シナモンティーのおすすめ10選｜どんな効能がある？紅茶にシナモンを加える作り方も

シナモンティーは甘い香りと豊かな味わいが特徴的です。美味しいシナモンティーの楽しみ方はいろいろあり、シナモンの甘くスパイシーな香りや味をそこなわないストレート、紅茶とブレンドしたフレーバーティーなどです。

アップルパイやチュロスなどお菓子に使われることが多いシナモンは本来スパイスとして用いられてきました。そのためシナモンティーを口に含むと少しほろ苦さも感じられます。甘いお菓子と一緒にいただくと相性がいい飲み物です。

ただ作るのに手間がかかると思うかもしれません。しかし本格的で美味しいシナモンティーを作るのは簡単です。カフェに行かなくても楽しめるおすすめのシナモンティー8選をご紹介します。シナモンティーの効能や「肝臓に悪い？」などの疑問にもお答えしますのでぜひ最後までご覧ください。

シナモンには、カルシウム･カリウム･マグネシウム･ビタミンB1･ビタミンB2･ナイアシンなどが含まれるため、シナモンティーは栄養が豊富です。

ほかにも、甘くスパイシーな香りで気分をリフレッシュさせ、疲労回復効果があるオイゲノールも含まれています。シナモンティーは健康・美容にいい効果が期待できる飲み物です。

ティーバッグを使えば誰でも簡単にシナモンティーを作れます。カップの中にティーバッグを入れ熱湯を注ぎ3分程度蒸らすだけなので手間がかかりません。蒸らす時間や湯量を変えると渋みや味も変化します。

手軽に本格的なシナモンティーを飲めるティーバッグは、仕事の休憩タイムや作るのが面倒な人におすすめです。

シナモンティーを簡単に作る方法はディーバッグだけではありません。普通のティバッグにシナモンシュガーを加えるだけで美味しいシナモンティーを作れます。簡単な方法を紹介しますので、ぜひチェックしてください。

【材料（2人分）】

• 紅茶ティーバッグ　2つ
• シナモンシュガー　小さじ1
• 熱湯　300ml

【手順】

1. 温めておいたティーカップにティーバッグを入れる
2. ティーカップに熱湯を注いで抽出する
3. シナモンシュガーを入れてかき混ぜる（甘さが足りない場合は砂糖を追加してもOK）

シナモンティーは、チャイやセイロンシナモンティーに簡単アレンジ可能です。紅茶のティーバッグを使って紅茶を濃いめに抽出し、シナモンパウダーと牛乳を加えて混ぜれば、お手軽チャイの完成です。好みで砂糖を入れもおいしくいただけます。

また、セイロンシナモンティーは、シナモンパウダーを使うと簡単です。ティーバッグを使ってセイロンティーを入れ、好みの量のシナモンパウダーを加えて混ぜれば完成です。シナモンの量により、優しい味わいにもスパイシーな味わいにも調節できます。好みのアレンジを楽しんでください。

シナモンティーに使われるシナモンは主に2種類あります。クスノキ科の樹木から採れるセイロン・シナモンとカシア・シナモンです。香りや味わいも違う2種類の特徴を順番に見ていきましょう。

セイロン・シナモンはセイロンニッケイ属植物を原料としたシナモンです。シナモンの生産国はいくつもありますが、セイロン・シナモンのほとんどはスリランカで生産しています。そのためシナモンの中でも稀少で上質な高級品です。

スパイスとして使われるシナモンですが、セイロン・シナモンは刺激の少ないの風味が特徴的です。甘い香りとほのかな甘さを感じられます。スパイシーな味が苦手な人におすすめです。

中国やインドネシア原産のシナニッケイ属植物を原料とする香辛料をカシアと呼びます。このカシア樹皮を乾燥したものがカシア・シナモンです。またカシア樹皮は桂皮と呼ばれ、漢方の生薬としても使われています。

生産国も多く、世界で流通しているほとんどのシナモンはカシア・シナモンです。ほのかな甘さと辛さをミックスしたエキゾチックな香りとスパイシーでほろ苦い味を楽しめます。香りで気分をリフレッシュしたいときにおすすめです。

シナモンティーはシナモンを加える量や、何とブレンドするかで味も香りも変わります。ここではシナモンを100%使用したシナモンティー、シナモンの香りを楽しむフレーバーティーをご紹介します。

