薄型腕時計おすすめ15選｜レディース・メンズ・高級・ソーラータイプまで

スマートフォンの普及とともに、腕時計を身につけない方が増えています。確かにスマホはアラームやストップウォッチ機能なども搭載され、腕時計以上に実用的かもしれません。さらに「腕時計は袖口に引っかかるのがイヤ」との声もあるようです。

そこで今回は、スーツやニットなどの袖口にも引っかからず、見た目もおしゃれな薄型腕時計15選をご紹介します。薄い時計はスマートウォッチよりも薄く軽い着用感で、ラグジュアリーな装いにもカジュアルダウンにも彩りを添えるファッションアイテムとしてもぴったりです。

時間を知るためにスマホを見るのは、実は良くないとされる行為です。学生もビジネスパーソンも、周囲にスマートな印象を与えられるおしゃれな薄型腕時計を手に入れましょう。

一般的に薄型腕時計と呼ばれるタイプは厚さ10mm以下のアイテムです。一時期のデカ厚時計ブームが去り、近年は10mm以下のラインナップが徐々に増えてきました。サイズや素材・カラーなどが豊富で、比較的リーズナブルな価格で購入しやすいのが魅力。まずは着用感を試してみたい方にもおすすめです。

厚さが6mm以下の極薄型腕時計は、一流ブランドが多くラインナップしています。非常に高い加工技術が必要とされるため価格も高価です。現在世界でもっとも薄い時計はピアジェのアルティプラノ アルティメート コンセプトウォッチの2mm。

機械式ムーブメントを採用した製品ほど高価ですが、電池式なら日常使いしやすいアイテムが入手できます。

腕時計のケース素材としてもっとも広く使用されているのがステンレスです。鉄にニッケルやクロムなどを混合した合金で、耐食性に優れているのが特徴。水や汗が付着してもサビにくく、毎日着用するのに適した素材です。

ステンレスにはいくつかのグレードがあり、メーカーによっては特性をプラスした特許素材を使用している場合もあります。

チタン素材は近年腕時計にも使用されはじめた素材です。とても軽量でステンレスの約60％ほどの重量しかありません。このため、腕時計をはめたときの重さが気になる方におすすめの素材です。

また、金属アレルギーを起こしにくい素材としても知られています。表面が酸化皮膜で覆われており、海水が付着してもサビにくいのもメリットです。

薄型腕時計でも比較的新しく、高価格帯のアイテムに使用されるカーボン素材。軽量性と強度の高さを併せ持ち、宇宙開発や航空工学などでも活用されています。非常に加工が難しい素材のため、薄型腕時計でも限られたブランドでしか採用されていません。

また、炭素から作られているので硬い一方で割れやすいデメリットもあります。

サファイアガラスは、人工的に製造した純度の高いサファイアから作られた素材です。サファイアクリスタルとも呼ばれ、ダイヤモンドに次ぐ硬さを誇る素材。製造に時間がかかり、加工が難しい素材で量産ができないため、比較的高価な薄型腕時計に採用されています。金属工具などでこすってもほとんど傷つかないのがメリットです。

ミネラルガラスは、硼珪酸ガラスと呼ばれる一般的なガラスです。ミネラルガラスに特殊な処理を施すとクリスタルガラスになります。ミネラルガラスは薄型腕時計の風防にもっとも広く採用されている素材。低価格帯の時計にも採用され、サファイアガラスよりも軽量なのがメリットです。窓ガラスと同等の衝撃で割れるので注意しましょう。

プラスチック素材はミネラルガラスよりも軽量な風防素材です。アクリルガラスや有機ガラスと表示される場合もあり、樹脂から製造されるため加工しやすいのがメリット。傷がついても研磨して美しさを復元させられます。熱に弱く紫外線によって劣化するのがデメリットですが、アンティークな雰囲気を好む方にはおすすめです。

電池式はクォーツ式とも呼ばれる駆動方式で、電池を使用して電子回路で針の動きを制御するものです。1秒に1回の電子回路からの発信により、秒針が1秒毎のステップで動きます。薄型腕時計ではもっともポピュラーな駆動方式で、近年はその精度も高まりほとんどズレがないのも魅力です。一方で、寿命が10年ほどと短くなっています。

電池交換に出すのが面倒な方には、ソーラー電池式の薄型腕時計がおすすめです。文字盤にソーラーパネルを装備し、光を集めて電気エネルギーを内部電池にチャージして駆動力を得ています。近年は室内の照明の光でも充電できるタイプが増えており、日常生活の中で充電できるのがメリット。精度は電池式と同程度です。

巻き上げたゼンマイが元へ戻る力を動力としているのが機械式で、限られたメーカーだけで製造されています。機械式にはゼンマイを手で巻き上げる手巻きと、内部の回転錘による自動巻きがあります。

現在はほとんどが自動巻きですが、薄型腕時計に組み込むには高い技術が必要です。このため、機械式を採用したアイテムは高価なものが多くなっています。

ステンレスなどを使用したメタルバンドは、水分や衝撃に強いのが特徴です。汗をかく夏場にも使いやすく、バンドも長く愛用したい方におすすめの素材。薄型腕時計にはメタルを薄く編んだメッシュタイプが多く採用されています。従来の腕時計のバンドのようにややゴツめのタイプを好む方は、国内メーカーの商品を選びましょう。

フォーマルなシーンでも使いやすいのはレザー素材のベルトです。牛革をはじめ、独特な手触りのパイソンやリザート・ワニ革なども選べます。また、カラーバリエーションが豊富なのもレザー素材の魅力です。

水分に弱く劣化が早いのが弱点ですが、使うほどに肌になじんで色味の変化も楽しめます。気軽に交換できる低価格な合成皮革もおすすめです。

通気性が高く、汗や水分が付着しても心地よく使えるのはナイロン素材のベルトです。カラーも豊富でストライプやドットなどの柄物もあり、好みに合わせて付け替えられるタイプもあります。カジュアルな雰囲気で入手しやすいリーズナブルさも魅力。フォーマルなシーンで着用する際には、抑えめのカラーを選ぶのがおすすめです。

水に潜ったりシャワーを浴びたりする以外にも、手首は案外水に触れる機会が多い部位です。薄型腕時計にも防水機能が備わったアイテムを選ぶと安心して使えます。時計内への水の侵入を防ぐもので、「日常生活用防水」「日常生活用強化防水」などと表示されています。

降雨や手洗い・洗顔程度であれば、5気圧ほどの耐水圧で十分対応できます。

「薄型腕時計は数が多すぎて決められない！」と考える方は、有名メーカーから選ぶのもいいですね。海外メーカーのダニエルウェリントンなどもスタイリッシュですが、やはりものづくりパワーにあふれる日本のメーカーをおすすめします。

高いスペックの薄型腕時計を求める方には『SEIKO（セイコー）』が最適です。また、リーズナブルでも高機能な時計を好む方には『CITIZEN（シチズン）』が適しています。豊富なデザインやサイズから選べて、アフターサービスも充実しているのでチェックしてみてください。

薄型腕時計のおすすめ商品をご紹介しました。非常に薄くて身につけているのを忘れさせるほど軽量。ファッションに合わせて文字盤のフォルムやカラー・ベルトなどを選ぶと毎日時間を確認するのが楽しくなります。バッグからスマホを取り出すよりも、手首を上げて時間を確認する方がよりスマートです。ぜひお気に入りの薄型腕時計を見つけてください。