敏感肌向けファンデーションおすすめランキング23選｜肌に優しいファンデーションは？

「ファンデーションでシミや毛穴をカバーしてきれいに見せたいけど、敏感肌で荒れやすい」という方は多いかもしれません。さまざまな化粧品が刺激になってしまいがちな敏感肌の方にとって、ファンデーション選びは簡単ではないですよね。

敏感肌の方は皮膚科にかかるような肌トラブルを避けるためにも、配合成分をチェックして使い心地が肌に優しいファンデーションを選ぶ必要があります。しかし店頭にはさまざまな商品があり、どんな成分のファンデーションが自分の肌に合っているのか見極めるのは難しいです。

そこで今回は、敏感肌向けのファンデーションおすすめランキングと選び方をご紹介します。プチプラ・デパコスを含めた人気ブランド、崩れない・マスクにつかないようにする方法も解説するのでぜひ最後までご覧ください。

※すべての方に皮膚刺激が起こらないわけではありません。

自分の肌質がよくわからない方も多いかもしれません。肌質は「水分量」と「皮脂量」から、普通肌・オイリー肌・乾燥肌・混合肌4つのタイプに分けられます。

季節やホルモンバランス、お手入れの仕方などによってどの肌質も敏感肌になりえます。基本的に自分がどの肌質なのか把握しておきましょう。

敏感肌は肌のバリア機能が低下し、外部からの刺激を受けやすくなった状態です。肌の状態が不安定になり、ちょっとした刺激で赤みやかゆみが出やすくなります。

目に見える症状がなくても、肌にヒリヒリ感やつっぱり感がある場合は敏感肌になっている可能性があります。乾燥してカサカサし、メイクのりが悪くなることも。オイリー肌や混合肌の場合はニキビなどの肌荒れを起こしやすくなったりします。

肌荒れを隠すためにファンデーションを厚塗りすると、それがさらに刺激になり悪循環になってしまいます。「敏感肌になってるかも」と感じたら、隠すのではなくスキンケアを丁寧に行うことを心がけましょう。

敏感肌になってしまう原因には、以下のようなものがあります。

• 乾燥
  肌に水分が足りていないとバリア機能が低下し、ちょっとした刺激でかゆみを起こしやすくなります。洗顔やお風呂の後はすぐに化粧水や乳液でしっかりと保湿しましょう。
• 間違ったスキンケア
  メイクや洗顔のときにゴシゴシと肌をこすっていませんか？摩擦は肌の表面を痛めてしまいます。また肌に合わないと感じた化粧品はすぐに使用を中止しましょう。
• 花粉・紫外線
  花粉やホコリなども敏感肌を引き起こす原因になります。花粉症の方は特に要注意です。また紫外線もダメージになるので普段から肌を保護するようにしましょう。
• ホルモンバランス・体質
  生理前はホルモンバランスが変化し敏感肌になりやすくなります。どんなときに自分の肌が敏感になるのかよく観察し、兆候があったら早めにケアしてあげることが大切です。

敏感肌の方がファンデーションを選ぶ際は、まず成分のチェックが欠かせません。以下のような、刺激になりえる成分が不使用かどうかを確認しましょう。

• 石油系界面活性剤

• 紫外線吸収剤（メトキシケイヒ酸エチルヘキシル・パラアミノ安息香酸など）

• タール色素（赤色102号・赤色104号など）
• 防腐剤（パラベン・フェノキシエタノール・安息香など）

• 合成香料

• シリコン
• 鉱物油

全部避けるのは難しいとしても、できるだけこれらが入っていない商品がおすすめです。

またファンデーションは開発段階で、実際に使用して肌トラブルが発生しないかどうかのテストを行っています。敏感肌向けのテストが行われているかどうかを確認するのがおすすめです。

 パッケージに「アレルギーテスト済み*」「パッチテスト済み*」などの表記がされている場合はテストが行われているので参考にしてみてください。

※すべての方にアレルギー・皮膚刺激が起こらないわけではありません

敏感肌は外部からの刺激に弱い状態になっています。落ちにくいファンデーションはメイクを落とす際に余分な刺激を与えてしまうので避けたほうが無難です。洗浄力の高いクレンジングを使わなくて済むものや石鹸で落とせるファンデーションを選んでください。

また、クレンジングや洗顔の際にゴシゴシこするのは絶対にNGです。摩擦すると肌を傷つけて余計に荒れやすくなってしまいます。洗顔料はしっかり泡立てて、顔に指が直接触れない程度に優しく洗いましょう。

