ファンボードおすすめ10選｜長さは？人気ブランドのアルメリックも

サーフィンをする方なら、ファンボードとミッドレングスというワードを耳にした経験がある人も多いのではないでしょうか。しかし、具体的にファンボードとミッドレングスの違いはと聞かれてはっきり答えられる人は意外と少ないです。

ミッドレングスは、ショートボードとロングボードの間の長さのボードを指し、明確な長さの定義はありません。ファンボードはというと、結論的にはミッドレングスと同じで、中間のサーフボードです。ただし、ファンボードは浮力が大きくてテイクオフがスムーズに可能なので、初心者サーファーがよく使用しているボードです。

日本の海に多い小波にも乗りやすいのがファンボードの特徴です。頭の高さ位の波にも対応でき、波に乗る機会を多く持つことができます。早く技術を向上させたい方にはぴったりのボードです。ショートボードに比べて安定性があるため、パドリングやテイクオフも楽にできます。

また、ターンも決めやすく、ロングボードではできないパフォーマンスができるのも魅力。初心者はもちろん、ベテランサーファーでも十分に波乗りを楽しめるのがファンボードの特徴と言えます。

ドルフィンスルーとは、波の下をサーフボードごと潜って超えていくことを指し、海外では「ダックダイブ」と呼ばれています。波をやり過ごし、沖に出るために用いられるテクニックです。

ファンボードは浮力が高いものが多いため、ボードを沈めることが難しく、ドルフィンスルーは難しいと言われています。斜め方向にボードを沈めたりと工夫をすれば不可能ではありません。動画サイトでも解説している動画があるので、気になる方はチェックするといいです。

サーフボードの大きさによって適正体重が異なります。ファンボードは75kg前後までを適正体重としています。参考までにショートボードでは70kg前後、ロングボードでは80kg前後を適正体重としているものが多いです。

自身の体重よりも適正体重が重いものを選ぶようにしましょう。同じファンボードでも適正体重が異なるため、製品を選ぶ際にはチェックが必要です。

ファンボードのサイズ展開は幅広く、どれを選んでいいか迷ってしまいがちです。長さの目安は自身の身長にプラス15～20cm以上あるといいと言われています。

ショートボードへの移行を考えている方は、短めをチョイスしてみてもいいでしょう。逆に安定性を求める方は長めのボードで始めてみるのがおすすめです。

薄めのボードの方が機動性に優れており、ターンなどにもキレがでます。中級者以上の方におすすめです。

一方、厚みがあるファンボードはパフォーマンスには不向きです。しかし、浮力が増し安定感はあります。テイクオフもしやすく、小さな波に乗りやすいのも特徴です。そのため、初心者は厚めのボードをおすすめします。

幅が広いファンボードは波に触れる面積が大きくなるため、安定性に優れています。波を捕まえやすく、スピード感が楽しめるのもポイントです。初心者は幅広の製品を選びましょう。

幅の狭いファンボードは幅広の製品に比べて少々不安定である一方、機動性に優れているためターンはしやすくなります。

厚み・丸みがあるレールがフルレールです。浮力が高く、安定感が得やすいのが特徴。小波でも捕まえやすく、たくさん波に乗りたい方にもおすすめです。また、スピード感も感じられるため、サーフィンを楽しみたい方にはもってこいです。

しかし、機動性が低いため、細かな動きがしづらいのがデメリット。上級者には物足りないかもしれません。

ボードの側面が薄いタイプの物をローレールと呼びます。フルレールに比べて浮力が少ないので、安定性の面では劣ります。

しかし、ボードを水へ食い込ませやすいため、さまざまなパフォーマンスを楽しむことが可能。ターンなども鋭く決まります。経験者向けのため、ある程度慣れてからローレールのボードを購入するのがおすすめです。

フルレールとローレールの中間の厚さのレールをミディアムレールと呼びます。そのため、浮力や機動性のバランスが良く、さまざまなサーファーのニーズに応えられるレールです。

初心者はもちろんのこと、中級以上のステップアップにもおすすめのレールとなっています。ボード選びに迷ったら購入を検討してみてもいいです。

スカッシュテールは多くのボードに採用されているテールです。角があり、四角いデザインをしています。そのため、水に触れる面積が広く、波を捕まえやすいです。安定性に優れているのも嬉しいポイント。また、反発力により、加速性にも優れています。初心者から上級者まで、幅広いサーファーにおすすめのテールとなっています。

スワローテールとは、ボードの後端部分が二股になっているテールのこと。また、スワローテールが直線的に割れているのに対して、カーブを帯びて割れているテールをフィッシュテールと呼びます。テール部分の切れ込みによって波への抵抗が軽減され、軽快なパフォーマンスを楽しめます。スピード感もあり、小さな波も楽しめる形状のテールです。

