ウイスキーストレート用グラスおすすめ10選｜100均にある？テイスティンググラスも

ウイスキーにはハイボールやロックなどさまざまな飲み方がありますが、中でもストレートと呼ばれる飲み方はウイスキー本来の味や香りをしっかりと堪能するための飲み方です。ストレートでウイスキーを飲むときには、専用のグラスを使うのがおすすめです。

せっかくなら銘柄や熟成度によって違う、小さなポイントも気づきたいはず。専用のグラスだとより香りや味そして色までも楽しめるので、欲しいと思っている人も多いのではないでしょうか。

そんなウイスキー通なら知っておきたいウイスキーストレート用グラスの選び方を、今回はご紹介します。ぜひ専用グラスを購入するときに、参考にしてみてください。

ウイスキーストレート用グラスの選び方をいくつかご紹介します。美味しく味わい、香りや色を楽しむためには何に気を付けるのがいいのか、自分の味わいたい方法に合うものをぜひ選んでみてください。

小ぶりなサイズがおすすめの理由は、ストレートのテイスティングをする場合に好ましい量が30mlだからです。なので、選ぶ際は小ぶりな170～230mlのグラスを選ぶようにしましょう。

ウイスキーはストレートで楽しむとき、味はもちろんのこと、香りや色も堪能します。グラスを選ぶ際に小さすぎるものを選ぶと香りが十分に堪能できず、アルコールもきつく感じてしまうこともあります。気を付けて選びましょう。

ウイスキーの色は味と香りに直結するため、グラスは透明度の高いものを選んで色をしっかりと見られるようにしましょう。ウイスキーの銘柄や熟成度によって微妙に違う色も、ガラスの透明度が高ければ違いを見ることができます。

ウイスキーのストレートグラスの有名ブランドでも良く使われている人気の高い素材がクリスタルガラスです。透明感が高いのが特徴であり魅力で、有名ブランドのバカラでも使われておりその人気と信頼は使ってみれば分かります。

飲み口の径とボウルの大きさは、ウイスキーの香りを楽しむ際に重要な部分です。ボウルに適度な膨らみがあると、ウイスキーが空気に触れる面積が大きくなり香りが程よく広がります。大きすぎると揮発がはやくなり、刺激を感じやすくなるので注意しましょう。

また、飲み口の径は5cm程度がおすすめです。狭い径のものは揮発を抑えられるため、香りをとどめておくこともできます。ボウルと同じく、広すぎると揮発がはやくなってしまうことも覚えておきましょう。

リムはグラスの口を付ける部分を差します。この部分の薄さや形状によって、ウイスキーの味わい方も変わってきます。味わいたいウイスキーに合わせてリムを選んでみてください。

リムの薄いグラスのほうが、ウイスキー本来の味や香りを堪能しやすくなります。リムが薄いと、まずグラスが唇に触れたときの違和感が少なく、抵抗感なくウイスキーを舌の上に流すことができるのが特徴です。

量産のグラスの場合は、安い値段ではあるもののリムが厚いものが多く見受けられます。ハンドメイドのグラスは値段は高いですが、職人技によりリムが薄いものが多くあります。ウイスキーを味わうにはハンドメイドのものがおすすめといえます。

リムの形状もさまざまあります。チューリップのように反っているものは、比較的にソフトな口当たりになります。反っていると香りが逃げにくく、細く口の中へ流し込めるので、口当たりが良くなります。舌先の甘味を感じやすい部分にもあたりやすくなるので、ウイスキーの甘味を感じることができます。

また、リムが反っていないグラスは比較的ダイレクトな味わいになります。ウイスキーを味わう際の好みによって選ぶリムの形状も選べるとより楽しめます。

ステムとは、グラスの持ち手のことです。ストレートで飲む際は常温で保っておきたいので、手の温度が伝わるのを防ぐためにステムも工夫されているグラスが多くあります。長いもののほうが手の温度は伝わりずらく、それに加えてグラスを回しやすいのが特徴です。

しかし、長いものは折れやすいので洗うときはしっかりと注意しましょう。複数名でのイベントなどで使う場合は、重心が低くて割れにくいステムが短いグラスを選ぶのをおすすめします。

ウイスキーストレート用グラスの定番ブランドで、蒸留所や品評会でよく使われています。Glencairn（グレンケアン）の中ではブレンダーグラスという種類が有名です。

値段もそこまで高くなく、気軽に使えるおしゃれなテイスティンググラスです。初めて購入するグラスを選ぶときは、このブランドにしてみてもいいかもしれません。

歴史が長く、260年以上続くワイングラス専門の老舗ブランドです。RIEDEL（リーデル）には、マシンメイドとハンドメイドがあります。マシンメイドのグラスはヴェノムシリーズと呼ばれ、手ごろな価格なのが特徴です。

ハンドメイドはソムリエシリーズと言い、高級品で値段は張りますが職人のハンドメイドで作られている最上級シリーズです。

ZWIESEL（ツヴィーゼル）は1872年創業の、ドイツのガラス工房です。特許を取得しているトリタクスキルというガラスを使用しています。このガラスは耐久性が高いことに加えて、透明度が高くて美しいのが魅力です。マシンメイドとハンドメイドがあり、予算によってグラスを選ぶこともできます。

Luigi Bormioli（ルイジ・ボルミオリ）はイタリアのガラス製品メーカーです。強化処理が施されているガラスを開発したことで有名です。そんなルイジ・ボルミオリは耐久性抜群です。なかでも蓋付きのグラスが人気なので、チェックしてみてください。

バカラはフランスのメーカーです。高級ブランドとして日本でも知名度が高く、プレゼント用におすすめです。ホテル・レストランなどでも採用されていて、その品質は多くの方に評価されています。自宅で優雅な時間を過ごしたい方は、ぜひバカラを手に取ってみてください。

日本の食器メーカーである木村硝子店は職人と工場と主に多くのデザインガラスを開発しており、国産でハンドメイドの薄いグラスが特徴です。作られているグラスは職人の技術力がうかがえ、その極薄グラスにはファンも多いそうです。値段の幅が広いので、予算に合わせて選べるのが嬉しいポイントです。

100均にもストレート用グラスやテイスティンググラスとして使えるものもあります。ご紹介した選ぶポイントを考慮して選んでみると、意外といいものが見つかるかもしれません。

ですが、専用グラスと比べるとやはり実力は劣ってしまいます。なので、お試しで買ってみたい人やとにかく安く手に入れたい人は100均で探してみてもいいかもしれません。

ウイスキーの味わい方は、人それぞれに好みがあります。今回ご紹介したグラスの選び方を覚えておけば、自分の楽しみ方にあったグラスを探すこともできます。ぜひ専用グラスを購入し、ウイスキーの良さを味わいましょう。