パウダーファンデーションはサラリとした使い心地で毛穴や色ムラなど肌悩みを自然にカバーしてくれます。コンパクトで持ち運びやすく、化粧直しにも使いやすい形状です。

粉をプレスした固形状の「プレストタイプ」はマットに仕上がるものが多く、インナードライで敏感なオイリー肌になってしまっている方や、テカリやすい方におすすめです。

粒子状の「ルースタイプ」は肌への負担が少なく、石鹸で落ちるミネラル成分入りのものが多く出ています。ふんわりとナチュラルな肌に仕上がりが好きな方におすすめです。

リキッドファンデーションは水分と油分がバランスよく配合されていて、保湿効果が期待できます。水のようにサラッとしたものから少しとろみのあるタイプまでテクスチャーはさまざまです。オイルフリーの商品もあります。

肌にしっかりと密着して崩れにくいので、しっかりとメイクをしたい人におすすめです。サッと塗ったり重ね塗りしたりと仕上がりを調整できるのも便利です。

シワやシミ、そばかすなどを隠すカバー力にも優れています。ただしあまり重ね塗りしすぎると重たい印象になったり、メイクを落とす際に負担をかけてしまったりするので注意が必要です。

クリームファンデーションはこっくりとした重めのテクスチャーで、シミやそばかすなどの肌悩みをしっかりカバーします。また油分をたっぷり含んでいるので保湿力に優れ、肌を乾燥から守ります。しっとりツヤ肌にしたい方におすすめです。

ただクリームファンデーションは油膜で肌を覆うため、オイリー敏感肌の方やニキビが気になる方には向きません。

韓国発のクッションファンデーションは、スポンジに染み込んだ液体のファンデーションをパフに取って使う新しいタイプです。コンパクトに持ち運べる形状でありながら、水分を多く含んでいるのでリキッドのようなしっとりな仕上がり。

手を汚さずに使え、下地を省略できるタイプも多いので時短したい方にもおすすめです。また美容成分を含んでいるものが多く乾燥が気になる方にも向いています。

上記で肌質の特徴を紹介しましたが、敏感肌の中にも「乾燥性敏感肌」と「オイリー敏感肌」があります。「乾燥性敏感肌」は水分も油分も少ないタイプで、肌がカサついたり粉をふいたりします。一方で「オイリー敏感肌」は水分不足で皮脂が過剰分泌している状態で、ニキビや肌荒れしやすい状態です。

ここではそれぞれの肌タイプ別に向いているなスキンケア成分をご紹介します。ファンデーションを選ぶ際の参考にしてみてください。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　*医薬部外品の有効成分の場合

敏感肌のみならず、さまざまな肌質の方にとって紫外線は避けたいものです。日焼けだけでなくシミやシワの原因にもなり、肌荒れを助長させてしまうこともあります。

日焼け止め下地を使うのもおすすめですが、ファンデーションにもUVカット機能があると嬉しいです。SPF20・PA++以上あれば日常生活の紫外線対策としては十分ですが、長時間外出する場合や炎天下に晒されるときはもっと高い数値のものを選びましょう。

SPF値やPA値は高いほど紫外線から肌を守ってくれますが、敏感肌の方にとっては刺激にもなるため、むやみに高いものを選ばずその日のコンディションで使い分けるのがおすすめです。

肌悩みが少ない20代には、薄づきなパウダーファンデーションがおすすめです。ファンデーションを厚塗りすると肌の負担になり、皮脂分泌が活発なためニキビや肌荒れの原因にもなります。素肌感を活かしたナチュラルなメイクを心がけましょう。

30代は20代よりも肌の水分量が低下し、より乾燥しやすくなります。ファンデーションは、ヒアルロン酸、スクワラン、セラミドなどの保湿成分が入ったものがおすすめです。リキッドでもパウダーでも、しっとりした仕上がりになるタイプを選びましょう。

40代・50代は乾燥に加えシミやカサつきなどの加齢による肌悩みが現れてきます。カバー力の高いクリームタイプや美容保湿成分入りのリキッドタイプでしっとり感のある肌を目指しましょう。目立つシミにはリキッドタイプのコンシーラーもおすすめです。

dプログラムは資生堂が展開している敏感肌向けラインです。化粧水などのスキンケア用品も充実していますが、ファンデーションも肌に優しくメイクできるので人気があります。「薬用 スキンケアファンデーション」はニキビや肌荒れが気になるオイリー敏感肌の方にもおすすめです。

