデーベースのゆず酒は他のタイプよりもアルコール度数が高めである点に注意しましょう。

焼酎や醸造アルコールベースのゆず酒は辛口タイプが多く、スッキリとした味わいが好みの方におすすめです。他の種類のベースのゆず酒は甘くて飲みやすいものが多いですが、その甘さが苦手な方もいるのではないでしょうか。

しかし、焼酎や醸造アルコールベースなら甘さが控えめなので、ゆずの風味をより楽しみながら飲みたい方や甘いお酒が苦手な方に適しています。

ゆず酒はアルコール度数が低めのものが多く、6～10％程度が一般的です。しかし、すべてのゆず酒がアルコール度数が低いわけではなく、中にはアルコール度数20％以上のものもあります。お酒に弱い方は特に、ゆず酒＝アルコール度数が低いと考えず、購入時にはアルコール度数をしっかりチェックしておきましょう。

「ゆず酒」と名の付いたお酒には、少量の香り付けのためにゆずを使用しているものもあれば、ゆずをたっぷりと使用した香りと風味が存分に味わえるものもあります。ゆずの香りや風味を味わいたいなら、ゆずの使用量が多いゆず酒を選びましょう。

炭酸水など他の飲み物と割って飲む際は、香りと風味が強い方がよりゆずの味わいを楽しめます。

甘くて飲みやすいゆず酒ですが、中にははちみつやオリゴ糖などの糖類を加えて甘みを強くしている場合があります。甘さが気になる場合は、どのような糖類が加えられているかを確認しましょう。

糖分を摂りたくない場合は、はちみつのような天然成分をおすすめです。数的には少ないですが糖類無添加のゆず酒もあるので、甘くないゆず酒を飲みたい方は糖類添加の有無も要チェックです。

ゆず酒にはゆずの果汁のほか、果肉やピールが使用されているものもあります。果汁のみを使用したゆず酒は比較的スッキリと味わえます。さらに強いゆずの風味を楽しみたいなら、果肉やピールを加えたものがおすすめです。

使用する果肉やピールの量によっても甘さ・酸味・濃さが変わってくるので、使用しているゆずの部分に加えて量も確認してみましょう。

ゆずは日本国内の各地で生産されており、特に生産量の多い四国地方にはブランド品種のゆずも生産されています。ゆずは産地によって風味が変わる場合もあるので、ゆず酒を選ぶ際はゆずの産地にこだわるのもおすすめです。

使用されているゆずの産地ごとのゆず酒の飲み比べをしてみると、それぞれのゆずの味の違いを楽しめます。

朝日酒造の久保田は、特に知名度の高い日本酒の銘柄です。その久保田から発売されているゆずリキュールは、日本有数のゆずの名産地である高知県産の良質なゆずだけを原料として作られています。

久保田のゆずリキュールは、適度な酸味とほのかな甘味が際立ちます。ベースとなっている日本酒には「久保田　千寿　純米吟醸」を使用しており、ゆずの果汁感と日本酒感が調和した味わいを楽しめます。アルコール度数は9度です。

梅乃宿酒造のゆずリキュールは、国内はもちろん、海外からも人気の高い梅乃宿の日本酒をベースとして作られています。四国・九州中心に収穫されたゆずを使用しています。

ゆずの香りはもちろん、酸味や苦味・油分のこだわりのバランスでブレンドしています。そのまま飲むのもおいしいですが、少量の蜂蜜をプラスして飲むものおすすめです。アルコール度数は8度で作られています。

宮坂醸造の看板銘柄である真澄から発売されているゆずリキュールです。蔵元自家製の米焼酎をベースとして、厳選したゆずのみを使用して作られています。

ゆずの香りとやわらかい甘みが特徴で、ストレートやロック・お湯割りなどシンプルな飲み方がおすすめのリキュールです。焼酎ベースのリキュールなので、アルコール濃度は14度で少し高めの商品です。

国内外のこだわりの食材を多く扱うカルディでも、ゆず酒が販売されています。それが「高知県産柚子果汁入り　さらら柚子酒」です。カルディのオリジナル商品なので、ぜひ店舗かオンラインストアで購入してみてください。

名前の通りにさらりとした飲み心地で、ゆず酒初心者にもおすすめです。見た目もおしゃれなのでプレゼントやホームパーティーのお土産としてもぴったりです。

ゆず酒の基本の飲み方は、ゆず酒をそのまま楽しむストレートです。ゆず酒本来の濃厚な柑橘の風味が楽しめます。とくに、穏やかな味わいの「真澄」や、吟醸の香り漂う「鳳凰美田」はストレートがおすすめです。甘みが強いゆず酒やアルコール度数が強いゆず酒など、一度に多くの量を飲めない場合は少量ずつ楽しみましょう。

濃厚タイプやアルコール度数が強いゆず酒なら、氷を入れてロックにして飲むのもおすすめです。ストレートより飲みやすいので、アルコール度数の高い「鶴梅」などはロックで楽しみましょう。ゆっくり呑みたいときには大きい丸い氷を、ゆず酒をすぐ冷やしたいときにはクラッシュアイスを使うといいです。

爽やかな風味のゆず酒をさらに爽やかな味にしたい場合はソーダ割りにしましょう。炭酸の爽やかさとゆずの風味がマッチして、さっぱりと楽しめます。糖分の入ったソーダ水は甘さが増すため、ゆず酒の味を活かすなら無糖の炭酸水がおすすめです。

