【コスパ最強】ハードテイルマウンテンバイクおすすめ15選｜ロングライドはできる？

ハードテイルとは、サスペンションが前面にのみついたマウンテンバイク(MTB)です。このタイプのマウンテンバイクは比較的安価かつ、街乗りなどで他の自転車よりも優れた能力を発揮するため、初心者でも挑戦しやすいのが特徴です。

また、山道などではフルサスペンションに比べて技能を要するので、フルサスペンションに飽きた上級者にも好まれる特徴もあります。

今回は、初心者から上級者まで幅広い層に愛されるハードテイルを、コスパ最強の安いモデルとあわせて15台ご紹介します。また、選び方の参考になる情報もあわせて解説しますので、どのハードテイルを選べばいいのかわからない・どんな基準で買えばいいのか悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。

マウンテンバイク(MTB)は主に、「フルサスペンション」と「ハードテイル」の2種類に分かれます。これらの違いはサスペンション(衝撃を吸収するクッション)です。まず、フルサスペンションモデルとは前輪・後輪の両方にこのサスペンションのものを指します。

一方で、本記事で紹介するハードテイルはサスペンションが前輪のみについています。路面によっては安定性に欠けますが、街乗りには優れている点が主な特徴です。

以下の見出しでメリットをさらに詳しく見ていきましょう。

ハードテイルを選ぶ1つめのメリットは、「価格帯」にあります。もちろん製品ごとに異なりますが、フルサスペンションと比べて一般的には価格が抑えめです。

ハードテイルであれば「MTBに挑戦したいがどれを選べばいいのかわからない」・「まずは安い製品から試したい」、そんな初心者の方でも、比較的コスパのいいマウンテンバイクを見つけられます。

フルサスペンションは前述したように、サスペンションが前輪・後輪の両方についているタイプです。安定性の面では優れている一方で、見た目はごつく重量の面でも重くなりがちです。

対して、ハードテイルはサスペンションなどの機能が簡素なため、一般的にフルサスペンションよりも重量が軽い傾向にあります。そのため、街乗りなどの軽く乗り回したいときでも扱いに困りません。

「どんな路面でもしっかりと遊びたい」・「できる限り長く楽しみたい」、そんな方であれば、マウンテンバイクの定期的なメンテナンスは必須です。

ハードテイルはフルサスペンションに比べると構造がシンプルなので、定期的なメンテナンスにおいて負担が少なく、比較的簡単な手順で済ませられます。メンテナンスにまだ慣れていない初心者の方には、嬉しいポイントです。

これからマウンテンバイクを始めたい方は、まず比較的安価なハードテイルから初めてみるのがおすすめです。「安かろう悪かろう」なのではないかと心配される方もいますが、近年のハードテイルは基本的に性能が高く安価なものでも本格的な乗り心地が体験できます。

本記事では、初心者におすすめのエントリーモデルも各種ご紹介しています。

通勤・通学や一般的な路面でのお出かけなど、普段使いのMTBとして活用したい場合、デザイン面において無骨でしっかりしたものを選ぶよりは、ご自身のファッションやスタイルに合わせて選ぶのをおすすめします。

ハードテイル製品は、厳しすぎないオフロードであれば山道でも遊べるので、普段使いのときにテンションがあがるものを選び、それを趣味に延長するのも可能です。

ハードテイルは、初心者の方や街乗りメインで楽しみたい方におすすめとご紹介しましたが、実はフルサスペンションの乗り心地に飽きた上級ライダーにもおすすめのMTBです。

フルサスペンションに比べると、激しい段差などにおける乗り心地の安定性が低く操作技能が必要なため、より操作感を楽しみたい上級者の支持を集めています。上級者がスポーツで活用したい場合は、性能メインで選んでください。

車体の重量も選ぶ上では重要なポイントです。商品によっては重量が10kg以下で、長距離を走りたい方にぴったりな商品もあったり、逆に空気抵抗がある場所でも力強く走りたい方におすすめな、10〜15kgほどの重量の商品もあったりします。