シナモン100%とはシナモン自体を加工しエキスを抽出したシナモンティーです。商品によってシナモン100と書かれることもあります。紅茶にシナモンを加えている場合はシナモン100%ではありません。

ほのかに甘い香りとすっきりした味ですが、少し苦みを感じる人もいます。そんなときはリコリスなどで甘みづけしたものを選ぶか、砂糖を加えるといいでしょう。セイロン・シナモンかカシア・シナモンかによっても違った香りと味を楽しめます。

紅茶をシナモンで香りづけしたものや、オレンジやアップルティーなどにシナモンをブレンドしたものをフレーバーティーといいます。スパイシーな香りや苦みも少ないのでシナモン100%よりも飲みやすいのが特徴です。

上品でほんのり甘いセイロン・シナモンを紅茶の香りづけに使うとやさしい風味になります。もう少し強い香りを楽しみたい人やオレンジやアップルティーとブレンドするときはカシア・シナモンがおすすめです。

シナモンパウダーを紅茶に加えるだけなのでとても使い勝手がいいです。また加える分量によって自分好みの濃さに調整できます。ただティーバッグやスティックに比べ香りが強く出やすいです。美味しくいただくためにも適度に分量を調整しましょう。

料理やデザートの引き立て役として使うこともできるので、料理好きな人にもおすすめです。

ティーバッグであれば場所や時間を気にすることなく紅茶感覚で楽しめます。美味しくいただくには包装パッケージの裏面などに記された方法で入れてみましょう。濃さや渋みが足りないようであれば蒸らす時間を少し長くしてみてください。また小包のティーバッグと水筒にお湯があれば外出先でも簡単に作ることができます。

おしゃれにシナモンティーをいただくのであればスティックがおすすめです。紅茶に樹皮を乾燥させ薄く巻き上げたスティックを入れてかき混ぜます。紅茶の香りからゆっくり甘い香りに変化していくのを感じられるでしょう。見た目だけでなくシナモンの種類などにもこだわり始めれば、一気に本格派の仲間入りです。

シナモン100はノンカフェインです。シナモン自体にカフェインは含まれていません。そのためシナモンのエキスだけを抽出したシナモン100はカフェインを摂取出来ない人や苦手な人でも安心して飲むことができます。紅茶を含んだフレーバーティーにはカフェインが含まれるので、購入するときは成分を確認しましょう。

国内で販売されているシナモンティーは基本的に外国産のシナモンが使用されています。日本の食品であれば衛生管理も厳しく安心できるでしょう。しかしそうでない国もあるため健康志向の高い人にとっては心配になります。購入するときはパッケージに無農薬・有機野菜（オーガニック）と記されているかをチェックしてみましょう。

カルディオリジナルのシナモンティーが美味しいとSNSで話題になっています。使用しているシナモンはベトナム産のカシア・シナモンだけでシナモン100%のシナモンティーです。ティーカップやティーポットでお湯出しできるだけではなく、水出しで飲むこともできます。

カフェインレスなのでお子様が飲んでも大丈夫です。形状は三角立体のティーバッグなので誰でも簡単に入れることができます。

シナモンは健康や美容に効果があるといわれてますが摂取量には注意が必要です。とくにカシア・シナモンにはクマリンと呼ばれる肝臓に有害な化学物質が含まれています。香辛料や香りづけとして食品に使用される程度であれば体内に摂取しても特に問題はありません。

ただし、カシア・シナモンの大量摂取や摂取期間が長い人の場合、肝臓障害やアレルギー反応などを引き起こしかねないと厚生労働省は注意喚起しています。摂取量の目安は1日あたりの0.5～2.0gです。100%シナモンティーだとティーバッグ1包分（カップ1杯分）と覚えておきましょう。

どれだけ美味しくても健康を害すことにならないよう、適度な摂取を心がけることが大切です。

シナモンティーはおやすみ前に飲むのがおすすめです。仕事など1日頑張ったあとは疲労がたまり、手足のむくみが気になります。そんなときこそ疲労回復やむくみ改善が期待できるシナモンが効果的です。

ほかにもシナモンは血行を促進するため体を温めてくれます。ストレートで飲むこともいいのですが、おすすめはホットミルクを加える飲み方です。ホットミルクは精神を安定させるセロトニンを増やす働きをします。試してみてください。

シナモンティーのおすすめ8選をご紹介してきました。健康にもいいシナモンティーは疲れた体も心も癒してくれます。ほっと一息つける美味しいシナモンティー選びに迷っている人は、ぜひ参考にしてみてください。