おすすめのバイク用電熱グローブ10選｜人気メーカーや選び方・ワークマンにはある？

バイク用電熱グローブは、ヒーターを内蔵したグローブです。冬のツーリングはハンドルを持つ手が冷たくなりますが、手袋の重ね着は運転の妨げになります。ヒーター手袋で手を温めれば、ハンドル操作もスムーズで快適になるので1つは持っておきたいアイテムです。

以前の電熱グローブはバイクから電源を取るものしかなく価格も高価でしたが、現在はバッテリー式が増えて価格も安いです。バイク用電熱グローブはUSB式や防水性のものなどがあり、タイチやコミネなどのメーカーから販売されていまが、今人気のワークマンからの販売も気になるところです。

今回は、バイク用電熱グローブの選び方やおすすめモデル12選をご紹介します。電熱グローブのメリットや利用法、自作できるのかなどについても解説するので、ぜひ最後までご覧ください。

冬にバイクのハンドルを握ると手が冷えて、スムーズな操作ができなくなります。グローブを二重にすると指が動かしにくくなって、クラッチやブレーキが掴みづらいです。バイク用の電熱グローブを装着すれば指先まで暖かくなり、スムーズなハンドル操作が可能になります。

現在はバイクの車体から給電しなくても、利用できるバッテリー式の電熱グローブも増えました。バイクに乗る以外にも釣り・登山・ウインタースポーツなど、さまざまなシーンで電熱グローブを利用できます。

車体給電型はバッテリーの心配がなく安定した暖かさが保てるのがメリットですが、コードの収納に注意が必要です。コードが運転の邪魔にならないように、上着の中に収めるのがポイントであり、着用の方法は以下のとおりです。

1. 上着を着た後に、グローブ側のコードを上着の中に通す
2. 二股に分かれたコードの両方を、上着の袖から外に出す
3. グローブとコードを接続
4. バイク革とグローブ側のコードを接続
5. バイクのエンジンを始動して給電
6. 電源ランプの点灯を確認
7. 調整機能がある場合は、温度を調整

コンパクトな大きさでがさばらずに使えるのがポイントです。乾電池式もバッテリーが電池に代わるだけで、手順は同じなのでスマートさに違いはありません。バッテリー式の使い方は以下の通りです。

1. グローブ内のポケットに、充電済みバッテリーを入れて端子に接続
2. グローブ装着後に、ボタンを押して電源を入れる
3. 電源ランプが点灯しているか確認
4. 調節機能がある場合は、温度を調節

電熱グローブは、電源ジャックが濡れないようにすれば洗濯も可能です。ジャック部分を取り外すか、袋を被せるなどして手洗いをしてください。中性洗剤を入れたぬるま湯で洗います。断線の危険があるので、強く絞らないように注意が必要です。

感電しないように、しっかりと乾かしてから使います。素材が革だと乾拭きしかできないので、汚さないよう注意して使用してください。

バイク用電熱グローブを長時間使用したいなら、車体給電式がおすすめです。車体給電式は、バイクのバッテリーに接続するか、シガーソケットに接続して給電するタイプです。バイクから給電するので、バッテリー切れを心配せずに長時間利用できます。

出力が高いので、バッテリー式と比較して暖かい電熱グローブが多いです。バイクのバッテリーに接続、シガーソケットを取り付ける作業が必要なのがデメリットです。

配線作業をしたくないなら、電池式やバッテリー式のバイク用電熱グローブがおすすめです。乾電池やバッテリーに接続するだけで、取り付け作業をせずに気軽に使用できます。ほとんどのバッテリー式は、専用バッテリーを使います。

利用時間は2時間～6時間ほどで、短時間の利用で問題ないならおすすめです。予備の電池やバッテリーを用意すれば、長時間利用も可能です。

バイクの車体に直接取り付けたいなら、ケーブル接続式のバイク用電熱グローブを選びましょう。バイクから電源を取り出す必要がありますが、直接取り付けるので専用バッテリーやソケットは不要です。高出力なので温度が高く、運転中ずっと使用可能です。

バッテリー直結で、接続するとバッテリー上がりの危険があります。バッ直で取り付けるなら、電源スイッチ付きがおすすめです。

取り付け簡単な車体給電式が欲しいなら、シガーソケット式を選びましょう。シガーソケットに接続するだけで使えるので、簡単に使用可能です。ケーブル接続するタイプを加工しても、シガーソケットに接続できます。

ただし、シガーソケットのないバイクでは取り付けられません。また、ケーブル接続タイプと比較して、電熱グローブの出力が劣る場合があるので注意しましょう。

さまざまなシーンで利用できる電熱グローブが欲しいなら、USB式がおすすめです。USBポートに接続して利用できます。市販のモバイルバッテリーが使えるので、スキーや釣りなどをする場合にも電熱グローブが使えます。

