毛ガニ通販おすすめ10選｜人気の北海道産・特大商品もご紹介！

どっしりとしたうま味のズワイガニや食べごたえのあるタラバガニなど、カニは特別な日のご馳走として人気があります。国内では東北以北でしか漁獲できない毛ガニは、やさしく繊細な甘さの身と濃厚でクリーミーなカニ味噌が魅力です。

しかし専門店が近くになかったり旅行に行きにくい環境だと、なかなか食べる機会がありませんよね。実は、毛ガニ通販なら産地直送の新鮮な毛ガニを家庭で楽しめます。また、旬の時期なら浜茹でされたばかりの冷蔵品や生きたままの活毛ガニもお取り寄せできます。

今回は、毛ガニ通販の選び方やおいしい食べ方や、北海道産の人気おすすめ商品をご紹介します。カニ好きな方だけでなく、特別な日のご馳走選びを迷っている方もぜひ参考にしてください。

毛ガニは太平洋の沿岸域に広くに生息する大型のカニで、ズワイガニ・タラバガニ・花咲ガニ・毛ガニの4種類は日本で主に食用されているカニです。全身は淡赤褐色で、殻に剛毛が密生しています。その剛毛が生えている見た目が毛ガニの名前の由来です。

毛が生えているのは毛ガニの殻は硬くないため、防御の役割として毛が生えているといった説があります。その他、水の流れを敏感に感じるためや天敵から身を守るためなどさまざまな説があります。

日本の東北以北で漁獲される毛ガニですが、最も有名なのは北海道産の毛ガニです。北海道でも春から秋にかけて、太平洋・日本海・オホーツク海の漁場の旬は異なります。旬の時期には産地直送の朝茹で毛ガニや生きたままの活毛ガニを扱っている通販店が人気です。

北海道の毛ガニは水揚げ直後に浜茹でして急速冷凍しているため、鮮度の良さが高く評価されています。また、最も身入りがよくカニ味噌がつまった堅蟹をさらに1特から4特までランク付けして管理しているため、甘くておいしい高品質なものを見分けやすいのも特徴です。

海外産の毛ガニは手頃で手に取りやすい価格帯が魅力です。日本に輸入されている毛ガニはロシア産が多く、特大サイズの毛ガニが目立ちます。大きな毛ガニで食卓を華やかにしたいなら、海外産もおすすめです。

国内産の毛ガニよりはやや鮮度が落ちる傾向があるため、鮮度重視の方には国内産が向いています。

旬の時期限定で、浜茹ですぐの冷蔵品を販売している通販店も多いです。一度も冷凍されていない毛ガニは、冷凍による乾燥がないのでみずみずしく口いっぱいに毛ガニの旨味が広がります。また、身離れがいいため剥きやすいのが特徴です。

冷蔵品は日持ちしないため、届いたらすぐに食べてください。折角の冷蔵品ですが、到着から2日以内に食べられない場合は冷凍保存がおすすめです。

毛ガニ通販のほとんどが冷凍品です。獲れたてすぐを浜茹でして急速冷凍しているため、解凍するだけで鮮度抜群のおいしい毛ガニが食べられます。うま味のドリップ流出を最小限に抑えてみずみずしい毛ガニを堪能するには、冷蔵庫で1～2日かけてゆっくり解凍してください。

冷凍室に余裕があるなら、多めに買っておけば送料を節約できます。

産地や通販店によっては、旬の時期限定で生きたままの活毛ガニを通販している場合があります。脚や爪は輪ゴムで固定されているため、取り扱いは難しくありません。大きめの毛ガニを上手にさばけば、珍しい毛ガニの刺身やしゃぶしゃぶにもできます。

大きめの鍋でのボイル調理が一般的ですが、レンジ調理がお手軽でおすすめです。耐熱性のボウルなどに毛ガニの甲羅を下にして入れ、ラップをかけてチンするだけで、できたての毛ガニが楽しめます。