キュレルは花王が展開する乾燥性敏感肌向けのブランドです。「しっとり肌パウダーファンデーション」は軽い着け心地で肌への負担が少なく、保湿成分セラミド配合なのでうるおい感のある肌に仕上げてくれます。アルコールや紫外線吸収剤はもちろん無配合で肌に優しい処方です。

敏感肌向けメイク品の種類があまり多くないデパコスですが、NARSからは高機能なリキッド「ライトリフレクティング　ファンデーション」が出ています。ナチュラルなカバー力と透明感※で肌を美しく見せてくれるのに、シリコン・パラベン・タルク・アルコール無配合で敏感肌の方も使えます。

※肌が潤い透き通るような印象

敏感肌向けのファンデーションは、Amazonなどのネットショップはもちろん、ドラッグストアからデパートまで幅広い場所で販売しています。

ドラッグストアで取り扱っているのは比較的プチプラなもの、デパートではいわゆる「デパコス」と呼ばれるような高級ラインのものを取り扱っているので、求める商品や予算に合わせてどこで購入するか決めましょう。

乾燥や皮脂の過剰分泌により、敏感肌で化粧崩れに悩んでいる方は多いでしょう。ここでは、崩れにくいメイクの方法とマスクにつかないようにする対策について解説します。

【崩れないメイク方法（リキッドファンデーションの場合）】

1. まずはスキンケアで肌状態を整える
   メイク前の保湿は丁寧に！肌の水分量が少ないと、ファンデーションのノリも悪くなり崩れやすくなります。また保湿後は10〜15分程度置いてからメイクに入りましょう。
2. 崩れやすい箇所には部分用下地を使う
   Tゾーンがオイリーで崩れやすい方は、毛穴をフラットに埋めてくれる部分用下地を使いましょう。逆に乾燥しやすい箇所には保湿系下地を塗っておくと◎
3. 全体用下地を塗る
   顔全体にファンデーションのノリをよくする下地を使います。色ムラが気になる場合はコントロールカラーの併用もおすすめ。
4. ファンデーションを薄く塗る
   ファンデーションを、顔の内側から外側に向かって塗っていきます。鼻や目周りなどの細かい場所は、スポンジに残ったファンデーションを使います。厚塗りは崩れるので薄く！
5. シミやニキビ跡にはコンシーラーを使う
   目立つシミやニキビ跡はコンシーラーで隠します。
6. フェイスパウダーで仕上げる
   乾燥する方は保湿系、ベタつきやすい方はマット系のフェイスパウダーで仕上げます。

※パウダーファンデーションを使用する場合は、コンシーラーのあとにファンデーションを塗ってください。

「せっかく塗ったファンデーションがすぐマスクについて落ちる！」とお悩みの場合は、「メイクキープスプレー」をあわせて使ってみましょう。「フィックスミスト」と呼ばれていることもあります。メイクの仕上げに使うことで崩れを防ぎ、マスクにもつきにくくなります。外出先でメイク直しの際にも便利です。

化粧品には使用期限があります。敏感肌の方に限ったことではありませんが、期限を過ぎたものを使うと肌に刺激になってしまうことがあります。使いきれなかった化粧品は捨てるようにしましょう。

ファンデーションを塗るスポンジやパフはいつも清潔に保ちましょう。汚れたまま放置すると雑菌が発生し、肌荒れの原因に。スポンジは毎日未使用の部分を使うようにし、きれいな部分がなくなったら洗うのがおすすめです。専用クリーナーもしくは中性洗剤を200：1に薄めたもので揉み洗いします。

なお、メイクブラシには動物の毛を使った「天然毛」と人工の繊維を使った「人工毛」があります。敏感肌の人は人工毛を使うのがおすすめです。ふんわりと柔らかな肌触りでやさしくメイクができます。

ファンデーションを使用していて「ヒリヒリする」「赤みが出てきた」などの異常を感じたら、すぐに使用を中止してください。洗い流したあとも症状が続く場合は自己判断せず皮膚科に相談しましょう。

敏感肌におすすめのファンデーションについてご紹介しました。自分に合ったファンデーションを選ぶには、自分の肌状態をいつも観察しておくことが大事です。正しくお手入れすると、敏感肌でも美しい肌がつくれます。自分に合うものを見つけてメイクを楽しんでくださいね。