昆虫ゼリーのおすすめ15選｜弱ったクワガタを元気にする方法も紹介！

カブトムシ・クワガタのような昆虫を飼育するときは、餌となる昆虫ゼリーが欠かせません。カブトムシ・クワガタは果物も食べますが、水分が多いのでお腹を壊す可能性が高く、昆虫ゼリーの方が栄養価が優れています。しかし昆虫ゼリーはたくさんの種類があるのでどれを選べばいいか悩みますよね。

昆虫ゼリーの中には高タンパクな製品もあり、繁殖を考えている方にもおすすめです。消臭成分が入っているもの・液だれしにくいもの・食いつきがいいように味が工夫されているものなどがあり、どれもケースを清潔に保てるのでコバエに悩まされる心配もありません。

昆虫ゼリーはたくさんの製品が販売されており、100均やホームセンターなどさまざまな場所で購入できます。本記事では昆虫ゼリーの選び方・おすすめ15選をご紹介します。また弱ったクワガタを元気にする方法・昆虫ゼリーの交換頻度・自作方法も解説しているので、ぜひ参考にしてください。

【重視したい成分】

昆虫が弱っている・食いつきが悪いときは、エネルギーになる成分が多いゼリーを与えるのがおすすめです。体調が悪そうな昆虫には、上記の成分や各種ビタミン配合の昆虫ゼリーを与えてあげましょう。

産卵や交尾にはたくさんのタンパク質を使うので、繁殖を考えているならタンパク質の多い昆虫ゼリーを与えましょう。また、交尾を確認出来たらオスとメスでケースを分けて飼育するのがおすすめです。ケースを分ければ産卵を控えたメスが餌をしっかり食べているか確認できます。

フレーバーの好みは個体によって違います。昆虫の体調はよさそうなのに餌が全く減らない場合は好みに合っていない可能性があるので、違う味に変えてみるのがおすすめです。バナナ・黒糖味のゼリーを好む個体が多いため、まだ好みがわからない場合は試してみましょう。

カブトムシやクワガタムシのオスには大きな角があります。普段は木の表面から流れている樹液を舐めているので問題ありませんが、昆虫ゼリーの場合は底の部分が食べにくいです。

大きな昆虫を飼育するなら、広口・浅型のカップに入っている昆虫ゼリーを選びましょう。特に海外の昆虫はとても大きな種類も多いので要注意です。

昆虫を飼育していて最も気になるのが臭いです。室内で飼育している場合、外から虫を呼び寄せる可能性があるので、臭い対策は必須です。

消臭成分が配合されているゼリーなら臭いを抑えられます。消臭成分といっても、大豆アミノ酸やライラックエキスなどの自然由来成分なので、昆虫に悪影響はありません。

昆虫ゼリーは栄養が豊富で、腐葉土に垂れるとダニやコバエが発生しやすくなります。ダニやコバエは昆虫にも悪影響なので、液だれしにくい昆虫ゼリーを選びましょう。

液だれしにくいゼリーは水分・糖分が抑えられています。液だれのしにくさをチェックするときは、成分だけでなく口コミを参考にするのもおすすめです。

昆虫ゼリーで有名なメーカーと言えば「KBファーム」と「フジコン」です。KBファームの昆虫ゼリーは高たんぱく・高カロリーで栄養価が高く、グルコース・トレハロース・各種たんぱく質も含まれておりブリーディングにも最適です。広口なカップで食べやすく、硬めの固形で液だれがありません。

フジコンのワイドカップバイオゼリーは、昆虫に必要なエネルギー源数種類で作られたゼリーです。オスの角や大あごでも食べやすいカップデザインが特徴。国内産だけでなく外国産のカブトムシ・クワガタの飼育にもおすすめします。

なるべく費用を抑えるために100均で昆虫ゼリーを探してみようと思っている方も多いです。ダイソーをはじめとした100均でも昆虫ゼリーは販売されています。その一部を紹介します。

【ダイソーで購入できる昆虫ゼリー】

• 浅型高タンパク消臭ゼリー
• 高タンパクキングゼリー
• 昆虫ゼリー

浅型高タンパク消臭ゼリーは20個入りで、カブトムシやクワガタ用で消臭効果があるゼリーです。高タンパクキングゼリーは18個入りでヨーグルト味と珍しいフレーバーに仕上がっています。

そして、国内産のカブトムシやクワガタのほか、外国産昆虫飼育用としても使えるのが昆虫ゼリーです。こちらは黒糖風味ですが、同じシリーズでメロンやイチゴ、バナナなど7種の味が入ったものもあります。

【100均の昆虫ゼリーの特徴】

• 18～20個入りで100円
• 高タンパクのゼリーも販売されている
• 大手の製品と比べても差はない

100均では夏しか取り扱っていない場合もあるので注意しましょう。

昆虫ゼリーをどのくらいの頻度で交換したらいいか悩む方は多いです。なくなるまで置いておくのが最もコストを抑えられますが、コバエが湧いたりゼリーが傷んだりします。特に、クワガタムシはカブトムシに比べて小食なので要注意です。

【交換頻度の目安】

• 基本は、3～4日で交換する
• 少なくとも1週間経ったらゼリーを交換する
• 数日で中身がなくなる程度の量を与えるのが大切

昆虫ゼリーは、自作・代用ができます。コストを抑えたい方は試してみましょう。

【材料】

• 水：100cc
• 黒砂糖：50g
• 焼酎：大さじ3杯
• はちみつ：大さじ1杯

【手順】

1. 水に黒糖を入れて鍋で加熱する
2. とろみがついたら焼酎とはちみつを入れてよく混ぜる
3. 固まるまで冷ます

加熱しすぎると硬くなるので注意しましょう。また、自作ゼリーにはタンパク質がほとんど含まれていないので、タンパク質の取れる餌をときどき与えるのが大切です。

クワガタが弱ってしまう原因はいくつかあります。心当たりがあるかどうかチェックしてみてください。

• 飼育環境が暑い、もしくは寒い
• 適切な餌を与えていない
• 飼育環境が不衛生、乾燥している
• ストレスを受けている

弱ったクワガタを元気にする方法は上記の問題点を解消すれば元気になる場合があります。クワガタにとっての適温は20℃以下、28℃以上です。適温でない場合はエアコンなどで調整してください。水分の多すぎる餌はクワガタが弱る原因になります。できれば昆虫ゼリーでバランスのいい餌を与えましょう。

また汚れた環境・乾燥のし過ぎもよくありません。マットを清潔にして、乾燥している場合は霧吹きで湿度を上げてください。そして音が大きい・光が強いなどストレスによっても弱ってしまいます。静かな環境に整えてあげるのが大切です。

クワガタが弱ってしまった時のサインは、ハサミ・あごの力が弱くなった時です。さらにひっくり返っているのに自分の力で起き上がれないのも弱っている証拠です。サインが出たら上記のチェックをしてあげてください。

昆虫を育てるときは、餌が不足しないようにするのが最も大切です。高い餌をあげれば必ず長生きするとは限らないので、コスパの優れた昆虫ゼリーをたっぷり食べさせてあげましょう。本記事を参考に使いやすい昆虫ゼリーを選んで、昆虫を大事に飼育してくださいね。