家庭で食べる毛ガニなら、通販の訳あり商品でも十分楽しめます。訳あり商品のほとんどは、漁獲時に脚や爪が折れてしまったもので鮮度やおいしさはふつうのものと変わりません。商品説明に「脚折れ」など訳ありの理由が明記されているものを選んでください。

脱皮したばかりの「若蟹」と呼ばれる毛ガニは、身入りが少なくカニ味噌もゆるいため安く取引されます。毛ガニは脱皮からの期間を目安にランクが決められていて、ランク最高は脱皮から時間が経っている「堅蟹」とされ、身入りのよさと濃厚なカニ味噌が特徴です。

ランク最高の堅蟹は、さらに大きさや重さで小サイズの「1特」から特大サイズの「4特」に分けられます。

600g以上の特大サイズなら、特別な日の豪華な大皿料理に向いています。1kgにもなる超特大サイズを取り扱っている通販店もあるので、人数に合う大きさの毛ガニを選んでください。

毛ガニは中途半端な量が余っても、かに汁・パスタソース・かに玉など使い勝手がいいので、大きさに悩んだときは大きいサイズがおすすめです。

大人1人に1尾を配分するなら350～400gの中サイズがおすすめです。1尾ずつ配分すると、各々でさばきながら食べるため事前準備が省略できて手軽です。また、人気のカニ味噌も譲り合いにならずたっぷり堪能できます。

毛ガニはチクチクと痛いので、小さなお子さんには食べやすく剥いたものをあげてください。なお、毛ガニは1歳以下の赤ちゃんや甲殻アレルギーの子どもには食べさせられません。

毛ガニ漁の特性から避けられない脚折れ毛ガニは「訳あり品」として取り扱われますが、折れた脚だけを集めた商品や甲羅部分など、部位のみで販売している通販店もあります。部位のみの商品は、脚肉やカニ味噌だけ食べたいという方におすすめです。

また、まるごと1尾をさばかずに食べたい本数を解凍するだけでいいので、手軽に毛ガニを楽しめます。

毛ガニは高級食材のため、予算内におさまる価格帯から選んでください。北海道産の大きくて重量のある堅蟹ほど高価になり、小さめサイズの海外産なら安い価格帯で販売しています。海外産の毛ガニも、きちんとした通販店の堅蟹を選べば十分満足できるおいしさです。

産地直送が多い毛ガニ通販は、北海道なら翌日配送できる地域はごく一部です。食べる日にちが決まっているなら、配達日数を確認してから注文してください。冷凍品なら早めに注文して、冷凍庫で保存しておけば問題ありません。

旬の時期限定の浜茹でや活毛ガニを楽しむのであれば、食べる日の前日・当日に配達日指定できる通販店がおすすめです。ただし、旬の毛ガニは漁によるため配達日指定ができないケースが多いので、自身のスケジュール調整が必要になります。

毛ガニ通販は北海道などの産地から冷凍便・冷蔵便で配送されるため、送料が意外とかかります。送料無料の商品以外は、送料がいくらかかるか確認しておくと安心です。

頻繁に毛ガニを食べるなら、まとめて冷凍品を買っておけば送料の節約になります。ただし、家庭の冷凍庫では鮮度を保ちにくいので、長期保存には向いていません。

冷凍された毛ガニは、冷蔵庫でゆっくり時間をかけて解凍してください。急いでいる場合は常温や流水解凍でも可能ですが、うま味が流れ出てしまうためおすすめできません。毛ガニの大きさに合わせて冷蔵庫で1～2日かけて解凍すれば、ドリップの流出を最小限にできます。

冷蔵庫で解凍するときもドリップが出ますので、やや深めの器に毛ガニを入れてください。解凍されたカニ味噌が染み出さないように甲羅を下に、お腹を上にするように置くのがコツです。

毛ガニをさばくとき、毛ガニの水分が飛び散るためテーブルには新聞紙を広めに敷き詰めてください。また、食べやすく殻を切ったり割ったりするためのキッチンバサミも欠かせません。細かい身を取りたいときはカニフォークがあると便利です。

