オイルポットおすすめ16選｜小さめで安い一人暮らし向けも【ニトリ・野田琺瑯など】

家で揚げ物をした後の油がそれほど汚れていない場合、捨てるのはもったいないと感じてしまいますよね。しかし、天ぷら鍋に入れたままでは酸化が進み劣化が早くなります。使用後の油はオイルポットで保存するのがおすすめです。

ニトリやアイリスオーヤマなどでも取り扱いがありますが、オイルポットはステンレスやホーローなど、素材や容量は実にさまざまです。きれいに油を保存するにはろ過方法もチェックしなければならず、どれを購入すればいいか迷ってしまう人も多いでしょう。

そこで、この記事では用途に合ったオイルポットの選び方と、おすすめ商品16選を紹介します。一人暮らしの方におすすめの小さめサイズもまとめました。記事の最後にはオイルポットを使う際のポイントも解説するので、ぜひ最後まで読んで役立ててください。

オイルポットは使用後の油を網やフィルターでろ過するので、揚げカスなどの不純物を取り除き油だけを保存できます。オイルポットには蓋がついていて空気や光に触れないため、油の酸化による劣化を防げるのがメリットです。

揚げものには一定量の油を使用するので、1回使用しただけで捨ててしまうのはもったいないと感じる人も多いでしょう。オイルポットで油を保存すれば数回は再利用でき、経済的でエコにもつながります。オイルポットで保存する油は、調理にも使用可能です。

網タイプは目の細かい網を使用して油をろ過します。こし網を乗せて油を注ぐだけで手間もかからず、油が落ちるスピードも早いためスムーズにろ過できるのもメリットです。ただし、目が粗いものは細かい不純物を取り除けないので、選ぶ際は目の粗さもチェックしましょう。価格も手頃で、コスパ重視で選びたい人に向いています。

細かい不純物までしっかりろ過したいのであれば、フィルター・カートリッジタイプをおすすめします。パウダーを使用したカートリッジは、パウダーが細かい不純物を吸着するのでよりきれいにろ過できます。匂いも取りたいときは、活性炭フィルターを使用したものがおすすめです。

フィルターやカートリッジは数回使用できますが、ある程度使用したら交換が必要になりランニングコストがかかります。

揚げカスだけでなく、ニオイや汚れもしっかり除去したいのであれば、網とペーパーフィルター・カートリッジを使用する複数ろ過を選ぶといいでしょう。プロも使用する本格派は、汚れや匂いまで除去できるのがメリットです。価格は高めですが、ろ過精度が高いのできれいな油を複数回使いたい人に向いています。

オイルポットの形状にも注目していきます。スタンダードなオイルポットの形状は、縦長でサイドに持ち手がついています。調理する際に、片手で持ち上げられるので便利です。また、縦長は収納スペースが少なくて済みます。

大家族や揚げ物を頻繁にするご家庭には、大容量の鍋型がおすすめです。大きめのオイルポットは安定感があり、倒れにくさがメリットです。たくさん油が入るものは、注ぎ口があると液だれしにくく、量が調整できるため扱いやすくなります。

また、濾過部分が深いタイプは、油をオイルポットに注ぐ際にこぼれにくいのがメリットです。逆に、濾過部分が薄いと少量ずつ注がなくてはならず時間がかかります。オイルポットの形状は、使いやすさで選んでください。

一人暮らしでも揚げ物をする際は多めの油を使いますよね。こんなときこそオイルポットの出番です。ただしスペースが限られる場合は、あまり大きいものは邪魔になるので置けません。一人暮らしには、コンパクトで扱いやすい0.7L程度がおすすめです。オイルポットで保存している油は、炒めものにも使えるので大いに活用しましょう。

ファミリーは揚げ物をするとき量も多くなるので、オイルポットの容量は1L以上あると安心です。揚げ物をする頻度が多い場合は、1.5Lでもいいかもしれません。大容量を求めるのであれば、こし網と蓋が付いた、オイルポットとしても使える鍋タイプもおすすめです。

ホーローのオイルポットはおしゃれに見えるので、キッチンに置いても生活感が出にくいのがメリットです。耐熱性が高く匂い移りがしにくいのもホーローならでは。汚れにも強くお手入れしやすいのもポイントです。ただし、強い衝撃が加わると割れる場合もあるので、取り扱いには気を配りましょう。