MTBの一般的なホイールサイズとして、主に26・27.5・29インチのものが挙げられます。以下、それぞれのサイズにおける特徴を表にまとめました。

MTBのフレームにはいくつか種類がありますが、それぞれで特徴が異なります。ここでは主に3種類のフレーム素材に着目して、メリット・デメリットをまとめました。

ディスクブレーキとは、車輪と一緒に回転する円盤型のブレーキを指します。雨や泥に強いのが特徴です。

ディスクブレーキは主に、油圧式と機械式の2種類に分かれます。油圧式はオイルの力でブレーキをかけるものを指し、軽い力でも制御できるのが特徴です。一方、機械式はワイヤーでブレーキをかけるものを指します。ブレーキングの点で油圧式に劣りますが価格面では比較的安価です。

Vブレーキは、ホイールの外側をブレーキシューと呼ばれる装置ではさみこみブレーキングをするリムブレーキの1種です。

安価で取り入れられ、軽い力でも高いブレーキングを発揮します。そのため、オフロードや街中の坂などでもしっかりと制御可能です。ただし、ここ最近はディスクブレーキが主流となりつつあります。

法律上、ハンドル幅が600mmを超える自転車は歩道を走れません。街乗りを中心に楽しみたい方は、ハンドル幅について必ず確認しておきましょう。

ただし、ハンドル幅が大きいハードテイルは選ばない方がいいわけでもありません。ハンドル幅が広いほど操作における安定性も増すので、スポーツ面では活躍します。そのため、使用したいシーン別に適したハンドル幅を選択してください。

GIANTは1972年に台湾で創立した、正解的に人気なバイクメーカーです。日本でも非常に人気が高く、その人気の理由は安い価格にあります。6万円ほどの入門機もあり、初めてハードテイルマウンテンバイクを購入する方におすすめです。また、高価で高性能なモデルも数多く取り揃えているため、選択肢の多さもGIANTの魅力です。

GTは1970年代にアメリカで創業した自転車ブランドです。GTのハードテイルマウンテンバイクは、独自のフレーム構造「フローティングステー・トリプルトライアングル」が特徴です。その構造により路面に食いつくなめらかな走行性と、ライダーへの衝撃の抑制を実現しています。GTは高い機能性を重視したい方におすすめです。

Bianchi(ビアンキ)は、世界的に認知度の高いイタリアの老舗メーカーです。老舗といっても現在でも革新的な技術開発を行っており、最大で80％の振動を抑える技術を共同開発するなど徹底した製品作りが魅力です。

さらに、ビアンキといえばこの色といえるほど人気なブランドカラー「チェレステ」も、おしゃれで人目を引くため人気の秘訣といえます。オフロードはもちろん街乗りもおすすめなモデルを取り揃えており、デザイン・性能にこだわる方におすすめです。

TREK（トレック）はアメリカの人気自転車ブランドで、高性能なマウンテンバイクを取り扱っているのが特徴です。アメリカのOutside Magazineが、「間違いなく世界最高のハードテイル」と評価したモデル「Stache 9.7」など、その性能の高さは定評があります。

また、トレック定番のハードテイルマウンテンバイクである「X-Caliber 9」の2022年モデルが発売されました。トレックは価格は高めですが保証が非常に手厚く、長く愛用できます。また、購入したけど合わなかった場合は、購入後30日以内であれば交換が可能です。

マウンテンバイクのサドルは傷つきやすく、劣化の激しいパーツの1つです。破けてしまうと乗るのが不便になったり、見た目が悪くなったりします。

これら対策としておすすめなのがサドルカバーです。サドルを雨や破けから保護します。長くきれいに使いたいなら積極的に導入したいものの1つです。

マウンテンバイクでロングライドはできるのでしょうか。正直、100kmを超える長距離走行は難しいと言えます。なぜなら、マウンテンバイクは固定されているバーグリップのみを掴んで走行するため、姿勢を変えられず体が固まってしまうからです。同じ姿勢を長時間続けることは健康にも悪影響を及ぼす可能性もあるため、無理して100km以上を走行するのはやめましょう。

とにかくまずは安い価格で購入したいと思う方には、中古で購入するのもおすすめです。中古で購入する場合、当然同じ商品でも、新品を購入する場合よりも価格が安くなります。しかし、別途メンテナンスが必要であったり、修理が必要な場合もあるため、デメリットもあることは留意してくださいね。

ハードテイルはフルサスペンションに劣るといった印象を抱く方もいますが、街乗りには最適なうえにマウンテンバイクらしい乗り心地や楽しさはもちろん兼ね備えています。MTBに迷ったら、ハードテイルも選択肢の1つとして検討してみましょう。