毛ガニを持つのが痛い場合は、軍手を使えば持ちやすくなります。

毛ガニの関節は外しやすいため、逆方向に力を加えればポキポキと簡単に外せます。また、キッチンバサミで切れるほど殻も薄いので、外した関節から縦にキッチンバサミを入れれば簡単に身を外せます。

表面の殻だけキッチンバサミで切り取って華のように盛り付けても綺麗です。

爪・脚を外した甲羅は、内側のふんどしと呼ばれる部分を外します。ふんどし側についてきた身をやさしく取って甲羅側に置き、灰色のエラは「ガニ」と呼ばれる食べられない部分なので捨ててください。ガニを捨てたらふんどし側の身もキッチンバサミとカニフォークで取り出します。

甲羅の内側にたっぷり詰まっているカニ味噌は、取り出して身とあわせてもそのままでもお好みで問題ありません。内側に付いている薄い皮膜も食べられます。

毛ガニのカニ味噌はとても濃厚でクリーミーですが、うま味が繊細なのでそのまま食べるのが一番おすすめです。ほぐした身に混ぜて一緒に食べると、毛ガニの濃厚なおいしさが口いっぱいに広がります。

カニ味噌を食べたあとの甲羅には、こんぶ出汁や日本酒などを入れて最後まで楽しんでください。

カニ料理の定番といえば甲羅焼きですが、毛ガニの場合はホワイトソースとの相性が抜群なので洋風甲羅焼きにするのがおすすめです。

カニ味噌入りの甲羅に身と少量のホワイトソースを入れてよく混ぜ、網・魚焼きグリル・オーブントースターなどで焼き上げます。ホワイトソースはミルク感のあるやさしい味に仕上げてください。

毛ガニの殻からは絶品の出汁がとれるため、食べ終わったあとの殻は捨てないでください。殻をフライパンやオーブンで焼いて水分を飛ばすと、臭みがとれて香ばしさも加わりおいしくなります。その後、大きめの鍋に水と日本酒を入れたら火にかけて出汁をとります。

上品な出汁をとりたい方は弱火で、漁師メシのようなしっかり出汁なら中強火で2～3時間炊き上げれば完成です。火にかけている間、水分は適時足して調整してください。味噌味との相性が抜群なので、味噌汁やシンプルな味噌鍋がおすすめです。

北海道では太平洋・日本海・オホーツク海とすべての海で漁獲できます。旬の時期は噴火湾などの道南では夏が旬、道東では流氷後の春先が旬などおおまかに分けられますが、漁期は産地によって決められています。

冷凍毛ガニは、どの産地でも旬の獲れたてを浜茹でして急速冷凍しているためいつでも品質は安定していますが、浜茹でや活毛ガニをお求めの場合は旬の時期を確認してください。

【毛ガニの産地別にみた旬の時期】

近年人気の高い、お取り寄せやふるさと納税を利用するのもおすすめです。お取り寄せの毛ガニは品質が高いものが多いため、より毛ガニのおいしさにこだわる方や特別な日のために用意するのであれば、間違いありません。

ふるさと納税では、金額に合わせて大きさ・重量や数などさまざま用意されている自治体が多いです。送料がかからないため、各地の毛ガニの食べ比べにも向いています。

毛ガニ通販を利用するにあたり、味や身入りは商品画像や紹介文章からだけでは判断できません。しかし利用した方の口コミには、実際に食べた情報がたくさん詰まっています。いい口コミと悪い口コミが入り混じるところよりも、いい口コミで安定している通販店がおすすめです。

この記事では毛ガニ通販の選び方・食べ方と、おすすめ商品を重量・産地に注目して紹介しました。北海道産をはじめとする毛ガニは、その繊細なうま味と甘さの身だけでなく濃厚なカニ味噌がほかにないおいしさです。今回紹介した通販店や毛ガニの選び方を参考にして、おいしい毛ガニを家庭でもぜひお楽しみください。