ステンレスは錆に強く油の酸化を防ぎたいときに最適です。鍋やフライパンにも使われる素材ということもあり、キッチンに統一感を持たせることもできます。耐久性や耐熱性も高く、長く使いたい人にもおすすめです。ステンレスはスタイリッシュな印象で、キッチンをおしゃれに演出したい人にも向いています。

耐熱ガラスは、クリアなガラスを使用しているため、油の色や残量をひと目で確認できるのが特徴です。何度か使用して色が濃くなってきたら、そろそろ処分のタイミングとわかります。

ただし、日が当たる場所に置くと酸化が進むので置き場所はしっかり選びましょう。蛍光灯でも酸化することがあるため、日や蛍光灯の光が当たらない場所で保管してください。

オイルポットは何度か使用すると中が汚れてくるので、定期的なお手入れが必要です。お手入れしやすさで選ぶのであれば、コーティング加工されたものを選ぶといいでしょう。フッ素コーティングやシリコンコーティングがされていると、汚れがスルっと落ちてお手入れが楽です。

ただし、コーティング加工されているものは、スポンジの硬い部分や金属ブラシでこすると傷が付きコーティングがはがれます。洗う際は硬いものでこすったりして傷つけないようにしましょう。

オイルポットに入れた油を鍋に注ぐ際、注ぎ口がないと毎回液垂れして周囲が汚れストレスになります。注ぎ口があると液垂れしにくいです。注ぎ口があっても、多少油が垂れることはあるので、受け皿が付いているとコンロ周りやキッチンカウンターを汚さずに済みます。きれいに使いたい人は、注ぎ口と受け皿の有無をチェックしましょう。

オイルポットに油を注ぐ際、ろ過スペースが浅いと油が溢れることがあります。耐熱ガラスは中が見えるので様子を見ながら移し替えできますが、中が見えないものはろ過スペースの深さを確認しましょう。5cm以上あると溢れにくく安心です。

揚げ物をした後の油は、170℃～180℃の高温です。粗熱をとっても120℃以上はあるので、オイルポットの耐熱温度もしっかりと確認しましょう。耐熱温度は高い方が安心です。耐熱温度の高さでは、ホーローやステンレスが優れています。

野田琺瑯は、国内で唯一すべての工程を自社で一貫生産している日本製の琺瑯メーカーです。鉄の鋼板を溶接し、ガラス質の釉薬でコーティングされた容器は、ひとつひとつ手仕事で作られています。油の質・色の変化が起きにくく、におい移りもしにくいのが特徴です。

裏返したフタにろ過器ごと置ける仕様になっているので、手やキッチンを汚さず油を注げます。一度に最大800mlの油を濾せるので、少量ずつ濾す手間も省けます。高品質なオイルポットを探している人におすすめです。

さまざまな生活雑貨がお手頃価格で購入できるニトリでも、オイルポットが販売されています。スチール製のシンプルなタイプは、オーソドックスなシルバーのものと、ブラックカラーの深型こし網付きのものの2種類があります。

カートリッジ付きのホーロー製も取り扱っているので、お手頃価格で油をきれいに使い続けたい人にもおすすめです。

暮らしに役立つ生活雑貨を多数取り揃えているカインズでも、オイルポットの取り扱いがあります。フィルターのないシンプルなタイプですが、フッ素樹脂加工が施されているのでこびりつきにくく、お手入れが簡単なのがメリットです。

液だれが多少しやすいものの、受け皿がついているので周りを汚さずに済む工夫がされています。サイズは1.3Lと1.5Lの2種類の展開です。

揚げ物をした後の油には、揚げカスが残っています。不純物は油の酸化を早めるので、使用後はできるだけ早くろ過してオイルポットに移し替えましょう。ただし使用直後の油は高温なので、粗熱が取れる程度待つのは問題ありません。こし網では不安な場合は、キッチンペーパーをフィルター代わりに使用できます。

オイルポットでろ過しても繰り返し使えるのはせいぜい3回～4回です。オイルポットでも完全に酸化を止めることはできません。何を揚げるかによっても油の汚れ具合は変わってきますが、3回以下でも次のような場合は油を捨てるサインです。

＜油が傷んでいるサイン＞

• 黒褐色をしている
• 油から異臭がする
• 180℃程度でも煙が出ている
• 高温でも粘りがある
• 泡が残る

オイルポットを使えば、揚げものをした後の油を数回再利用できます。節約になり経済的なうえ、地球環境に配慮できるのもメリットです。選択肢は豊富にそろうので、ライフスタイルに合わせて自分にピッタリのオイルポットを選んでください。