アルコール度数が強めのゆず酒もソーダ割りにすると、爽やかな風味はそのままに飲みやすい味に仕上がります。

冬の寒い日には、体も温まるお湯割りがおすすめです。リキュールはお湯で割ると香りが前面に出てくるので、より深いゆずの香りを楽しめます。

お湯割りをするときは、沸騰させたお湯を少し冷ましてから使いましょう。70〜80度くらいのお湯が、一番飲みやすく美味しく飲めるのでおすすめです。あまり温度が高いとアルコールの匂いが目立ちすぎて飲みにくい場合があるので注意しましょう。

ゆず酒をさらっと飲みたい場合はジュース割りにしましょう。柑橘系のジュースはもちろん、サイダーともぴったりマッチします。その中でも辛口のジンジャエールがとくにおすすめです。生姜の刺激とゆずの香りでフレッシュな味わいを楽しめます。また、定番のコーラで割ると和の香りがただよう大人の味わいへと変化します。

ゆず酒とグレープフルーツジュースを1:1の割合で割ると、手軽にフルーツカクテルが完成します。グレープフルーツの苦味がゆずの甘みを引き立てるので、ゆず酒をより楽しめます。爽やかでさっぱり飲めるので、暑い夏の日におすすめです。

そのまま飲むのも美味しいけど、少し変わった飲み方がしたい方には、お茶割りがおすすめです。ゆずの香りとお茶の香りですっきりした味わいを楽しめます。甘いお菓子ともよく合います。

紅茶で割ると和風レモンティーのような味わいに変化し、ホットなら香り高く、またアイスなら爽やかな味わいを楽しめます。使う紅茶はクセのないものか、柑橘系がおすすめです。

さらに、さっぱりと飲みたいときには定番の烏龍茶で割るのもおすすめです。烏龍茶の渋みとゆずの渋み・酸味が見事に調和し、清涼感たっぷりの飲み口へと変化します。烏龍茶で割る場合はアイスがおすすめです。

ゆず酒をカクテルとして楽しむなら、一般的なカクテルにゆず酒を加えてみましょう。通常のジントニックと同様、ジン・トニックウォーター・ソーダにゆず酒をプラスしてみると、キリッとした味わいにゆずの爽やかな香りが広がるカクテルになります。

カンパリをソーダで割った「カンパリソーダ」にゆず酒を加えてもおいしいカクテルが味わえるので、ぜひ試してみてください。

ゆず酒はお酒として楽しむのはもちろん、ひと手間加えてデザートアレンジを楽しむのもおすすめです。おうちで試せるデザートアレンジレシピを紹介しますので、ぜひ試してください。

【ゆずヨーグルト】

1. グラスに氷を入れ、ゆず酒（60ml）を注ぐ
2. ゆず酒を入れたグラスに無糖ヨーグルト（60ml）を注ぐ
3. ゆずの皮をすりおろし、トッピングする
4. 混ぜ合わせて完成

【ゆずシャーベット】

1. ゆず酒（180ml）を冷凍可能な密封袋に入れる
2. 冷凍庫で凍らせる
3. シャリシャリになったら、袋のまま手で揉んでほぐす
4. グラスに移して完成

人気のある「にごりゆず酒」もおうちで自作できるので、気になる方はレシピを検索してみてください。

ゆず酒を飲む際、ゆず酒にぴったり合うおつまみがあると、よりゆず酒を楽しめます。ここではゆず酒に合うおすすめのおつまみレシピをご紹介します。

【博多蕾菜と芽キャベツの生ハム添え（2人分）】

1. 博多蕾菜（2~3個）と芽キャベツ（3~4個）に下の部分から十字の切り込みを入れる
2. うど（4~5cm）の皮を厚めにむき、拍子切りにした後、酢を入れた水にさらす
3. 切り込みを入れた博多蕾菜は約1分、芽キャベツは2分ほど塩ゆでする
4. ゆでた博多蕾菜と芽キャベツを冷水に取り上げ、ペーパータオルなどで水気をとる
5. 博多蕾菜を縦半分に切る
6. 芽キャベツは竹串などを使用し、葉の外側から1枚ずつ折りたたむ
7. うどを酢水からとりあげて、ペーパータオルなどで水気をとる
8. 生ハムと一緒に皿に盛り付けて完成

実はゆず酒は自宅で手作りも可能です。ここでは簡単な作り方を紹介しますので、ぜひ挑戦してみてください。

【材料】

• ゆず　6個
• ホワイトリカー　2,000ｍl
• 氷砂糖　300g

【作り方】

1. 大きな保存容器を用意し、洗浄・消毒してよく乾燥させる
2. ゆずの皮をむいて、すじを取る
3. ゆずを輪切りして、保存容器に入れる
4. 保存容器に氷砂糖と皮を入れる
5. 最後にホワイトリカーを注いで保存する（2週間～1ヶ月漬け込む）

ゆず酒は使用されているゆずの種類・量・日本酒や焼酎などのベースが違うだけでもまったく異なる味が楽しめます。今回紹介したおすすめゆず酒は風味が違う物が揃っているので、さまざまな種類のゆず酒を飲み比べて、お気に入りのゆず酒を見つけてください。