かかとクリームのおすすめ11選｜ガサガサのかかとに！ドラックストアの商品も

皮膚がガサガサ、カチカチになってしまうかかとトラブルに悩まされる季節、ひどくなるとかかとが硬くなってひび割れてしまうケースも珍しくありません。そんな時期にはかかとに塗る保湿クリームでのケアが必要です。

中にはハンドクリームやボディクリームで代用している人もいるでしょう。しかし、かかとケアにはかかとクリームが適しています。なぜなら、かかとをしっかり保湿するための油分が十分に含まれているからです。

この記事ではかかとクリームの成分・選び方・おすすめのかかとクリーム11選、使い方などを盛り込んで、なめらかなかかとを目指す人に役立つトピックを取り上げています。ドラッグストアで気軽に購入できる人気商品も紹介するので、ぜひ参考にしてください。

立っているときかかとには体重の7割の重みが乗るうえに、歩くときも靴とのこすれなどで常に負担がかかっています。そのため、ターンオーバーが乱れて角質がたまってしまい、乾燥するとひび割れなどの原因になってしまいます。

かかとにはうるおいのある皮膚に不可欠な皮脂腺がなく、経皮吸収率が低いため肌ケアアイテムの成分を吸収しにくく、乾燥しやすいボディパーツです。かかと用のクリームなどで油分を十分に補わなければなりません。

カサついたりひび割れたりしたかかとを十分に保湿し、油分をたっぷりと与えるのがかかと向けの「かかとクリーム」です。先ほどふれたように、ハンドクリームやボディクリームよりも保湿成分や油分が多く含まれています。

かかとクリームには、角質を柔らかくする尿素・皮膚に油分を与えるワセリンや植物由来のオイル・保湿にすぐれたグリセリンなどが配合されています。また、医薬品、薬用（医薬部外品）、化粧品などに分類されます。

先述した通り、かかとクリームには主に乳酸やホホバオイルなどの保湿成分、ヤシ油やミネラルオイルなどの油分、尿素などが含まれています。成分表に記載されているのでチェックしてみましょう。

保湿成分にはグリセリンや乳酸などがあります。グリセリンは無色透明の物質で、水分を吸着して皮膚を保湿します。皮膚のバリア機能を守る働きがあります。

乳酸は人間の角質層にも含まれている保湿成分です。角質をゆるやかに除去し、肌を引き締める効果が期待できます。乳酸の希釈液はクリームをなめらかにする成分としても使われます。

皮膚は皮脂が少ないと水分が蒸発しやすくなり、乾燥の原因になります。かかとには皮脂腺がないので、かかとクリームで油分を補いましょう。

油分にはホホバオイル・スクワラン・ミネラルオイル・シアバター・ヤシ油・ワセリン・ミツロウ・キャンデリラワックスなどがあります。成分表を見るときの参考にしてください。

尿素は皮膚の中でもっとも外側にある角質層に存在しています。健康な皮膚には欠かせない水分を保持し、角質を柔らかくする2つの働きがあります。角質が柔らかくなるのは、尿素がたんぱく質を分解するためです。

クリームなどに配合されている尿素の濃度が高ければ角質を柔らかくしますし、濃度が低ければ皮膚を保湿してくれます。とくにおすすめなのが、ケラチナミンコーワです。こちらは尿素20％の尿素クリームで、ガサガサとしたかかとにぴったりです。

かかとクリームは大きく分けて「医薬品」「医薬部外品」「化粧品」の3種類があります。「医薬品」は治療を目的としたもので、「化粧品」は作用がごく穏やかなものです。

医薬品と化粧品の中間が「医薬部外品」です。「薬用」と表記されているのは医薬部外品です。医薬品より効き目が強くありませんが、化粧品よりも効果が期待できます。

かかとクリームにはさまざまな種類があり、どれを選んでいいかわからない人も少なくないでしょう。皮膚の状態、使い勝手、香り、メーカーの4つの観点から自分に合ったかかとクリームの選び方をご紹介します。

かかとの肌の状態は人によってさまざまです。角質がたまってカチカチな状態、皮膚が乾燥してガサガサした状態、皮膚がひび割れて傷ができている状態、それぞれの状態に合った成分入りのかかとクリームを選びましょう。

かかとの角質が硬くなってカチカチになっている場合は尿素が配合されているかかとクリームをおすすめします。尿素はたんぱく質を分解する性質があるため、角質を柔らかくしてくれます。

特におすすめなのは尿素を20％含んでいるかかとクリームです。尿素の濃度が低いと保湿が主な働きになるので、濃度の高いクリームを使いましょう。

皮膚がガサガサと乾燥している人におすすめです。ヘパリン類似物質とは、肝臓が作る糖類の一種のヘパリンに似ている物質です。角質に水分を与えるので皮膚にうるおいが生まれます。

また、ヘパリンは抗炎症作用があるため、ガサガサ肌に適しています。保湿を目的に医療現場でも使用されることがある成分です。

ワセリンは石油を精製して作られた保湿剤です。石油が原料と聞くと抵抗がありますが、そもそも石油は自然由来の物質です。ワセリンは長い間使われているのに問題にならないのは、問題がない証拠です。

ワセリンには保湿作用はありませんが、皮膚を保護し、水分の蒸発を防ぎます。皮膚に刺激を与えにくいので、傷のある皮膚にも使えます。

かかとクリームはジャータイプ、チューブタイプ、スティックタイプと、さまざまなタイプが販売されています。ジャータイプとチューブタイプの2タイプが展開されているものもあります。使い勝手のいい容器を選びましょう。

