テンピュール枕おすすめ11選｜寿命は？コストコで売っている枕との違いも紹介！

睡眠時間は人生のおよそ3割を占めます。その時間をいかに質よく快適に過ごすかは、体調を整える観点からもとても重要です。特に枕は睡眠の質に深く関わるアイテムですよね。

テンピュールの枕は高価ですが、高い品質が評判で根強い人気を誇ります。しかし、高価ゆえに「もし買ってみても合わなかったら…」という不安から、購入をためらっている人も多いのではないでしょうか。

この記事では、テンピュールの枕は何が優れているのか解説し、選び方とおすすめ枕11選をご紹介します。目安の寿命や手入れ方法など使う上での注意点もまとめました。コストコで販売しているテンピュール枕の違いも紹介するので、導入を検討している方はぜひ参考にしてください。

テンピュール社は低反発寝具を最初に販売した会社で30年以上の歴史があります。低反発素材「テンピュール」は、もともとNASAの研究者たちが宇宙飛行中の重力を緩和するために開発した素材です。

それを寝具に転用しようとしたことがテンピュール社の始まりで、NASAの認定を受けた唯一の寝具メーカーなのです。テンピュール素材の技術は門外不出で、詳細を知っているのは10人以下と言われています。

テンピュールはその品質から医療現場で採用されたのち徐々に広まりを見せ、今では世界中で愛される寝具メーカーに成長しました。

テンピュール素材の性質である低反発性（粘弾性）とは、固体と液体の中間の特性を示します。つまり、固体なのに触れたものの重さによって液体のように形を変えるのです。この性質が体形・体重・体温に反応してぴったりと沿い、心地よく身体をサポートする寝具を生みます。

低反発枕のデメリットは、次第につぶれていくため寿命が3年程度と他の素材よりも短めなことです。しかし、テンピュールは保証期間が3年ありその間は無償で新品と交換できます。

ユーザーの中には5年・8年と長く使っている方もいるほど、使い方次第で長く使えるところもテンピュールの魅力です。

テンピュールの枕は、寝ているときの姿勢に合わせて種類が分かれています。就寝中うつ伏せ寝になっている方は「オンブラシオピロー」・横向き寝なら「オリジナルネックピロー」や「ソナタピロー」がおすすめです。

どう寝ているかわからない方には、オールマイティタイプの枕がおすすめです。仰向き寝などすべての姿勢に対応する「コンフォートピローオリジナル」や「ワンバイテンピュールサポートピロー」などがあります。

テンピュールの枕はやわらかめ・ふつう・かための3段階の硬さがあります。例外なくテンピュール素材を使用しており、硬さによって体圧分散効果に差はないので好みで選んでOKです。やわらかめが好きな人はテンピュールスーパーソフト素材を使用したものがおすすめです。

テンピュールに限らずウレタン低反発素材は、温度に敏感な素材の特性上「夏は暑く冬は硬い」と感じることがあります。枕に頭を乗せた後は体温に馴染んでいくので、体圧分散効果には影響はありません。

対策として、夏場は冷感作用のあるカバーの使用をおすすめします。また、「スマートクールテクノロジー」という余分な熱を逃がす技術を使った上位モデルを選ぶのも1つの方法です。

一方、冬場は18℃以下だと硬く感じるので、室温を上げる・寝る前まで暖かい場所に枕を置いておくといった対策が有効です。

テンピュール枕のサイズの違いは高さの違いです。テンピュールではXSからLまで最大4つのサイズがあります。また、「オリジナルネックピロー」のみジュニア用サイズが販売されています。身長や体重だけで決めることは難しいので、以下にそれぞれのサイズにおすすめの人をまとめました。

テンピュールの枕には、一般的な枕の形状に近いトラディショナルコンフォートコレクションと、人間工学に基づきデザインされたエルゴノミックコレクションという2つのシリーズがあります。

ウレタン枕を使ったことがない方が違和感少なく乗り換えたいならトラディショナル、骨格と寝姿勢別に最適化された機能的な枕を体感したいならエルゴノミックをおすすめします。また、トラベル用枕なども販売されているのでチェックしてみてください。

自分の寝る姿勢に合った枕を選んだら、テンピュールの使い方もしっかりチェックしましょう。枕の向きを確認し、首や肩の下に隙間ができないようにするのが大切です。手前と奥で高さが違う枕を逆の向きで使ってしまうとせっかくの機能が十分に発揮されません。

首や肩の下に隙間があると首をきちんとサポートできず、血行の悪化を引き起こして頭痛などの原因にもなります。正しい使い方をして快適な睡眠をとりましょう。

コストコでは「オリジナルネックピロー」S・Mサイズが購入できます。通常品とは枕カバーが違います。「セール時に6000円以下で買えた」という報告もあり、公式や大手通販サイトで買うよりも低い価格で購入可能です。

コストコ年会費は2022年現在4,840円(税込)です。すでに会員の方はもちろん、非会員の方も一考の価値がある値段設定となっています。

全国のアウトレットモールにあるテンピュールの実店舗では、旧モデルの製品を激安で購入することができます。店舗では試し寝もできるので、高価なテンピュール製品を購入する選択肢としておすすめです。

注意点は、アウトレットで購入した製品は保証がつかないことです。正規品の保証は3年間と長いので、よく検討してください。

テンピュール公式で販売されている枕カバーは最低でも2000円台とやや高額です。枕カバーは必要なのか、また代用できるのか解説します。

テンピュールの枕はほぼすべて洗濯することができません。低反発ウレタンであるテンピュール素材は、水に濡れると自重に耐えられず構造が壊れてしまいます。また乾きも悪いので、中で菌が繁殖しやすくかえって不衛生です。

したがって、枕カバーを装着した上でこまめに洗濯をして、日々清潔に保つことが枕を長持ちさせるためにはとても重要です。

エルゴノミックピローのソナタやオンブラシオは特殊な形をしているため、公式品を使用するのがおすすめです。裁縫の技術があれば、ストレッチ素材を使って手作りも可能ですので安く済ませたい方はチャレンジしてみてください。コンフォートピローや波型の枕などは、一般的に売られている枕カバーで代用可能です。

テンピュールの枕を買い替えるタイミングは、明らかに高さが低くなる・弾力がなくなるなどの異常を感じた時です。テンピュールの正規品は3年間の保証がついていて、通常の使い方をしていてへたりが発生した場合は無償交換してもらえます。

テンピュールは低反発ウレタン枕の中では耐久性に優れており、まめに手入れすれば長く使えるのも魅力です。ユーザーの中には5年・8年と長く使っている方もいます。

高価なテンピュール枕を長く使用するためには、こまめに手入れをすることが重要です。1つは先に述べた通り枕カバーを使用し洗濯をすることです。洗い替え用カバーもあると便利です。

もう1つは本体を陰干ししたり、寝室の換気をして湿気がたまらないようにすることです。また、枕本体は洗濯できないので汚れたらすぐ拭きとるなどして大事に使ってください。

テンピュールではそれぞれの体格や姿勢にあった枕を豊富なラインナップで用意しています。決して安くはない製品ですが、手入れをすれば長く使える上に健康という何物にも代えがたいリターンが得られるはずです。テンピュールの枕で質のいい睡眠を手に入れて、日々の健康に役立ててください。