犬用の目薬おすすめ11選｜人間用の目薬は使える？どこで売ってるのかも解説

愛犬の目に結膜炎やアレルギーによる充血や、大量の目やにが出ている場合は目薬でケアする必要があります。犬用目薬は市販されているものもあるので、原因がわかっていて症状に合う目薬があれば、動物病院に行けないときに購入して対処可能です。

結膜炎やアレルギーによる目の炎症や充血は、人間にも見られる症状ですが、人間用目薬と犬用目薬は成分や成分含有量が違うため、犬には刺激が強すぎる可能性があります。犬の目には必ず、犬の目薬を使いましょう。

この記事では、市販されている犬用目薬の選び方と、症状別におすすめ商品を紹介します。ドライアイや白内障に効く目薬もセレクトしました。また「犬に人間の目薬が使える？」「犬の目薬はどこで売ってる？」などの疑問も解決していきます。記事の最後には犬に目薬をさす際のポイントなども紹介するので、ぜひご覧ください。

人間用の目薬には、以下のような種類があります。

• 一般点眼薬

• 人工涙液

• 抗菌性点眼薬

• アレルギー用点眼薬

その中でも、人工涙液は犬にも使用できる目薬です。それ以外の目薬は犬には刺激が強すぎる場合があるため、使用を控えましょう。

愛犬に逆さまつ毛やアレルギーなどがあり、何度も動物病院にかかり必要な目薬の種類がわかっていれば、同じ種類の目薬を選びましょう。たとえ犬用目薬であっても、症状に合っていないものを安易に使用すると、かえって症状を悪化させる可能性があります。

初めて愛犬の目に異常が見られた場合は、動物病院で診てもらってから判断してください。中には、動物病院でしか処方してもらえない目薬もあるからです。基本的に人間の目薬は犬に使用できませんが、中には人間用でも使用できるものもあります。この場合も獣医師の指導を受けてください。

寝起きに犬の目に目やにが少量付いている程度であれば、特に心配はなく目薬も必要ありません。しかし、大量の目やにが出ている場合は、感染症や花粉によるアレルギー症状の可能性があるので要注意です。

また、目を引っ掻いていしまい傷が付いていると、涙がたくさん出たり充血したりします。目のトラブルでも原因によって症状は異なり、使用する目薬の種類も変わってきます。犬用目薬は、症状に合わせて選ぶ必要がありますが、動物病院で診てもらうのも大切です。

犬用目薬のタイプは、液体と半個体の2種類です。それぞれにどんな特徴上がるのかを見ていきましょう。

液体タイプは、人間用目薬と同じように1滴～2滴ずつ点眼します。液体はサラっとしたテクスチャーでサっと素早く点眼できる反面、量が多すぎると目から溢れ、犬が驚く場合があるので注意します。

また、冷蔵庫で保存が必要な目薬は、冷蔵庫から出してすぐ点眼すると、冷たさに犬が驚いてしまいます。この場合は少し手で温めてから点眼するのがおすすめです。使用後は冷蔵庫に戻せば大丈夫です。

点眼時のポタっとした刺激を怖がる犬には、液だれしない半個体タイプを選ぶのも手です。ワセリンのようにねっとりしているので使いやすいですが、量が多すぎると視界が悪くなるので注意しましょう。また、雑菌が目に入ると炎症を起こす可能性があるため、塗る前に手を洗い清潔な状態で使用してください。

犬にもドライアイと呼ばれる乾性角膜炎があります。原因は実にさまざまですが、病気や怪我で涙液を生成できないときや、目が大きく少し飛び出た状態の犬種や老犬はドライアイのリスクが高まります。この場合は、人間用の人工涙液でも代用可能です。

防腐剤が含まれていないものは安心して使用できますが、開封後は1週間～10日以内に使い切る必要があります。また、殺菌作用はないため、殺菌効果を求める場合は獣医師に相談してください。

犬用目薬は、ネットで個人輸入でも入手可能です。1個単位でも安く購入できたり、ケース買いできたりするメリットがありますが、日本とは成分含有量が異なるため詳細をよく確認しましょう。

また、中には動物病院で処方してもらわないと入手できないものなども購入可能ですが、この場合も使用してトラブルが起きた場合は、自己責任になります。安易に購入したり使用したりしないよう注意してください。

目薬には、人間用・犬用関係なく使用期限があります。毎日使用していれば、期限内に使い切れる量のものがほとんどですが、残った分は1ヶ月以内に使うか処分しましょう。使用期限を過ぎたものは品質が悪くなる可能性があるので要注意です。

未開封であれば、箱やラベルに記載されている使用期限までは保管できます。冷蔵庫で保管する場合は、凍ると変質するため凍らない場所を選んでください。

目薬は1日数回にわけて点眼する必要があります。そのため、使用期間が長くなると必然的に使用量が多くなり目薬の代金がかさんでしまいます。注意してほしいのは量が多いからとコストパフォーマンスに優れているわけではないことです。まずは効力があることが大事で、その次に値段をチェックしましょう。

犬用目薬は、ペットグッズを扱っているドラッグストア、ペットショップ、amazonや楽天などの大手通販サイトから購入できます。ただし、ドラッグストアやペットショップでは、店舗によって扱う品や数が異なるため、必ずあるとは限りません。

通販サイトは、注文から商品到着まで数日～1週間程度時間がかかる場合もありますが、品数が豊富に揃うので、症状に合わせてほしい目薬が見つかる可能性が高いのはメリットです。

犬に目薬をさす場合、多くの飼い主さんがやってしまいがちなのが「正面から目薬をさす」です。目の前から得体のしれないものが迫ってきたら、犬が不安になるのも当然です。目薬のさす手順を紹介します。

1. 犬を座らせる
2. 犬の顎を軽く握り上を向かせる
3. 動かないように固定する
4. 背後に回り目尻側から目薬をさす
5. 目薬が浸透するように少しの間上を向かせておく
6. 目薬をさした後はしっかり褒めてあげる

目薬をさすときは、犬から見えないよう背後からサッと手早く済ませます。このとき、目やまぶたに先端が触れると、目を傷つけたり、目薬の中に雑菌が混入したりする可能性があります。目やまぶたに触れないよう、少し離して斜め後ろ横から素早く点眼するのがポイントです。

犬はとても賢い動物です。褒められると目薬に対して嫌なイメージを払拭できます。必ずおやつなどご褒美を準備してあげてください。

犬の目薬を選ぶ際は、必ず原因を確認し原因や症状に合ったものを選んでください。原因や症状がわかっていれば市販の目薬でもOKですが、わからない場合は動物病院で診てもらってから、症状に合わせて最敵な目薬を選びましょう。