ジャーは寸胴型の入れ物にねじ式のふたがついているタイプの容器です。ふたはワンタッチタイプのものもあります。他のタイプの容器よりも量がたくさん入っているので、自宅でこまめに使うのに適しています。

使いたい量だけ取り出せて、残さず使えるのが特徴です。旅行など持ち歩きたい場合は小さな容器に入れ替えましょう。

旅行や出張の時にはチューブタイプがおすすめです。小さめのものなら化粧ポーチにも入ります。夏場に履物を脱いだり履いたりするたびにさっと塗っておけば、きれいなかかとをキープできます。

ふたをパチンと閉められるタイプのものは片手で使えて便利です。また、口が小さめで空気に触れる面が少ないので衛生的に使えます。

スティックタイプはリップクリームを大きくしたような形をしています。塗りにくいかかとにも簡単に塗れて、手にはクリームがつきません。たとえばマニキュアを乾かしている間のボディケアとして、かかとの手入れを取り入れられます。

さっと塗るだけの手軽さで塗り込む必要がありません。億劫になりがちなかかとケアも習慣にできます。

香りもかかとクリームの大切な要素です。最近ではジャスミン・ラベンダー・ミントなど、さまざまな香りのクリームが登場しています。

自然な香りが好みならオーガニック製品がおすすめです。ハーブや精油が使われており、かかとケアをしながら香りでリフレッシュできます。香り付きが苦手なら無香料のものを選ぶといいでしょう。

かかとクリームを塗ったあとの足裏のベタつきが気になる方は、口コミを参考にするのをおすすめします。ECサイトは商品の使用感などの口コミ情報を参考にしながら商品を選べます。Amazon・楽天市場などのECサイトで気になる商品の口コミをチェックしましょう。

かかとクリームのおすすめのメーカーをご紹介します。日本の老舗やロングセラーを発売したメーカー、海外の定番商品を産み出しているメーカー、大人気になったフットケア商品を製造販売している海外メーカーなどがあります。

CMでおなじみの小林製薬は1886年に名古屋で創業しました。シミをケアする「ケシミン」、発熱時に使う「熱さまシート」、喉用のスプレー薬「のどぬーる」などを販売しています。

どの商品もユニークなネーミングで親しみやすさがあります。人々が「あったらいいな」と思うものを形にした商品を開発・製造・販売する企業です。

ロクシタンは南フランスのプロヴァンス地方の暮らしを日常生活に取り入れようと提言し、スキンケア、ボディケア、ヘアケア、フレグランスなどを販売しています。

プロヴァンスで栽培された植物やエッセンシャルオイルが原料です。さらに植物療法やアロマテラピーも取り入れており、自然派のコスメを使いたい人におすすめします。

ミッフィーとユースキン製薬は同じ年に誕生しました。ミッフィーがもつあたたかさや優しさがユースキンが目指すイメージと重なります。

ユースキンは1955年に創業し、翌々年にベタつかない「ユースキン」クリームを発売しました。以来、かかとをはじめ手や唇の荒れといった悩みにこたえる商品を販売し続けています。

1904年にドクター・M・ショールが設立した、足のケアに特化したブランドです。ドクターショールは、足の状態を整えて健康的な美脚を作るさまざまな商品を開発してきました。

かかとや足の裏をケアするアイテムとして、かかとクリームのほかにも角質リムーバーやかかとを保湿するソックスなどもラインナップに加わっています。

オリヂナルは、1953年に日本初のハンドクリームとして発売されてから現代まで愛され続けているクリーム「ももの花」を産み出したメーカーです。

オリヂナルではももの花をはじめ、かかとクリームや乾燥肌向けのクリーム、馬油を配合したクリームなど肌をいたわるさまざまな商品を防腐剤不使用で販売しています。

入浴後など皮膚が清潔なときに使いましょう。汚れたままのかかとにクリームを塗ってしまうと、かかとについている菌のエサになり、皮膚トラブルの原因になりかねません。

入浴できないなら足だけでも洗ってからクリームを塗ってください。また、かかとケアに適した靴下などをはくと、クリームが角質層まで届きやすくなります。

マツモトキヨシでは「コウンバル」、ツルハグループでは「なめらかかと」、ウエルシアでは「資生堂尿素10％クリーム」「メンソレータムやわらか素肌クリームU」などが購入できます。

デパートや通販サイトからもかかとクリームは買えますが、ドラックストアで買える製品を選ぶと手軽に買えてすぐに買い足せるのが利点です。また、口コミで評判の「かかとつるつるクリーム」はドラックストアで品切れの場合が多いため、Amazon・楽天などECサイトでの購入がおすすめです。

かかとクリームを切らしてしまった場合は、ハンドクリーム代用も可能です。しかし、ハンドクリームはあくまでも手のケア用に開発されたアイテムなので、代用品として考え、ずっと使い続けるのは適しません。かかとケアのためには、かかとクリームを購入してください。

角質パックは靴下のようなパックに薬液がしみ込ませてあり、一定時間パックに足を入れて薬液に浸し、洗い流します。1週間程度で角質がぽろぽろと剥がれ落ち、ふかふかの足になります。

手軽にしっかりと角質が取れるので注目されています。「ベビーフットイージーパック」や「NEWマイピュアフットM 木搾液入り」などが人気商品です。

かかとクリームについてご紹介しました。主な成分や分類、選び方、おすすめのかかとクリーム11種類や使い方、角質パックについても取り上げました。この記事を参考にして、自分に合ったかかとクリームを選んでしっかりケアしてください。すべすべのかかとで、乾燥する季節を乗り切りましょう。