ラウンドテールはその名の通り、丸みのあるテールを指します。モデルにもよりますが、水に接する面積が小さいため、抵抗が軽減され、ターンなどもスムーズにです。小さな波でも踏み込みが伝わりやすく、スピード感もあります。安定感はスカッシュテールの方が上なので、自身のスタイルによって選定するといいです。

ラウンドピンテールとは、先端がとがった形状のテールを指します。波の抵抗力を軽減し、大波でもテイクオフがしやすい形状です。加えて俊敏な動きがしやすく、ターンなどのキレも良くなります。

ロングボードの他、ビッグウエーブ向けのボードに採用されていることも多く、パワーのある波にトライしたい方にもおすすめのテールです。

ファンボードにはさまざまなデザインがあり、シンプルなものからスタイリッシュなもの・かわいいもの・個性的なものまで揃っています。水着やウェットスーツと合わせ、おしゃれなコーディネートをしたい方は、ファンボードのデザインにもこだわってみてください。   また、違うデザインのサーフボードケースを楽しむ方法もあります。

PUとはポリウレタンのこと。浮力が高いのが特徴で、幅広いサーフボードに採用されている素材です。弾力性があるため体重をボードに伝えやすいのもポイント。ポリウレタンに樹脂を巻くなど、他の素材と併用されてボード作られていきます。しかし、柔らかいため、破損しやすいのがデメリット。割れてしまう事などもあります。

EPS（エクスパンダブルポリスチレン）は、ここ最近、主流となりつつある素材です。EPSは発泡フォームのことで、こちらも樹脂などでコーティングしてサーフボードになります。プロ選手などでも愛用している方がおり、耐久性に優れているのが特徴。しかしながら、柔らかさはPUの方があるので、体重のかけやすさでは劣ります。

ソフトボードはサーフボードの一種で、柔らかい素材で作られています。抜群の浮力と軽量で安定感があり初心者や女性・子供でも簡単に扱えます。また、一般的なサーフボードよりも安価で購入できるので、家族でサーフィンを楽しみたい方にはおすすめです。

これからサーフィンを始めたいと思っている方には、初心者向けのセット品がおすすめです。製品にもよりますが、リーシュコードやデッキパッドなどの一式がセットになったものも最近では多く販売されています。加えて専用のケースやワックスなどの手入れ用品まで付属しているボードも販売されており、届いたその日から海へ出かけることも可能です。

ファンボードはさまざまなブランドから発売されています。その中でも、特に人気を集めているブランドがあります。ここでは、LAHAINA（ラハイナ）とアルメリックの2つのブランドを紹介します。

LAHAINA（ラハイナ）のファンボードは、初心者にも使いやすいとの理由から人気のあるブランドです。通販サイトなどで気軽に購入できるのが魅力です。ブランド物のファンボードを探している方はぜひチェックしてください。

あるメリックのファンボードは、おしゃれなデザインのアイテムが豊富なのが魅力です。サーフィンを楽しむ方からの高い人気を集めており、使いやすさはもちろん、デザインにもこだわりたい人におすすめのブランドです。

ファンボードはどこで買えるのでしょうか。新品のファンボードなら、サーフショップや通販サイト、中古ならリサイクルショップやフリマサイトなどで購入できます。

また、おしゃれなアイテムを多く取り扱うムラサキスポーツでもファンボードは販売されています。1箇所だけでなく、いろんなサイトや店舗を回り、お気に入りのファンボードを見つけてください。

少々お値段の張るファンボードですが、最近ではフリマアプリやネットショップでも中古のファンボードが多数販売されています。中にはハイグレードなモデルがびっくりするような価格で販売されている事もあり、気軽に購入したい方はチェックしてみるのもおすすめ。しかし、ショップに出向いて実物を見るのもサーフィンの醍醐味と言えます。

ソフトボードとは、主にスポンジなどで作られた軽量素材のサーフボードのこと。抜群の浮力と安定性が特徴です。ソフトボードとファンボード、どちらも初心者におすすめですが、ターンなどのパフォーマンスをしやすいのはファンボードです。スキルアップした後の事を考えると、ファンボードの方が長く楽しむことができます。

ファンボードはショートボードとロングボードの良さを兼ね備えたサーフボードです。初心者の方にはもちろん、体力的にショートボードがきつくなってきたベテランサーファーでも余裕のあるパフォーマンスを楽しむことができます。自身のレベルや用途に合ったファンボードを探して、波乗りを楽しみましょう！