USB電源を搭載したバイクなら、車体からも給電可能です。ただし、出力が低いので車体給電型に比べると、温度の低いものが多いです。

寒い季節に使うなら、断熱効果の高いバイク用電熱グローブがおすすめです。断熱効果の高いモデルは、寒さに強く電源を切っても暖かさが長続きます。グローブが分厚いものが多く、運転やスマホの操作がしづらくなるのがデメリットです。使いやすさや断熱効果のバランスを考えて、自分に合ったものを選びましょう。

電熱グローブは、温度調節ができる方が安全に使えて便利です。電熱グローブの温度調節ができないと、熱いと感じてもそのまま使い続けなればなりません。電熱グローブを使用する時間が長くなると、低温やけどの危険もあります。温度調節ができれば、好きな温度にできて低温やけどのリスクも軽減できます。

手をしっかりと温めたいなら、電熱グローブのヒーターの位置を確認しましょう。電熱グローブに取り付けられたヒーターの位置は、製品によって異なります。手の甲しか暖かくならない電熱グローブもあります。

高品質のモデルは、特殊な繊維を使用して熱が全体に伝わるものもあります。配線やヒーターの位置は、商品説明だけでなく口コミも参考になります。

電熱グローブを付けたままスマホなどを操作したいなら、タッチパネル対応のものを選びましょう。指の先端に特殊素材を使用しており、グローブを付けた状態でスマホやタブレットを操作可能です。

バイクのナビにスマホを利用する場合は便利です。ただし、グローブが厚手だとタッチパネル対応でも操作が難しい場合もあるので注意しましょう。

バイク用電熱グローブには、薄手のインナータイプもあります。薄手なので指を動かしやすく、肌に密着するのでより暖かさを感じます。電熱グローブの上から、別の手袋を装着できるのもメリットです。 お気に入りの手袋と併用したい場合、薄手のバイク用電熱グローブが欲しいならおすすめです。

悪天候でもバイク用電熱グローブを使うなら、防水性をチェックしましょう。バイク用電熱グローブは、水に濡れるとショートするリスクがあります。防水加工がされたものなら、急な雨や塗れる環境で使用しても安全性が高いです。

ただし、電熱グローブは水の中に入れても、問題ないほどの防水性はありません。どの程度の防水性か確認してから購入しましょう。

安全に使えるバイク用電熱グローブが欲しいなら、耐破断性の高いものを選びましょう。耐破断性が低いと、破れやすいので断線するリスクが高いです。グローブの繊維が薄いと、低温やけどの危険もあります。耐破断性の高い方が安全で長く利用できます。耐破断性の高さは口コミも参考になります。

装着感のいいバイク用電熱グローブが欲しいなら、サイズや縫製に注意しましょう。サイズが大きすぎたり、縫製に問題があったりすると運転がしづらいです。スマホなどの操作にも悪影響がでます。 ネットで購入する場合はサイズ・縫製の確認が難しいですが、口コミやレビューが参考になります。

電池・バッテリー式のバイク用電熱グローブは、発熱継続時間をチェックしましょう。電池・バッテリー式は、発熱する時間が限られています。発熱継続時間が短いと、長時間バイクに乗った際に途中で使えなくなります。長時間・頻繁にバイクに乗るなら、発熱継続時間が長いモデルがおすすめです。

電熱グローブと電熱ジャケットを併用するなら、同じメーカーのものがおすすめです。同じメーカーの電熱ジャケットの中には、電熱グローブの電源供給コードと接続できるものがあります。ジャケットとグローブを接続すれば、1つの配線で電源供給できるのがメリットです。

電熱グローブを長く使いたいなら、保証期間の長いものがおすすめです。電熱グローブの保証期間は、数か月から2年くらいまでのものがあります。保証期間の長いものは価格が高いですが、高機能で壊れにくい点がポイントです。

保証期間内なら壊れても、無料修理・交換可能なので安心して使えます。価格の安いのものは保証期間も短いので、結果的に高価なモデルの方がコスパがいいとも考えられます。

レディースのバイク用電熱グローブを選ぶ場合は、デザインをチェックしましょう。レディースサイズのバイク用電熱グローブは増えていますが、デザインはメンズと同じものも多いです。

せっかくレディースサイズを購入しても、デザインが好みでなければ魅力は半減と言えます。レディース用を選ぶ場合は、サイズだけでなくデザインも満足できるものを探してください。

10,000円以下の電熱グローブは、バイク用以外に使いたい場合にも便利です。安い電熱グローブは、手を保護するプロテクターが付いたライダー仕様のものはあまりありません。バッテリー式が多いので、日常生活でも利用できます。

初めて電熱グローブ購入する場合や、ウィンタースポーツ・日常使用におすすめです。ただし、短期間で壊れる場合もあるので、あまり安いものには注意しましょう。

10,000円～15,000円は、ライダー仕様の電熱グローブが多い価格帯です。ただし、温度調節機能がないなど、機能が充実したモデルを見つけるのは難しい価格帯でもあります。 ハイスペックではなくても、バイクに乗る機能が一通り揃ったバイク用電熱グローブ欲しいならチェックしてみましょう。

高機能の電熱グローブが欲しいなら、15,000円以上の価格帯をチェックしましょう。車体給電とバッテリーの両方に対応したモデルも多いです。ハンドル操作がしやすい構造で、プロテクターが完備されているなど、ライダー向けの機能が充実しています。

価格は高いですが、安い製品よりも長く利用できるものが多いです。使いやすさにこだわった本格的なバイク用電熱グローブが欲しいならおすすめです。

タイチは、バイク用電熱グローブのe-HEATシリーズを展開しています。電源は車体給電とバッテリーの両方に対応しており、幅広いシーンで利用できます。ヒーターは指先と手の甲の2ヶ所にあるので広範囲が温かくなり、温度調節も可能です。

サイズも豊富で、レディースサイズも販売しています。高機能で幅広い用途に利用できるバイク用電熱グローブが欲しいならおすすめです。

コミネは、モデルによって仕様が大きく異なるのが特徴です。電源は車体給電専用・バッテリー専用・両方に対応するモデルがあります。ヒーターの位置も手首・掌・指先などモデルによって変わるので、自分に合った仕様のものを選択できます。

バッテリーのようなアクセサリーが安いのも魅力です。コスパが良く、豊富なバリエーションから自分に最適なものを選べるメーカーです。

バイク用電熱グローブをバイクのバッテリーに取り付ける手順は以下の通りです。

1. シートバックを開けて、ヒューズをケーブルに装着
2. バイクのバッテリーとケーブルを接続
3. グローブのケーブルと接続
4. グローブのスイッチを入れて、通電を確認後にシートを戻す

取り付け手順は製品によっても変わるので、取扱説明書を読んで作業しましょう。難しい場合は、業者に頼むのがおすすめです。

手を温めるバイク用防寒具には、グリップヒーターもあります。グリップヒーターはバイクのハンドルに取り付けるヒーターで、掌を温める防寒具です。電熱グローブとの違いは、ハンドルを温めるので手の甲は暖かくならない点です。

手の甲は風で冷たくなりやすいですが、グリップヒーターでは温められません。電熱グローブとは温める箇所が違うので、併用するとより暖かいです。

バイク用電熱グローブは、電熱線シートやバイク用グローブ等を利用して自作可能です。自作する動画もYouTubeなどで公開されています。しかし、バッテリーをきちんと固定できないと、運転中に落下する危険もあります。コードが絡まって発火する可能性もあるので、安全に作るのは難しいです。

バイク用電熱グローブの自作は自己責任なので、腕に自信がある場合以外は市販品の購入がおすすめです。

ホームセンターのネットショップや人気のワークマンでは電熱グローブの扱いはありません。実店舗のホームセンターのチラシに電熱グローブが掲載されるケースも少ないです。ただし、ナフコでは約6000円の電熱グローブを販売しています。

ホームセンターは電熱グローブの扱いが少ないので、バイク用品専門店やネットショップの購入がおすすめです。

電熱グローブの寿命はバッテリーを基準に考えられており、購入から1年~2年が目安です。バッテリーが交換できるものや車体給電式は、電熱線が切れない限り使えます。バッテリーは300回~500回の充電で使えなくなり、充電の頻度や保管方法で使用期間は変わります。

リチウムイオンバッテリーは、厚さや寒さに弱いです。ケースに入れて適切な温度で保管すれば、バッテリーは長持ちします。

電熱グローブを処分する場合、捨て方は自治体によって異なります。電熱線が入ったグローブの本体は、小型家電の回収ボックスや資源ごみに出す場合があります。バッテリーが付属する場合はリサイクルするので、不燃ごみとして処分はできません。

バッテリーは家電量販店にあるリサイクルボックスに入れるか、不用品回収業者に引き取ってもらいましょう。

バイク用電熱グローブのおすすめモデルや選び方をご紹介しました。バイク用電熱グローブは、手を暖かくしてスムーズで快適なハンドル操作を実現してくれます。今回の記事を参考にして、ぜひお気に入りのバイク用電熱グローブを見つけてください。